ドーム雑感
■団体:新日本
■日時:2003年5月2日
■会場:東京ドーム
■書き手:フジヤマ

99年の神宮球場大会以来、実に4年振りとなる新日本観戦が今回のドーム。
バードと電流爆破の違いはあれど、
この期待感はプロレスから遠のいていた人間でも興味そそられます。
(バード=I編集長言う所のバーリトゥードの事、決してバーリトゥードと打つのが面倒だからと言う理由で使ってる訳では無い。)

試合開始の17時に愉快なオジサン達と額面1万円のチケットを交渉の末7000円で購入。
当日券が7000円の券種しか無かったので、仕方無しとここで少し負け組の気持ちを味わう。
これもまたプロレス。
それにしても、なんでこんなに高いんだ?なんでこんなに当日券が売れているんだ?と
疑問を感じながら、それでもワクワクしながら入場ゲートをくぐりました。

以下、試合の雑感。
・第1試合 次期IWGPヘビー級王座挑戦者決定戦
○天山 広吉 vs 棚橋 弘至×
(10分24秒 TTD→体固め)
席が分からない!走る走る俺達〜と脳内BGMを流しながら、
場内からは「シュー」の音が。
それにしても棚橋は中途半端な選手だと・・・
新日本ファンの方が良い選手だと思いたくなる気持ちはわかりますが、
いっその事、金本の代わりに全女の記念興行に出場して、
プライベートと同じ様な事をすればいいのにと。
大向を蹴り上げて、「オラ、動け!」だとか、
それでも健気に「付いて行くわ(涙)」と大向。
持てない男からは大ブーイング。新日本最大のヒールターンも可能なんじゃないかなと?



って妄想トーク終了。
いやはや、天山は安心して見る事の出来る選手ですな。


・第2試合 シングルマッチ 
×飯塚 高史 vs ケン・シャムロック○
(11分44秒 アンクルホールド)
シャムロックのジョブっぷりは本当立派。
まさかブリザードまでしっかり喰らうとは、驚き。
下手糞なのは飯塚のせいにしちゃえ。
(馬場が初来日以降も呼んでれば。。。とか考えちゃダメです)
TV朝日絡みで総裁がアクションを起すかな?と期待しましたが、
結局何にも無し。
年に一度あるかどうかの新日本観戦の為、見れる物は全部見たいと、
田舎物的ココロを持っていたのですが、エンセン−村上までお預けかな?とも


・第3試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
(王者)
○金本 浩二 獣神サンダー・ライガー
vs
(挑戦者)
タイガー・マスク ヒート×
(19分50秒 タイガースープレックスホールド

試合前にNOAHの丸藤、鈴木が登場するも、
鈴木が前方を歩いていた為か、モニターやスクリーンを見ていても「誰だ?あれ」のリアクション多し。
それにしてもダメだダメだと言われつづけるヒートですが、
彼が県会議員になったら、「表情が見えない」と言われても仕方無い事でしょう。
試合後にはライガー、NOAH勢を軽くいなして、やっぱりみのるへ。
対戦をアピールされたみのるの表情は出場選手中、最も新日本らしい顔付きでした。

・ロープ増設作業。
通常の3本ロープの下に、1本足すだけの作業で20分程度?
これって金網組み立てるのと、そう大差無い時間じゃないのかな?
どーせだったら、UFCスタイルにしちゃえよ(ブツクサ)。


・第4試合 ヴァーリトゥードマッチ 5分3R
○LYOTO vs 謙  吾×
(3R判定 3−0)
和太鼓の音が鳴り響く中入場するのは、
アントニオ猪木の秘蔵っ子。with羽がついたコスチューム。
入場でやらかしてしまったLYOTO。
東京ドームの入場では、北尾以来の痛いっぷり。
隣のお姉ちゃん曰く「あぁー沖縄っぽい」、「日本人がいいよね」、「センス無い」etc
片や、謙吾は寡黙にリングへ進む。
スタンドでも寡黙。
マウント取られても寡黙。
自分が上になっても寡黙。


・第5試合 ヴァーリトゥードマッチ 5分3R
×ドルゴルスレン・スミヤバザル vs 高阪 剛○
(1R3分11秒 TKO※左肘脱臼によるレフリーストップ)
どう考えても顔に似合わない高阪の入場テーマ。(STONE ROSES)
幾ら顔面ぶん殴ってもお互い文句言われないであろうと思われるので、
ここは喫煙タイム。
1本吸い終わった所できちんと終わってくれるのは助かりました。

・第6試合 ヴァーリトゥードマッチ 5分3R
○中邑 真輔 vs ヤン"ザ・ジャイアント"ノルキヤ×
(2R3分12秒 ギロチンチョーク)
ノルキヤ相手に片足タックルから上になり終始攻めつづけた中邑の完勝。
どうするんだ!バード路線?と思っていたので、少しだけ安心しました。
隣に座っていたお姉さま曰く「男同士の抱き付き合いって嫌」
ジェロム・レ・バンナと同じセリフを吐いていたのが耳に残りました。


・第7試合 ヴァーリトゥードマッチ 5分3R
 ○ジョシュ・バーネット vs ジミー・アンブリッツ×
(1R3分5秒 TKO※亀の体勢へのパンチでレフリーストップ)
新日本フラッグを先導に入場するジョシュですが、
いかんせん知名度が低い。低すぎる。
入場の際にまたもや隣の席のお姉さま「外人同士ってなんかねぇ」。
大声でジョシュ!と叫ぶ一部の人間を除いては、
一番興味が沸かない試合だったのでは?
それでも、ジョシュが圧倒的な技術でスタンド、グラウンドでアンブリッツを弄ぶ。
打撃が入るだけで沸く客席。みんなフラストレーション溜まっていたんだな。


・第8試合 ヴァーリトゥードマッチ 5分3R
×中西 学vs 藤田 和之○
(3R1分5秒 TKO※亀の体勢へのパンチでレフリーストップ)
中西の目がいつもより虚ろなのは緊張のせいなのか?
藤田と向き合った瞬間に腰が引けているのは仕方無いとして、
ローキックの腰の入れなさっぷりは、バードの真骨頂。
スタンドの展開が中心でしたが、
しっかりと的を見ている藤田に対し、
中西はスウェイと言うべきなのか?の逃げながらのパンチ。
間合いを詰められてTHE・ENDへ。

・ロープ撤去作業
喫煙所にトイレ、そして売店が混む混む。
そして何より、中西が勝つと思っていた客が思いの他多くて新鮮でした。
本気で悔しがってる人がチラホラと。

・第9試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○エンセン 井上 vs 村上 和成×
(6分33秒 マウントパンチ→失神KO)
村上の目つきが相変わらず素晴らしい。
かつて、新日本に乗り込んだ誠心会館時代の斎藤の目つき(週プロの表紙にもなった)と
村上はこれだけで金が取れるレスラー。
一方のエンセンは、生で見ると首筋のタトゥがex巨人の堀内のホクロに見えてしまう。
試合は、エンセンのセコンド小原が村上を鉄柵外へ拉致して、村上が大流血。
先日の永田の流血もそうだが、カット下手糞すぎ。
その後、血まみれ&ノーガード戦法の村上に観客大コールが起こるも、そこでSTOPがかかりました。
引き上げるエンセンのサイドに後藤さんとヒロさんがいましたが、普段は会話してなさそうな空気でした。


・セミファイナル GHCヘビー級選手権試合 時間無制限1本勝負
(王者)○小橋 建太 vs (挑戦者)蝶野 正洋×
(28分27秒 豪腕ラリアット→体固め)
GHCのテーマだけで出来上がってしまった客席。
入場時の蝶野コールの凄まじい事。
いよいよ場内ヴォルテージMAXへ突入、
小橋入場で大爆発かと思いきや、新テーマに乗り切れない。
小橋コール送るタイミングを逸しました。
試合はと言うとチョップの打ち合いに手四つの力比べ、サーフボードの攻防で前半戦はじっくり魅せるプロレスを展開していました。
中盤以降は蝶野の攻撃が続くも、小橋がこれで潰れるとは思えず、
ハーフネルソンの連発、コーナーパワーボム、豪腕ラリアットでフィニッシュ。
特筆すべきは蝶野の受けっぷりと、小橋の技数の少なさ。
小橋の試合としては、驚く程少なかったのでは?

試合後に立ち上がるだけの体力の蝶野でしたが、
それでも、天山がタオルを持ってリングサイドに来た時は、
これが新日本名物の○○(さしずめ猛牛)ストップか?と焦りました。


メインイベント IWGPヘビー級&NWFヘビー級選手権試合 60分1本勝負
(IWGP王者)×永田 裕志 vs (NWF王者)高山 善廣○
(18分17秒 ニーリフト→エベレストジャーマン→片エビ固め)
昨年のセミの試合が、付加価値をつけてメインへ昇格。
興行を〆る重圧を一年の間で経験した両王者。
やっぱりドームは難しいんですね。
永田も高山も考えすぎなのか、プロレス的ムーブが中途半端に終わっている気が。。。
と、偉そうに書きましたが、すみません後半8分程寝てました。
気が付いたらジャーマン葬。

試合後の新間マイク、声が小さすぎ。
それを受けて天山が「エーッ!オラ!」口調。
ここで少しはまともな受け答えが出来るようになれば天山も浮上の目があると思うのですが。




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