1・10NOAH武道館大会
■団体:NOAH
■日時:2003年1月10日
■会場:日本武道館
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)
今日は案の定仕事で遅れて7時着。第三試合終了直後の休憩時に会場入りしたのだけれど、喫煙スペースはまさに立錐の余地がないほどの人の山。もうもうと紫煙渦巻く中、自分の席へ。
試合が始まって下から見上げると、ガチで昨年の最強タッグ武道館の2倍入っているのではという入り具合。もうNOAHと闘龍門だけが景気のいい話が聞かせてもらえる団体なんじゃないの?
「東京には2万人だけ熱狂的ファンがいる団体」なんて冗談めかして言ってた事もあったけど、その2万人を毎回きっちり足を運ばせる事の難しさが、昨年は本当に身に染みて思い知らされたような気がする。
特別なアングル(自分の耳にも届かないようなものはともかく)も打たず、ほぼ口コミだけでこれだけの人気を保てているのは、昨年末の最強タッグ決勝の冷え冷えとした会場に居合わせた者にとっては本当にスゴイ事だと実感するというものだ。
第4試合からのレポにはなるが、頭で捻らなくてもストレートに楽しめるプロレスの面白さが書けていればいいんだけれど。

<第1試合:タッグマッチ 20分1本勝負>
ラッシャー木村&○百田 光雄 対 ×永源 遥&川畑 輝鎮(8分39秒:回転エビ固め)

見てません。この試合が第一試合にある意味を考えると、今日に限っては平日の6時開始という、社会人をないがしろにした時間設定への気配りなのかもと思えてくる。まぁ地方でもそうらしいんだけどさ。
今日の目玉であるメインとセミ、そして丸藤の復帰戦とタッグが3つ並んでしまうところからセミ前に組み込まれたとしか思えない本田対森嶋のように、興行全体のバランスからすると3試合目か4試合目くらいが本来妥当な位置ではないかと思う。まぁイワユル小便タイムって事で。
それにしてもラッシャーを見る事のいたたまれなさを、遅刻する事によって救われるというのも不思議な感じでした。

<第2試合:シングルマッチ 20分1本勝負>
○志賀 賢太郎 対 ×橋 誠(11分02秒:志賀締め)

見てません。この試合がワザワザ武道館で行われる意味はカブさんに聞いても判りませんでした。聞き馴れない志賀締めとはリバースのSTFなのだそうだ。おぉ、ここにも馳の遺伝子が!(ウソ)
志賀は肩幅の狭さからくる身体の貧弱なイメージ(健介は肩回りの筋肉を太くする事で克服したが)と、下がり眉毛が全てを台無しにしているような気がする。生真面目な性格がバカを見ない(と思われる)NOAHマットでは、そうなると全てが自分の責任になる。オール遠しの素人麻雀状態のNOAHファンでさえ、認めているとはとても思えない小橋の正パートナーという大役を任されてしまっているのだから、もうちょっと頑張って欲しいところだ・・・と試合を見もしないでよく書くな、オレも。

<第3試合:タッグマッチ 30分1本勝負>
佐野 巧真&×鈴木 鼓太郎 対 ○KENTA&杉浦 貴(13分49秒:フライングニールキックからの片エビ固め)

見てません。これは自分が勝手に思っている事だが、杉浦はあのルックスに似合わぬ甲高い声といい、顔の造形といいジュビロの中山に似てないだろうか?あ、似てない?そうですか・・・。
聞いた話だがフィニッシュのKENTAのニールキックはカスリもしていなかったらしく、そこで決まってしまったため記者連中が爆笑していたとか。帰り際に迷い込んだマスコミの方々向けの試合結果の張り紙にも、決まり手は片エビ固めだけで、ニールキックとの記述はなかったし。

<第4試合:6人タッグマッチ 30分1本勝負>
高山 善廣&池田 大輔&×青柳 政司 対 ○井上 雅央&力皇 猛&泉田 純(18分27秒:アルゼンチン・バックブリーカー)

ここから。高山はサスガに他の5人とは比べものにならないほどのオ−ラがあった。連戦の高山を気遣ってのこの位置、このマッチメーク。何となく高山がNOAHに義理立てする理由の一端が見えた気がしましたね。
試合は高山の凱旋試合のような流れになるのかとも思ったが、そこはさすがにNOAH。キッチリ青柳がアルゼンチンでやられてました。そう言えば前回見た対三沢戦が、NOAHでは昨年最後の試合だったとか。天龍が言ってた「好き勝手と自由気ままは違うよ」というのは、高山を見ればなんだか納得できるというものだ。
ベストスポットは高山と池田のエルボードロップ十数発連打かな。池田も実はフリーというのは本当だろうか?

<第5試合:タッグマッチ 30分1本勝負>
金丸 義信&×菊地 毅 対 ○小川 良成&丸藤 正道(15分48秒:バックドロップホールド)

よっぽど三沢に可愛がられているのか、復帰までに十二分過ぎるほどの休みを与えられた丸藤。これもメジャーの余裕だなぁ。そのおかげで試合は欠場以前同様のまさに「エアー」な動きの数々で観客にため息までつかせる。言いたくないがハヤブサなき後、もはや動きでため息つかせるのは丸藤だけかも知れない。
その上休んでいる間に新日本ジュニアとの抗争まで始まって、小川が前面に出てない現状では総て丸藤の露払い的なシチュエーションになりそうだ。
それにしても入場時には黒の皮ジャン着こんで来た小川はますますブレット化しているなぁ。
ベストスポットはフィニッシュ直前の不知火のキレの良さかな。別に普段通りなんだけど、やっぱ丸藤は特別という事で。

<第6試合:シングルマッチ 30分1本勝負>
○本田 多聞 対 ×森嶋 猛(6分54秒:裏肩固め(回転地獄五輪p4改))

いやぁ、全然期待していなかった分メチャクチャ面白かったような気がする。今度の「W−1」もコレで行こう。この2人の組み合わせでこんな事書いても信じてもらえなさそうだが、約7分間まったく無駄のない見せ場の連続。タッグが3つ続いちゃね、という事だけで組まれたと思っていた試合という自分の決めつけをキッチリ裏切ってくれた。でも「以後この2人に注目!」とは思いませんけどね。
ベストスポットは肩固めの体勢のままエプロンから森嶋を引き込んだ本田と、そのままその体勢からバックドロップ風に切り返した森嶋。コレは良かった。

<第7試合 スペシャルタッグマッチ 60分1本勝負>
×三沢 光晴&蝶野 正洋 対 ○小橋 建太&田上 明(22分29秒:垂直落下式ブレーンバスターからの体固め)

とにかくこの試合が始まるとなると会場は完璧にデキ上がっていたのが凄かった。それまでもそこそこ盛り上がっていたし、高山もかなりの声援で迎えられていたのだが、全く比較にならなかった。そしてその中でもダントツ人気なのが小橋。小橋があれだけのケガを克服してこの輪にちゃんと入れているのは嬉しい事だなぁ。蝶野の入場曲がいつもとアレンジがちょっと違ったのは版権の問題なのかな?
この日面白かったのは三沢を助けに入った蝶野に対して、流れからすると当然ブーイングを浴びる流れなのに、「三沢を助けるためだもんな」という感じで観客が遠慮していたところかな。
フィニッシュが小橋は三沢からのピンで、3月の武道館の前哨戦としての意味付けだった事を思い出させられるのがちょっとアレだけど、夢の対決そのものを久し振りに邪推等何にもなしで楽しませてもらいましたよ。
ベストスポットは蝶野&三沢のダブルエルボー、ダブルヤクザキック、場外エルボーと場外ショルダーの競演。これが流れるように一気に出るシーンが文句ナシ。蝶野が場外に飛ぶの初めて見た気がする。

<第8試合:GHCタッグ選手権試合 60分1本勝負>
(選手権者)秋山 準&○斎藤 彰俊 対 (挑戦者)大谷 晋二郎&×田中 将斗(22分03秒:デスブランドからの片エビ固め)

自分的にはこれ以上ないほど盛り上がったセミに、どれだけこの4人が対抗できるかがテーマ(直前に決まった)。サスガにアレ以上の盛り上がりとは行かなかったけど、初対決でこれだけできれば上々ではないでしょか?
ぶっちゃけ秋山の「負けたら火祭り刀よこせ!」という発言に、一瞬秋山がジョブするのかとドキドキしたが、「それはやれない」と大谷が答えた時点でやっぱ防衛かよとヘナヘナになってしまったのだ。
正直秋山のオーラには炎武連夢の2人も負けていたし、よりによって斎藤に負けたのにもガックン。まぁそれでも負けて上がって来た2人なので、今後も期待しつつ見守り続けていきたい。NOAHにしても実質小島1人に負けたチームにベルトは渡せないよね。
NOAHの次期シリーズ参戦が決まった炎武連夢。追いかけてー、とは思うがサスガにそれは無理な話。しかしワイルドIIあたりにまでジョブするとなると、ちょっと気分も萎えるので、その辺はNOAHの方々も気を使っていただきたいところだ。
フィニッシュのデスブランドは要するにスタイナー・スクリュードライバー。彰俊のデスシリーズ第2弾ですな。
ベストスポットはフィニッシュ直前の「レザボア・ドッグス」状態かなぁ。ベストって言い切れるシーンはなかったかも。そう言えば秋山はワンハンド・エクスは出さなかった。その時点でもう炎武連夢の完敗だったな。




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