7/13修斗後楽園大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2003年7月13日
■会場:後楽園ホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

当然行きました。小雨降る後楽園ホールに。
会場回りにはなぜかワイルドなオーラを放つ、お兄ちゃん、お姉ちゃん達。
「大和魂軍団?あれ、今日はKID出ないのに・・・。」と思ったら、高谷軍団でした。
相変わらずなかなか強烈です。今日は後楽園ホール。大挙して応援に駆けつけたようです。

会場は6割ぐらいの入りかな。うーん、やっぱりちょっと世間的には地味なカードなんだろうな。

全選手入場の後は受太郎が挨拶。「この前2児の父になりました。こんな現役を続けると思って
ませんでした。今日は北欧から選手が来てます。修斗は発展してます」って感じ?
なんかグダグダでした(笑)。あんま喋るの上手くないのかな?

で、観戦記に。

第1試合 フェザー級 5分2R
○小塚誠司(PUREBRED大宮)
×ルシアーノ・アゼベド(ブラジル/RFT)
判定3-0 (20-17,20-18,20-17)

1R
小塚ワンツーでアゼベドダウン!そんな効いてない。アゼベド片足タックル。小塚上からパンチ連打。
アゼベドバックを奪い、飛びついてバックマウントに!見事な鮮やかな動き!そこからスリーパーを
ひたすら狙いつづけるも、小塚は4分間凌いで、バックについたアゼベドへ小さいパンチ。

2R
アゼベド、片足タックル。小塚切る。小塚の左ストレート当たる。アゼベドまたタックルから
バックに。そして飛び乗るも落とされる。小塚サイドとってからアリ・猪木状態に。
アゼベド立ち際に小塚パンチ。そのあともアゼベドが見事にバックを取るも、すぐ小塚が反転し、
そしてパスして殴るっていう小塚優勢の展開が何度も続く。腕十字を狙ったり、マウントパンチ
放つ場面も。両者流血もありましたね。

判定は文句なく小塚。踊って喜んでました。

やっぱり小塚選手は、思い切りが良くて寝技が強い選手でしたね。そして気が強い。

アゼベドは素晴らしいバックの奪い方の連続だったけど、それだけでした。グラップリングマッチだったら
圧勝だったかもしれないけど、キャッチも取れずに、パスされて殴られてましたね。


第2試合 フェザー級 5分2R
○外薗昌敏(総合格闘技道場コブラ会)
×喜多浩樹(パレストラ東京)
1R 3'07" TKO (レフェリーストップ:バックマウントからパンチの連打)

パンチの打ち合い。外薗がパンチを当て、喜多崩れるように尻餅でダウン!喜多立ち上がり、タックル。
差しあいになるも、外薗得意の腰投げで見事テイクダウン。外薗中腰から強烈なパンチ!
喜多も下から返す。喜多なんとかタックルも、外薗余裕も持って切って、パンチ。
そして潰してバックマウントに。そして動けない喜多にパンチラッシュ。ゴンゴンパンチが当たり、
喜多は動けずレフリーストップ。なんとか立ち上がり、足をふらつかせながら退場していきました。

外薗選手強い。やはりいい選手。全ての局面で圧倒していた。バランスがいいですね。

喜多さん完敗。最初から最後まで圧倒されてしまった。やはり急なオファーはきつかったか。


第3試合 03年度新人王トーナメント ライト級2回戦 5分2R
×日沖 発(ALIVE)
○高谷裕之(格闘結社田中塾)
判定0-3 (13-20,15-20,14-20)

高谷選手、入場時には南側リングサイドを占拠(高額チケット購入と考えれば素晴らしい!)した高谷軍団
から大高谷コールが巻き上がる。そして試合も期待通りの激戦に。

1R
いきなりパンチの交錯から見事な左フック!日沖ダウン!しかし日沖はすぐ右ハイ!これも当たり、
高谷ふらつく。しかし高谷踏ん張る。日沖タックルも高谷切る。またも打ち合いから高谷の
右フックで日沖ダウン!日沖タックルでテイクダウン、ハーフへ。日沖パス狙いからアキレスへ。
しかし高谷はあっさり逃れてスタンドへ。高谷またもパンチでラッシュ。日沖崩れるようにダウン。
日沖が組んでからテイクダウンしてゴング。

2R
高谷またも強烈なワンツーで日沖ダウン!日沖タックルも高谷切る。そして上からパンチ連打。
スタンドに戻り、日沖またテイクダウン。またもアキレス狙うも、簡単に高谷は立ち上がり、
上からパンチ連打。

ダウンを取り捲った高谷選手が凄まじいポイント差で圧勝。

高谷選手、体はさほど大きくないけど、パンチが素晴らしい。当てる技術が素晴らしい。
そしてパンチ力が凄い。とにかく重たそう。相手が崩れていく。テイクダウンを随分と取られたのは
いただけないが、ガードでの対応は見事だった。パスさせずに、アキレスも難なく凌いで、
ほとんど攻めさせなかった。いやいやいい選手が出てきました。

そうそう高谷軍団はこの試合が終わると残りの試合も見ずに大挙して会場を後にしていました(笑)。
祝勝会でしょうか。高谷選手以外には興味ないんでしょう。分かりやすい応援団です。
そういえば、試合中に数人が立ち上がって応援して、注意を受けてましたね。
あれはいけません。後ろの人がかわいそう。

次は新人王トーナメント決勝。藤岡選手と対決です。アマ時代のリベンジなるか。
こりゃまた壮絶な試合になりそうだ。応援も凄そう。

日沖選手、今回はあまりにもパンチもらいすぎました。当てる技術に相当差がありましたね。
でも倒され続けても弱気にならなかった闘志、一瞬の右ハイ、テイクダウンの技術は見ごたえありました。
劣勢になっても、一本を狙いつづけたスタイルも良かったです。
また一回り大きくなった日沖選手に期待したいですね。


第4試合 フェザー級 5分2R
○小松 寛(総合格闘技道場コブラ会)
×アリタノ・バルボーザ(ブラジル/RFT)
1R 3'31" スリーパーホールド

バルボーザ選手、ファールカップをつけわすれ、アゼベドが控え室に取りに行くことに(笑)。
リング上でつけると、四方にお詫びの礼を(笑)。律儀な人だ。

バルボーザ、タックル。小松切る。バルボーザ小松を抱え上げテイクダウン!しかし小松も
それに合わせブリッジして上に。バルボーザはギロチン。小松抜いて、小さいパンチ。
小松担いで、バックに回り、なんと門脇スペシャルでスリーパーをがっちり極めて一本!

落ち着きつつ勝ち名乗りを受ける小松選手。うーんテクニカルで、素晴らしい試合でした。
フェザー級に落としてまた寝技の切れが増したかな?前回自分が狙われた門脇スペシャルを
極めるところが素敵です。

バルボーザ選手、がっちりした体格でパワーは感じられましたが、うーん、ちょっとレベル低いかな。


第5試合 ウェルター級 5分2R
△石田光洋(TEAM TOPS)
△松下直揮(ALIVE)
判定1-0 (19-18,19-19,19-19)

1R
松下パンチで攻め込み、パンチ当てる。石田もパンチ返すが、それに対応した松下の右フックが
石田に当たり石田ダウン!松下右腕振り回してプレッシャーかける。
組み合うも、あっさり石田が足掛けテイクダウン。そしてパンチ連打。松下は三角狙い。石田抜く。
松下タックルも石田はがぶって押さえつけ、崩してサイドに。松下しつこくタックルにいくも、
石田は潰して上からパンチ、バックからパンチ、ハーフからヒザと猛攻。

2R
石田タックルであっさりテイクダウン。持ち上げ落とす怪力も見せつける。さすがTOPS。
石田上からパンチ連打。松下タックルも、がぶって潰し、上から勢いを増したパンチ連打。
松下はタックルで起き上がろうとするも、石田は松下の右足を抱えコントロールして起き上がらせずに、
パンチを落としつづける。

試合の8割から9割を石田選手がコントロールしていたが、判定はドローに。会場からは驚きの声多数。
でもしょうがないっていうか・・・。うーん。2Rはずっと石田選手ペースだったけど。2ポイント差が
つくほどの差があったかというと意見が分かれるところ。僕的には19-18で石田選手勝ちにしたいけど、
19-19でドローでもおかしくないって感じ。難しいですね。

石田選手やっぱ強い。今日はスタンドで打ち負けてたけど、タックル、差しからのテイクダウン、
そしてグラウンドでのコントロール、強烈なパンチの連打。素晴らしい。完全にクラスAの実力です。
今回のドローでクラスA昇格は見送られる可能性が高いけど、次はクラスAとの対戦を組むべきですね。

松下選手、右パンチの強さを見せたまではよかったが、後は完封されてました。ちょっとテイクダウン
簡単に取られすぎましたね。あとは寝技でもう少しペースを握りたかったですね。


第6試合 ライト級 5分3R
○植松直哉(SHOOTO GYM K'z FACTORY/7位)
×風田 陣(ピロクテテス新潟)
1R 1'38" 腕ひしぎ十字固め

風田選手は赤いキックパンツ、植松選手は青いキックパンツ。2人ともモンコン。
植松選手はいつもの入場曲「ワルキューレ」じゃなくて「ファンキー・モンキー・ベイビー」で登場。
これは賛否両論だったようで。

予想通りスタンド打撃の展開に。風田、ロー、ミドル。カットして植松はロー、そして
パンチで攻め込む。そして組むとあっさり足掛けテイクダウン!そして足関に!アキレス、ヒール!
風田は体を回転させて逃げる。あきらめて立ち上がる植松。風田も立つ。植松首相撲から飛びヒザ!
そして一本背負い!これは上手くいかなかったものの(ロープに引っかかった?)またも足掛け
テイクダウン!パス、風田がバックを見せたとこを後ろから腕十字!完全に腕が伸びきり、風田タップ!

植松選手はリング上でもマイクを持って「一部で植松は終わったって言われてたけど、見たかオラッ!」
とアピール。

いやー、凄すぎました。素晴らしすぎました。待ってました、お帰りなさい、最高の植松選手。
風田選手にも全く打ち負けない鋭い打撃、凄まじい投げ、鋭すぎる腕十字。もう完璧でした。
やっぱりこの選手がライト級の中心になってほしいです。いや、なっていくべきなんです。
これからも期待してます。タイトルマッチに一歩一歩近づいてください。

風田選手、今日は何もできず。組力に相当の差があったような。相性が悪かったんでしょうかね。


セミファイナル ウェルター級 5分3R
○マーシオ・クロマド(ブラジル/RFT/7位)
×村浜天晴(WILD PHOENIX/9位)
1R 4'09" TKO (レフェリーストップ:パンチによる出血)

村浜組んでテイクダウン。お互いパンチ。クロマドギロチン狙い。クロマド下からのパンチ上手い。
クロマド三角狙い。村浜かついでパス!クロマドブリッジでアリ・猪木状態へ。
村浜寝ているクロマドの顔(目?)蹴って、中断。「やっちゃった」って感じで顔を歪める村浜。減点2に


クロマド、ずーっと起き上がれない。10分くらい?もうダメかな?試合終了かな?って思ったら再開。
クロマド、なんだか急に村浜の反則(故意ではないはずだか)に怒り出したようで、闘争心剥き出しに。
猛烈なパンチの打ち合い、村浜タックルでテイクダウン。クロマドギロチン、村浜頭抜く。
しかし村浜額から流血でブレイク。怒れるクロマドはブレイク後も何度も村浜殴る。ちょっと場内騒然。
なおも怒りモードのクロマド。弟子になだめられる始末。結局村浜選手の額の傷が深く、TKO負けに。

勝利が決まるとクロマドは四方に自分の名前を叫んで、アピール。なんとも後味が悪い試合になりました。

優勢に試合を進めていた村浜選手、不意の反則でいい流れを止めてしまい、しかもカットされTKO負け。
なんとも運が悪いです。うーん、なんだかかわいそうです。またカードを組んで欲しいですね。

クロマド、なんだか好感がもてませんでした。必要以上に休んでいると思える様子、反則されたとは
いえ、故意に反則し返す行為、すっきりしない勝ち方なのに、派手なアピール。
なんだかなー。弟子を連れてきているからこそ、いい試合をするべきなのに。
正直またまたあまり呼んで欲しくない外人選手になってしまいました。


メインイベント ミドル級 5分3R
○中尾受太郎(シューティングジム大阪/1位)
×サウリ・ヘイリモ(フィンランド/チーム・スカンジナビア)
2R 0'39" 横三角絞め

1R
ヘイリモ、パンチで突進しながら、飛びつきガード。ハンセンと同じ戦術ですね。受太郎は立って
耐えるも結局座る。受太郎かついでパス狙い。ヘイリモ、タックルへ。受太郎がぶる。
ヘイリモ自分から引き込む。受太郎は強烈なパンチ連打。また受太郎かついでパス狙い。
一瞬ヘイリモが上取りかけるが、受太郎がなし崩し的にマウント奪取。パンチ連打し、腕十字へ。
腕が伸びかけたところでゴング。

2R
ヘイリモ、ハイキック。ヘイリモタックル。受太郎切る。そして1Rから狙っていた横三角へ!
がっちり決まってヘイリモタップ!

うーんさすが受太郎強かった。完勝でした。ビキビキの筋肉。極めの強さ。凄いです。
これで、勝利した試合は全てKOか一本だとか。14連続だそうです。凄すぎます。
どうやら横浜でやる菊地vsシールズの勝者と受太郎が、年末にタイトルを争う青写真が見えてきたような。

ヘイリモは受太郎のいうとおり普通の選手でした。クラスBレベルかな。


なかなかいい大会でした。8試合って言うのもほどよくていいですね。
この大会は、高谷選手の倒しっぷり、高谷軍団の騒ぎっぷリ、石田選手の強さ、クロマドのグダグダ、
受太郎の極めの強さが印象深いです。
でもやっぱり植松選手の戦い振り。これに尽きるでしょう。「これぞ修斗!」そんな試合でした。




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