4・13JWPディファ
■団体:JWP
■日時:2003年4月13日
■会場:ディファ有明
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 試合開始前、ソンブレロを被りギターを抱えた得体の知れないオヤジがマリアッチみたいなのに乗って登場。メヒコのルチャドーラ2人を紹介する。リング上でデモンストレーション。実際この次回4月20日の道場マッチから出場している。しかしこのオヤジの正体、素人のようだったが今に至るもわからない。

1.○米山香織、渡辺えりか(20:00ジャーマン)桑田真理、×レヴン寛香(ともにLLPW)
 
 米山、桑田と対峙した場面では何度も「でかいだけか!でかいだけか!」と口撃。2月の全女後楽園で、防衛直後に全日本タッグのベルトを返上した際、でかい西尾と Hikaru の2人に「JWPなんてあるかないかわからない団体」と挑発されて以来、米山の「でかい人間ギライ」に拍車がかかったのかもしれない。
 レヴンに対しては、ボディーシザースを肘グリグリで外されそうになり、「エルボー使うな!」と相手の耳元で大音量で連呼。場内の笑いを誘う。
 このレヴン、初めて見たが、他団体、20分の長丁場、慣れないシチュエーションだったにも関わらず、最後まで元気、必死さと闘争心を表に出した試合ぶりでなかなかよかった。
 試合は時間切れのゴングと3カウント目が同時という、斬新なフィニッシュ。

2.○矢樹広弓(フリー)(12:54回転エビ)×倉垣ツバサ(フリー)
 
 その団体出身で現在フリー同士の対戦が、元の団体で実現するという、よく考えてみればおかしいー一戦。
 今はヒールの倉垣、迷彩のツナギで顔にもペイント。以前のドタバタした、もたついた動きが、ラフファイトにスタイルチェンジしたことによってスムーズかつ素早くなったように見えた。錯覚かなあ。
 しかし、せっかくJWPも倉垣をヒールとして使うのなら、矢樹相手に負けさせちゃあいけないなあ。もっと快進撃して膨らませてボリショイ・日向に肉迫するぐらいまで持っていかないと。もったいない。

 次の試合までの間、渡辺えりかが過剰なセクシーアピールとともにインフォメーションをお届けする「えりりんの部屋」。この1週間後に迫った20日の道場マッチの、公募されて決定したプロデューサーさんが紹介される。この方、昔からのファンで、ほぼ全興行を見てらっしゃるのではないかと思われ、会場では温和そうな様子で真摯に応援、ネット上でも詳しく正確な情報を提供、と、つまり誰が考えてもこの方以外に適任者はいないのではないか、ってぐらいの方。実際、私は観られなかったが、道場マッチも工夫されたルール・進行で、大変充実した楽しい興行だったよう。私も応募しようかと一瞬は思ったけど、「米山 vs 中西百重、中西のギャラは俺が出す」という案しか考えつかずに断念しました。

3.○ボリショイ・キッド、偽リショイ・キッド(一宮章一=DDT)(11:9首固め)×ポリスウ〜メン(大阪)、HERO!(DDT)
 
 この日のベストマッチ。
 偽リショイ、妙にデカいピエロ姿。笑い顔のペイント。片足を後ろに下げて膝を曲げお辞儀する「かわいい」仕草を連発。しかしかわいいわけではない。
 試合開始直後に突如狂暴化して大谷を偽造、顔面ウォッシュなどを激しく繰り出すも、ボリショイになだめられて再びピエロ化。
 敵にやられて場外エスケープ、パートナーと“入れ替わり戦術”を使おうとし、両肩をつかみ合ってグルグル回るも、ボリショイにそのたび「行って来い!」と送り出される。またやられる。これを繰り返すこと3度。入れ替わろうとしても、誰が見ても違いがわかる、という笑いと、騙されるデカい偽リショイ、という笑い。
 ボリショイの得意ムーブ・ロープの拝み渡りにチャレンジ、しかし怖々ゆっくりにしか進めず、同時に後ろから追いかけてきた本家にあっさり抜かれる、しかも滑り落ちて股間を打つ。
 終盤、ボリショイとウ〜メンの1対1。お互いバケツで水をかけようと牽制しあう。意を決して相手に向けたボリショイのバケツの中は紙吹雪。さらに水を入れたまま頭上へグルグル回す芸を披露、回転させる途中、真上でバケツを止めても水がこぼれない!まあホントは水が入ってないわけですが… ウ〜メンに「お前もやってみろ」と促す、馬鹿なウ〜メン騙されてそのまま真似るが、こちらのバケツからは当然水がこぼれてくる。頭から被水したウ〜メン、その衝撃で3カウントを聞いてしまう(爆)。
 その他にもウ〜メン、序盤で HERO がボリショイのバックをとったところですかさず控えから、「やっぱりそれが狙いだったのか!!」と糾弾して HERO に頭をを抱えさせるなど。う〜ん宮ざ… じゃなかったポリスウ〜メン、間が絶妙でした。
 
 休憩のあと、ボリショイが登場。5月からJWPが新体制で運営されること。芸能プロダクションと提携して客層の間口を広げていきたいこと。などが発表される。興行数がやけに増えていたのはそういうことだったのか… 後で知ったのだが、昨夏退社した千葉リングアナの後任として現場責任者を務めていた時津統括部長も、この日をもって退社したらしい。
 そしてボリショイ「この人が協力してくれることになりました、プロデューサーのつんく♂さんです!」BGM「ズルい女」がかかる。???
 花道からカンペ見つつ歌いながら登場してきたのは BADBOY 非道。こいつ去年11月のディファで米山に負けJWPを追放されたはず。ボリショイにもその点を突っこまれるが「うっさい、JWPはワシと土屋の“兄貴”が仕切るんや!」続けざまに「ズルい女」がかかり、今度は衣裳やメイクも本人に似せた人が歌いながら入ってきてさらに場内を一周。客席の歓声?に応える。モノマネの“とぅんく”という人らしい。そしてこの人がプロデューサーである、と。。あー。。提携する芸能プロダクションってこういう人たちを集めたところなのか・・・・・・・・・(苦笑)。
 さらに次の試合に出場の土屋も加わり、誰がJWPを仕切るかを巡ってリングが混乱。そこに春山も出てきて

セミ ストリートファイトマッチ
○シャーク土屋(フリー)(11:44バックドロップから)×春山香代子
 
 いきなり場外へ土屋を引きずっていった春山、ディファ客席の壁にかかったハシゴに登ってプランチャ。そしてリングに戻り、上に着ていたストリートファイト仕様の私服を脱いでいつもの水着姿となり「これが自分のスタイルだ」と大見得。ここまでは良かったが…
 土屋はアッサリと凶器を用いて反撃、春山大流血。ディファで春山の流血といえば、2年前、引退した美咲相手の試合もそうだったなあ… などと感慨に耽っている間に、土屋大攻勢、春山を痛ぶり続ける。
 はじめから勝ち目は薄い、と思ってはいた。それでも、短い反撃によもや… と期待してしまったのはヒイキ目か。最後は説得力充分の高角度バックドロップで。
 決着後も土屋と春山マイク合戦、その間にセコンドの倉垣が有刺鉄線をロープの一角に巻きつけていて、敵セコンドのボリショイ、米山、渡辺らがその餌食に。倉垣をそんなショボイいかにも手下みたいな扱いで使うのは止めて欲しいなあ… あ、団体離脱者への仕打ちなのかな(笑えない)。

メイン NWA認定女子パシフィック&NEO認定シングル2冠選手権
○日向あずみ(20:05雁之助クラッチ)×三田英津子(フリー)
 
 熱戦でした。その一言ぐらいしか印象に残ってない。好い試合ではあったんだが…
 試合後、三田マイク「5月11日、横浜アリーナのパートナーがまだ決まってません。私の力になってください」と日向に要請。英っちゃんの声は意外にかわいい(このあと三田はJWPに継続参戦、土屋らと戦う上での頼もしい助っ人となっている)。日向「私も出たいと思ってたんで、よろしくお願いします」そして客席に「5月から新体制で頑張ります、よろしくお願いします」。

 今月に入って以降のJWPの試合は未だ見ていないのだが、ネットを見ると、やはり芸能プロのタレントさん達はやや微妙な空気を作り出しているらしい(笑)。過去、他団体でのこうした試みも、成功したという話を聞かないので「やっぱり…」とは思うのだが、既にどん底まで落ちた団体なのだから、何にせよやらないよりはやったほうがマシなのかも。この日のメインのように、好い試合だけではそれ以上のインパクトが残せないのも現実だし、とにかく興行数が増え、それで少しでも経済的な安定が得られるならよいと思う。




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