速報版観戦記
■団体:修斗
■日時:2003年3月18日
■会場:後楽園ホール
■書き手:負井

3/18 修斗 後楽園ホール大会速報 18:30Start
流石はルミナと言うべきか、後楽園、今年初めての大入りです。
文句無く満員。
11試合もあるだけに、ほぼ時間通りに始まった模様
・・・遅刻してしまいました。
第1試合 03年度新人王トーナメントフェザー級1回戦 5分2R
大沢健治
(A3)
vs
加納 学×
(相補体術)

(2R3分21秒 チョークスリーパー)

フェザー級新人王の大本命・大沢選手、見事な一本勝ち。
途中から見たのですが、話を聞くと危なげなかったようで。
良い選手です。今後が楽しみです。
んー、最初から観たかった
第2試合 03年度新人王トーナメントバンタム級1回戦 5分2R
×ヒートたけし
(和術慧舟會千葉支部)
vs
HIRO
(総合格闘技STF)

(2R 判定0−3)

引き込んで、フックガードからめくりたいたけし選手と、
バランスとって上から仕掛けていくHIRO選手のせめぎ合い。
テイクダウンして、上のポジションをキープする場面の多かった
HIRO選手の判定勝ち。
第3試合 フェザー級 5分2R
三上洋平
(東京イエローマンズ)
vs
カイル・タカオ×
(米国/HMC)

(2R 判定3−0)

三上選手、グランドで上を取ると、きっちりとポジションキープして
パンチを入れていって、文句ナシの判定勝ち。
新人王トーナメントでは大沢選手と対戦。これは楽しみです。

カイル選手も序盤は下から積極的に仕掛けるも、徐々に失速。
攻めのパターンが単調だったかも、です。
第4試合 ライト級 5分2R
田村彰敏
(格闘結社田中塾)
vs
小林正俊×
(SHOOTO GYM K'z FACTORY)

(2R 判定3−0)

田村選手、さされても倒れず、逆に投げで上を取っていくと、
パスを仕掛けながらドンドンとパンチを入れていき、攻め攻めで。
小林選手の足間狙いも潰して、強いパンチ入れていっての圧勝。
ヒョードルを彷彿とさせる攻めでした。
第5試合 バンタム級 5分2R
×端 智弘
(PUREBRED大宮)
vs
生駒純司
(直心会格闘技道場)

(1R3分20秒 チキンウィングアームロック)

過去の試合からも、極めの強さは覗えていた生駒選手、
下からのアームを一瞬で捕らえると、絞りに絞ってテクニカル一本。
改心の勝利でしょう。お見事でした。

と、ここで休憩。
すでに下北興行くらいのボリュームがあります(笑)

休憩明けに、後半戦に出場する選手の入場式が。
完全に2部構成の興行ですね。

ルミナ選手への声援が圧倒的だったのは、書くまでも無く、でした。
挨拶はマモル選手
「平日のお忙しい中、足を運んでいただいてありがとうございます。
今後も、修斗共々マモルをご贔屓に」とアッサリ目で。
第6試合 ウェルター級 5分2R
村浜天晴
(WILD PHOENIX/10位)
vs
トーマス・ヒッテン×
(ノルウェー/オオカミ・シュートファイティング・アルファ・チーム)

(2R 判定3−0)

最近、好調の村浜選手。
本日もジャイアントスイングからのアキレスを見せ、
上をキープしつつも膝十字を仕掛けるなど、試合をコントロール。
2Rは、やや手堅い試合運びでしたが、キッチリ上とって、
文句なしの判定勝ち。
逆に、こういう勝ち方が出来るのも重要だと思います。
上位陣との対戦が楽しみです。

初登場のヒッテン選手、
基本的な技術がしっかりしている様子は覗えました。
次のチャンスに期待ですね。
第7試合 ミドル級 5分3R
加藤鉄史
(PUREBRED大宮/5位)
vs
ブライアン・ガザウェイ×
(米国/士道館USA)

(3R 判定3−0)

超久々の加藤選手。
以前と変わらぬ、究極の加藤ペースの試合でした。
じっくり倒して、圧倒的にポジションとって、でも極めきれず。
いや、本当に唸る様な強さなんですが。
ある意味、お見事です。

ともあれ復帰戦を飾った加藤選手、
今年はコンスタンスに試合をするのでしょうか?
第8試合 バンタム級 5分3R
マモル
(シューティングジム横浜/2位)
vs
久保山誉×
(SHOOTO GYM K'z FACTORY/3位)

(3R 判定3−0)

3Rを通じて、終始、スタンドの展開。
マモル選手はパンチに、ミドル・ハイを織り交ぜて、
久保山選手はローを効果的に使って、の打撃戦。
正確さでややマモル選手が上か? と言う印象。
2Rにはカウンターでダウンを奪い、マモル選手の判定勝ち。

とにかく倒されなかったマモル選手。
1R終盤にテイクダウンされた以外は、完全にタックルを切って、
または直ぐに立ち上がって、を実践していました。

問題は、これがホビーニョに通じるか、なのですが。
第9試合 ライト級 5分3R
勝田哲夫
(SHOOTO GYM K'z FACTORY/4位)
vs
門脇英基×
(和術慧舟會)

(3R 判定3−0)

メインを別格として、本日のベストバウト。

勝田選手の力強さ、門脇選手の技が真っ向からぶつかり合った
好勝負だったと思います。

1Rは互角か、やや門脇選手押し気味の展開も、
2Rからは、倒して、グランドで上を取った勝田選手が
門脇選手の下からのスイープ狙いを、ことごとく潰して
強いパンチを入れていって、試合のペースを握って。

門脇選手も、パンチ貰いながらも何度かスイープを極め、
3Rにはスタンドのパンチでぐらつかせる場面もあるも、
試合の大勢を覆すには至らず。

勝田選手の上を取ってのバランスと、
常にパンチで門脇選手の仕掛けを潰していく部分が光ってました。
強いグランドパンチ、的確に当てていましたね。

でも、両選手とも、もう一歩のところで畳み掛けれなかった部分も有り、
この辺りの克服が、KIDへのリベンジへの必須条件かと。
第10試合 ミドル級 5分3R
ショーニー・カーター
(米国/コンバット・ドー/6位)
vs
池本誠知×
(ライルーツ・コナン/9位)

(3R 判定3−0)

音楽にのって、ノリノリで登場のカーター選手。
対する池本選手はガウン(おニューでしょうか?)が格好良かったです。

試合は、両者、アグレッシブに仕掛けてポジションが入れ替わる
言い方を変えれば、ポジション取りに拘らない展開。
さしてからグレコ的な反り投げ・崩しや、豪快なバック投げで
カーター選手がテイクダウンを奪って、上を取っていくも、
池本選手もガードに戻して、ヒップトスや下からのアームロックでのスイープ
十八番の素早い動きでの、サイド→マウント→バックなども見せるも、
決定的な場面はつくれず、
テイクダウンとポジションの部分でカーター選手の判定勝ち。

池本選手、好きな選手なんですが、
今のスタイルだと、ちょっと厳しいでしょうか。
今日も、グランドの技術ではカーター選手を上回っていたと思うのですが。

カーター選手は、とにかく継続参戦に期待、です。

はっきり言えば、最新のVTモードではない試合でした。
が、この方が楽しめる方も多いかと思います。
第11試合 ウェルター級 5分3R
×佐藤ルミナ
(SHOOTO GYM K'z FACTORY/6位)
vs
ヨアキム・ハンセン
(ノルウェー/スカンジナビアンBJJアカデミー・オスロ/8位)

(1R2分9秒 KO※グランドパンチ)

ルミナ歴の浅い自分には、この試合を語るに値しないと思いまして、
この試合のみ、品川主宰に助っ人をお願いしました。
以下、品川観戦記です(主宰、お手数おかけしました)

ルミナは「コレがオレの闘い方」と言わんばかりの
「ルミナスタイル」を貫きそして見事に散った。

序盤こそテイクダウンとり
すかさずクローズガードでしがみついてきたハンセンを
バスター気味にマットに落とし 鋭いインサイドからのパンチを当て、
今日来たお客さんに「行けるな」と思わせ
黄金の足関節に入って行き
ヒザ十字→アンクル→ヒールと極めに行こうとする

ハンセンも十分に足関節対策は十分に打ってきたらしく
冷静にコレをしのぎ、逆に足を絡まれながらもルミナにパンチを振り下ろす

打撃の防御は全くせず ただひたすら足関節のみにこだわるルミナ
マットとハンセンのコブシの間で頭蓋骨が何度も何度も悲鳴を上げる・・

やがて動かなくなり ”THE END”
レフェリーの止めるのと セコンドの盟友坂本の投げたタオルのタイミングが
同時だったのも何か運命を感じさせた。

自信を持って渾身の力で入った 足関節を外されての敗北
ある意味 さばさばとした気持ちであったかもしれない
打撃でKOされるといつ負けたのか分からないこともよくある
ルミナもそんな感じだったろう

誰にも負けない伝家の宝刀(足関節)がルミナにある限り
試合に出続けて欲しい それがルミナの生きる道だから

かっこよかったよ・・

心に残る試合とはこういう試合のことを言う

(品川)
前半・下北 後半・後楽園 と言った感じの内容で、
アマ大会なんかで、長時間、試合を見続けるのに慣れている自分でも、
ちょっと11試合はボリューム有りました。

アマだとある程度、ボーっと見ているので良いんですが、
プロ興行だと、集中してしまいますので、
どうしても、どこかで集中力が切れてしまいますね。
しかも平日ですし。

ただ、ボクシングでもキックでも、このくらいの試合数はザラですから、
修斗の方向性を考えると、これがスタンダードになるのかもしれませんね。
逆に、観たい人は後半だけ観れば良いとも言えますし。
選手の出場機会が増えるのが何よりですから。

技術的な側面では、メインに象徴されるように、
立ったまま殴るか、倒してから殴るか、
と言う、打撃重視の傾向が、ますます顕著に。
しばらくは、このスタイルが続いていく事かと思います。
寝業師には厳しい時代かもしれません。

選手は新人・新外国人がドンドン出てきて、まさに群雄割拠で。
面白いと言えば、本当に面白いです。
report by 負井 今大会の画像及び選手コメントは こちら! 



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