9.3DEMOLITION atom 観戦記
■団体:DEMOLITION atom
■日時:2003年9月3日
■会場:club ATOM
■書き手:負井

この日は、夏の間にはとんと縁の無かった“これぞ夕立”
と言う感じの夕立に見舞われて(落雷で山手線が止まってました)
正直な所、開始時の客入りはかなり寂しかったです。かなり見やすかったですけど(笑)
逆に言えば、前回までは本当に良く入っていたな、と思った次第なのですが。

今回の生ゴンギャル・・・じゃなくて、ラウンドガールはボンテージ風のコスチュームで。
下ケツが結構見えてる、セクシー路線の方でした。いや、嬉しいんですが。


第1試合 -68s契約 5分2R
×浅井聖勝(ストライプル)
○鈴木徹(和術慧舟會岩手支部)
1R 1:46 アキレス腱固め

トイカツ・磯野選手をセコンドにつけた鈴木選手、
立ち上がり浅井選手の打撃にあわせてテイクダウンすると
ハーフから足越えてジックリ攻める
・・・と思いきや、ガードが開いたところで、浅井選手の足首を取ると、
そのまま前方に倒れこむよううな形でアキレスを固め、うつ伏せの形で一本。

思い切りのいい仕掛けが、ドンピシャでしたね。お見事です。


第2試合 -79s契約 5分2R
○高橋渉(高田道場)
×久保輝彦(禅道会)
2R 1:31 腕ひしぎ十字固め (レフリーストップ)

スタンドの打撃で攻める久保選手に対し、タックルからテイクダウンして
パス・パウンドを狙っていく高橋選手と言う構図。
久保選手もなかなかに下から足が利くものの、
腕十字であわや、という場面もつくり、攻め続けた高橋選手が押し気味に1R終了。

高橋選手、2R開始早々にテイクダウンすると、サイド・ベリーから殴る殴る。
サイドからV1にとって、腕十字へ。久保選手うつ伏せの状態でしばらく耐えるも
抜けれないと見た梅木レフリーがストップ。

大会数日前にスクランブル発進の高橋選手、
前回が不完全燃焼的な判定負けだっただけに、
キッチリ一本で勝てたのは大きいのではないでしょうか。


第3試合 -59s 5分2R
○ヒートたけし(和術慧舟會千葉支部)
×佐藤直登(ストライプル)
1R 1分少し ドクターストップ(左目上より出血)

大振りのパンチの交換から、コーナーで差し合いの展開に
パンチでか、組際にどこかがあたったのか、佐藤選手の左目上から血が一筋
体勢が入れ替わった所で、梅木レフリーが出血に気づき、
ドクターチェックを要請した所、直ぐにストップの裁定。
見た目、それほどの出血ではありませんでしたが、傷が深かったのでしょうか

マイクを持ったヒート選手
「負けといて言うのもなんですが、バトラーツの井口選手、
自分から一本取れなくて、廣野さんに挑戦するのは百年早いと思います」
と、再戦をアピール。井口選手は次いったらいっちゃうかもしれないですけどね


第4試合 -64s契約 5分2R
△龍ヶ崎五郎(Team-Roken)
△出見世雅之(和術慧舟會GODS)
判定0-0 (松本・磯野・芹澤)

個人的に、注目の一戦。
代官山から改名の龍ヶ崎選手は、リングネーム回りの印象から比べると
本当に朴訥とした地味ーな雰囲気の選手
対する出見世選手は、以前のデモリッションと同様、ワンピースのルフィのコスプレで。
激励賞にも小技が効いてましたが、多分、殆ど誰も気づかなかったんだろうな・・・

試合は、スタンドの打撃で勝負したい出見世選手と
グラウンドに持ち込んで寝技で勝負したい龍ヶ崎選手でしたが、
レスリング力のある出見世選手が、龍ヶ崎選手のテイクダウンを容易には許さず、
コーナー・ロープ際での差しあいの展開が多くなる、やや動きの少ない展開に。
両者とも、自分の得意な部分で勝負し切れなかった感じでしょうか。

やや、出見世選手が積極的に仕掛けてるような印象もありましたが、
両者とも決定的な場面もなく、ドローの裁定。


第5試合 -68s 5分2R
○NUKINPO!(P'sLAB東京)
×宮下トモヤ(バトラーツB-CLUB)
判定3-0 (松本・磯野・芹澤)

ウェルタークラスの中では、タッパは無いものの、極めの強さで、
正面から相手をねじ伏せるような気持ちのいいファイトをするNUKINPO!選手
対する宮下選手も、アグレシッブにドンドン仕掛けていくタイプ
試合も、その通り立ち上がりから終わりまで、激しい攻防が繰りひげられ、
メインとしてなかなかに満足度の高い試合でした。

開始早々、宮下選手が回転の速いパンチ・キック・膝蹴りで、
宮下選手がペースを掴みかけるも、NUKINPO!が大振りのパンチを返して
宮下選手に尻餅をつかせると、攻守を逆転させる。
NUKINPO!選手が倒して上を取っていき、腕十字等を狙って行くも、
宮下選手も下からのパンチ、立っては縦回転の胴回し等で一歩も引かず。
判定を決定付けたのは、2R中盤からサイドからがっちりと取りに行った
NUKINPO!選手の十字狙い。宮下選手もよく凌ぎ、意地でクラッチは切らず、でした。

ラスト、セコンドの北岡選手に耳打ちされたNUKINPO!選手、マイクを持つと、
「次回は喰います・・・喰ってやる!」
と、一部にはお馴染みの極め台詞で。ちょっと控えめでしたが(笑)


回を重ねるごとに、コンセプト通りの大会に育ちつつあると思います。
大会コンセプトの中の、ベテラン・中堅選手の再出発の場、
と言う面では、今回の龍ヶ崎VS出見世戦は、もう一歩の内容でしたが、
試合、または勝ち星から遠ざかっている選手がドンドン出てくれば、
また、一つ大会に厚みが出るのではないかと。

アトムでやることによって、普段は沸き辛い攻防でも、
十分、お客さんに手に汗を握らせることが出来る面もありますし、
見る側の入門編としても、上手くいけば機能するのでは、などとも思ったりします。

後は、前回のJ太郎劇場のようなプラスαが、
一般のお客さんも取り込むための一手でしょうか。
・・・いやあれは例外かな。




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