昭和のプロレスは春日部にあった!かもしれない・・・
■団体:ターザン後藤一派
■日時:2003年2月16日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ぱり (ex:プロレス語るシス

さすが春日部は遠いっすね。東部伊勢崎線春日部駅に着きタクシーに乗るがます「春日部インディーズアリーナ」と言っても通じなかった(笑)。なんかセンターに問い合わせて事無きを得たがまだ地域に根づいてないのかな?(笑)。
会場はまんま倉庫。BS東京よりも狭い(らしい)勿論空調設備なんてのは整ってないのでそれなりの覚悟が必要。冬は寒く夏は熱い。屋外だが自然の摂理に実直に従っている会場です。
入場料は前売り2500の当日500円UPという事で諸インディーと比べても良心設定。
なんでも観客動員は道場開きに次ぐ入りらしい。

13時5分にリングアナが上がりカードを発表。勿論観客からは「早いよ!」との声が上がる。
メインを張る筈だった矢口様のお父さんが倒れたらしく、丁度この日手術という洒落にならない事になったらしく急遽欠場。
魔餓鬼のパートナーはトントン丸USAになった。せっかくの張りつけ用に設置された十字架が・・(笑)。

○中村(片エビ固め11:11)×蜂巣

前座らしい前座。今やこういったインディーの方が昔ながらの地味な前座が生き残っているのかもしれない。蜂巣はいつものスタイルを封印して真面目に中村のグラウンドに付き合いそつ無くこなせていた。スワンダイブも出しスタイルが幅が広がっている。
中村は地味だがかなり安定感がある。殆ど失敗も無く危なげないプロレスが出来る。

▽異種格闘技戦
○リー(KO 2回2:22)×佐藤伸

リーはグリーンホーネットの加藤のような怪しい風貌のクンフー使い。
それにしても伸太郎はかなり引き締まっていた。凡太時代とは大違い、なんせ腹筋が薄っすらと見えてたもんね。練習環境ってのは大切ですね。
試合はリーがかなり一方的に終始に渡って押し捲り、観客からは「プロレスを守ってくれ〜」「プロレス最強神話が〜」という声も飛んでいたがあえなく伸太郎は大した反撃時間も無く終了。

▽WMWインターナショナル・スーパーミドル級王座次期挑戦者決定戦3WAYダンス
○負死鳥カラス(エビ固め10:04)×佐藤竜
※もう1人は渡辺

佐藤竜騎士(たかしと読む)はFF3に戦闘パートの曲で入場。これ好きなんだよなあ、小学生時代を思い出す。どうせならジャンプ攻撃とかやって欲しいよね。
試合はややネタ色が強かった。私的に久々に渡辺のグラウンドが見たかったが・・。
烏は客席に向いケブラーダ(NOT安全)を打っていたが大した怪我も無く一安心。
ネタは練っていたけど専念されて無いとは言わないが、どちらかと言えば3人とも3WAY系の試合には向いて無いと思う。

▽特別試合
○大山(裸絞め12:00)×トウカイブシドー

ムサシ(大山)はなんでもアメリカス・ヘビー級というベルトを奪取してきたらしい。その歴代王者と言えばマスカラスやD・ファンク・Jrと言ったスターが巻いていたベルトと話だ。
トウカイブシドーは日刊の速報には載ってないみたいだけど、V3じゃなくてGL。今日は真面目モードと言う事でタッチ周りは無し。

試合は静かなグラウンドから始まる。ブシドー普段はしゃべりで沸かすタイプのレスラーであるがこの日はGLという事で普段はあまり見せないグラウンドを見せる。が・・つまらん(笑)。
ヘタでも無いがあまりにも真っ当過ぎてつまらない。
ムサシもグラウンドを中心に練り上げているみたいで、あの蹴りがあまり炸裂しなかったのは残念だったね。試合もあまり沸かず終わる。まあ当然かな。

▽ダブルチェーン・エニウェアフォール・タッグデスマッチ
○後藤、懲役太郎(チェーン絞首刑によるラクダ固め27:36)とんとん丸USA、×魔餓鬼

チェーンデスマッチという事だったが、チェーンデスマッチ独特の面白いスポットはとかく無かった。寧ろチェーンが絡まり終盤ムーブ自体が成立しないという負の部分が目立った(後藤さんは怒ってた・・)
それにしても後藤一派に出ると誰もが普段以上に頑張っているように見える(後藤さん効果か?(笑))。
特に魔餓鬼の大車輪の活躍ぶりには今までの評価を一変されるほどのものがあった。
後藤の強烈な全く”逃げの無い”イスを食らったり、イスを敷き詰めたとこにパワーボム(2回目は嫌な角度で落ちて頭をモロに打っていた)などなど受け続けていた。
今日の生贄は魔餓鬼か(笑)。

USAも同様イスを受けていたし、腕を切っていたし。魔餓鬼ほどではないが後藤一派らしいメインを作り上げていた。

しかし27分は長過ぎる。20分ぐらいに収めておけば印象が違ったかもしれない。終盤は結構だれてしまった。それもチェーンが絡まった事によるのが原因だろうからもし普通のスタイルでやっていたらもっと面白くなっていたかもしれない。

会場の或るお客さん曰く、「チェーンデスマッチに名勝負無し・・・」。明言だね(笑)。

その後魔餓鬼はあれだけ受けきったにも関らずパンツ一丁にされ、矢口様の指定席とも言って言い十字架に貼り付けにされ、客の水鉄砲を食らっていました。
歯をガタガタ震わせ本当にやばそうだった魔餓鬼。今日のMVPは間違い無く魔餓鬼だ。

立地条件、観戦環境を除けば良心的な価格で面白いプロレスを見せてくれる後藤一派。マスコミには殆ど無視されてしまうような団体だが、一度暇があれば是非見に来てもらいたい団体だ。
少しだけ貴方のインディー観が変わるかもしれない。




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