1/24修斗後楽園大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2003年1月24日
■会場:後楽園ホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

今年一発目の大会です。カードはやや地味だけど、おもしろかったです。
開始時会場は5割ぐらいの入り?終了時は7割かな?まあ平日ですし、しょうがないでしょう。

全選手入場。歓声が多かったのは村浜選手かな?
挨拶はトイカツ。独白っぽいコメントと、デビュー戦の選手へのメッセージがよかったですね。

では観戦記に。


第1試合 03年度新人王トーナメント バンタム級1回戦 5分2R
○塙 真一(和術慧舟會千葉支部)
×秋久哲也(シューティングジム大阪)
2R 3'25" 三角絞め

デビュー戦の秋久選手。今風の顔立ちに髪型。赤白のスパッツ。

1R
秋久タックルも、切られ、立ち膠着から、塙がヒザ狙い。遠い距離からのジャブ打ち合いに。
秋久のジャブが何度か当たり、塙の右目腫れる。秋久タックルから、ひねり倒してテイクダウン。
その時塙が出した打撃で、秋久鼻血。塙は足を腰に当て、スイープ狙いから立つ。

2R
ジャブ打ち合い。秋久タックルも塙立つ。秋久またタックルでテイクダウン。
塙は下から蹴って応戦。秋久頭下げてくっついたところ、一気に塙が三角に!
ガッチリ決まって、秋久タップ!

塙選手、得意のスタンド打撃で、ペースが取れず、ジャブをかなり被弾。テイクダウンも取られ、
ちょっと劣勢でした。しかし意外な下からの仕掛けで見事一本。素晴らしかったです。
勝利が決まった直後は、ぐっとセコンドの胸に顔をうずめてましたね。
次はトーナメント2回戦。赤木選手と澤田選手の勝者と対戦。どっちも強いぞ。

秋久選手、一発に負けたけど、打撃もなかなか鋭く、積極的にタックルも。良かったです。


第2試合 03年度新人王トーナメント ライト級1回戦 5分2R
×溝口なおすけ(誠流会)
○藤岡正義(シューティングジム大阪)
判定1-2 (19-18,19-20,19-20)

溝口選手は相変わらず空手衣で入場。
藤岡選手は紺のトランクス。細身でさわやかな感じ。

1R
藤岡、突進して蹴り。溝口パンチで応戦。藤岡テイクダウン。溝口ガード。そして一気に、
溝口三角へ!キャッチも入る。決まるかと思われたが、藤岡凌ぐ。そして頭抜いたと思ったら、
溝口今度は左から三角!結局これも凌ぎ、藤岡パス&パンチ狙い。溝口は戻す。
藤岡勢いよくダイナミックなパスやパンチを狙う。
最後、またも溝口が腕拉ぎ三角固めに入った瞬間ゴング。

2R
藤岡タックル。溝口バック狙うもガードに。藤岡またもパス&パンチを積極的に狙う。
藤岡はインサイドガードからのネックロックも狙う。やや膠着しブレイク。
藤岡タックル。溝口蹴り合わせるもテイクダウンされる。
藤岡はネックロック狙いつつ、パンチ。

2R確実に取った藤岡選手が勝利。判定はうーん。1Rで10:8はないんじゃない?

藤岡選手勢いがあってよかった。またいろんな局面が見たいですね。

溝口選手、またも勝てず。相変わらず下からの極めは凄い。でも今回も極めきれず。
大好きなスタイルだけに、頑張って欲しい。やはり徹底的に倒されないことが必要では。


第3試合 03年度新人王トーナメント ウェルター級1回戦 5分2R
○鹿又智成(総合格闘技武蔵村山道場)
×甘利芳紀(シューティングジム大阪)
1R 4'14" 腕ひしぎ十字固め

2人とも黒トランクス。最近トランクス多いな。トランクスかっこいいと思うけど、
やっぱりスパッツの方が、シューターって感じがするんだよなー。

甘利選手、ボサボサヘアーにボサボサ胸毛。いい人オーラが凄い。そしてニコニコしながら
会場に投げキッス。うーんキャラ強い。

鹿又強引な投げ狙い。甘利踏ん張り、差してバックに回り、バックドロップ気味の大きな投げ!
しかし鹿又すっくり立つ。甘利またテイクダウンするも、鹿又あっさり立つ。
そして鹿又が足掛け、テイクダウン。鹿又上からパンチ連打。甘利はガードから腕十字狙い。
鹿又腕抜く。甘利片足タックルも、鹿又上から頭押さえつつ、パンチ連打!
甘利片足取って立ち上がるも、鹿又バランスよく倒れない。身体能力のなせる業?
鹿又がテイクダウンし、パス、すぐマウント。マウントパンチ連打からやや強引に、
自ら下になりながらの腕十字を極めた。

うーん、強い!やっぱ強いよ鹿又選手。相変わらず粗い感じはするけど、モノが違うって感じ。
どんどん試合をして欲しいです。やっぱ新人王トーナメント大本命ですね。
次はJ太郎か。体力的には有利かな。

甘利選手、序盤で見せた投げは素晴らしかった。でもテイクダウンされてからは、かなり
一方的にやられました。うーんやっぱ相手が強かったとしか言い様がないかな。


第4試合 03年度新人王トーナメント ミドル級1回戦 5分2R
△寿丸。(SHOOTO GYM K'z FACTORY)
△杉浦“海坊主”博純(シューティングジム大阪)
判定0-0 (19-19,19-19,19-19)
※抽選により杉浦が二回戦進出。公式記録はドロー

寿丸。です。実家が漁業をやっていて、船の名前だとか。今回の入場も大漁旗を従えての入場。
スパッツは緑色。後ろに大きく「心・技・体」の文字。そうそうサンボ衣で入場してた。
杉浦選手もミドルネームが“海坊主”とのこと。杉江"アマゾン"大輔って感じかな。
頭は坊主でまさに海坊主。黒スパッツ。

1R
杉浦ロー、寿丸タックルも切る。杉浦パンチで攻め込む。寿丸は果敢にタックル。
徹底して杉浦は切って、離してパンチで攻める。寿丸とうとうテイクダウン。
杉浦ガード。寿丸たまにパンチ。杉浦も返す。

2R
またも寿丸徹底的にタックル。杉浦切って、距離開くと、ローも連打で入れる。
この後も寿丸はひたすらタックル。杉浦がぶってパンチいれる。コーナーで膠着しブレイクも。
ずっとこの展開は変わらず。最後に杉浦がタックル切って、バックに飛び乗ってゴング。

大きな差があったわけでないけど、1Rずつ取り合って、ドローに。その場で封筒持った坂本さんが、
リング上にあがる。寿丸から封筒とったが、当たりが入っていたのは、残りくじの杉浦。
で杉浦がトーナメント2回戦進出。相手は福本。いい試合になりそう。

寿丸。選手、徹底的にタックル戦法。スタミナと気迫は凄かった。ただ、戦い方に幅がなさ過ぎかな。
もう少し打撃がないと、タックル切られまくると思う。

杉浦選手、良かった。パンチもコンパクトで強そうだし、レスリングも良かった。
がっちり体型なのにスピードもあったし。


第5試合 女子バンタム級 5分2R
○エリカ・モントーヤ(米国/ネクストジェネレーション・ファイティング・アカデミー)
×虎島尚子(RJWセントラル)
2R 4'50" 腕ひしぎ十字固め

モントーヤはきれいな道衣(紫帯)を着て入場。高校生だっけ。かわいいですね。
虎島選手は幼稚園の先生だっけ?多くの友人から「虎ちゃーん!」と声援が飛んでました。
なんか愛嬌があって、いい感じですね。

1R
モントーヤいきなり胴タックルでテイクダウンし、そのままサイドに。
ボディにヒザ入れつつ、マウントへ。腕狙いつつ、なんと立ち上がっての腕十字に!
虎島も立って凌ぐが、またもモントーヤがテイクダウンしてマウントに。そして三角へ。
虎島は三角で固められつつも、ヒザをモントーヤのボディへ。

2R
虎島はパンチで押す。モントーヤ胴タックル。コーナーで膠着しブレイク。
虎島ストレート当て、モントーヤの顔が跳ね上がる。しかしまたモントーヤタックルでテイクダウン。
そしてパス。マウント取ろうとして、モントーヤ下に。虎島はインサイドから臀部にヒザ。
しかしモントーヤ残り10秒で、抱え十字を極め、虎島タップ!

モントーヤ選手、スタンド打撃は練習していないと自分で言っているとおり、かなり危なっかしい。
しかし寝技は良かった。鮮やかなパス、マウントへの移行。そして極め。いやーみせてくれた。
見ていて楽しかった。

虎島選手も粘りと気迫が見れて良かった。

でも、個人的な意見をひとつ。どうも女子選手の打撃だめなんですよね。寝技はOKなんだけど。
今回はそんなにエグいシーンがあったわけでないけど、グラウンドパンチとかグラウンドのヒザとか
なんか心配しちゃうんですよね。これは趣味の問題なんでしょうけど。


第6試合 ライトヘビー級 5分2R
○桜井隆多(総合格闘技TOPS)
×中西裕一(シューティングジム横浜)
判定3-0 (20-19,20-19,20-19)

隆多はニュースパッツ。赤と銀?そしていつも以上の切れ上がり(^-^;)。セクシーすぎます。
「やらしい・・・」って声も会場から(笑)。そして相変わらずな超マッチョな黒光りした体。

中西選手もかなりいい体だけど、隆多には負けてたな。

1R
中西投げるも、隆多踏ん張って上に。中西、すぐ三角に捕らえる。しかし隆多はすぐすくっと持ち上げ、
仁王立ち!なぜかバスターはしなかった。封印したのか。腕を取られるのを恐れたのか。
持ち上げられながらも、中西はパンチ。隆多はコーナーまで運び、落としてからパンチ連打。
そして隆多はアミール決める。しかし中西は片腕取られたまま、足を掛け、隆多の体勢を崩す。
隆多パンチ。中西も返す。

2R
隆多差して、クラッチしてテイクダウン。中西腕十字&スイープ狙い。隆多は凌いでパンチ。
この状況が続く。一発重いパンチを隆多が落とし、その後上からパンチラッシュ。中西は上手く凌ぐ。

最後の怒涛のラッシュが効いて隆多の判定勝利。そんなに差はなかったかもしれません。
中西選手もかなり仕掛けてたし。でも隆多の勝ちでいいでしょう。

隆多もあれだけキャラ立ってるからもっと目立って欲しい。決して弱くないし。
今後は名のある選手とやってほしいな。難しいだろうだけど。他団体でも見たいぐらい。

中西選手、かなり下からの仕掛けを見せた。かなり上手かった。でもやっぱ極めないと。


第7試合 ライト級 5分2R
○戸井田カツヤ(和術慧舟會)
×ラミ・ボウカイ(米国/ネクストジェネレーション・ファイティング・アカデミー)
判定2-0 (20-18,20-20,20-18)

2回戦なんで2人同時に入場。トイカツ入場曲無し。元1位と考えるとちょっとかわいそう。
トイカツは相変わらず整体士ルック。
ボウカイは長身。青と黄の虎刈り?派手なとこは師匠ブレナン譲り。

1R
ボウカイいきなりギロチン。トイカツハーフ。そしてアンクル狙うも、決まらず。両者立ち上がり、
ボウカイ突っ込む。トイカツ引き込み返しで返して、上からアキレス、ヒールと移行するも、
またまた極められず。終盤ボウカイが上とってハーフで抑えボディにパンチ。

2R
いきなりボウカイ押し倒すようにテイクダウンし、マウント奪取。パンチ出し、バックマウントに。
トイカツ冷静に戻してインサイドへ。またハーフからアンクル狙い。ボウカイもヒールで対抗。
しかしお互い極められず。終盤トイカツが上で動きつつヒザ十字を狙うも極められずゴング。

トイカツに一本勝ちの期待がかかったが、結局極められず。お互い打撃が少なく、会場は
盛り上がりに欠けた。
相変わらずトイカツのガチガチに抑えこまないゆるい寝技は面白い。でもやはり極めて欲しかった。
スタンドでのスピードもなかったし、まだ本調子じゃないのかな。

いやいやボウカイが強かったのかも。伊達に柔術茶帯じゃないな。足は何度も取られたけど、
それ以外に危ないシーンはなかった。あのトイカツに足関節を極めさせないんだから実力ありでしょう。
でもそれ以外にさして見所無し。打撃は好きじゃないのかな。まあこの1戦じゃ分からないか。
試合後は廊下にしゃがみこみ、がっくり落ち込んでました。


第8試合 ウェルター級 5分3R
○村浜天晴(WILD PHOENIX)
×クリス・ブレナン(米国/ネクストジェネレーション・ファイティング・アカデミー)
1R 2'49" アキレス腱固め

村浜近づくとアッパー、しかしブレナンはかわして、胴タックルでテイクダウン。
村浜すかさず潜って、上に!上手い!しかしブレナンはオモプラッタから三角へ!
秒殺かと心配したが、村浜冷静に対処し、ガードへ戻す。そして昔からの得意技、ジャイアントスイング!
これこそ2回転ぐらいだったが、着地後すぐアキレスに!ブレナンあきらめたようにタップ。
強敵相手にお見事すぎる一本勝ち!本人も大喜びで跳ね回り、バック転して頭から落ちかける。

いやー、凄い。あっぱれです。以前から狙ってるから実際決まるんでしょう。
とにかく凄い一本勝ちです。これでランカー入りでしょうか。安定した実力はないかもしれないけど、
ホントに一発を持った選手。ウェルターの強豪上位陣との対戦が楽しみ。

ブレナンは、かなり強いと思うけど、今日はその片鱗を見せただけで敗北。うーん次いつ呼ばれるかな。


メインイベント ライト級 5分3R
×植松直哉(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY/6位)
○ジョン・ホーキ(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
判定0-3 (27-29,28-29,27-29)
※3R ローブローによりホーキに減点1

植松選手、新調したと思われる柔道衣で入場。これが僕的にはかなりかっこいい!
ミズノの柔道衣をベースに「ごっち」や「INSPIRIT」や「K’z」のパッチがシンプルに
しかし凄くきれいに貼ってあった。いやーかっこいいね。どっかに画像ないかな。

ホーキは相変わらず赤いビタミネスパッツ。ボウ戦の時と比べると随分腕が細くなった。

1R
植松かなりクラウチングスタイル。しかしホーキ超低空タックル!そしてバックに回る。
植松は得意のアームロック!腕伸ばして、そのまま倒し上に!しかし凌いだホーキは
そのまま回って上に。ホーキはアミールで植松の腕固める。最近はやってるなー、アミール。
そしてそのままハーフ奪取。そしてマウントへ。植松戻すもまたマウントへ。
そしてホーキ重たそうなマウントパンチ連打!植松冷静にガードへ戻す。
植松隙を見て、ヒザ十字狙うも、ホーキは冷静に足を折りたたんで、パンチで応戦。

2R
ホーキ右ストレート打ちながら突進。植松組んで、反り投げ!ホーキが大きく宙に舞う!
しかしホーキはロープに引っかかり、結局植松下に。ガード取るも、ホーキは職人のように
パス、マウント奪取。そしてヒクソンロック(片腕巻きつけ)からパンチ連打。そして
肩固めに。決まらないと見るや、またもマウントパンチ。

3R
ホーキタックル。植松切る。ホーキまたタックル。植松切る。差しあいからホーキがヒザで
ローブロー。減点1。再開後、植松がスタンド打撃で押して、ホーキが尻餅。アリ・猪木状態に。
しかしホーキ、すっと植松の片足を取ると、そのままテイクダウンし上に。
植松は終盤強引にアンクルを取りにいき、絶叫しながら極めようとするも、ホーキはガッチリ
上体を抑え、ゴング。

試合展開だけ見れば、ホーキの完勝、圧勝。でも最後までおもしろいいい試合だった。

ホーキはやっぱり上手かった。1Rのタックルの切れ。そして圧倒的な寝技。パワーこそ感じない
ものの、寝技は図抜けているかも。一番痺れたのはアリ・猪木状態からの対応かな。
しかし、僕の中ではホーキ幻想はちょっとしぼんだ。植松選手の打撃を恐れたのか、ほとんど打ち合わず、
3Rは強引なタックルばかり。やっぱりパルバァータイプは苦手なのかな。

ライト級の中で、強さの幻想は今、KIDがダントツ一番。だけど戦いの安定度はきっとホーキが一番。
やっぱり、もっとも次期王者に近い選手だと思う。次は誰?KID戦がいいなー。
そうそう握手してもらった時、デデとホーキが見せてくれた笑顔はすげー素敵でした。

植松選手、結果は完敗だけど、凄く良かった!やっぱり好きな選手。
ここ数試合のアップライトをやめ、今日は完全なクラウチング。パンチを中心に、タックルを切る姿勢。
終盤はばっちりタックル切ったし、久々にぶっこ抜き投げも見た。あれは惜しかった!
そして極めを狙う動き。良かった。とにかく負けたけど戦い振りが良かった。また早く試合して欲しい。

ちょっと長い足踏みしてるけど、絶対頂点目指してほしいですね。


そんな感じでカードが弱かったけど、いい試合が多くてかなり満足でした。
やっぱり修斗おもしろいじゃんって感じ。

なんか2月の下北もチケットが随分売れたとか。パレ大会もそれなりに売れるだろうし、
3月の月狼登場時は当然埋まるだろうし、今年の修斗、幸先のいいスタートじゃないかな。




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