この興行自体の出来を見ると入りすぎだろ?
■団体:全日本
■日時:2003年1月13日
■会場:大阪府立体育館
■書き手:ノリリン(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

メイン:三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
○ グレート・ムタ 18分11秒 体固め ザ・グラジエーター ●
全日のムタは試合が長すぎる。8分でいいんだよ、ムタは。で、その内の5分は場外をうろちょろ。2分は凶器攻撃と反則、30秒は相手が攻撃して、あと30秒はフィニッシュ・シークエンスで充分。
と言うわけで10分は無駄な試合だった。試合は沢山の無駄なムーブの後、ムーンサルトでピン。グラッジをワザをださせてやる必要なんてこれっぽっちもなかったのに・・・

試合後橋本が登場し武藤に文句を付ける。するとムタは赤い毒霧一閃し速やかに去る。この簡潔な、余韻を残さない退出がムタの味なのに全日のマラソンマッチの伝統に浸る必要はない。

セミ:特別試合 60分1本勝負
小島 聡 ● ケンドー・カシン 15分32秒体固め(ジャンピングDDT) 橋本 真也 ○小笠原 和彦
試合はカシンと小笠原で始まったが、すぐに橋本vs小島に。試合序盤はシングルマッチの様相を呈する。最初はチョップ合戦で互角に打ち合う。しかしこの時点では蹴りを出さない。段々顔つきが変わる橋本。苛ついてレフェリーを蹴散らすと、蹴りを解禁。徐々に橋本が圧倒。小島が寝ている時間が増える。場外乱闘でセコンドが入り乱れる。このころから橋本が受けるワザはだまし討ちや背後からの攻撃だけになる。乱闘の隙をついて小島が逆転し、橋本へラリアット。ニア・フォール、しかしカウント2。
小笠原が入ると試合に均衡が戻るが、橋本が入るとまたリング上を支配。蹴りまくる。2人がかりの攻撃から小島が橋本をラリアット、しかし今度は腕への袈裟切りでブロック。のたうつ小島を抱え上げると垂直落下式DDT。今度はカシンを一度ロープへ振ってからジャンピングDDTで3カウント。
素晴らしい。橋本の表情が試合経過に順って変化する・ワザを徐々に解禁していく経過・橋本への攻撃は中盤からは常にだまし討ちか二人がかりでしか通用しない・小島のラリアットの伏線(きちんと時間をおいてやっている)・単にDDTで二人をKOするのではなく、小島をKOした後、一度カシンをロープに振ってからDDTを使う(これなんか若いレスラーだとスピード重視でさっさとやっちゃう)。いろんなデティールがしっかり詰められている。普段の試合でもこれだけきれいに組めれば素晴らしいのだが・・・
ともかく、軍団抗争とか格の差を見せる試合とか、橋本の極めて得意な試合のタイプではあるが、橋本という全日への強力なチャレンジャーの出現の演出が完璧に決まった。小島・カシンも見事に受けた。強いやつが強く見えるとか勝つとか、そんな単純な強弱ではなく、プロレスの強弱を見ることが出来た。
しかし入場の演出には失敗。小笠原の入場時にスポットが当たらず、バット割りがきちんと見えなかった。ちゃんとせい>スタッフ

セミ前:特別試合 60分1本勝負
○ 天龍 源一郎・200%マシン  13分40秒 片エビ固め  嵐・荒谷 信孝 ●
天龍に続いて安生もWJ登場が決定。仲間同士でしか危なくてカードが組めないと言うのでなければいいのだが・・・

6人タッグマッチ 30分1本勝負
○ ウイリアムス・ロトンド・奥村 16分29秒 片エビ固め スミス・ハインズ・保坂 秀樹 ●
ウィリアムスらFA組の見本市。ウィリアムスはFAとしてリングサイドの校長にまで愛想を売るが、それはチト無理だと思うよ。ロトンドってのは実際何をしに来日しているのか、この最後の来日までさっぱり分からなかった。

休 憩

川田 利明 トークショー
川田は武藤の名前を出すのも嫌なようだ。気持ちは分からないでもない。

タッグマッチ 30分1本勝負
本間 朋晃 ●土方 隆司 7分18秒体固め アブドーラ・ザ・ブッチャー ○ 平井 伸和
なんとブッチャーは二回も毒針エルボーを出した。

タッグマッチ 30分1本勝負
○ カズ・ハヤシ ジミー・ヤン 11分52秒 片エビ固め スーパードラゴン フエゴ ●
カズハヤシのファイナルカットでピン。ショボイワザだ。カズは運動能力と言語能力を充分発揮できていない。何かが足りないんだが、それを考えるのは儂の役目ではなく彼の役目だ。ドラゴンはマスクにすらなじんでいないいっぱい食わせもんだった。


タッグマッチ 30分1本勝負
渕 正信 ○ 宮本 和志 10分18秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド 愚乱・浪花 石狩 太一 ●
石狩は表情がくどいな。でも宮本石狩はカズのもってないものを持っている。まだまだ時間がかかるしその時まで全日はないだろうが・・・まあまあの試合だった。

以上
全日は如何に無駄な試合が多いか、如何に無駄な選手が多いかがよく分かる興行だった。本間・土方・平井・奥村・保坂・・・各々そんなに悪くない。場所があれば働くだろう。しかしそんなにいらんだろう?儂は2年間にわたって全日のPPVを買い続けたし試合中は覚えてるけど、次の試合になったらもう誰が誰だか覚えてない。石狩は一発で覚えたのに・・・
でもこのPPVで本間を覚えた。本間!お前はやめろ。もう出んでいい。おまえブッチャーの毒針エルボーを待つ間タイツなおしただろ。廊下に立ってろ
ウィリアイムスはともかく、ロトンドは全く要らない。スミスとハインズはいいんだが一人でいい。天龍・安生・嵐・荒谷・・・いてもいいけど、最後がこんなカードになる様なシリーズの組み方するな。
敗者リストラ・エリミネーションマッチ (フォールされた選手はリストラされる)『天龍・安生・荒谷・嵐 vs ロトンド・ウィリアムス・ハインズ・スミス』で、最後に天龍だけ勝ち残って、天龍もあばよといって去るような劇的な試合にして欲しいな。




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