2003.3.9 GAEA 後楽園ホール大会
■団体:GAEAJapan
■日時:2003年3月9日
■会場:後楽園ホール
■書き手:maya(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

前日のめちゃいけ女子プロレスの影響もあまり感じられず、会場は9割の入り(主催者発表1850人)。それでも、CXが全女では無く、GAEAを使ったという所は、何か動きがあるのか感じぜざるを得ない。

私の席は安い席なのだが、北側のひな壇の真っ正面で、リング迄の距離感も無いし、最高に見やすい席。これだから後楽園ホールはいい。

■ 第1試合 シングルマッチ30分1本勝負
発表されたカードは新井vs広田
×ポリス (2分56秒、へなーラ・サンセットからエビ固め) 広田さくら○

ほぼ定刻で始まり、まずは相変わらずピンクのチャイナドレスをコスチュームにした”勘違い”広田の入場。広田はリングインすると、いきなりマイクアピール。「どうやって新井の中身を決めてるか分かったよ...ジャンケンだ!」で、後で知ったのだが、この日ジャンケンに負けたのは、飛鳥らしいのだが。。。

続いて新井の入場。あらい熊ラスカルのテーマに乗って、可愛らしく客席に風船を配るのだが、中身は可愛くない。すぐに着ぐるみを脱いで、ポリスの登場。この時点で、場内どうでもいいやという雰囲気に。

ポリスはまたもプロレスが上手くなっているが、正直この見慣れた攻防には、飽きてしまい、早く終わってくれないかなと思ったら。3分以内に終わってしまった。

あれだけ、とんがっていながらも、広田にジョブするポリスは偉いけど、この二人の攻防はどうにかならないかな。夫婦漫才みたいな時もあるが、お互い戦うより個々別のことをやった方が面白い。ボケキャラを一緒にしちゃダメだよね。救いは早く終わったこと。


■ 第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○ダイナマイト・関西 浜田文子(17分28秒、グリーンフォールから体固め) 山田敏代× 植松寿絵

こりゃねぇ、塩を集めたとしか言い様が無いマッチメーク。やはりGAEAはシビアだ。

何の期待もしないで、見たこの試合だが、これが面白かった。正直、何が面白かったというのも良く分からなかったが、最近、W-1やWJといった、どうしょもないプロレスを見ていたので、オーソドックスだけど、プロレスを見たなぁ、という感じにさせてくれた。

植松は自分で迷い込んだ一時の低迷期を脱出したみたいだし、文子はあらゆるスタイルに対応出来る、器用さというか、技を持っているのが良く分かった。

関西と山田は特別、いつもと違うことをしている訳では無いのだが、妙に噛み合う。この二人はタッグを組むより、戦った方がいいかもしれない。

それでも、試合を組み立てたのは文子。まあ、私は、吉田、AKINO派だから、アルシオン当時の文子はあまり好きでは無かったのだが、こう前座ながらもどうにかしようとしている、文子を見ると、なんとなく応援したくなる。

というより、今ごろになって私が文子の魅力を感じつつあるということかな。GAEAでは、17分なんて滅多に無いのだが、中だるみも無く時間的長さを感じさせない試合だった。

■ 第3試合 シングルマッチ30分1本勝負
×輝優優 (14分15秒、LSDIIIからエビ固め) ライオネス飛鳥○

まあ、ブックはミエミエだけど、GAEAに入団した輝がどれだけ頑張れるかという試合だが。まず、オーラが違う。実は昨日のめちゃいけ女子プロレスを私の母親も見ていて、後で飛鳥の格好良さを感心していたが、プロレラーはそうでないと。出てきただけのインパクト。

まあ、今の輝にそれを求めても無理かもしれないが、これは、先天的なものでは無く、後天的なものだから、努力すれば、彼女ならそのうち出せると思う。

試合は輝が頭から落とされる所は、ヒヤヒヤするのだが、無事に終わって良かった。輝は今のところ、GAEAではジョブ役だが、この分なら、そのうちいいことがあるだろう。飛鳥に対して、看板負けしないぞという姿勢が見れて良かった。輝もこれから応援していこう。

ここでQK。

最近やたらとつまらねぇ興行を見て来たから、なんとなく”プロレス”を見たなという感じ。休憩中には、相変わらず植松と広田がリングのお掃除とロープ調整。WJ、少しはこの二人を見習え。

■ セミファイナル タッグマッチ 45分1本勝負

長与千種 ×カルロス天野 (13分30秒、スーパーパワーボムから体固め) 尾崎魔弓 KAORU○

ペナルティー明けのD-Fix。さぞや凶器を持ってくるんだと思ったら、アーミー・ルックにライフルを持って入場。後ろからポリスがカートに凶器を一杯詰めて入場する。
D-FixはGAEAの流れとか、そんなの関係無く独自の路線を行っているのだが、それが面白すぎる。今日の相手は長与だから思い切りいけると思うのだが、パートナーが尾崎の一番弟子の天野で、GAEA側も意地悪るだなと思わせるカードだが、一番弟子だろうが、何だろうが尾崎にとってはコーナーの対角にいる者は関係無し。いきなりフル・スロットで攻めていく。

だけど、この二人凶器は使うんだけど、要所はちゃんと自分達の持ち技で攻めて来るんだな。だから、凶器を使っても悪辣には思えない。まあ、悪いのは確かだけど。

防戦一方の長与組に、満を侍して広田の登場。長与と一緒に大技エキセントリックを決める。まあ、ほとんど肉体的にはダメージにならないけどね。精神的にはなったかもしれないけど。それでも、広田程度ではこの二人(ポリスも入れて3人か)の勢いは止められない。二人のコンビネーションからD-Fixの圧勝。目に見えているけどね。

それにしても、D-Fixは悪いけど、上手くて面白いね。自然に客もヒートする。
試合後に、尾崎とKAORUはcoronaで乾杯。そこで広田がリングインしマイクアピール。
「おいおい、見たぜ、見たぜ!オメーらが不正を働く所をよ!タバコは吸うは、ビールは飲むは、これは誰かが天罰を下さないとな!大体KAORU!飲めねえくせして無理すんじゃないよ!」と結構痛い所を衝いて来るのだが、「お前ら文体の相手、決まっていないんだろう。お前らの相手は!お前らの望み通り、お前らの望み通りエキセントリックが相手をしてやる!」
尾崎、面倒臭そうに、「お前らなんか賭けるものあんのかよ。」
広田「それだったらトリプルHのベルトを賭けてやるよ。」と言うと二人から「そんなのいらねえんだよ。」という当然のリアクション。
広田「それだったら、お前らの望み通り敗者髪切りスキンヘッドだ!」すると、今日ニューヘアーをきめてきたKAORUが「誰も望んでないよ!髪は女の命なんだよ」とこれまた却下。広田相手にとんがっているD-Fixが可笑しい。

すると、尾崎が「うちらが勝ったらお前(長与を指して)のファン10人が坊主になれ」
ということで、これで決定したみたい。何でこうなるんだろうね。
長与も本当にやるのという感じで、強引に文体カードが一つ決定。オオバコに弱い広田だけど、こんどはなんかアイデアあるのかな?というか長与に何やらせるんだろうね。

長与のファンって、関西やアジャもそうだ。下田も三田もか。だから、この間園子が久しぶりにセコンドに付いていたら、髪の毛切られたんだな。

■ メインイベント タッグマッチ60分1本勝負

○豊田真奈美 デビル雅美 アジャ・コング (20分28秒、J・O クインビーボムから体固め) 里村明衣子× 永島千佳世 シュガー佐藤

これはこの試合で文体のシングルとカードが決まるというのがミエミエ。それにしても今のGAEAのベルトって、この3人が持っているんだもんね。こりゃいくらなんでも萎えるよね。飛鳥がセコンドでなんかかいがいしく働いているのが可笑しい。

前半は久しぶりに見る永島とシュガーの相変わらずのコンビネーションが目立ったが、時間が進むにつれて豊田と里村の一騎討ち対決の雰囲気に。この辺もミエミエだけど。里村が豊田のお決まりのムーブをいちいち外す所が、見ててざまあみろという感じ。大体豊田はテンポが遅いんだよね。いちいち客にアピールしないと次の技を出せないけど。あれじゃ、待っている方が間を持てないよね。

永島とかちゃんと動きながらとか、間合いを計るためにアピールをするが、豊田の場合はアピールするために、アピールするから古臭く見えてしまう。それとムーブやスポットも毎回同じ。全女の場合、毎日違う地方で試合をするから、毎回同じでもいいけど、月1回の後楽園ホールを中心にしているGAEAでは、これじゃ飽きちゃうよね。ズブイし。まあ、デビルさんは少々ズブくても存在感で勝負出来るからいいけど。

そういう意味では、しょぼくなった北斗の時の方が、今の豊田よりもあまだスピードあったな。今考えると、里村自身北斗相手が一番自分を表現出来たかもしれない。技を受けるというのがプロレスの基本だが、敢えてシングルで豊田の技をことごとく外すなんていう展開になったら、面白そうだけど。

里村が豊田にジョブするのもお決まりの展開だが、試合後に豊田が「里村、ムカつく!お前から先に潰す!私のベルトに挑戦する勇気が有るか!」と捻りの無いマイクアピールをすると、里村は「なきにしも、あらずだ」という里村の最近マイブームの侍トークで場内を笑わせる。
すると豊田もニガ笑いしながら、「承知致した!挑戦して来い!」と、豊田にしては捻りがあった。

ここで、文体のカードがもう一つ決定。お決まりだけどね。次はタッグだと思っていたら、ここで堀田の登場。アジャがこれに素早く反応して、「そこのどアホ、何しに来たんだ!勝手にリング上がってくんな!やりたいんなら、外に出ろ、外でやってやるよ!」と言うと一発触発の雰囲気に。GAEA側はシュガーが負傷したみたいなので、とっと撤収してしまったので、ここでは、中島リングアナと木村社長まで、リングに上がって来て、必死に二人を押さえていたので、これは本当に打ち合わせ無しの乱入みたいだ。豊田の表情を見ると目が点になっていたし。

ここで、木村さんが「あなたたちプロでしょ!プロならリングでやってください。」
堀田「私はアンタと勝負したいんだよ!出来ないのかよ!」
アジャ「今日は誰に焚き着かれたんだよ。私は全女のリングには上がりたくないんだよ!私はフリーだからリングを持っていないので、社長にお願いがあります。10分だけリングを貸してください。10分で決着をつけます。堀田、お前にどこにでも上がる勇気があるなら横浜に来い!」
すると木村社長が、「GAEAは自由な団体です。でもあなたは全女所属でしょ。大丈夫なんですか?」と。
堀田「私が全ての責任を持つ」
木村社長「じゃあ、これから帰らないでください。きっちり話しましょう!」
って、このやりとりを聞く限り堀田はマジで来たんだろうな。さすが、出たとこ勝負の全女。GAEAのように入念に組み立てられたブックなんてありゃしない。こりゃ、木村さんの髪の毛が薄くなる頻度が高くなるのも分かるよね。

これで文体の堀田vsアジャの10分1本勝負がほぼ決定。だけど、どんな試合になるんだろうね。前に堀田はVTルールを要求していたけど。結構会場では、どうでもいいやと雰囲気があったのだが、実際どうでもいいし、ただ、こういう試合に限って凄かったりするからね。見当つかないね。

だけど、これで文体でのタッグのタイトル戦はお流れのような感じ。まあ、シュガーはまた膝を痛めて欠場ということらしいから、あらゆる意味でGAEA側にとっては、アングルがスクリュー・ジョブで文体を向ける。こうなると、永島はまたもデビルさんとのシングルかな。それなら今度は勝つ番だからいいけど。

なんか最後の最後で、堀田に持っていかれた興行だが、そこそこは面白かった。だけど、GAEAのマットで全女の影が見え隠れするのは、正直うざいね。GAEAはGAEAでいいと思うのだが。




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