人生、偶には遠回りしてみるのも良いものだよ。
■団体:IWA JAPAN
■日時:2002年12月1日
■会場:後楽園ホール
■書き手:パリの夜 (ex:プロレス語るシス

松野効果は今だ健在で、例え招待客が多いとは言えこれだけ非プロレスファンを動員出来る団体
も無いのではないだろうか。

試合開始時刻は18・33分・・・はっきり言ってIWAじゃない(笑)しかし考えてみれば多分これはゲスト
であるでデビィ婦人の影響ではないだろうか?と考えるとたった一人でインディーの習慣を変えて
しまうデビィは凄いって事になる。デビィだけはガチ!。


○ダークサイド・タケル(腕極めハーフボストンクラブ)×魔餓鬼

魔餓鬼は初めて見るが、好悪は別として入場の時点からしっかりとキャラ付けが定まっており尚且つ忠実
にそれを試合が始まっても保ち続け試合を続けている事は評価出来る。
試合はまあまあ見れると言った内容、魔餓鬼の受けが結構良かった。
最後はDタケルが片腕を極めた状態からのハーフボストンで締める。会場は盛り上がらず終わってしまっ
た。

〇三田(デスバレーからの体固め)×春山

三田が攻め、中盤春山が盛り返すも最後は三田がピン、早い話いつものやつだった(笑)。
しっかりと声を出して頑張っている様子が見て取れてかなり好感が持てた、乗りの悪い会場を何とか暖め
ようと笑いを盛りこんだ仕方で試合を盛り上げる。

私自身女子プロ観戦をしないので大きな事は言えないのだが、少なくとも男子団体の女子プロ提供マッチ
はワンパターン過ぎてつまらないというのが定説と言っても過言ではない事実ではないだろうか?。
多分その団体の興行を見に行けば良い試合が見れるのだと思うが・・・。

平野 ×ジョー(バックドロップからの体固め)片谷〇セブン

十月に来日してきたジョーだが今回も参戦していた、試合結果を調べていると地方まで出ているという事
でコンディションの良さが覗える。
脚は確かに細いが上背は結構ある不思議な体をしている。

試合は片谷が大車輪の活躍。というよりもそうせざるおえないのが現状だが片谷的にはそれだけ信用を
置かれているという事なのか、それとも単に人がいなかっただけか(笑)。

ジョーはコーナーにいても常に気をくばるサービスぶりで、レフリーの死角を突き忍び足でパートナー
を助けようとするがレフリーに見つかりすごすごとコーナーに帰る(を三回も刳り返しちゃったよ・・)
など茶目っ気たっぷりで健在ぶりをアピール。
だが勿体無いのは平野と片谷が試合をやっている最中に伝統芸(イス受け)をやってしまったところだ
ろう。

平野はわき腹を気にしていた。それだけに更に片谷に負担が掛かる。なんて危険な賭けをしてしまうのだろ
うか。

ラストのバックドップはかなりエグイ角度でセブンさんがなんとジョーに炸裂させ3カウント。
だが試合後直ぐに立ちあがりケロリとした顔をして帰っていくジョーは素晴らしい。

松野(両者リングアウト)一宮

試合前に松野の花束送呈していた、一宮が近づいたが特に面白いアクションは無し。

足は直っているが勿論まともなプロレスと見れるわけでもなく、脱力有明エルボーなどを出すが一宮の
一発で簡単に返される。当然だが・・・。
最後は場外乱闘の末に両者リングアウトという事で、極々一部で歓声が沸いていた(後楽園でそういう反
応するファンが来るのはIジャぐらいだよなあと、つくづく思うのである)

ボブ・チャック(ダイビングヘッドからの体固め)X(T・J・新宿)

今のサップ人気は異常なものがある。10月のドームのサップのお陰で大分券の売上も上がったらしいがサ
ップを呼ぶのは容易ではない。
普通ならそこでなんとか条件を整え交渉しサップ招聘に動くか、それともきっぱり諦めるかどちらかだろ
う。
しかし浅野社長は違う。サップをもう一体作ってしまおうというのだ。簡単に思いつきそうだが実際それを
やってしまう行動力は流石である。(ビックリマン@ロッチな乗りだね)

見た目は小さい、だが結構筋肉は付いている。しかし欠点といえばオーフレイムにかなり似ちゃっていると
ころだ。ナイロンパンツがさらにオーフレイムらしさが出ちゃっている。せめてスパッツでやって欲しい、
それが今後の課題と言ったところだろうか。

相手は新宿だが腕が細いので別人と考えるのが妥当だろう。実際動いてみるとボブは結構出来る。
特に蹴り連発からのラストの後ろ回り蹴りのスピードは当っていたらやばいと思わせるほどのスピードがあ
る。故にオーフレイムにしか見えない(笑)。

ラストは某興行を思わせるダイビングヘッドバット。本家次第で色々化けそうなのでこれからも期待してい
きたい。

第6試合 IWA世界ジュニアヘビー選手権
ザ・グレート・タケル(王者)vs アジアン・クーガー(挑戦者)
タケル(16分7秒 片エビ固め)クーガー
※タケル2度目の防衛。

実は去年のIジャ最終でも組まれていたこのカード。実は余り期待してなかったが結果的にこの試合が一番
この日の良い試合になったと思う。

個々のムーヴには多少怪しい部分も含まれているのだが、兎に角この日はクーガーは勿論だがタケルも普段
の安全ダイブ(足から先に付く)ではなくケ・ブラーダっぽい危ない飛び方をしていた。
だけどやはり体を張ったという部分に置いては、クーガーの方が二枚は上だろう。

特にエプロンからの客席に向ってのワイヤーアクションを思わせる飛びは(しかも背中から)、初めて見る
人は勿論だが、見慣れていても凄いと思う。

試合はクーガーが破れたが客の支持を得れたのは間違い無くクーガーだと私は思う。
是非Iジャに残って欲しい選手の一人である事は間違い無い。

第7試合 松田慶三、YUJI KITO、タイガー・ジェット・シン vs 三宅綾、上野幸秀、ブギーマン
三宅(9分14秒 エビ固め)KITO

慶三はいつもの通りスライディングリングイン。その後シンとKITOが登場した途端乱闘になりそのまま試
合開始。
松田はブギーマン、KITOは上野とそれぞれ乱闘を始める。
その後乱闘一旦納まり、リングに移るがそこでもシンが暴れまくる。シン殆ど技を受けないで試合を展開。
だがその合間に一宮が乱入、もつれ合うようにシンと場外乱闘をしそのまま控え室に消えて行ってしまった。
なんか結構ただ事ではないんじゃないかな。来年シンの参戦はあるんだろうか。

その後3対2のハンディに突入。しかしシンという強烈なキャラが消えても直KITOは透明人間だ。
「欽ちゃんの仮装大賞」でさえ香取をてこ入れとして投入しているぐらいだ、KITOにもなんらかのてこ入れが
必要なんだが、今のところその光明の兆しが全く感じられない(笑)。

数少ない収穫はブギーマンが良かったところだろうか、しっかりと怪奇派らしい怪しく挙動不審ぶりが良か
った。

その後は淡々と続き、松田の個人芸意外に殆ど見るべきところは無かった。三宅と上野のアンタッチャブル
連携も何かチグハグしている様子で試合全体の流れというのが乗っていないという感じだろうか。
ラストは三宅がKITOにタイガードライバーという事で、観客の反応を見ると唐突感が強いフィニッシュであ
ったがこれ以上長引かせても面白くなる兆しも見えなかったので、この辺が潮時だったのだろう。

試合後一寸した乱闘のあと松田のマイク。
松田「へいへいへい!今のIWAはこんなだけど、絶対来年は俺と、KITOとタケルと、そのほかでIWA盛り上
げますのでみなさんいいですか?俺たちがIWA!IWAジャパンは俺達なんだ!We are IWA!!!!」

という事で来年は宇和野ポジションになりそうな片谷に期待しましょう(笑)




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