1/4 全女 後楽園ホール
■団体:全日本女子
■日時:2003年1月4日
■会場:後楽園ホール
■書き手:しま
私はプロレスを見出してから日が浅い。3年ちょっとだ。何も知らないからいろんな団体を観に行った。
一番最初に行ったのは忘れもしない、鶴見五郎がやっている国際プロレスの鶴見青果市場大会だ、ナゼだ?(笑)。
いまだから笑ってるけど、青い目隠しにさえぎられた向こうの空間から響いてくる、受身の音にはゾクッとして、
会場の中に入るのにはかなり勇気を要したのを覚えている。

それからは男子も女子も、格闘技も、道場マッチからドームまでいろ〜んな大会を観に行ったけど、何度行っても
面白くて、また行ってしまう、またまた行ってしまう、、、ということを一番繰り返すようになったのは「全女」
である。

全女は今年35周年を迎える老舗だ。5月にはアリーナで記念興行を打つ。
なのに観戦記ネットなるものの存在を知って「おお、そのようなところへ行けば全女好きが熱烈観戦している様子
を知ることができるのだわ!」と大喜びで来てみれば、ななな、ない!全女の観戦記が、ほとんどないではないで
すか!2002年なんか一件もない。これじゃ、全女って存在しないみたい、、、と寂しくなったので、プロレス若輩
者の私ですが、感想文を書く事に決めました。


まずは新年開幕第二戦の1・4後楽園ホール大会!
ここ三年、新日ドーム大会とハシゴ観戦して来たが、毎年新日には正月気分をブチ壊されて来たので、もう今年は行
かない。1・4は新日とハシゴする客が多く、リングアナの今井さんも毎年気を遣って「なるべく早く進めるからメイ
ンまで帰らないでね」などと言って笑いをとるのだ(実際試合にはうわの空で、途中で出て行く客も目立つ。奴ら
は全女の会場の空気を薄くする存在なので来なくてもいい!と私は自分がハシゴするのを棚に上げて怒っていた)が、
今年はそんな奴もいなくて、今井さんも余計なこと言わずにすんだ。よしよし。

お正月らしく、たくさん並んでた福袋があっというまに完売。あっ、堀田の新しいTシャツが売り出されている♪
堀田の飼っているワンちゃんの柄がカワイイ。そのシャツを着た堀田がニコニコ売り子。横では5・11アリーナ
大会の前売り券を売り出し中。3万5千円の一番高いチケットは「バックステージパス付き」とあるが、、、全女
の場合、バックステージって、どこまでのことを指しているのだろうか?いつもバックステージ全開、みたいな団体
ゆえに思わず、売り子のただっちに聞いてみたくなる。

入場セレモニーにはA・コングもちゃ〜んと参加。今日はモモのの持つ赤いベルトへの挑戦とあって、この前までの
「ホターッ!ホターッ!」という叫びは収まり、堀田と同じリングにとぼけた顔して立ってるところが笑える。今日
の敵、モモはプロレス大賞の受賞式に出ていて遅れるため見当たらず、「アケマシテ、オメデト、ゴザマス!」と選
手を代表して挨拶したあと「ウガ〜!モモ〜!」と、モモを探しに去っていった。そもそもロッシー小川が去年の10
・20のために連れてきた選手だけど、もうすっかり全女に溶け込んでる(?)コング。アルシオンと絡んで唯一良
かったのがコングの登場かも。ロッシーありがとーっ!でももう noki-A 以外のアルシ勢は連れてこないでね、全女が
薄くなっちゃうから。よろしく頼むよ。あと、西尾を好きにいじくるな!


第1試合 全日本シングル選手権 30分1本勝負
   米山香織<JWP>(王者)×(10分43秒 タイガースープレックスホールド)西尾美香○(挑戦者)
   米山香織<JWP>が初防衛に失敗、西尾美香が第36代王者に

この試合はJWPの米山が持つ全日本シングルのベルトに西尾が挑戦。チビでコロコロしてて全身から愛嬌がただよって
いる米山と、背が高くアイドル顔なのに愛嬌のカケラもない西尾。どちらも女子プロのこれからを背負っていく若いふ
たり。どっちも応援したくなる。しかし、やっぱり試合が進むうちに、おチビのよねっちのほうに声援が大きくなる。
私の真後ろの初めて来たらしいカップルも、途中から俄然エキサイトして米山を応援し始めたが、西尾がタイガースー
プレックスホールドで勝ち。その瞬間、北側で声をからして米山を応援していた若い女性が、しゃがみこんで泣き出し、
そのあと会場から走り去ってしまったのにはちょっとビックリ。JWPファンは熱いなあ。


第2試合 ハンディキャップマッチ 30分変則ルール
   藤井巳幸、前村早紀、Hikaru(0-3)三田英津子<フリー>、井上貴子<フリー>
    前村×(2分18秒 逆エビ固め)三田○
    藤井×(4分34秒 合体喉輪落とし→片エビ固め)三田○
    Hikaru×(7分7秒 胴締めスリーパーホールド)三田○

ハンディキャップ・マッチ、、、は2対3じゃなくて、1対3でも大丈夫だったんじゃないか?つーくらい三田と貴子
タッグは余裕だった。3日の下田&貴子タッグも面白かったという評判だが、三田と貴子が並んだ姿もなかなか。スラ
リとしていて、コワモテのふたりが並んで立つととても絵になり、新鮮だった。貴子はあれだね、格下相手にエバるよ
り、強いひとや格上と組む方が光るよ。あ、それと格下相手にスタンガンはよくありません。後ろのカップルの女の方
は本気で「ひょえ〜!!ぎゃあ〜!やめて〜!」って泣き叫んだよ(笑)。せっかく登場したときに「あ、このひとカ
コイイ♪」って言ってたのに。新しい黒いコスチュームは似合ってた。


第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
   堀田祐美子○(7分17秒 腕ひしぎ逆十字固め)下田美馬<フリー>×

赤コーナーから堀田が入場するとき、神取といっしょに入ってくる。神取が現れるとなぜかすごい「お得感」を感じて
嬉しくなってしまうのは私だけだろうか。ところが、その神取を追って風間が乱入し、続いてイーグル沢井も乱入して
来ると、なんだかいらないオマケを押し付けられた気分で、困ってしまう。風間もイーグルも嫌いじゃないけど、こん
なLLPWの抗争(?)をいきなり持ち込まれても、、、後ろのカップル女も「なに?なに?」って困ってたよ。リング上
にいた下田の「私の試合なんだよお!!」のイラ立ちに激しく共感!でもあっさり負けたけど、下田(笑)。
試合後、堀田が神取に「LLさんもいろいろ大変なようですね」と全くシャレにならんことを言う。でもこれはもちろん
「だからいっしょにがんばっていきましょう」ということなんだけど。しかし、年末発売された「デラプロ」の神取の
インタビューも、抽象的なことしか言わないナゾカケのような受け答えが、不穏な感じをリアルに醸し出していたから
なあ、、、。


第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
   高橋奈苗、納見佳容×(23分27秒 ヘルスマッシャー→エビ固め)渡辺智子○、前川久美子

おお、「ブラックジョーカーに入れて楽しい!」と語っていたナベが、B・J消滅につき「あそこにもどってもやること
ないもん」と言っていた只の全女所属に戻るしかなくなり、ああ、これまた一昨年は楽しそうに壁軍をやっていたのに、
壁軍なくなっちゃって以来孤高の地位にいた前川と、昔のままで出ていますみたいなタッグをまた組まされることにな
ったのか!
う〜ん、タッグを解消してからの二人が良かっただけに、また組んでる姿を見るのは正直ツライ。「デラプロ」でのナ
ベの激白が頭をよぎりツラさがつのる、、、しかし、試合はこれぞ全女というこってりたっぷり激しい内容で、盛りあ
がった。よかった、よかった。後ろのカップル女も「わー!わー!」と叫んでる。地方大会に行くと地元の初観戦の客
(特に女)に人気爆発するナベは、やはりこのカップル女にも気に入られたようだった。全女はナベと前川をもっと大
事にするべきよん。


第5試合 WWWA世界シングル選手権 60分1本勝負
   中西百重(王者)○(9分56秒 モモラッチ)A・コング(挑戦者)×
   中西百重が初防衛に成功

まずはコングの入場、相変わらずサービス精神たっぷりで、期待はいやがうえにも高まる。続いてモモの入場。モモは
新しい純白のコスチューム。デニム地もゼブラ模様もついていないコスチュームというのは随分久し振りではないか?
ホットパンツの純白のコスチュームを見ると、昔の北斗の姿が思い浮かぶ。真っ白のコスチュームは汚れも目立つし、
流血などしたらすぐにダメになってしまうだろうから、これを身につけるということは、それだけである種の気持ちの
表れ。モモの白く輝く姿を見ただけで今日の勝ちを確信する。
試合の内容は、体格のいいコングにモモがパワーで振り回される。コングは、持っているプロレス技のバリエーション
がまだ少ないので場外乱闘の激しさ、面白さに賭けて(?)南側客席でモモを鎖で引きずりまわしたりして盛り上げる。
(盛り上がりすぎた客が二人を追いかけて柵を越えていき、あわや試合乱入!という緊迫した場面まであり)リング内
ではやや単調になりがちなコングの、何度目かのパワーボムを鮮やかにモモラッチで切り返してモモが初防衛を果たした。
西側客席で観戦していたモモのお母さん、お姉さんも嬉しそう。


なかなか面白かったなあ♪としばし余韻にひたりながら、リングの撤収作業を見るのが私の楽しみ。その時にいつも会
場に流れてくる「退場の曲」が、片付けられていくリングとともに「今日の終わり」を感じさせてとても好きなのだが、
今日は流れてこない、、、さっきの場外乱闘でMDぶっ壊されたそうで、、、あれを聴かないと全女の会場をあとにする
時の独特の気持ちが半減してしまうので、早く直してくだされ。




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