5/30修斗下北大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2003年5月30日
■会場:北沢タウンホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

行ってきました久々の下北。やっぱいいですね、下北は。本当にリングが近い。
そして今日なんか選手応援団がいっぱいで超満員。会場内が盛り上がりまくりでした。

では、激しい試合が多かった観戦記を早速。時間は定刻どおりでした。


第1試合 ウェルター級 5分2R
○天突頑丈(PUREBRED大宮)
×飛田拓人(インプレス)
1R 4'11" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

天突選手真中だけ金髪に染めたモヒカン気味の髪型。年も若いのかな。
白いトランクスには「湊組」「剛術」の文字。上半身ガッチリしてて僧帽筋は凄い。

天突突進、組む。飛田コーナーに押し込んでパンチ。天突テイクダウン。飛田三角狙い。
天突ストレート気味のグラウンドパンチ連打。ボディ、顔面と上手く打ち分ける。
飛田もある程度凌いでいたが、アゴに3発連続で強いパンチが入り、レフリーストップ!

天突選手、なかなか強いです。あまり展開のない試合だったので、いろいろな面は分からないけど、
パワーはありそうだし、グラウンドパンチも強いし、上手かったです。
大宮はKIDという最高のお手本がいるからか、グラウンドパンチは相当練習している模様。
というかこれからの修斗、グラウンドパンチの打ち方、防ぎ方それぞれ相当大事なポイントですね。

飛田選手、なかなかテイクダウンされなかったのはよかったが。下になって殴られすぎました。


第2試合 ライト級 5分2R
×碓氷早矢手(RJWセントラル)
○リオン武(シューティングジム横浜)
判定0-3 (18-20,17-20,18-20)

碓氷選手、RJWのマーク入りの黒いハーフスパッツ。
リオン選手、ロングスパッツ!さすが横浜!これだけで痺れました。

1R
いきなりリオンのパンチがタイミングよく当たって碓氷尻餅。ダメージはなさそうだがダウンに。
組んでリオンが両差しからテイクダウン。碓氷立つもまたテイクダウン。リオンはバック取りつつ、
横からパンチ入れていく。碓氷立ってスタンド打撃の展開へ。碓氷が前に出て、リオンが回る展開。
ちょっと碓氷が優勢か。リオンの蹴り足とって碓氷がテイクダウンするも、リオンすぐ立つ。

2R
碓氷スタンドで前に出て、プレッシャーかける。リオン組む。碓氷離れてパンチのコンビで攻める。
リオンも右ストレート返す。碓氷はミドルやテンカオで攻め立てる。しかしリオンが右ストレートで
碓氷を逆にロープまでフッ飛ばす。最後は打ち合い。

リオン選手、ダウンも取ったため完勝。右ストレートは伸びがあり、全体的にバランスが良かった。
しかし2Rはスタミナ的にも気持ち的にもちょっと切れてたかな。あともう少しパワーが欲しい気も。

碓氷選手、1Rのダウンがもったいない。あとスタンド打撃で明らかに押してるけど、有効なパンチを
逆にもらってしまうのがもったいない。詰めが甘いのか。ガードがあまいのか。
そうそう、できれば舌を出すのはやめてください。見てるほうがヒヤヒヤします。


第3試合 03年度新人王リーグ戦 フライ級 5分2R
×豊島孝尚(総合格闘技STF)
○鶴見一生(RJW G2)
2R 0'46" TKO (ドクターストップ:膝蹴りでダウン後)

鶴見選手赤いスパッツ。長身だけど軽量。ガリガリだけど筋肉で締まってます。意外と歳なのね。32歳。

1R
豊島片足タックル。鶴見アームロックで対抗。豊島はかなり執拗にテイクダウン狙うも、鶴見は
踏ん張り、上から小さいパンチ連打。豊島立って組み合いに。鶴見、顔面、ボディへヒザ。

2R
いきなり鶴見、ハイ!ヒザ!でダウン!豊島タックルから抱え上げるも、テイクダウンとれず。
そして鶴見アームロック狙いつつ下を向いてる豊島にヒザ!でダウン!
豊島の顔がかなり腫れ、TKO。

鶴見選手いいです。粘り腰。そして切れ味鋭いヒザ。強いと思いました。

豊島選手、得意のタックルでテイクダウン取れないと厳しいですね・・・。


第4試合 03年度新人王リーグ戦 フライ級 5分2R
×タイガー石井(パレストラ吉祥寺)
○春崎武裕(直心会格闘技道場)
判定0-3 (17-20,18-20,17-20)

タイガーはスパッツの後ろに「山木魂」の文字。さすが元キックボクサー。

春崎選手の入場は凄かった(笑)。双子の弟が一緒に入場したわけなんだが、最初は2人ともキョンシーの
お面をつけていた。お面を取ったら本当に同じ顔!体格も全く同じ!しかも弟もスパッツに
修斗グローブ!これは笑いました。絶対区別つきません。身内じゃないと。
桜庭マスクが入場した際のパクリなんだけど、ゴング鳴るまでどっちが本人か分からなかったと言っても
過言じゃないっす。次回も絶対やって下さい。

1R
タイガーはさすがキックボクサー。落ち着いた動きから鋭いローを連発。しかし春崎が強烈な
右ストレートをカウンターで返す。当たりはしなかったが一発必倒の迫力。フライなのに。
タイガーは落ち着いてローを連打。しかし春崎が見事ワンツーの右ストレートをヒット!ダウンに!
立ち上がるタイガー、春崎組むと見事な反り投げ!タイガー、スイープしかけるも、春崎踏ん張る。
インサイドから小さいパンチ。尻にヒザ。

2R
タイガーはロー。春崎フック連打。組んでからまた反り投げ!テイクダウンもタイガー立つ。
タイガーはロー、ハイ、ロー、ハイと打ち分け。なかなか強烈だが、春崎も上段のガードを崩さない。
春崎組んで、崩して足払ってテイクダウン。上手い。タイガー、跳ね上げるも返せず。
タイガー立ち上がってバック奪いかけるも、春崎そのまま叩き落してパンチ。
最後もインサイドからパンチ。

ゴング後マットを叩いて悔しがるタイガー。判定は文句無しで春崎。

春崎選手いい!パンチの鋭さ、テイクダウンの鮮やかさ。素晴らしいです。次の試合もかなり期待です。

タイガー選手、スタンド打撃はさすがだった。でもパンチで打ち負け、テイクダウンも取られた。
今回は完敗かな。


第5試合 03年度新人王トーナメント ミドル級2回戦 5分2R
×中山 徹(インプレス)
○大場隆光(和術慧舟會長崎総本部)
2R 0'12" TKO (ドクターストップ:出血による)

大場選手、なかなかの体格だけど、普通の人オーラが出てる選手です。

1R
中山組んで崩してテイクダウン。上手い!中山インサイドから大きく振りかぶって重そうなパンチ連打!
大場にダメージがないのが不思議なほど。大場下から蹴って減点1。大場ヒールへ。そしてそのまま上に。

2R
中山タックル。大場ヒザを合わせる。これが見事ヒット!もんどりうって中山後ろに倒れる。
すぐレフリーが止めたと思ったら、中山の額からかなりの流血。でTKO。

圧倒的に優勢だったためかがっくりとうなだれる中山。さほどヒザのダメージがなかったから
なおさらなのだろう。対照的に大喜びの大場陣営。

これで中山選手、1勝4敗。そんな戦績の選手じゃないんだけど。対戦相手といい、不運もあります。
1Rのテイクダウンやインサイドからのパンチはかなり良かったんですが。
やはりみんなヒザを最近は狙ってくるんで、タックルの入り方が大事になるんでしょうね。

大場選手、見事勝利。ヒザ一発で決めたんで、なんとも言えませんが、下になってもそこそこ足も
効かせてたし、いい選手じゃないと思います。
次は新人王トーナメントで大宮の岡田選手と対戦かな。またも上を取ってくる選手です。


第6試合 03年度新人王トーナメント ウェルター級2回戦 5分2R
○帯谷信弘(GUTSMAN・修斗道場)
×橋本平馬(パレストラ東京)
判定3-0 (20-18,20-18,20-18)

なんだか帯谷選手の応援団が多くてゴング前から盛り上がったこの試合。
リング上もでも、額をつけてのガンの飛ばしあい。凄い盛り上がりでした。

1R
帯谷パンチで突っ込む。平馬キックで応戦。組むも平馬のヒザがローブローになり中断。
帯谷タックル。平馬切る。平馬完全にがぶるも、帯谷起き上がって組みなおしてテイクダウン。
上から強烈なパンチ連打。しかし平馬は冷静に捌いてほとんど当てさせない。
帯谷が一発強烈なパンチ入れる。平馬も下からパンチ返す。

2R
帯谷突進。差し合いから一気に投げてハーフに。平馬はガードに。帯谷はガンガンパンチ連打。
平馬は冷静に距離を取り捌きつつ、ヨングパンチ(下から鉄槌)。終盤帯谷がマウントから腕十字狙い。
平馬クラッチ離さず、ゴング。

展開自体は地味だが、お互い気迫十分に動きまくり、場内も大盛り上がりの試合。良かったです。
判定は上から攻めつづけた帯谷選手が勝利。

帯谷選手、気迫、パワー、投げ、グラウンドパンチ。それも良かったです。最後に腕十字に行く
ところが特に素晴らしいですね。
次は新人王トーナメントで怪物鹿又選手と対戦かな。去年の秋から3回目ですか。
とにかく好カードです。

平馬はほとんど攻められなかったが、良かった。あれだけの猛攻を喰らいながらも最後まで切れなかった
気持ち。冷静にパンチを捌きつづけた下からの動き。なんか凄い良かった。
できればスタンド打撃、上からの攻めが見たかった。


第7試合 ウェルター級 5分3R
○川尻達也(総合格闘技TOPS/7位)
×タクミ(パレストラ大阪/9位)
1R 4'11" TKO (レフェリーストップ:パンチでダウン後)

やはり入場時からかなり盛り上がりました。
うシュは久々黒髪。川尻選手も最近伸ばしてた前髪をバッサリ切って短髪。モヒカン気味に。
川尻選手のスパッツはニュースパッツかな。

距離が近づき、川尻パンチ。右ストレートがゴン!と当たり、うシュはグシャっと崩れ落ちる。
あっけないほどに。うシュは立ち上がり組みに行く。首相撲からヒザを連打するも届かず。
うシュタックルも川尻切る。うシュ立ち上がり、川尻スタンドでバック取る場面も。
かなり派手な打ち合いから、川尻の右ストレートがカウンター気味にうシュの顔面にズドン!
かなりのダメージかと思ったが、うシュは立ち上がる。またうシュタックルも切られる。
またも組み合いになるが、お互い譲らず。首相撲は互角か。しかし揉み合いからまたも
川尻の右フックがうシュの顔面に!顔から崩れ落ちた姿を見てレフリーストップ。

川尻選手圧勝です。完勝。あっけないまでのリベンジでした。
パンチでの攻めを狙った作戦も良かったんでしょう。
圧倒的なパンチ力でデビュー戦完敗した相手を粉砕しました。凄いパワーです。
個人的にはテイクダウンの奪い合い、寝技での攻防、グラウンドパンチの打ち合い、凌ぎあいが
見たかっただけに残念な試合展開でしたが、それだけスタンドでの川尻選手が強いって事でしょう。
しいて言えば、パンチのハンドスピードがあまりないように感じました。五味や三島レベルと比べると。

本人も言う通り、強豪外人をぶっ潰して、トップを狙える選手だと思います。
ガンガン上のランカーとやって欲しいです。

うシュは完敗でした。組み合いや首相撲の攻防こそ互角に見えましたが、パンチで粉砕されました。
組み技の練習はコブラ会等への出稽古でそこそこ出来たそうですが、スタンド打撃の練習は
ほとんどできていなかったそうで。現在のうシュに足りないところをもろに突かれて、敗れました。
元々川尻選手はスタンド打撃が強い選手。それに加えて、自分の練習環境が変わってしまったのは
相当厳しいものがあったのかもしれません。

幸い強いダメージもないようです。まずは新しい環境に慣れて、道場を軌道に乗せて、
練習環境を整えて、出直しして欲しいです。


個人的にメインは残念でしたが、かなり激しく盛り上がった面白い大会でした。
スタンド打撃もグラウンド打撃もかなりのレベルだった気がします。ましてや選手の気迫が
凄いもんだから激しくて面白い試合が多いこと。相変わらず修斗クラスBは面白いです。




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