和尚が痛がり、和尚が痛
■団体:大日本
■日時:2003年1月2日
■会場:後楽園ホール
■書き手:パリの夜 (ex:プロレス語るシス

2日は丁度全日本の昼興行もあったので惰性で観戦しにくるインディー初心者でもいるのかと思ったが、普段の大日後楽園に少し毛が生えた程度の客入りであった。
う〜んやっぱ全日本の客と大日本の客って全然被って無いのね。基本的にリング上で行われている事は同じなのに(笑)、例えば血を出・・・(以下略)。

第1試合
○谷口、井上(エビ固め11:09)石倉、×塩田

石倉と塩田はレックスジャパンという総合格闘技団体(?)の一員であり、去年メジャーファンは一回は口走ったであろう外敵というやつだ。
試合は打撃を中心にしたバトラーツと平成新日本の喧嘩マッチをほどよくミックスしたようなスタイル。何故かレックス側はUを意識しているのか、何故かショウテイとか回転体とかU記号をふんだんに使っていた。

けど感情表現がへんにインディー系の人達の琴線に触れてしまったのか、本人達と違った方向に試合が受けていたのが可哀想に思えたが仕方無い。大日(の会場)だもの

第2試合
○米山(後方回転エビ固め8:27)×サンディー

米山は本当安心して見れるレスラーだと思う。大日本ならマルセラを出して欲しいが今は無理だろうね(笑)。
Iジャの三田の定番シングルを見せられるよりかは、断然米山のシングルの方が見ていて心地良い。昔長州が「俺の一生にも、一度くらい幸せな日があってもいいだろう」って言ってたけど米山もそんな感じじゃないすかね。
もっと上に行って欲しい選手なんですけどね。

第3試合
○伊東(ブロックバスターホールド12:15)×ウインガー

02年12月27のWEWでは職人さんに囲まれながらも非道との絡みに重点を置き、なんとか綻びを出さないように気をつけ凌げたが今回はシングル。逃げ場が無い(笑)。
序盤は静かな立ちあがり、無難に腕の取り合いやグラウンドをこなす。がしかし一つのムーブに変に時間をかけている。20分1本勝負だけに時間切れを予感させたがそれは杞憂に終わった。

タランチュラ(らしきもの)も一時期に比べたら技に入る前のムーヴもスムーズになってはいるのだが、いかんせんフィニッシュにそれほどの説得力は無かった。
試合後伊東はジュニアベルトと奪取し、ヘビー級転向を宣言するも客席からは「えぇ〜」との反応。
伊東は「えぇ〜じゃねーよ!!!!!!」と切れて見せたが今の試合内容じゃファンから同意は得れないよ・・。

第4試合
山川、○金村(体固め19:51)沼沢、×gosaku

ハードコアマッチとして場外4角にテーブルとパイプイスが用意され試合開始。
金村は連戦続きだからというわけでも無いだろうが、この試合はお休み。額も割って無かった。

やはりこの試合のキーマンは沼澤だった。兎に角痛い仕事は殆ど沼澤に集中してしまっていて、確かに自分の団体だから体を張らないといけないのは判ってはいても、その不条理なまでの集中加減が変な哀愁を誘ってました。

gosakuは沼澤が耐えに耐えてタッチして反撃という場面において、もたつくところがありせっかく盛りあがる部分を潰してしまう事もあり駄目駄目だった。
額割っていたのは良かったが・・。

山川もこの試合はお休み。というか動きが悪過ぎる。試合後金村から駄目出しのようなものを出されてたけど、あながち本音が混ざっているかもしれない。
試合終盤WWEのラダーマッチに見られるスポット。リング上の端に設置していたハシゴに上るのだが倒されトップロープを超えて場外に設置しておいた机に着地するという危ない事をやらされていたのだが、はっきり言えば危な過ぎ。
なんか見ていて安定感が無い、ちゃんとリハとかしているのか?と疑わしくなる。

試合後金村は沼澤の事をキチ〇イと誉めていたが、こんな事を後楽園毎に押しつけられていたら沼澤潰れちゃうよ・・・。

セミファイナル
弁慶、○松崎(片エビ固め13:45)テイオー、×下田

松崎の動きがいちいち素晴らしかった。テイオーは今日はお休みみたいなので(下田)大作が頑張っていた。
大作はどこで覚えたか判らないけども、兎に角受けが良い。世間的には黒毛なんだろうけど私的には大作を支持したい。受けが出来るぶん他団体に出しても全然やっていけそうな気もするが・・。

ラストのバックドロップは久々にきつい角度で決めていた。やっぱ若人は大切にしないといかんよね(笑)。

メイン
デスマッチヘビー級選定試合画鋲デスマッチ
○小林(体固め13:31)×シャドウ

蛍光灯マッチが出来ない苦肉の策としての画鋲マッチだが、でも結局蛍光灯だろうが画鋲だろうがそれほど集客集に影響が出ないのが実情だろう。と考えれば寧ろ画鋲の方が効率的なのではないだろうか。

試合はどうせ小林が受けて受けて受けまくるという内容になるだろうという展開を良い意味で裏切り、WXが結構画鋲を受けていた。しかもいつも来ているベースボールTシャツを脱いでから画鋲の海に後ろ受身を取るというサービス振り。
普段受けない分こういう時必要以上に評価される、アブ小は普段からやっているのにね(笑)。

試合はあまりそれほど面白いと言えるほども無く、序盤に見所を詰めてしまったが故に終盤はだれてしまった印象が残る。がアブ小が新年から勝ち名乗りを上げれたのが唯一の救いだった。
今や沼澤と並んでデスマッチ成立に欠かせない選手だけに、これからどう大日本がアブを扱っていくのかに興味を引かれる。




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