1/26 PANCRASE「2003 HYBRID TOUR」
■団体:PANCRASE
■日時:2003年1月26日
■会場:後楽園ホール
■書き手:アクロストーン

日曜のお昼12時からだなんて私にとっては早過ぎます!
眠い中、後楽園に到着、こんな地味めなカードにもかかわらずまーまーの入り。
なんだか客入りは安定している気がする。

パンクラスゲート フェザー級 5分2R
×平山 英明
(P'sLAB横浜)
vs
島袋 零二○
(HYBRID WRESTLING武∞限)
(1R1分2秒 KO)

始まったと思ったらいきなり右パンチが当たってそのままKO
すいません、コーヒーのみながらだったんで肝心なところ見損じました。
試合には関係ないですが、ゲートの試合はそれぞれが赤と青のレガースをするので
私的にはなんとなくうれしい。
やっぱり、パンクラスはレガース履いていないとね。
気分が盛り上がらない。


第1試合 フェザー級 5分2R
×田上 洋平
(HYBRID WRESTLING武∞限)
vs
梅木 繁之○
(SKアブソリュート)
(2R 判定0?2)


ぬーぼーとしたひょろりとした体型の梅木がサンボっぽい動きというか
とにかく、ぬらりひょんみたいに自在に間接を狙っていく。
見てて楽しかったので、よかった。
極めきれなかったのはきっと、ぬるぬるしてるから相手の間接もすっぽ抜けちゃうん
だと思う。


第2試合 ミドル級 5分2R
×佐藤 光留
(パンクラスism)
vs
岡見 勇信○
(和術慧舟會東京本部)
(2R 判定0?3)

ヒカルくんはマントなびかせ、眼鏡クンで入場。
しかし何を狙っているのかさっぱりわからない。
オタク受け???
光くんのむっちりとした白い身体は窪田の体型と美濃輪の肉質を連想させる。

試合はヒカルくんが岡見の脚をつかんだけどそっから何も出来ず
逆に脚で踏みつけられたり、パンチ食らったりと見てて哀しくなる。


第3試合 ウェルター級 5分2R
×長岡 弘樹
(ロデオ・スタイル)
vs
北岡 悟○
(パンクラスism)
(2R 判定0?3)


両者、打撃では互角に打ち合いなかなか激しい立ち上がり。
しかしグラウンドに持ち込むとやっぱり北岡が一枚上。
グラウンドの差で判定勝利かな?
と自分で書いてて、打ち合ってるとこしか浮かんでこない。
派手な試合は、目が覚めるからうれしい。


第4試合 ウェルター級 5分2R
△大石 幸史
(パンクラスism)
vs
和田 拓也△
(SKアブソリュート)
(2R 判定1?0)

つりパンだと楽しみにしていると、あれれ?普通のパンツなんで少しがっかり。
ワダタクって修斗出ていた選手だよねえと思ってなんだかパンクラスだか修斗だか
何がなんだか分からなくなってきた。

両者、差し合ったり打撃に行ったりと自分のペースに持ち込もうとして
2R終わったという感じ。確かに2Rだと短いかもしれない。
が、こんなRが3回も続くとしたら、楽しい人には楽しいかもしれないけど
つらい人にはつらいだけなので、やっぱり2Rで良かったと思う。


第5試合 ミドル級 5分2R
○石川 英司
(パンクラスGRABAKA)
vs
金井 一朗×
(パンクラスism)
(2R 判定3?0)

なんだかこの試合は可哀相だなあっておもっちゃった。
だってね、フツウに考えたら石川が圧勝するでしょう?違うかしら?
見所としては、金井がどこまで耐えられるかを見届けるとか
一本取られるか取られないか、を考えてみるしかない。
まあ、2Rなので凌ぎきったけど、みてて厳しかった。
わたしは生っ粋のパンクラファンだけどこの頃の新人さんは顔と名前が一致しない。

それほどなんだから、マズイと思う。
現在のパンクラシストはストイックさ、秘めたる想い・・・もろもろと
単に内気、受動的を履き違えていると思う。


第6試合 ライトヘビー級 5分2R
○渡辺 大介
(パンクラスism)
vs
入江 秀忠×
(キングダム・エルガイツ)
(2R 4分18秒 KO)

入場はみのる的、頭にタオルをふっかけてゆっくりと牛歩のように登場。
大介は、いつになく神妙な表情、きっと負けたら割腹自殺しないといけないんだろ
う。

試合は入江がコーナーに押し込む→ブレイクがかかりスタンドからやり直しを
2回ほどやって、大介がちょっとパンチを打ち込んだら
入江がお尻からひっくり返って一瞬の出来事で終わってしまった。
あまりにもあっけなくて、入江はダウンを否定してたみたいだけど
だれが見てもあんなひっくり返ったんじゃダウンだよ。

入江本人は判定には納得しているようだと後でうわさで聞きました。

そして入江が泣いたのではなく、代わりに大介が涙したのでした。
門番の役割をきっちり果たした感激と開放感の涙だ。
しかし、大介が門番の役目をきっちり果たしたのって実は今回が始めて???


第7試合 セミファイナル ミドル級 5分2R
○三崎 和雄
(パンクラスGRABAKA)
vs
ジョー・ダース×
(ヘンゾ・グレイシー柔術アカデミー)
(2R 4分52秒 レフェリーストップ)

総合は初めてみたいだけど、さすが柔術金メダリスト!
グラウンドに持ち込むと、しっかりポディションいろいろキープで三崎は苦しいで
す。
このまま2Rも同様で終わるのかな〜なんて考えていたら
残り20秒くらいで、上を取った三崎がパンチ連打してレフェリーストップで
劇的に逆転勝!
マイクも、グラバカにベルトを2本もってきます!とかいって
俄然盛り上がる。
私的には、生っ粋のパンクラファンなので三崎が勝ってもそこそこという気分。
まあ、良いことだくらいにしか感じないのは、意固地かもしれない。
わたしのいけないところだと思う。もっとグラバカを評価してあげてもいいだろう
に。


第8試合 メーンイベント ライトヘビー級 5分2R
△近藤 有己
(パンクラスism)
vs
ガブリエル・ベラ△
(ハイアン・グレイシー柔術)
(2R 判定 1?0)


わざと苦手なタイプをあててどのくらい弱点を克服出来ているかを判定するための試
合。
だから2Rで十分だろうが
予想通り、スロースターターの近藤は、倒されて上を取られてしまう。
でも、決定的な場面にはならないし、パンチだってもらっていない。
ただ、こういうのは観客、審判ともに心証が悪い。
2Rに入るとやっとエンジンが暖まってきたのか
動きが良くなって倒されなくなり、ラウンド後半には近藤が上を取ったがそこで時間
切れ。

あるジャッジは、まだ見ぬ幻の3Rの近藤の圧勝を含めて判定20−19をつけたの
であろう。
私自身「それはないだろうに・・・」とつぶやきいてしまったが、
隣りの人が大きな声で「それはないだろ!」と野次を飛ばしたのは閉口した。



判定がおかしいという人はパンクラスという団体を格闘技団体だと勘違いしている。

パンクラスは、プロレスと格闘技のあいのこ(=ハイブリッド)であって
プロレスからも格闘技からも忌み嫌われ疎まれる存在なのだ。
だからこそ、それぞれの悪癖を引継いでいるのは当然であって
その悪癖がそれぞれの親(プロレスと格闘技がどっちが父で母だかは知らないが)の

決して触れてはいけない領域を逆なですることも、避けられない運命だ。

だからこそ今回の場合、近藤の方がベラよりも格が上であるという不文律が、
判定に持ち込まれることはプロレスでは当たり前であることにもかかわらず、
格闘技ではまったく否定される。

パンクラスとは、どちらの親にも疎まれつづける決して愛されることの無い可哀相な
家無き子なのだ。
そしてハイブリッド(=キメラ)であるがゆえに、子孫は残せない一世代かぎりの奇
獣であるのだ。


だからこそ私はパンクラスを愛してやまない。
ただ気がかりなのは、私がパンクラスを愛することしかしなかったことだけなのだ。




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