10/6昼 全日本プロレス 後楽園ホール
■団体:全日本
■日時:2002年10月6日
■会場:後楽園ホール
■書き手:無明

 石井館長に平身低頭な武藤新社長にガックリきたプロレスファンが少なくないことは、例の放送直後にネット上のあちこちの掲示板が蜂の巣をつついたような騒ぎになっていたことからも明らかである。かくいう私もそのひとりであって、あれがアングルだとしても全然のっかれねーよと思い切り行く気を失ってた日曜昼の後楽園ホール興行。武藤新社長就任のお披露目シリーズの開幕戦である。

 行く気が失せていたからではなく前日深夜にボクシングを見てたために寝坊して、10分ほど遅刻して到着。すでに第一試合は終わっていた。サンライズが流れているので慌てて場内に入ると、リング上では我らがスタン・ハンセンPWF会長が30周年を迎えたことを祝う挨拶の最中であった。ハンセンに呼び入れられた武藤が「重責を感じてるが頑張ります」とかなんとかしゃべって挨拶は終わり。
 場内は超満員の入りで、客席、立ち見も盛況。女性が多いのが目に付く。
 第二試合は安生洋二、本間朋晃 vs アブドーラ・ザ・ブッチャー、保坂秀樹。ブッチャーの地獄突きが見られてうれしいなあ、という程度の記憶しか残らなかった。
 第三試合はジミー・ヤン vs ケンドー・カシン。これもあんまり記憶になし。カシンのちょんまげをヤンがひっこぬいてしまうなどのアクションがあるも、あっというまに試合が終わってしまう。
 ここで休憩。小島がサインしてくれるとかでロビーは大混雑である。

 第四試合は嵐、荒谷信孝 vs マイク・ロトンド、ジム・スティール。コーナーでアピールしてもブーイングも歓声もほとんどない外人コンビ。外国人を使うのが下手なら減らせばいいんだろうけどそういうわけにもいかないんだろうが。
 第五試合、長井満也、奥村茂雄 vs スティーブ・ウイリアムス、マイク・バートン。このあたりになると眠くなってきていてどうしようもなく、W−1はどうなるんだろう、少なくともウィリアムスが出ることはないだろうと眠い目をこすりっていた。この試合を18分もやるのはどうかしてる。
 第六試合、武藤敬司、渕 正信、宮本和志 vs 太陽ケア、ジョニー・スミス、ジョージ・ハインズ。宮本がいたぶられるのを渕がどうにか助けに入ったり、ケアのチョップを渕が受けたり、と渕が一人で活躍しまくった後、最後に少しだけ武藤がでてきて勝利。かつて新日本のG1会場に現れて蝶野と寸劇を演じたときの渕はかっこよかったものだった。対してケアの印象はほとんどない。彼には危機感はないのかな。ないだろうな。
 第七試合は天龍源一郎、平井伸和 vs 小島 聡、カズ・ハヤシ。小島がMLWのベルトを巻いて入場、はいいんだが、それについての説明がない。せっかくアメリカで戴冠して帰ってきたのだし、日本初お目見えなのだからそれらしく紹介してやりゃいいのに。試合は、カズ・ハヤシがコーナーの天龍につっかかっていき、天龍が椅子を投げつける(客席に入らなかったのかな)など暴れるという内容。最後は小島が平井をラリアットからフォールして勝利。その後小島がマイクを握り、なにを言うかと思えば沖縄ツアーの宣伝であった。アメリカで戴冠したことの報告もなく、新生全日本をよろしくでもなく。

 メインとセミの1,2試合以外はどうでもいい、というのは四天王時代からの問題点だが、今日も(カシンをのぞけば)そんな感じであった。石井館長が全日を観戦して、金をとれるレスラーは天龍だけというようなことを言ってたような気がするが、確かにこの内容ではフジに中継開始を納得させるのは厳しい。石井館長にペコペコしてる映像を流したのも、フジに対して、石井館長の言うことを聞いていますという印象付けをしているのかもしれない。武藤ほどの男が手をこまねいてるはずもないので、とりあえずは期待しつつ様子を見守るしかない、のかな。




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