SMACKGIRL Third Season-VI 観戦記
■団体:SMACKGIRL
■日時:2003年 8月6日
■会場:六本木ベルファーレ
■書き手:S泡盛


 6/4 Third Season-IV
 キックボクシング系のストライカーに焦点をあてた今回、仕事の雑事をチマチマとして気が付いたら開始時間ギリギリに滑り込めるかどうかの時間になってしまって焦る。急げー。
 また今日も雨、3月●、4月●、5月○、6月●、一勝三敗、7月はどうなるかな?
 会場のベルファーレにつくと鍵のついた正常に使えるのが極端に少ない傘立てに傘を突っ込んでB3Fに急ぐ。しかし、アレって自分専用にするために鍵を持って帰っちゃうのかな・・・よい子はマナーを守ろうね。
 リングサイド椅子席、開始早々はちょっと隙間があったが、試合が進むにつれ満員状態に、キック系目当てのお客さんが多いのか、いつもとちょっとだけ違う雰囲気、強面率15%アップみたいな。(ま、その原因は、招待席に来てた安岡力也@黒飴マンのせいかもしれないけど・・・)

 今回は・・・・

 と、ここまで書いて挫折。それなりに刺激のある大会だったのだけど・・・ゴニョゴニョ・・・結果は公式ページやスポナビで見てね(はぁと)。続く7/6の2部構成の昼の大会も見にいって、前半のグラップルなんかが特に良かったよってのを書こうと思ったんだけど、めいっぱいシゴトがハマリモードで、精神的にダメダメでこれもまた挫折。それにしても決勝で負けちゃったけどストライブルの茂木康子さんかっこ良かったよなぁ・・・

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 というわけで、東京からは距離も遠いが時間的にも遠い昔となってきた広島の悲劇があった日、変な夏でも今回は降らないで済んだ8月のお盆休み前の大会。メインの予定が変更になったりで、全体的に小粒にならないかな?と心配だったものの、終わってみたら、ごく一部では年間最高興行の声もあった、昨年末の大会にはさすがに負けるかもしれないけど、それに次ぐかと思えるほどのとっても濃く、充実した(観客数も?)いい大会になった。

第1試合
○ 舞(パレストラ松戸)vs 羽鳥 庸子(bcgizm.com) × ( 1R 2分01秒 KO)
 残酷物語その1 キックボクシングでした。メッタ打ちになって顔面腫れたみたい。

第2試合
○ 石山 絵里(TEAM LIMIT)vs 宇佐美 ノリコ(S−KEEP) × (1R 1分59秒 TKO)
 残酷物語その2 キックボクシングでした。メッタ打ちになって鼻血出たみたい。

 #やっぱり恐いなぁ・・・ 

 今回は打撃のみで決着がついてしまったので、この2試合の勝者の両名ともグラウンドに入った場合の対応がどこまでできるのか不明ではあるけれど、こうやってだんだんと打撃もできる選手が増えて来ると、面白いことになるかもしれない。この体重50kg近辺のクラス、しなし・渡邊の両者の座を脅かす未だ見ぬ選手の登場も案外と遠い未来のことではないように思う。

第3試合
○ 中村 珠美(禅道会世田谷道場)vs 15(所属不明) × (2R 判定3−0)
 「ゴーゴーゴーゴー イチゴちゃぁ〜〜ん スキスキ〜〜〜♪」と脱力する謎だらけのテーマ曲で登場のこのひと・・・今回はゲームやアニメやアレでハヤリ?のスク水コスプレ(何故か紺ではなく緑のスクール水着風なのはヒネリを効かせてるのか?笑)。胸の部分には1年5組ならぬ「1-5」とマジックで書いたような白い布が縫いつけてあって、かなり悪質。対する中村は、今日はハイヒールでのモデルターンはなし、もっとも輝いていた時代のスティービーワンダーの曲で入場。前からコレだったか?
 身長差、リーチ差があるから中村のパンチが結構キレイに入るが、15も今回は頑張れた。しかしスタンドレスリングから足をかけて倒すシーンもかなり見られたものの、そこからの展開がうまく行かず決定的な場面に持っていくことはできず、ちょっとストレスの溜まる状況に。結局打撃で優勢だった中村が勝利のマイクを・・・笑顔にもどったモデルさん、カツゼツもよく、やっぱりイイ雰囲気。写真撮影のときにはファイティングポーズの合間にローキックで真っ赤になった足を強調してた。ありゃ痛そうだ。

第4試合
○ Hari(GF2)vs 真(峯心会) × (2R 3分45秒 腕十字固め)
 対戦相手の急な予定変更により無理なオファーを受け、かたや昨年のミドル級トーナメントで対戦、もう一方は今年6月に対戦と、ともに遥かに格上のWINDY智美相手に見せ場をつくる良い試合をしつつ、壮絶なかたちで撃沈させられた2人のまさに「勇者」同士の対戦。カード発表を見た時には全く想像もつかなかった、まさかまさかの好勝負に・・・
 入場時、「張替」から変わったのはコスチューム、名前だけではなかった。応援にやってきた者達からの声援、紙テープは当社比20倍。練習もキチンと取り組んでいるようで、目つきが以前とは違っている。同じGF2の坂口が不利な体格にもかかわらず頑張っていることに刺激をうけたのか?
 時折鋭いスピードの打撃をくり出す真に対し、打ち負けず、またグラウンドではほぼ互角かそれ以上、以前は打撃フォーム、グラウンドとも、ただただ力任せにやっているだけという感じだったのだが、タックル、ガード等もある程度できてきたようだ。真のほうも投げられたあとの身体の入れ替えなどのスピード、テクニックを見る限りグラウンドの練習をかなりやっているようで、立ち技中心の選手にありがちな、寝たら30秒じっとして次のリスタートで打撃勝負に終始するっていう退屈なシーンはほとんどなかった。終盤の激しい打撃からグラウンドの展開、ビックリの腕十字。Hariがマイクを持つ姿を見られるとは・・・初期の頃から見てるスマックのファンの涙腺はここでかなり緩むことに・・・


 #ここで休憩。篠代表がトライアル「おやじの逆襲」に出るとか、薮下のマスターズ柔道での金メダル報告とか・・・減量なしで試合させて貰えるなら海外の選手とやりたいとのこと。 物販コーナーでは浴衣姿の坂本奈緒子がいたりして華やか、んー夏だねぇ。


第5試合
× 吉住 絹代(XXX)vs 大門 まい子(総合格闘技闇愚羅) ○ (3R 判定1−2)
 自分としてはどっちにも勝って欲しい悩ましい一戦。オッサン、さすがにモンモン柄のシャツが似合いすぎる剃り込みのキッツイ髪型はやめたようだ。セコンドには大門のコーナーには辻、しなしの昨年のトーナメントチャンピオンが並んでいて豪華なことに、対する吉住サイドはネクタイ姿もりりしいお兄チャン、カッコイイね。
 両者ともグラウンドの上手な者同士、しかし吉住が再三裏拳をだしたり(結局クリーンヒットはせず)、スタンドでも見せ場を作る。またグラウンドでは、大門のアキレス腱狙い、吉住の腕関節狙いなどをはじめとして激しく体勢を入れ替えたり、全くと言っていいほど静止している場面がなく、延々と目まぐるしい展開が続き、会場のあちこちから大きな声援とともにため息が漏れる。
 判定でわれたものの全体を通して有効な攻めの場面が多いように感じられた大門に久々に勝利の女神が微笑んだ。
 マイクを持ったオッサンに会場全体から拍手が湧き、「オッサン泣くな〜!」と声援が飛び交う。激闘を制したオッサンの目に大粒の涙。ここで前の試合で緩んだ涙腺がさらに危険なことに・・・こっちもマジ泣いちゃうよホントに。

第6試合
○ 渡邊 久江(TEAM LIMIT)vs カロリン・フブレクツ(オランダ/メジロジム)× (2R 2分28秒 TKO)
 前回のしなし戦ではいいところのなかったカロリン。打撃の渡邊相手にポテンシャルの高さを見せてくれた。カロリンのセコンドにはWINDY。見間違いでなければ薮下もいたようだが、SODの道場で練習してたのかな?
 今回は、渡邊もカロリンの強烈な打撃に下を向いてしまうシーンがあったり、1R目序盤からかなり苦労していた。しかし、あっとおどろくグラウンドでの腕十字を見せたり(30秒制限ギリギリの頃だったため決まらず)、会場をヒートアップさせる。しかしスタミナをかなり使って消耗しはじめていた渡邊が、短期決着を狙ったのか、大振りのパンチがキレイにヒットさせ、カロリンがダウン、ダウンカウント後のチャンスに畳掛け、逆転ともいうべきTKOを奪った。試合終了後の爽やかなカロリンの笑顔、健闘を讃えあう両者に会場全体から惜しみない拍手。


 危険で残酷なグラウンドでの顔面パンチがない分、最終的な決まり手はともかくも、このルールでは今以上にスタンドでの空手やキックボクシング等の技術をベースとする打撃の優位性が増大していくのではと思わせる大会だった。

 フレッシュな顔ぶれの登場、挫折しかけた者の復活、グラウンド巧者同士の可憐ともいえる舞、打撃の恐さ、快心の笑顔、そして喜びと悔しさの涙。

 #大会終了後に、今年になってファンからスタッフに引っ張られた総合格闘技中毒の小男が笑顔で言った。「今いちばん面白い団体はココだ!」



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