破壊王「いま全部、恥かいちまえよ!」
■団体:ZERO-ONE
■日時:2003年6月5日
■会場:後楽園ホール
■書き手:零壱

2週連続の後楽園ホール大会。
試合開始前の客入りは、先週よりかは悪いですね。
そういえば、今日はいない選手が多い。
コリノ、CW、金ちゃん、黒田、荒川さん、アシッドなど…。


第1試合:シングルマッチ
●山笠Z"信介 vs 高橋冬樹○
(6分44秒 逆片エビ固め)

先週と同じカード。レフェリーは村山大値。
山笠は、尻に「Z"」と書かれた白のタイツに変わっています。
試合はやはり、気迫をみなぎらせた攻防に。
高橋が腕ひしぎ逆十字をブリッジで返してから、ヒートアップ。
逆方エビ固めで高橋が先週の借りを返しました。試合後もやり合ってましたが。
高橋はジャーマンのブリッジがきれい。
いい物は持っているので、自己主張をはっきりするなり、がんばってほしいです。


第2試合:タッグマッチ
 坂田亘      vs 星川尚浩
○ポール・ロンドン   佐々木義人●
(15分10秒 片エビ固め)

義人は、坂田と絡むとかなり意識しますよね? この試合もそうでした。
で、坂田は義人に対してエグイ攻撃をぶちこんでいく。
ガシガシにやられる義人、悲鳴がもれる場内…
終盤になって、ラリアットとスピアーでやっと反撃しましたが、
コーナーで坂田の(エプロンからの)ハイキックを喰らい、ロンドンのシューティングスタープレスでピンフォール負け。
試合後も坂田につかっかる義人。2人のシングルが見たいです。
ロンドンは股をくぐって逃げたり、頭の良さをアピールしたり、コミカルな面を見せていました。
星川は良い意味で相変わらず。


第3試合:インターナショナルJr.ヘビー級次期挑戦者決定戦
●日高郁人 vs マイケル・シェーン○
(13分3秒 片エビ固め)

Lowkiのタイトル挑戦権をかけた試合。レフェリーは村山。
日高は、鉄柵に乗ってからの飛びつきフランケンシュタイナーで(じつは1発目失敗)、
マイケルはノータッチトぺで場内を驚かせました。
マイケルのトペは高いし、破天荒に映るのでインパクトは十分。
ZERO-ONEでやっと登りつめて来た日高が勝つと思っていたのですが、
マイケルがコーナーからの高〜いダイビングエルボーでピンフォール勝ち。
2人とも手が合う感じで、いい試合だったと思います。
日高は気の毒ですが、この試合で評価が落ちるようなことはないです。


第4試合:葛西純ZERO-ONE入団テストマッチ
○高岩竜一 vs 葛西純●
(12分30秒 体固め)

相変わらず、猿・葛西のビデオは面白いです。
会場人気も高いですね。
入場してきた葛西、盗んだ天下一ジュニアのベルトを誇示。
コーナーからの水吹きパフォーマンスは、なんか汚い。
リング上でベルト姿を記念撮影。
調子こいて高岩に見せつけると、ベルトが逆と突っ込まれる猿・葛西。
王者であることをしつこいぐらいにアピールする葛西。
「アイ・アム・チャンピオン!」
でも、高岩と面と向かうと
「お願いします!」
低姿勢に握手するも、金的蹴り→丸め込み。しょっぱなから猿知恵を活かした攻めですな。
高岩の金的を徹底的に攻める葛西。これがしっかり効いていました。
高岩、背中を叩いたり、小刻みにジャンプしたり(苦笑)
猿・葛西は高岩が攻める場面になると、弱っちさを曝けだす羽目に。
場外でうずくまった高岩に椅子をどんどん重ねるも、怒った高岩が立ち上がってビックリ。
南側へ逃げる葛西、追いかける高岩。
先にリングに戻った葛西は、エプロンで待って2匹目のドジョウを狙っております。
尻尾を掴まれ、脱皮しようとしますが…カウント19で、高岩は葛西とレフェリーのデューク佐渡を場外にまとめて引っ張ってしまいました。
猿の作戦は失敗。
コーナーからの雪崩式ブレーンバスターはカウント2でクリア、エグい逆エビ固めに耐える葛西。
場内は「かさい」コールを送ります。
(花道の奥で、大谷が試合を見ている)
声援に応えて、猿・葛西が反撃。投げて、鼻クソ飛ばして、ベルトで殴って、パールハーバースプラッシュ。
しかし、カウント1で高岩に吹っ飛ばされてしまう。
押さえ込みを狙う葛西だが、勝利を奪うには至らず。
高岩がデスバレー連発。やばいと思ったけど…カウント2!
ならばと、高岩は前後からラリアット6連発! さすがにこれは返せず。葛西ピンフォール負け。
場内はかなり盛り上がりました。
葛西を労う高岩。
葛西「(曲が止まってるのに)ストップ・ザ・ミュージック!
   高岩さん、今日はありがとうございました。
   俺ッチも男です…いや、牡です。言ったことは守ります。
   会社的にはタイトルマッチではないけど、チャンピオンはいつ何時誰の挑戦でも受けます。
   高岩さんが勝ったので、ベルトをあげます。ありがとう」
ポーズして、ベルトを待つ高岩。葛西が掛けたのは…ハリボテのベルト!
ハリボテとわかるや、怒る高岩。
葛西「これは昨日、俺ッチが徹夜で作った“猿下一”のベルトです。
   俺はかけてたんで、受け取ってください。
   天下一のジュニアは、俺の心の中ではかけてませんので」
呆れて帰る高岩。場内は高岩にブーイング。
葛西「付き合い悪いな!」
いや〜、私も笑いました(涙)


第5試合:テングカイザー査定マッチ 残留or山がえり
○テングカイザー vs 佐藤耕平●
(8分19秒 TKO)

なにかと不甲斐ないテングカイザー。中の人に問題があるんですけど。
残留か、山帰りか…試合の結果じゃなくて、会場のお客さんが納得できるかですからねえ (^-^;
試合は、耕平の急襲でスタート。
スペースタイガーアタック(でしたっけ?)、会場のお客さんを巻き込んでのスイングDDTを見せるテングカイザー。
技自体は驚き物ですけど…感情や気迫が伝わらないんですよね、マスクしてるとはいえ。
査定マッチなのに、相変わらずです。
「ダメだ、こりゃ」と思ってるうちに、試合は耕平ペースに。
最後(?)だからか、耕平がマスクに手をかける。マスクが破れ、あの顔が……ありゃ〜 (;´Д`)
ここで、テングカイザーの危機センサーがやっとこさ反応 ギャガ━━Σ(゚д゚川)━━ン!!!
怒りをみなぎらせ、チョップとグーパンチを叩き込んでいくテングカイザー!
場内もビックリ! でも、時間が進むに連れ、技がヘナチョコになってた気が…
それでも、耕平は起き上がらず。レフェリーが試合をストップ。
怒りのテングカイザーは、なおも耕平に襲い掛かる。
セコンドが止めに入るが、なんとセコンドも襲撃!
とりあえず残留だろうけど、どうなるんだ? (^-^;


第6試合:タッグマッチ
○トム・ハワード       vs ザ・プレデター
 ジェイソン・ザ・レジェンド   ジョン・ヘンデンリッチ●
(12分33秒 卍固め)

じつはですね、前日にJR浜松町駅でヘンデンリッチらしき外人を見たんですよ。
あんなデカイ外人、そうもいないですからね。ビビリました。
で、横には見慣れない外人が……ジェイソンなんだろうな、たぶん (^-^;
さて、試合は初めて見るジェイソン。チェンソーが怖いです。
あと、動きが変。でも、面白い。
スピアーしたら、ホッケーマスクが外れちゃって。
(Wチョークスラムをくらった時も外れた)
なんか、映画に出そうな銀行強盗みたいで(笑)
ジェイソン、大人気です。
これに負けるかと、ハワードもはりきってます。おニューの迷彩ズボンですしね(笑)
ほふく前進、コーナーからのローリングアタックなどを披露。
プレデターは雪崩式フランケンで投げ捨て、ヘンデンリッチから卍固めでギブアップ勝利。
ジェイソン人気で面白かったです。


第7試合:炎武連夢 vs 藤原組&押忍闘夢
○大谷晋二郎   藤原喜明
 田中将斗  vs 小笠原和彦
 保坂秀樹    臼田勝美
 黒毛和牛太   小林昭男●
(11分32秒 逆片エビ固め)

先週に引き続き「仁義なき戦い」。
藤原組のセコンドにアレクサンダー大塚がつくと、場内は嫌悪感たっぷりの「帰れ」コール。
試合で目を惹いたのは、空手コンビ。
小林が抱えて→小笠原先生がかかと落し→ボディスラムという連携には驚きました。
和牛太のボディに正拳付きをぶちこむ先生はカッコイイです (*´Д`)
試合後は乱闘になり、アレクがマイク。何言ったか忘れたけど、寒いマイクだったことは覚えてます。
藤原組にも見放され、リングに1人取り残された姿は惨めでした。


第8試合:シングルマッチ
○橋本真也 vs 横井宏孝●
(12分42秒 腹固め)

横井はベルトを持って入場。盟友の耕平は、破壊王のセコンドに。
横井が上になると、破壊王は足を使って、横井の足を極めてしまう。
離れ際には体重を乗せた膝を落下。
アキレス腱固めは、足を殴って逃げる。
横井が隙を見せると、ヘッドバッド。
破壊王は相手の隙を見逃しません。
横井の首下にミドルキックをぶちこみ、ダウンを奪う。
立ち上がった横井にDDT。これはカウント2。
攻め込まれながらも破壊王に向かっていく横井。
それに応える破壊王。
2人の姿を食い入るように、私はじっと見つめていました。
マウント連打→腕ひしぎで横井がエスケープを奪うシーンはあったけど、実力の差ははっきり。
でも、横井は破壊王の攻撃を耐えて、返していく。
最後は、タックルに行ったところを、腹固めに捕まってしまいましたが…。

横井「橋本さん、ありがとうございました。
   自分は今まで、プロレスに対して冷めた気持ちがあったけど、自分を追い求めて闘いたいと思います。
   頭、坊主に丸めて、一からプロレスラーとして頑張ります」
抱擁する2人。
橋本「いまやるんか? 椅子持ってこい!」
どよめく場内。椅子に腰掛け、待つ横井。
横井の頭に……バリカンが。右側を少し刈り取った。
橋本「横井、すげーよな。もっと強くなって、もう一回やろう!」
互いに礼を交わす2人。リングを下りる横井を、破壊王が呼び戻す。
橋本「横井、来い! いま全部、恥かいちまえよ!
   一緒に恥かこう!
   3、2、1、ゼロワーーーン!」

「いま全部、恥かいちまえよ!」
破壊王がこう言った時、ハッとしました。
あの言葉は横井だけでなく、会場にいる人たち、そして自分に向けて言っている…そう感じました。
こういう言葉をはっきり言える破壊王が、自分は大好きです。
じつは私、いまいろんなことで悩んで苦しい思いをしてます。
数日後、頭を丸めました(好きな女性に言われたのもあるけど)。
恥をかくだけかいて頑張ろう…そう思いました。
ありがとう、破壊王。
一人のプロレスファンとして、破壊王をずっと応援していきます。




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