11/15修斗後楽園大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2002年11月15日
■会場:後楽園ホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

とにかく熱かったホールでした。観にいった人は、みんな満足していたようですね。

会場ロビーは30分前からすんごい人。Tシャツ目当ての人がどれだけいたか知らないけど、
ルミナTシャツはそこそこ売れていたような。

全選手入場時には立ち見はもちろんぎっしり、客席もちょこっと空席が見えるぐらいでほぼ満席。
各選手が南側客席から入場。それぞれ声援を受けてましたが、やっぱりこの人は別格でした。
ルミナが入場すると、会場がドン!!っと沸いてました。

勝村選手が代表して挨拶。
「凄いお客さんの入りです。みなさんお目当ては僕でしょうが・・・・。すみません(笑)。」
と、ボケて笑いを取ったあとは、まじめに挨拶。

うシュは入場時かなり緊張しているように見えた。気合入りすぎっていうかガチガチに近く見えました。
ルミナはいい表情。久々の後楽園を楽しんでいるように見えました。
Tシャツの上からも分かる、相変わらずの凄まじい上半身に「うわっ、うシュ、パワー負けしそう」
とか思ったりして。

ホシャが欠場で不戦勝になった松根君がリング上で挨拶。
負けている今泉選手とやりたいとか。あと優勝宣言も。

さて、試合に。


第1試合 ウェルター級 5分2R
△鹿又智成(日本/総合格闘技武蔵村山道場)
△帯谷信弘(日本/GUTSMAN・修斗道場)
判定1-1 (19-19,19-19,19-19)

帯谷選手、レスリングやってたせいか、背中の筋肉凄い。
白スパッツはガッツマンロゴがきれいに入っていた。
鹿又選手は黒スパッツ。

1R
鹿又ハイ、パンチ。帯谷、回して投げて、上に。ボディパンチをコンパクトに。鹿又三角狙い。
帯谷またパンチ。鹿又はスイープも積極的に狙う。帯谷は鹿又の尻にヒザを入れていく。
鹿又タックルにいくも、帯谷切って、上から腕を制しつつ、パンチを連打で入れていったとこでゴング。

2R
鹿又ミドル。帯谷足とってタックルも鹿又切る。そしてバックに回り、一気にバックマウントへ!
帯谷はバック取られつつパンチを返していく。鹿又はスリーパー狙いつつパンチを入れる。
鹿又かなりしつこくスリーパーを狙っていくが極めきれず。帯谷激しく回転して逃げようとするも、
鹿又もしっかりついていく。最後やっと帯谷がインサイドに戻ってゴング。

1Rづつしっかりとって、わかりやすいドローに。
帯谷選手、いい選手。体も出来ているし、地力を感じさせる。
鹿又選手、打撃も寝技も動きが雑な気がするも、やはりその切れのある動きにポテンシャルを
感じさせる。
激戦のウェルター級だけど、二人とも少しずつ頭角を表してくるんじゃないかな。


第2試合 ミドル級 5分2R
○岡田廣明(日本/PUREBRED大宮)
×前田健太郎(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY)
2R 0'15" TKO (レフェリーストップ:前田の右膝の負傷)

前田選手、頭に刈り込み。黒スパッツ。

1R
前田のミドルに合わせ、岡田タックルでテイクダウン。前田ガードからうまく上体起こし、立つ。
そしてヒザとパンチで攻勢。岡田コーナーに詰めて、ももにヒザ。岡田タックルでテイクダウン。
上からパンチ落とす。

2R
すぐ組んで、膝蹴りの打ち合いのような感じになるも、いきなり前田が顔を苦痛にゆがめ倒れる。
岡田はすぐサイドに回り込みパンチ連打。前田はすぐタップ。

試合前からか、試合中か知らないが、前田選手はヒザを痛めていたようで、今回は自爆してしまった模様。
1R終了時には2Rを戦うか迷うほどの状態だったとか。結局肩を借りて退場していった。ちょっと不運か。
ちなみに前田選手は全体的にバランスはよさそうだった。だけど、ちょっとスピードに欠ける気も。

岡田選手、これで2連勝。レスリングが安定してます。試合振りも落ち着いているし。


第3試合 ライト級 5分2R
○日沖 発(日本/ALIVE)
×エドワード・バットン(オーストラリア/AUS修斗スパルタン・ジム)
1R 4'11" TKO (レフェリーストップ:バックマウントからのパンチ連打)

バットンは・・・。見た目はただの痩せたおっちゃんでした。

発がロー、パンチ、ハイで攻め立てる。
バットンの胴タックルで発はあっさり下に。しかしいきなり腕十字の体勢に。
バットンはクラッチして凌ぐ。発は足抱えてスイープしマウントへ。
マウントパンチを落としたあと、スリーパー狙うも、バットンも逃げる。
バットンもがくも、発はマウント、バックマウントを取りつづけ、最後はバックからパンチ連打。
レフリーがストップした。

うーん、バットンの実力が・・・。正直日本のアマ平均以下では・・・。

発のポジショニング、寝技はよかったが、あの相手では無理してでも極めてほしかった。
会場もそんな雰囲気だったし。
まあ、まだ20歳だっけ。若いからじっくり実力をつけてほしいですね。


第4試合 ミドル級 5分2R
○福本洋一(日本/和術慧舟會千葉支部)
×レット・アンソニー(オーストラリア/AUS修斗スパルタン・ジム)
2R 2'11" チキンウィングアームロック

アンソニーはかなりでかかった。まじめそうな風貌。
福本選手は青いトランクス。相変わらずしぼってないように見えるけど(^-^;)。

1R
スタンド見合いの後、組んでコーナーで膠着。ブレイクの後、パンチ交錯。
福本タックルでテイクダウン。ボディにパンチ。立ってパンチ。

2R
福本コーナーでテイクダウン。アンソニーはギロチンで対抗も、福本頭抜いて、パス。
横三角気味からアームロックで見事極める。

うーん、この試合もアンソニーがねえ・・・。体格はかなりいいんだけど、プロとしてのやる気が。
うーん、気迫があんまり感じられなかったっす。まあとにかく寝技は福本選手のほうが、かなり
上でしたね。スパルタンジムはまだまだってことなのかな。


休憩前に、NK出場決定選手、川尻、阿部兄、三島、五味がリング上に。
それぞれにインタビュー。まあみんな相変わらずでした。
川尻選手は「世界的な選手とやりたい」とのこと。
リングアナ河内さんの口ぶりからすると、シャオリン戦ほぼ決定かな。

休憩明けは、月間MVP・ベストバウトの表彰。

9月のMVPは大石選手。ベストバウトは、大石対池田 
10月のMVPは川尻選手。ベストバウトは、野中対吉岡

うーん、そんなに野中vs吉岡良かったかな?正直盛り上がりに欠けた試合だったような。
単純にいい試合なら、もっと他にあるような。無理やりクラスAから選んでるの?
それとも、やっぱレベルの高さが重視されてるのかな?
 
今度はリング上に、川尻、野中、大石、池田選手が登場。
久雄さんは分厚いジャケット持ったまま、リングに上がり、表彰を受けてて、
大石さんに突っ込まれてました(笑)。

野中選手が「挑戦するまで大石さんやめないで」というと、
大石さんは「でも、こっち(久雄さん)がもうやめろって・・・」
池田選手が「僕がもう一度タイトルマッチやる時は大石さんがチャンピオンじゃないでしょうけど」
と追い討ちをかける(笑)。
やっぱりベテラン組は和やかで素敵です。特に大石さんのマイクは最高。

休憩明けには、ますます凄い熱気に。ほとんどの通路、階段を立ち見客が埋める異常事態。
それだけのカードだってことですね。


第5試合 02年度新人王トーナメント バンタム級決勝戦 5分2R
○漆谷康宏(日本/RJWセントラル/4位)
×阿部マサトシ(日本/AACC)
判定3-0 (20-18,20-17,20-17)
※阿部にローブローによる減点1あり

阿部は相変わらず大人気。赤い紙テープが乱れ飛ぶ。リングインすると笑顔でお得意の極めポーズ。
きれいな金髪に染め上げてました。
対する漆谷もおしゃれでかわいい。でも、ちょっと緊張してたかな。
阿部のセコンドには当然阿部兄。そして港太郎。
漆谷のセコンドには宇野君、廣野選手。やっぱりこっちにつきましたか。

1R
お互いロー。そしてお互いハイ。距離をとり、じっくりお互い攻める機会をうかがう。
基本的に阿部がどんどん距離を詰めてパンチを放っていくも、漆谷は見事に足を使って、
リング上を回り、詰められない。そして下がりながら、隙を見て右フック、右アッパー、左ストレートを
合わせていく。これが少しずつ当たり始める。

2R
最初は1R同様スタンドの展開。漆谷がタックル。しかし思い切りもあまりよくなく、切られる。
すぐ立つも、阿部のヒザが金的に。これで阿部に減点1。再開後はやはりスタンドの展開。
阿部は減点を取り返すべく猛然と前に出ながらパンチを振るうも、漆谷は冷静に下がりながら、
捌いていく。そして入ってきたところを、左右の様々なパンチで迎え撃つ。
かなり当たり始め、阿部の顔はかなり赤く腫れる。今度は阿部の目に漆谷の指が入って中断も。
再開後も阿部は猛然と攻める。阿部は1発当てたものの、単発だった。
漆谷は自分の距離を見失わずに、見事にアウトボックスを続ける。
阿部は殴られつつも笑顔を浮かべ攻めつづける。しかし漆谷はとうとう自分の戦いを貫き通す。
とうとう終了のゴングが鳴り、友人であろう二人はしっかり抱き合う。

戦前の予想とは違い、漆谷が大差判定勝ち。非常にうれしそうに喜んでいた。
とにかく漆谷選手のスタンド打撃は見事だった。以前から評価していたが、
多彩なパンチ。最後まで自分の距離を保つフットワーク。お見事です。
新人王にふさわしい戦い振り。初代バンタム級タイトルもすぐ目指せる位置にいるのでは。
まあホビーニョはおいといて・・・。

阿部弟初敗北。アブレッシブさは見せたが、スタンド打撃で完封されてしまった。
組んでからが見たかったが、漆谷選手の実力を知っているからこそ、簡単に組みにいけなかったのだろう。


第6試合 02年度新人王トーナメント ライト級決勝戦 5分2R
○門脇英基(日本/和術慧舟會)
×小松寛司(日本/総合格闘技道場コブラ会)
判定3-0 (20-17,20-18,20-17)

1R
門脇ミドル。小松組む。門脇テイクダウン狙うも、小松が浴びせ倒す。門脇はガードから脇を差して、
なんと一気にバックマウントに。信じれらない動きだ(笑)。小松落として門脇下に。
門脇立ってテイクダウン。パスしてニー・イン・ザ・ベリー。押しつぶしてパンチ連打。

2R
小松テイクダウン。門脇立つ。門脇タックルでテイクダウン。パス、そして腹固めから、
スリーパーへ!いわゆる門脇スペシャル!しかし、小松も両手を抑えられながら、意地でアゴを上げない。
門脇は何度か入り直すが、小松はとうとう凌ぎきる。最後は二人とも立ち上がり、パンチ打ち合い。
特にスタミナの切れた、小松がふらついて倒れる場面も。

極めきれなかったものの、図抜けた寝技を今回を見せ付けて門脇選手が新人王に。
ほんと素晴らしい選手です。ギャグのセンスも好きです。激戦ライト級ランカーの中で
どこまで行くかいまから楽しみですね。

小松選手、意地で極めさせませんでした。スタンドでもっと戦えば、自分のペースで
戦えたかもしれませんね。でも、寝技は相手の土俵でした。


第7試合 02年度新人王トーナメント ミドル級決勝戦 5分2R
○弘中邦佳(日本/SSSアカデミー)
×徳岡靖之(日本/パレストラ加古川)
判定3-0 (20-18,20-18,19-18)

1R
徳岡ロー。そして踏み込んでのワンツー!強い!このパンチは弘中の顔面を捉えたようにも見えた。
そして徳岡は両差しになるが、弘中は小手投げに。徳岡も踏ん張り、ヒザを返す。
弘中タックル。徳岡テイクダウンは許さないものの、バックに回られる。弘中はバックからパンチ連打。
徳岡は桜庭アームロックを狙う。ヒザの打ち合いの後、スタンドに。スタンドは徳岡がローを当てる。
そしてパンチも的確に出していく。

2R
弘中組んで押し込む。投げを狙い、踏ん張った徳岡のバック奪う。腕を狙うも、徳岡が凌ぎ、
今度は徳岡が抑え込みかける。しかし弘中タックルで立ち上がりテイクダウン。上からパンチ落とす。
徳岡は下から激しく蹴るも、ロープを掴んでいたとのことで減点1。いきなり減点は厳しいかな・・・。
弘中上からパンチの連打!徳岡も負けじと蹴り返す。

ゴング後もパンチを落とした弘中に対し、怒ったのか、徳岡選手が試合直後に弘中選手に
詰め寄る場面も。SSSのセコンドも「なんだよ、その態度!」と声を荒らげ不穏な空気に。
結局事なきを得ましたが、冷や冷やしました。最後は徳岡陣営についていた中井さんが
SSS側にもフォローを入れていたようで。さすが中井さん。

上を取り、パンチを落としていった弘中選手が2Rをきっちり取って勝利。
かなりの地力を感じさせますね。全体的にバランスもいいし。前評判どおり新人王です。
強さが感じられるのはいいけど、最近、テイクダウンしてのグラウンドパンチに攻撃が
集中してしまっているのが残念。違う展開も見たいですね。

テイクダウン力でやや劣っていたため、惜しくも初敗北の徳岡選手。
しかしいい動きでした。パンチは本当にコンパクトで鋭いし、組んでからの動きも切れがありました。
まだまだ伸びて、ミドル級戦線を荒らしてほしいですね。


第8試合 フェザー級サバイバー・トーナメント1回戦 5分3R
○勝村周一朗(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY/8位)
×アルフィ・アルカレズ(米国/ニックワン・キック・ジム)
2R 3'04" 腕ひしぎ十字固め

勝村選手には凄い数の激励賞が。もちろん子供たちも南側で応援でした。

1R
アルカレズ右フック。強い!勝村タックルも、アルカレズがぶって、パンチ連打!
アルカレズ離れて左フック。勝村左ハイ。そして勝村飛びヒザ!しかしアルカレズ冷静に捌いて、
倒れた勝村をサイドに抑える。勝村はガードに戻すと、アルカレズはパンチ落とす。
勝村は冷静にガードしつつ、アームロック狙いに行く。そして勝村は自分の足でアルカレズの上体を
固めてパンチ連打。アルカレズも立ってパンチ連打。

2R
勝村サイドキック。アルカレズはコーナーに押しこんでテイクダウン。ガードに。
勝村じっくり仕掛けていると思ったら、一気に三角へ!最初は入りが浅く見えたが、アルカレズも
すばやい対処ができず、そのまま深く入り、極められ、落ちてしまう。最後は明らかに腕十字の体勢で
試合が終わったが、アルカレズが落ちた後、念のため勝村選手が体勢を変えたらしい。

見事すぎる下からの仕掛けで、強豪に逆転勝ち。会場はセミにして既に大盛り上がり。
勝村選手も四方のコーナーに上って、喜びを爆発させる。

それにしても、勝村選手、素晴らしい試合が続く。以前は実力以上に試合後のはしゃぎっぷりが
目立っていて、さほど評価していなかったが、最近の技の切れ、仕掛ける時の思い切りのよさ、
どんどん良くなっている。サバイバートーナメントで最も期待されていないと言っても
過言ではなかったが、全然分からなくなってきた。

アルカレズは弱くはないんだろうけど・・・。修斗軽量級のレベルが高いってことかな?
とにもかくにも、2試合連続一本負け。もう呼ばれないかな。


第9試合 ウェルター級 5分3R
△佐藤ルミナ(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY/6位)
△タクミ(日本/パレストラ東京/9位)
判定1-0 (29-28,29-29,29-29)
※佐藤にローブローによる減点1あり

会場は試合開始前から、かなりの盛り上がり。
まずはうシュが入場。緊張もほどよく解けたか、気合の入ったいい表情だった。
そしてニュースパッツ。赤いラインに「USI−SHOOTOR」「巧」のロゴ。
そしてルミナ入場。当然会場大盛り上がり。なんとセコンドには坂本会長!びっくりだよ。
二人にそれぞれ声がかかりまくる。

1R
タクミの出したローをルミナが取ってテイクダウン。タクミ、ガードを取ろうとするが、
あっと言う間にルミナはバックマウント奪う!相変わらず凄まじい速さ!
スリーパーを狙い、重たいパンチを落としつづけるが、タクミはルミナの片腕を掴み耐える。
そして中盤に、そのまま前に落とし、インサイドに。タクミは上から小さいパンチを連打。
ルミナは手首持ってガードしつつ、下からパンチ返す。タクミ、腕を抜いて、パンチを繰り出す。
ルミナ、腕十字を一気に仕掛け、形に入るが、なんとかタクミは肘を抜いており、助かる。

2R
ルミナ、サイドキック。ルミナ、タックル。タクミ切る。コーナーでルミナのヒザがタクミの金的に。
中断。再開後もルミナのヒザが襲う。そしてルミナがテイクダウン。タクミはすぐ低空タックルにいくが、
ルミナはすぐさまバックに回り、またも一瞬でバックマウントへ!そしてバックから強めのパンチ連打。
タクミは耐えた後、またも片腕を持って下に落とし、インサイドからパンチと鉄槌のラッシュ。

3R
タクミのジャブがルミナを捕らえる。組んでからのもみ合いで、タクミがテイクダウンしかかるが、
ルミナが反転し、上に。タクミはガードを取り、ルミナを抱え込む。ルミナもやはりかなり
スタミナを消耗しているようで、動けずブレイクに。
このラウンドはもう、お互いスタミナが切れ、意地でパンチを繰り出し、タックルし、
激しく組み合う展開に。ルミナは明らかにスタミナが切れつつも、笑いながら、タクミを誘う。
組んでからまたもルミナのヒザが何発もタクミの金的に当たりタクミ崩れる。
そしてルミナに減点1。再開後、タクミの右ストレートがタイミングよく当たり、
バランスを崩したルミナが尻餅。タクミはすかさず上を取り、インサイドからパンチ連打。でゴング。

試合が進むにつれ自分の持ち味を出し、激しくガッツポーズを取るうシュ。
ヘトヘト、フラフラになりながらも、満足そうな笑顔を浮かべ判定を待つルミナ。

第1ジャッジは29:28でルミナに。大歓声が上がる。しかし第2ジャッジ、レフリーは29:29でドロー。
結局両者の手が上げられることに。

試合直後、うシュを応援していた僕は「これは勝てたのでは?」と思いました。
どのラウンドも後半盛り返し、そしてルミナには減点があったから。しかし冷静に振り返ると、
1,2Rは前半圧倒的なポジションを取られ、かなり大きなパンチを食らってました。
そう考えると、判定が3者3様でもおかしくない展開だったといえますね。

とにかく凄かったのは会場の盛り上がり。両者へ絶え間なく声援が飛び。両者のピンチに、
両者応援団からそれぞれのコールが鳴り響いてました。まあ僕も一番騒いでいた一人ですけど。
圧倒的にルミナへの声援が多いかと思ったが、タクミへの声援もかなりのものでしたね。
なにしろ3Rまでどちらかが攻めっぱなしだったからあれだけ盛り上がったのでしょう。
そんなわけで、観戦した人は本当にみな満足そうな様子でした。

まずネットで「復活か?」と書かれているルミナ。
相変わらず打撃は危なっかしいし、圧倒的なレスリングを見せたわけでもない。
下から極められたわけでもないし、相変わらずスタミナもあるとは言えなかったです。
正直、現在上位ランカーに勝てるように見えないし、バスケスにだって勝てると思えません。

でも、ルミナだけにしかできないあのポジションの取り方、積極的に出していったヒザ。
スタミナ切れても、下になっても衰えなかった闘争心。
最近はあまりにも輝く場面がなかったから、こんなルミナが見れてうれしかったです。

聞くところによると、引退覚悟でこの試合に臨んだそうです。
そして控え室に帰ると動けなくなったそうです。思い切り全力で戦ったのでしょう。
現在のルミナをフルに見せてくれたのかもしれません。

結果は満足いくものではないでしょうが、本人はかなり充実感があったのではないでしょうか。
もし本人のコンディションが戻るなら、もう一度こんなルミナを年末に見たいですね。

そしてうシュ。本人もあそこまで最初から追い込まれるとは思わなかったのでは。
でも、意地で極めさせないのは、ここ1年で秒殺されまくった男の意地。
そしてラウンド後半盛り返して攻めつづけるのが、いつものうシュ。
ウェルター級ランカー争いから脱落しそうになった今年、気合で踏みとどまり、
カリスマに競り合うところまで来ました。もう一踏ん張りで、タイトル戦線です。

ひとつ言えるのは、だんだん成長していること。そして常に会場を沸かせる激しい戦いが出来ること。
NKで見たいですね。本人はもちろん大丈夫。プロモーターも出場候補には入れてくれるようです。
NKにふさわしい相手が見つかればいいですが。

僕の一番の応援している友人と、ずっと一番応援しつづけているカリスマ。
本当に運がよければ、二人ともNKで見れるかもしれません。




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