残りカス
■団体:大日本
■日時:2003年4月29日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ぱり (ex:陰ディ〜プロレスBBS

最初タイトルを「モザイクの弊害」としようとしたんだけど、WEWの観戦記を読んで上記のタイトルにしました。

祝日の貴重な時間を利用して行ってきました大日本。WEWと天秤にかけてみたものの、WEWは別に無理に行かなくても色々な団体を見ていれば見れちゃうわけだ。その点大日本は大日本でしか見れないレスラーが多数おり、どうせならという非常に消極的な理由で大日本を選んだわけだが・・・。
会場は5割行ったかな?という入り。兎角意匠を凝らしたカードは無かったししょうがないとことだがWEWと被ってなければもう少し行っただろうとは思う。ついでに言えば被ってなければもう少し良い試合が見れたんだろう。

第1試合 上条裕二 VS ☆近藤博之(EAGLE)

近藤は見るのは初めて。どうせならアーレフやタイガマンが見たかったぞ。
それほど特筆するようなムーヴは無し、途中上条がコーナー駆使刺しボディアタックとかノーザンライトなどが出て、着実に谷口イズムが伝承されている事を確認する。
中盤から終盤にかけ体を張った手翳し無しの頭突き合戦は良かった。ちゃんと生音がこちらにも聞こえていた。

試合全体は上条が有利に進めて、ラストは近藤が逆転の腕サソリで勝利というちゃんと均整の取れた内容。もっと大日本が強気に出ると思っていたが、結構謙虚なのが良かった。

第二試合井上勝正 VS ☆谷口裕一

「何回も見ているな」と隣の同伴者が呟いていたが確かにそうだ。でも多分組まれている理由は余った者同士という理由なんだろう。
井上はレックスを抜けて声を出さなくなってからつまらなくなった。黙々とプロレスをこなされても困る。

谷口君は「谷口君は谷口君だったね!」としか言いようが無いトートロジカルなプロレスをいつものようにやっていた。恐らく明日のPでもそうなんだろう。けど谷口君を見ていると試合が今どの時間軸の上に立って行われているんだろうというのが他のレスラーと比べてわかり易く推測出来るので、便利は便利かも。まあだからと言ってそれ以上でも以下でも無いけど・・・・。
終盤井上が飄飄踉踉になっていたのは頂けなかったかも。もう少し試合時間削ろう、客の為にも。

第三試合★下田大作&伊東竜二 VS ☆黒田哲広&チョコボール向井

WEW勢が到着してないらしくバロンフォンラシク、十分程の黒田休憩が入るという非常に国際的な休憩が入る。別に順番変えればいいじゃんとか思うんだけどね。

試合始まったけど時間掛かったわりにはその程度に試合。黒田のお約束(見せかけて〜って奴ね)が思い出したように挿入されていたのが可笑しかった、少しお疲れ気味の黒田さん。

打撃系3人も居ればお約束の打撃戦は欠かせない。私的にはきつかったが結構お客さんのハートはキャッチしていたみたい。蹴り音ランキングを書けば下田、チョコさん、伊東の順。AV男優よりも下ってのは伊東らしくて良い。ちなみに伊東のブランンチャーは今日も安全でした。これまた伊東らしくて良い。
終盤は鮫さんも加わりメンズは非常に大事にされているのだなと痛感。後で気がついたんだけど伊東と大作もWヘッダーだったみたいで、もう少し試合移動中に面白い試合になるようにミーティングは出来なかったのか?と思う。(流石に大日本とWEW移動手段は別々なのかな)

それにしてもラスト黒田と大作がフォール合戦をしている最中、勿論盛り上げる為に伊東とチョコさんがカット劇を行うのだが、笑ってしまうほどのヘタさだ。思わずそっちの方に目移りしてしまったではないか。最後は黒田の緩めのラリアットで大作がピン。

第4試合マイクサンプラス&☆マッドマン・ポンド VS ★松崎番長&大黒坊弁慶

番長は何故かレガースを着用。SWS旗揚げ時の石川孝志的な意味でのレガースかと思ったが、ちゃんとローキックを放ち妥協無きスタイルを確立していた。番長の回し蹴りは結構様になっており少なくとも今の時点でムサシ大山より上だ。

弁慶さんは何に憤懣しているのか不明なほど天龍化(もしくは新日本末期の時の長州さん化)が著しく進んでいる。攻めのパートでは参加しているが受けのパートになると直ぐに番長に回してしまう始末。

最後なんて番長を救出出来ない理由付けの為のサンプラスのラリアットでさえ、半身で食らっている始末。@っと驚く試合を期待したいもんだが、この試合振りは等分は無理だろう。
けどその弁慶さんの抜きのおかげで番長の受けっぷりが存分に見れたので良かったかもしれない。

試合は特にこれってものは無かったけども、番長さんの蹴りに対抗してポンドさんのハサミ浣腸というU&ゴッチヲタが見たら感涙物のスポットが良かった程度だろうか。

セミファイナル 関本大介&☆MEN‘sテイオー VS ★原学&石川雄規(バトラーツ)
石川と原に告ぐ・・・「空気読め!空気読め!空気読め!・・・」。
第二試合も静まり返っていたが、セミは真夜中の墓場のように静まっていた。時間が止ったように長く感じた、そして隣の同伴者は寝ていた・・・、どうりで反応が無い筈だ(笑)。

大日本勢はバトに対応出来るのはわかった、わかったけどだから?というのが率直な感想。
新日本や01ならグラウンドテクで喜ぶ客は多いだろうが、ここは大日本である。

ここは大日本。炭火ビックファイヤーぐらいのサービスがあっていい筈だ。
黙々と地味なレスリングが続き最後はテイオーが技名わからないけど、丸め込み系の技で勝ち。
テイオーと原で丸め込み?この後大日本のチャンコに鶏肉が増えたとかいう逸話があったら面白いんだけどね。兎に角長過ぎ。

▽ノーロープ有刺鉄線デスマッチ
○小林、山川、シャドウ(体固め9:34)非道、×gosaku、金村

あゝ何たる悲劇!私は残りカスを見せられたのだ!!。少なくともこの時点でWX・五作・金村・非道はお休み決定なわけなのだから面白くなる筈も無かったんだ。
小林が受けに受けていて私は跳梁する勢いで見ていたが、それも必然だったんだ。それはそれで良かっただけど流石に受け要因1人で6メンを持たすのは無理があるし、受け要因一人ならわざわざ有刺鉄線4面に張り巡らす必要も無いわけだ。

WEWのカードがわかっていれば少しは贔屓目に見れたのかもしれないが。しかし山川の体たらくぶりはどうにもならない。別にWヘッダーでも無いのにも関らず額も割らない抜きぶり。
いくら過去に大怪我したと言ってもこんなのを見せられると本当に萎える。

試合時間が短かったのが唯一の救いだろうか、ボードで充分だと思うけどね、インターバルが無い分不満が溜まらなかっただろうし。

兎に角出涸らしはお茶でもプロレスでも不味いって事だ。今月は大日本もIジャもこけたし・・・また私と青いビルの距離が広がりそうだ。




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