12・23 PRIDE24
■団体:PRIDE24
■日時:2002年12月23日
■会場:マリンメッセ福岡
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

今日も友人宅でPPV観戦。最後の最後までお手数かけます。
今回は到着したのが第一試合開始寸前だったのだけれど、まぁ多分ミニスカサンタルックのPRIDEガールが出て来て、ヒューヒュー言われるような演出だったんだろうな。和楽器もそうだが、もうそろそろ違うテイストにして欲しいよ。


<第1試合>
○松井大二郎(日本/高田道場)対 ×大久保一樹(日本/U−FILE CAMP)(3−0判定)

大久保のセコンドについた田村を形容するのに、やたら「孤高の天才」と言っていたが、田村の場合は単に友達がいないだけでは・・・。高田道場に出稽古に行ける関係なら成立しないマッチメークだもんな。
試合は選手は勿論、会場にいる人全てにガマンが強いられる試合で、キャリアに差の大きなある大久保相手に松井辛勝。ほとんどパス出来ずにコレといった見せ場もない・・・。まさにミスタープロブレムだ。
試合後には百瀬さんのアドヴァイスを神妙に聞く松井であった。

<第2試合>
×ガイ・メッツアー(米国/ライオンズ・デン)対 ○アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル/ブラジリアン・トップ・チーム)(2−1判定)

引き込みたいホジェリオとスタンド勝負のメッツアーという図式がハッキリ見えるだけに、膠着の一言で切り捨てたくはないのだが、取り立てて大きな動きはなく、最後は僅差の判定決着。メッツアーにイエローが出ている分、3−0でもおかしくないような気はするが・・・。とにかく2試合連続の判定決着はちょっとツラいです。それにしても小池栄子はそつのないコメントを出すなー。

<第3試合>
○ロン・ウォターマン(米国/コロラド・スターズ)対 ×ヴァレンタイン・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)(1R2分18秒:V1アームロック)

「WWEのキャノンボール」と称されたH2Oマン。でも着てるTシャツはパンクラスのものだ。試合は圧力で何となく上を取ったH2OマンがV1決めてあっさり勝利。オーフレイムはもう落ちるだけなのか?
試合後はリーおばさんと百瀬さんとの3ショット撮影にいそしんでいたH2Oマン。PRIDEに上がったらもうパンクラのリングには戻ってこないだろうなぁ。
ところでH2Oマン、所属はWWEじゃなく、OVW止まりじゃなかったか?

<第4試合>
×佐々木有生(日本/パンクラスGRABAKA)対 ○ホドリゴ・グレイシー(ブラジル/グレイシー・バッハ・アカデミー)(3−0判定)

前回同様「この曲を聞くと勇気が沸いてくる」という"電撃戦隊チェンジマン"の主題歌を歌いながら入場してきたホドリゴ。「もはやグレイシーの威厳もへったくれもありません(by実況アナ)」
試合は緻密なポジショニングの争い・・・なんだろうけど、柔術愛好家としても面白かったか?と聞かれれば「入場シーンはね」と答えるしかない。ホドリゴはそのうちコスチューム着て入場して来そうだな。

<第5試合>
○山本憲尚(日本/高田道場)対 ×アレクサンダー大塚(日本/AODC)(2R終了時点でのドクターストップ)

どちらに勝って欲しいか?と聞かれても答えに窮する最近の2人のダメっぷり。「ヒクソンを一番苦しめた男」対「マルコ・フアスを倒した男」の対決というのも、もはやギャグでしかないのか?
試合は1Rはリスタートの多い膠着の展開で終了し、2Rはアレクの大振りアッパーが決まった処で試合が動き始める。そのままカメでやり過ごそうとするヤマノリにニードロップを繰り出すアレク。
ヤマノリもそうだが、4点ヒザが出せるポジションでも日本人相手ではどうしても遠慮が見えてしまう。う〜ん、コレはちょっと責められないなぁ。
結局ふくらはぎの筋肉断裂の疑いがあるというアレクが、2R終了時点で立ち上がれないままレフストップとなる。ヤマノリはなんとか首が繋がった感じ。本人は自覚してるのかはかなり疑問だが。
試合後百瀬さんからは「頑張らなくちゃダメだよ」とお言葉を頂いていたヤマノリ。大丈夫かよ。


休憩時には当然のごとく猪木登場。もしかしたら本人は詩のつもりなのかも知れないダジャレのアイサツをひとしきりカマすと、今度は棚橋をダジャレ混じりに呼び出す。もしかしたら新日本よりも先の復帰アイサツなのかな。
多分フジ側からストップがかかっているのか、猪木祭に関してはおおっぴらに宣伝させてはもらえない様子だった。あとなにげに「手を振って1千万」とか口走ってたけど、そんな事言っちゃっていいのかいな、という感じであった。


<第6試合>
○アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)対 ×ヴォルク・アターエフ(ロシア/ロシアン・トップ・チーム)(2R4分59秒:左ヒザ→KO)

アターエフ待望のPRIDEマット登場に期待したリングスファンは多かったと思うが、結果的には1Rの鮮やかな後ろ回し蹴り以外は全くいいところナシで2R終了間際にヒザでTKO負け。
恐ろしいほどの無策ぶりに、高阪の敗北は何だったのか?と思わざるを得なかった。
しかしメインといいこの試合といい、潰れた団体のファンにしかアピールしないカード組んでどうするつもりだろう?

<第7試合>
×ムリーロ・ニンジャ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)対 ○ケビン・ランデルマン(米国/ハンマーハウス)(3R20秒:左ロングフック→右まぶた裂傷によるレフェリーストップ)

「アルティメット・ドンキーコング」として例のジャンプにAボタンとスーパーを付けられるランデルマンと、「悪魔の巣窟シュート・ボクセ」のニンジャ!でも勝った後は母親に涙で戦勝報告というムチャクチャなギャップで、観客を爆笑の渦に落とし入れる前フリビデオが秀逸。
世間に届くのはコレくらいが丁度いいのかも、などと思いながら試合に臨む。
激しい打ち合いから寝技の攻防になると、これが意外なほどランデルマンに攻め手がなく、2Rまでは僅差でニンジャ有利のペースで進む。途中力任せのパンチで右目を負傷したニンジャが、3R開始早々の左ロングフックに大きなダメージを負ってしまい、本人は勿論セコンドまで「行ける行ける!」と主張したものの、やはりTKO負け。
仕方ないとは言え、イケイケのブラジル人からするとどうにも納得いかないだろうなぁ。

<第8試合>
○アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル/ブラジリアン・トップ・チーム)対 ×ダン・ヘンダーソン(米国/チーム・クエスト)(3R1分49秒:腕ひしぎ逆十字固め)

KOK王者対決と言うアオリ文句ではあったが、今ヒョードルの代役には誰も成り得ないのは仕方がない。今回はノゲイラの体調が悪い事が体重ハンディの穴埋めの手助けとなり、ノゲイラが終始コントロールしていた事は間違いないが、それでも拮抗した攻防でようやくそれらしい試合を見る事ができた。
1Rは三角を見せ技にしたオモプラッタ、2Rは下とサイド、それぞれのポジションからのストレートアームバー、そしてフィニッシュはV1を見せ技にしての十字と色々なバリエーションで楽しませてくれたが、ヘンダーソンの頑張りもキチンと書き残しておきたい。
ノゲイラは昨年はヒーリング、今年はサップと年間ベストマッチレベルの試合を見せているが、このままでは初代王者が引退するまでベルトを持ち続けるという事になりそうだ。
まぁノゲイラならそれもアリなのかな、という気がしてきた。

<総括>

PRIDEの地方興行はカードに関わらず何でこうダメなんでしょうね。それがまず不思議。
また今回大久保、佐々木とガチ試合しかした事のない選手2人が初登場したが、実際自分は佐々木は好きな選手なんだけれど、それでも線の細さにプロらしいたたずまいを感じる事ができなかった。コレはちょっと気になるポイントだ。
いつかまた見直したいのはメイン(とセミのアオリV)だけだが、体重差のある対戦相手でも面白い試合(体調不良という事はさておき)を見せてくれたノゲイラが個人的MVPかな。サップ以外再戦が見たいと思わせないほど圧倒的に強いのも問題だが、来年はシウバとのスーパーマッチが組まれるような気がしてきた。
あとマッチメークについてだけど、ちょっと噛み合わせというか相性(面白い試合になるための)について、もう少し深く考えて欲しいな。露骨な「シャークと金魚」はいただけないが、オーバーさせようと思っている選手に対してなら、少なくとも本領発揮できる対戦相手を用意してもバチは当たらないと思うよ。




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