ゼロ中祭2
■団体:ZERO-ONE
■日時:2002年12月29日
■会場:後楽園ホール
■書き手:無明@
 18時半の開始だが、試合前に超満員。ZERO-ONEにはめずらしい立ち見券まで出たのだそうで、ベランダや客席後方もいっぱいである。ノア勢の登場予告にノアヲタがいろめきたったか、橋本vs金村がインディマニアの琴線に触れたか。空いていた11月の後楽園興行とはえらい違いだが、ゼロ中の一人としては「お客様は神様です」と言いたいところ。この調子で来年も入ってほしいものだ。
 「ゼロ中祭2」の題目どおり、今日の興行ははいわばゼロワンのファン感謝デーである。全6試合のうち、メインとセミの2試合以外は入場曲によって出場選手・カードが分かる仕組みになっている。
 試合開始前に小笠原先生と大谷・田中の炎武連夢がマットに上がる。プロレス大賞の新人賞と最優秀タッグ受賞の挨拶でした。押忍。

 第1試合○山笠”Z”信介vs×高橋冬樹
 前回では会場中から「ジェット!!」(正しくはゼット)という叫び声が飛び交う異常なテンションの中で行われた試合だったが、今回は「誰?」「知らない」という会話をしている立ち見の客がいたぐらいなもんで、ゼロ中比率の比較的低い今回の興行ではまったりとした雰囲気となった。動きもあまりよくなかったしね。

 第2試合○黒田哲広 愚乱浪花 ドン荒川vs×富豪2夢路 黒毛和牛太 日高郁人
 どうなるか分かりそうな試合で、そういう感じで荒川が頑張って黒田がいろいろやって浪花がなかなかよくってっていう試合であった。浪花は全日のリストラにあったようだが、ZERO-ONEに参戦するのだろうか。してもこの第2試合担当になりそうだなあ。

 第3試合○坂田亘vs×佐々木義人
 ビデオで「坂田はプロレスやってない」と唐突にプロレスLOVEをぶちあげる佐々木。ジュニアは抗争激化中なので、天下一ジュニア優勝者には噛みつく必要があったというところかな。ZERO-ONEのテーマのひとつにイデオロギー闘争ないしはスタイル抗争というのがあるので、そこに無理矢理つなげたのかもしれない。
 試合は、坂田が佐々木を適当にあしらって、佐々木が空回りすらもできないという感じであった。試合終了後も、佐々木は坂田につっかかっていくもまるで相手にされず。
 その後坂田は小笠原先生を挑発してまた乱闘。小笠原vs坂田ってのは実現するのかねえ。

 第3試合後、崔リョウジが上がり、春ごろの復帰を目指してるというような話をしたあとビンゴ大会。ビンゴの用紙が1000枚しか配られなかったとかで、残りの1000名弱はタバコ吸ったり火乃国屋の閉店セールを冷やかしたりしていた。それにしても「はずれ」はどうかと思うよ。

 第4試合○田中将斗 高岩竜一vs×佐藤耕平 グラン浜田
 耕平の教育リーグ試合である。スタミナと体を作らないといけないのが目下の課題で、それ以外はとりあえず後だ。まさか北米の某氏のところに送りつけてステロイドを教えるわけにもいかないし、難しい。
 浜田は、「ジュニア抗争にこの男が参戦」みたいにアナウンスされてたけど本当かいな。ロウキvs浜田、坂田vs浜田、むう。全日にあがってる最近の浜田は見てないですけど、どうなんでしょうか。葛西といい、なんだかジュニアの層がどんどん厚くなってきてるな。

 第5試合○大谷晋二郎vs×横井宏考
 またまた教育リーグである。試合の合間に言葉で挑発し、頭にきた横井が攻撃し、大谷が切り返し、、と続く。今日のベストバウトかな。
 今年リングスが消滅して、このNEXTBIGTHINGは消えてしまうかもしれないところだったのだ。なんの因果かZERO-ONEでブレイクし、いつのまにやらPRIDEでも勝利をあげるまでになっている。ガチの強いプロレスラーという非現実的なプヲタの夢を実現してくれるのは横井に違いない。きっとそうだ(と妄想)。
 大谷は、先の小島戦がガックリだったのに対して、今回は素晴らしい。外国人とやってもWEW勢とやってもリングス勢とやっても好勝負を作り出すのに、何故小島とやるとああなってしまうのか不思議だが(あれはあれでいい試合だっだと言う向きもあるが)、逆に言えば異なるスタイル同士をぶつけるというZERO-ONEの路線が間違いではないということである。
 試合終了後にノア勢が登場。マイクでの罵倒合戦なんだが、秋山は実にうれしそうである。ある意味ZERO-ONE向きだ。大谷と田中はノアの巡業に参加するんだそうだ。ってことは小橋や三沢と絡むこともあるだろうし、大谷はまた「プロレスって楽しいなあ、おい」と叫ぶことであろう。

 第6試合○橋本真也vs×金村キンタロー
 「正直こんなに早く実現するとは思わなかった」とこぼす金村、ZERO-ONE事務所で狼藉に及び橋本のフィギュアをバラバラにする冬木たちの映像が流れる。
 試合内容についてはスポナビの速報を見ていただくとして、まさに「怖い破壊王」復活キャンペーン中であったということであった。
 試合終了後、冬木と橋本のあいだでマイクの寸劇。冬木のしゃべりはあいかわらず要字幕なのが困るんだけど、ともかくも、「怖い破壊王」復活と浪花節路線と冬木の余命アングル(ガチか?)と現役復帰と来年の川崎大会への橋本電流爆波戦出撃(?)までのいろんな伏線を張るという、メチャクチャで詰め込みすぎなすさまじい終わりであった(客はただ笑ってただけだったけど)。

 8月のゼロ中祭に比べればちょっと落ちるけれど、興行にメリハリがあって、今後への筋道を引くことを忘れていない。ファン感謝祭の色彩は薄れてしまったが、あれだけの観客が今後も来てくれればZERO-ONEの2003年は明るいはず。みなさん来年3月の両国大会には是非行きましょう。




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