速報観戦記
■団体:PRIDE23
■日時:2002年11月24日
■会場:東京ドーム
■書き手:品川(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます) +負井

11/24 PRIDE23 東京ドーム大会速報 17:00Start
チーム品川・実原が、町田でのコンバットレスリング参戦中で、
名物セコンド品川主宰がドームに遅れてまいりますので、
序盤戦は負井がお送りします。

過去のプライドのドーム大会に比べると、若干アリーナの客席は少ないものの、
開始時で9割の入り。Uインター祭り満員御礼です。

感極まったU系ファンの暴動を恐れたか、
売店ではアルコールの販売が無く、mayaさんご立腹(笑)

オープニング、いきなり高田総裁が花道から登場。
簡潔な開催の挨拶の後に全選手入場。
柔道着を着てきたフライ選手に、一番の声援とどよめきが。
予想通り田村選手の姿は無し。

リング上にいるのは総裁のみで、本日の興行のコンセプトをはっきりと。
第1試合
横井宏考
(日本/チーム・アライアンスGスクエア)
vs
ジェレル・ベネチアン×
(オランダ/ボスジム)

(2R 3分29秒 腕ひしぎ逆十字固め)

ベネチアン選手、横井側コーナーまで詰め寄って、ガン飛ばす。
が、ZERO-ONEで揉まれて表情を作るのはお手のモノの怪物君、
一歩も引かずに、イイ感じです。

1Rは、横井選手が、いきなりタックルでテイクダウンすると、
圧倒的にパスして圧倒的にポジションとって圧倒的に攻めるも、
ベネチアンの粘りと以外に巧みなディフェンスの前に極めきれず。
マウントからタコ殴りにするも、KOを奪えるような感じではなく。
2Rに入って、マウントからの十字を2度目のトライで極め、キッチリ一本。

とはいえ、圧倒的に攻めたものの、もたついた印象の方が強く、
衝撃のPRIDEデビューとはならず。
実力的には申し分なさそうですので、この辺りがクリアできれば、ですね。

そうそう、某松井選手はベネチアン選手、全然パスできなかったですよね。
内緒ですけど。
第2試合
×山本喧一
(日本/フリー)
vs
ケビン・ランデルマン
(米国/ハンマーハウス)

(3R 1分16秒 レフェリーストップ)

本日のUインター祭り第一弾。
安生選手をセコンドに、シャ乱Qの「上京物語」で入場のヤマケン。
心なしか、表情に精彩が無いような。
裁くは、インター祭りにこの人はかかせません、和田レフリー。

1・2Rはランデルマンの必要以上に執拗な、
それでもって未熟なV1狙いに助けられた感のあるヤマケン。
3Rに、上四方からランデルマンの思いっきり振りかぶった膝を
数発貰った所で、和田レフリーがストップ。
ランデルマンがエンジンかけた途端に、という見方は致し方なしか。

ランデルマン、小原戦よりは数段良いものの、イマイチ本領発揮ならず。

ヤマケンは今日このリングに上がっただけで意味がある
・・・と思うんですが、次につながるかどうかが・・・
第3試合
×ムリーロ・ニンジャ
(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
vs
ヒカルド・アローナ
(ブラジル/ブラジリアン・トップ・チーム)

(3R 判定0−3)

煽りVがヤクザモノのテイストで、場内結構受ける。ボクセ、完全に悪者役(笑)

全体を通して、テイクダウン・ポジショニングとも
アローナがリードしているのは間違いないものの、
アローナを持ってしても、ニンジャをキープはしきれないのか、
と言う印象(野口レフリーの絶妙なホールディングのイエローがあったものの)
逆にニンジャの強さが窺い知れます。

そうは言っても、アローナのレスリングの強い事といったら、それはもう。
3Rはキッチリ押さえて、判定勝ち。

終わった後は一応、両者ノーサイドでした(アッサリ目)

技術レベル・両者の能力、世界TOPレベルの戦いを見せ付けられました。
が、だからこそドームでやるにはもったいなさ過ぎるカード。
ドームでやったが為に凡戦です。TVで見れば違うんでしょうが。
メモ8さん曰く
「後楽園ホールだったら、リングサイド10マン払ってもいいンだけどなぁ」

品川主宰、ここで到着。
(ちなみに実原は、決勝Kzの高橋選手に延長1−0でポイント負け。
準優勝。品川主宰大激怒)

と言うわけで、以降は品川主宰観戦記です。
第4試合
×ヒース・ヒーリング
(米国/ゴールデン・グローリー)
vs
エメリヤーエンコ・ヒョードル
(ロシア/ロシアン・トップ・チーム)

(1R終了時 ドクターストップ)
(品川ココから観戦です)
今日のヒョードルは必殺の掣圏道殺法で、テイクダウンを奪った後は
インサイドからバックからあらゆるところから
ヒーリングの顔面を殴りまくる。

ヒョードルの左パンチで左目を大きく腫らしたヒーリングは
1R後半からなかば戦意喪失状態で、下からの攻撃をみせるわけでもなく
ただただ殴りつづけられる。
「オフェンス上手はディフェンス下手」の典型か。

なにしろヒョードルのパンチの連打は凄まじかった。
ヒーリングのダメージが大きいため、ラウンド終了時に
ドクターストップが宣告。

王者ノゲイラへの挑戦権を得たのは
ロシアントップチームだった。

第5試合
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
(ブラジル/ブラジリアン・トップ・チーム)
vs
セーム・シュルト×
(オランダ/ゴールデン・グローリー)

(1R 6分36秒 三角絞め)
品川的に要注目の試合だったのだが・・・・

序盤にテイクダウンを許したノゲイラだが、
すかさず相手の股の下を潜り、逆に相手の上のポジションを取る。
上になるとインサイドからハーフガード、そしてパスガードして
袈裟固めからパンチを打ち、マウントを奪う。
その体勢をキープしつづけてシュルトの顔面にパンチをお見舞いし、
最後はシュルトがポジションチェンジして上になったところを
狙いすましたように伝家の宝刀・三角絞めがガッチリと極まり
シュルトはたまらずタップ。ノゲイラ完勝。

ノゲイラマイク
「わたしはヒョードルでもヒーリングでも誰とでも闘います」
でもサップとはイヤなんだろうな(笑)

リングを降りた後、例によって「天然水」とガッチリ握手。



外野席には客を入れてないが、内野スタンドはほぼ満員。
アリーナ席は後方には席がつくられてないもののほぼ満員。さすが高田です(笑)

巨人軍の原監督と上原投手が来場してました。

「元気ですかーっ!
元気があればなんでもできる!」
といういつものアレの後
「たかが高田の引退だけど、リングは去れど高田は高田 もうすぐ冬 秋は行ってしまうけど、高田の奥さんは向井亜紀」
と一連のダジャレでかまし
そのついでに新日LA道場に練習してるマチダ リョウト(?)を紹介。
最後はダァーでシメ。

第6試合
ヴァンダレイ・シウバ
(ブラジル・シュート・ボクセ・アカデミー)
vs
金原ひろみつ×
(フリー)

(1R3分31秒 セコンドのタオル投入)
Uインターの最後の砦、難しい漢字のヒロミツくん。
セコンドはTKと前田・高田双方に気を使ったか(笑)
ゴングと同時に果敢に殴り合いに応じるも
そこはシウバのほうが三枚くらい上手な分野。
打撃をいっぱいもらい、倒されてしまう。

都合四回テイクダウンを許し、特に三回目のテイクダウン時の
左フックはほぼ致命傷。
最後はシウバがトドメの踏みつけをしようとしたところを
TKがタオル投入。さすがリングス仲が良い(笑)。

金原も田村ほどのダメージは無い模様だが、やはりシウバの
牙城を崩すまでには至らなかった。シウバ貫禄勝ち。
これを倒すことができるのはやっぱり高田しかいないだろう。
引退するのやめろ(笑)。

シウバマイク
「ゲンキデスカー!
あなたたちはわたしに一番お金をくれるファンです(嘘)
榊原さん(PRIDEで一番偉い人)、森下さん、百瀬さんアリガトー!」
と偉い人の名前を出して挨拶。がめついやつだな(笑)

ここで休憩。
有料入場者数は主催者発表で52228人。
オブザーバβで実入場者は発表の予定・・・・

第7試合
吉田秀彦
(吉田道場)
vs
ドン・フライ×
(米国/フリー)

(1R5分32秒 腕ひしぎ逆十字固め)
上着のみ道着で入場のフライ
吉田は勿論、ホイス戦と同様、ギ(笑)を着用。
ゴング直後、いきなりタックルに入り
小内から倒し、インサイドから袖車を狙う。
その後ハーフガードからバックを奪い
フライの首を狙い、お客さんおおいに沸く。
やっとのことで外したフライ、インサイドから
ハーフガードになり、パンチを落として優勢かと思われたが
正対に戻す。
下からフライの右腕をとり、必殺の十字。
上にポジションを入れ換えて激勝!

吉田
「負け覚悟で臨みました。
皆様の温かい声援が自分の力を二倍、三倍にしました。
これからも厳しい試合が続きますが、応援よろしくお願いします!」
とそつなく優等生コメント。

ホイス戦がフロックではないことをキッチリと証明した。
(いくら打撃を遠慮してきたとはいえ)フライ相手に
これだけの試合ができるのだからたいしたもんだ。
桜庭の後のニュースターの誕生は近い・・・・・
セミファイナル
 高田延彦
(高田道場)
vs
田村潔司 
(U−FILE CAMP)

(2R1分00秒 右フック → KO)
因縁の一戦に相応しい、本当にシビアな闘いだった。
高田サイドはヤマケンがつき
田村には宮戸がセコンドに。
そしてレフェリーは和田良覚。

1R、左のローが金的に当たり、高田悶絶。
5分以上試合が止まる。
このまま終了するかと思われたが、最後の試合ということで続行。
田村のローがガンガン当たり 高田の出鼻をくじく
高田がテイクダウンし、インサイドとなるも田村がスイープ。
ポジションを変える。
高田、下から申し訳なさそうに軽くパンチを打ち、1R終了。

2R、再び田村のローが 高田に当たり続け
高田のパンチに合わせて田村が右フックが
カウンターで入り、高田半失神気味にダウン。

田村
「まず高田さん、ありがとうございました。
そして、色々と温かい目で見ていただいて、
ご迷惑をおかけしてどうもすみませんでした。
まだ辞めるという実感は無いんですが、
見事感動与えてくれてありがとうございました。」

高田
田村潔司! よくこのリングにあがってきてくれた。
田村、おまえ男だ! ありがとう!

負けた自分が言うのもかっこわるいですが
きょうまで22年間ありがとうございました
桜庭が最後をシメますので応援してください!」

見事な最後を飾ってくれて ある意味さっぱりしたのは間違いなかったのですが
試合自体はなんとも釈然としない何かが胸につかえた様な試合だった
高田ファンの私なのにこの試合はダメでした 感動せずです
それは私がリングスファンではなくUインターファンなんだからでしょうか?
涙も出なかった 悲壮感のなさも高田なのか?さわやかな最期でした

メインイベント
 桜庭和志
(日本/高田道場)
vs
ジル・アーセン 
(フランス/チーム・レ・バンナ)

(3R2分08秒 腕ひしぎ逆十字固め)
フルラウンドにもつれこんだ脅威の凡戦。
アーセルは何を思って日本にきたのかまったくわからず。
桜庭から3ラウンドの間、一本を取られないことだけを
考えて闘っていたようだ。
お客さんが途中でドンドン帰っていったのが印象的。

桜庭も大袈裟すぎるくらい、右膝にテーピングを巻き
「ここが悪いんですよ」と言わんばかりのアピール。

試合後、
桜庭
「高田さん、ご苦労様です。」

高田
「おまえは男のなかの男だ!」
(この一言が 田村に送った言葉を台無しに・・・いやわざとなのか?)

ヒザの靭帯を一週間前に切っていたことをリング上で明かす。
ドクターストップがかかっていたとのこと。
う〜〜〜〜ん なら出なくてもよかったかなこんな試合するくらいなら
とはいえ高田の引退式に花を添える 病み上がりにイージーマッチメイク
お休みするわけにはいかんわな・・・・ それに綺麗に一本勝ちしなくちゃ
そういう意味では 桜庭お疲れさんと言うしか言葉なし

高田の号令で、UWFのテーマが鳴り響くなか、
高山、宮戸、金原、安生、田村…Uインター出身者が
リングに上がる。一応大団円で終了。

かつて「UWF」の象徴だった前田、船木、高田。
その三人のなかで、最も美しい散り方をしたのが
今日の高田だったのではないだろうか?
これまで頑なに守りつづけた己の顔面をにっくき(愛)弟子に
差し出したところが印象的でした。

とにかくご苦労さま。
今後は、第二の人生戻ってプロレスするもよし、キャスターやるもよし
子作りするもよし、高田ちびっ子レスリング道場長するもよし・・・・・
浪花節だよ人生は

この時点で吉田の劇勝のことなどすっかり忘れてしまってました

今大会の画像及び選手コメントは こちら! 
report by 品川



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