速報版観戦記
■団体:修斗
■日時:2003年8月10日
■会場:横浜文化体育館
■書き手:メモ8(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

8/10 プロフェッショナル修斗公式戦 横浜文化体育館大会速報

今日は、PRIDEは品川主宰で、メモ8が修斗であるわけだが、
んまあ、この分担は、特に打ち合せなくても決ってしまう。
PRIDEミドルGPのカードが出て、
おっこりゃいいカードだなあと思ったものの、
実際に、ライブで見たいと思うのは、断然、修斗の方だ。
理由は簡単。コストパフォーマンスが、全然違うんだな。
ちなみに、今日はSRS(1万5千円)で、1番前で観戦だが、
スーパーアリーナで、この値段で、どういう席で見られるかを考えたら、
PRIDEは、ゆっくりビデオで見た方がマシという判断しか出ない。
勿論、猪木劇場(じゃなくて、高田劇場?)やらを、
ライブで馬鹿騒ぎしたいなら別だが、
おれは、既に、そういうことをやりたがる歳ではない。
また、どっちを見るにせよ、後ろの方でしか見ないという若者にとって、
どちらがコストパフォーマンスがいいのかは、知らんがね。

が、こう考えるMMAはファンは、かなり少数なようで、
入りは寂しい。5割も行ってないか。
例の、大箱用のピカピカセットを組んで、
モニターは2機、しかも、後半5試合は、
試合前の煽り映像付き。
うーむ、スマックの影響か(なわけない笑)。

10分押しで、最初の2試合を淡々と始める。

第1試合 バンタム級 5分2R
阿部 マサトシ
(AACC)
vs
高橋 大児×
(SHOOTO GYM K'z FACTORY)

(2R 判定3−0)

最近はちょっと足踏み気味なものの、
華もチカラもあり、次世代のバンタムのトップ戦線に、
間違いなく絡んでくるだろうマサトシと、
フェザーから落としてきて、
俄然台風の目となったモンモン高橋の対決。
これが1試合目か。いやあ、お得感あるなあ(マニア)。

スタンドで打ち合いたいマサトシと、TDしたい高橋。
押し込まれても、倒れないマサトシ、
1R後半には、突然飛びつき3角なども見せ、
ならば余裕があったのかと言えば、そうでもなく、
結構いっぱいいっぱいだったような。
が、まあ、判定的には完勝ですね。

第2試合 バンタム級 5分2R
×吉岡 広明
(パレストラ東京)
vs
生駒 純司
(直心会格闘技道場)

(2R3分46秒 立ちバックからのスリーパー)

パレのいぶし銀・吉岡と、
スタンド打撃以外は、下から極め狙いのみという、
特異なスタイルが、マニア心を掴んで離さない生駒の対決。
これが2試合目か。いやあ、お得感あるなあ(リフレイン)。

今日は、最初に上になったのは、生駒。
んで、パウンド狙い。すぐ立たれちゃったが。
組んで押し込む吉岡だが、上になっても、
やはり、余裕はあまりなし。
1回足間狙いを見せて、あっさり逃げられてしまったが、
この辺がポイントだったかも。
下がメチャクチャ強い割には、判定を考えてか、
あまり引き込まない生駒、2R、押し込まれたところから、
ウマく身体を入替えて、立ちバック、飛びついてチョーク。
そのまま、落としてしまう。
うーん、相変らず、味出まくり。いいねえ、この選手は。
このままのスタイルで、どこまで行くのか見てみたいというか。



ここで、全体の煽り映像、
大箱用のカチカチ・ピカピカ照明ショー、
選手の入場式。代表挨拶はなし。

第3試合 ウェルター級 5分3R
川尻 達也
(TEAM TOPS)
vs
イーブス・エドワーズ×
(米国/サード・コラム)

(3R 判定3−0)

因縁のタクミ戦を圧勝し、三島に修斗参戦の気配がない以上、
ウェルターでベルトに絡める可能性を、
現段階で感じさせる日本人は、
既にこの人しかいませんの川尻と
(勿論、将来的には、J太郎に期待なわけだが)、
UFCで、宇野くんといい勝負してたエドワーズの対決。
これが3試合目か。いやあ、お得感あるなあ(コーダ)。

煽りは、クラッシャー対決的てな感じで。

タクミ戦ほど、気合充分という感じではなく、
打撃に不安でもあるのかなという、
気弱な雰囲気すら漂った、今日の川尻(と見えました)、
しかし、ワンパンチ当ててからのタックルで、
ひたすらTD奪いまくり。
エドワーズも、とにかく、立ちにきて、
そして、見事に立つんだが、
いちいち、ねちっこく、上を取っていく川尻。
2R残り30秒ではマウントまで奪って、
ポイント的には、大差です。
しかし、エドワーズも強いと思いますです。

第4試合 ミドル級 5分3R
ジェイク・シールズ
(米国/シーザー・グレイシー・アカデミー)
vs
菊池 昭×
(SHOOTO GYM K'z FACTORY)

(3R 判定3−0)

その寝技力(グラウンド力というより「寝技力」と呼びたい)の
チカラが一部で超注目となっている菊地と、
マッハに勝ったのは、マッハが不調だったからではなく、
相当な実力者なのだという評価に傾きつつあるシールズとの対決。
これが4試合目か。いやあ、お得感あるなあ(シツコイ)。

煽りの映像も、究極の寝技対決という感じ。
1Rは、いきなりTD奪って、上を取りつづけた菊地だが、
とにかく、シールズは、粘り強い。
菊地、見事な投げからのサイドを奪ったり、
インからも、何回も1本抜いて、
アドバンぎりぎりまで、何回も持っていたが、
下からは、何も成功しなかったのに対し、
上になっても、足は1本も抜けなかったが、
下になると、メクるわ立つわのシールズ、
2R、3Rと、上を取りつづけた時間の長さで、
ポイント差は、結構開いて3−0だったが、
チカラの差は、実に僅差という気がしましたです。



ここで休憩前に、9月のホールにKID登場が発表され、
KID入場して挨拶。やたら態度悪くて、KIDらしい。
休憩明けには、先月のMVPで植松がリングに。
まずは環太平洋チャンプを取って、そこから世界へとか何とか。

第5試合 世界フェザー級チャンピオンシップ 5分3R
×大石 真丈
(SHOOTO GYM K'z FACTORY)
vs
松根 良太
(パレストラ松戸)

(3R 判定0−2)

煽り映像は、年齢差を強調するも、イマイチ焦点絞れず。

とにかく、松根が手堅く上になって、コツコツ殴って。
大石も下から仕掛けて続け、完敗という感じはせずも、
ポイント的には、文句なしか。

判定発表後、いかにも「仲間」という感じのメンバー、
リングに入って、号泣する松根を祝福。
インタビューで松根、「今、幸せです」に続いて、
「つまんなかったかもしれませんが、これが真剣勝負、
これが修斗です」
うんうん、まだ若いからね。
今は、それでいいかもしれない。
が、これから、チャンプとして、いっぱい責任感じて、
いっぱい物事考えて、何年か先に、同じ科白を言えるかどうか。
素敵なチャンプになって欲しいと思います。

第6試合 世界ライト級チャンピオンシップ 5分3R
アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ
(ブラジル/ワールド・ファイト・センター)
vs
ステファン・パーリング
(米国/ジーザス・イズ・ロード)

(3R 判定1−1)

煽り映像は、神の拳vsギロチン。

1R、2Rは、ほぼ、左ジャッブと、右ローのみのパーリングと、
その回りを、回り続ける、ペケーニョという展開。
前回対決時の1Rと同じような展開ですな。
3R入って、それまで1回もタックルを見せてなかった、
ペケーニョ、1発目で見事に上になって、
立たれたところを、必殺ギロチン!
これはあれですな、関がアライケンジに極めたタイプというか、
砂辺が渡邊に極めた奴というか
(両方ともパンクラスで、修斗ファンはわからんな)。
が、これを凌ぎに凌いで何とかは外した、パーリングだが、
以降は、立ちきれず、グラウンドで押し切られる。

29−28、28−29、28−28と三者三様でドロー。
うーん、メモ8的には、30−29で、ペケーニョだな。

第7試合 世界ライト級チャンピオンシップ 5分3R
×五味 隆典
(木口道場レスリング教室)
vs
ヨアキム・ハンセン
(ノルウェー/チーム・スカンジナビア)

(3R 0−2)

1Rはスタンドでも打ち勝ち、
予想通り引き込んだハンセンを、
五味、上からコツコツ(あまり当らなかったが)、
こりゃ、このままだろうと思った2R、
ハンセン、五味が上を取る瞬間の隙をついて、
バックに回って、胴フックして、そのまま離さず。
もがく五味に、チョークがしっかり入り、ここまでか!
という感じまで行ったが、ここは何とか五味凌ぐ。
3Rは1Rと同じように、五味が圧倒的に上になっていたのだが、
1Rほど余裕がなくなった五味、
どうも下から支配されている印象が残ってしまい、
ポイントを取りきれず。

判定は微妙だが、まあしょうがないでしょう。
何より、本人さばさばしてたし。


ひえー、ハンセン、チャンプになっちゃった。
なんつーか、北王っつーか(意味不明)、
どうしましょっつーか。

新しい試みの試合前の煽り映像、Jスカイの手によるものかな?
いいことだと思います。大切なことだと思います。
質は高く、修斗らしく、丁寧に、誠実に、作ってありました。
が、ひとつも面白くないです。これじゃ、客は盛り上れません。

この映像が象徴するかのように、試合前のお得感たっぷりだった、
今回の大箱ですが、、終わってみると、全然、お得じゃありませんでした。
はっきり言って、つまんなかったです。
これほど、つまらなかった修斗は、久々というか。
これで、メモ8的トリビアである「PRIDEの裏は常に面白い」が、
崩れちゃいました(笑)。

しかし! 努力はわかる!!!
継続はチカラなりだ!!! がんばってください。
その何となく漂う、イメージの暗さに比較して、
実際にやってることは、明らかに、DEEPや、パンクラスより派手だし。

あと、植松が、新設の環太平洋のベルトのことをクチにしてましたが、
いっそのこと、世界タイトルはブラジルと北欧に預けてしまって、
というか、なかったことにして、
日本国内では、あたかも、環太平洋ランクだけしかないように、
みんなで振舞うってのはどうっすかね?
いやいや、半分本気。

report by メモ8 今大会の画像及び選手コメントは こちら! 



本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ