ラスカチョ デビュー15周年興行
■団体:ラスカチョーラスオリエンタレス主催興行
■日時:2002年9月29日
■会場:ホテルラフォーレ東京御殿山ホール
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 ラスカチョ(三田、下田)デビュー15周年主催興行。場所は品川・御殿山のラフォーレ東京のバンケットの1室。超満員、600人ほどか?
 開始前、2人のデビュー当時からの雑誌グラビアなどをそのまま静止映像にしたVが流れ、入場式へ。全女出身の大物選手をほとんど集めたといって過言でないような豪華メンバー。三田・下田の挨拶。全女・松永俊国氏追悼10カウントゴング。
 リングアナは、入場式、セミ・メインが全女の今井さん、それ以外は伊藤こーへーさん。全試合のセコンドをNEOの仲村と松尾が務めた。最前列にNEO甲田社長、志生野さんの顔も。

1.ライオネス飛鳥(フリー)、○井上京子(NEO)、チャパリータASARI(フリー)、輝優優(JWP)(19:29パワーボム)×下田美馬、アジャコング(フリー)、ハーレー斎藤(LLPW)、元気美佐恵(NEO)

 名前書くだけで一苦労の8人タッグ。顔見世だけに終わるかと思われたが、案外面白かった。レフェリー、トミー蘭。
 まずASARI。捕まりがちだったが、機を見て反撃も。いつも手が合っている元気相手だけでなく、やはり大型のアジャ相手でも、くるくるコルバタ、ラナ、カサドーラで回す回す。
 京子とアジャの顔合わせ、「ひさしぶりー」と叫びながらラリアットの打ち合いド迫力。ひとしきり肉弾戦のあと、「昔と違うんだよ」と言いつつ京子が飛びつき回転エビを見せる。
 その他、ハーレーにジャイアントスイングをかけようとして抵抗された飛鳥が、「コッチの方が軽いよ」と言われて思わず味方のASARIを代わりに高速で回してしまったり。「おめでとうございます!」の祝福とともに敵陣からひとりずつスプラッシュを浴びる下田を、身を挺してまず、アジャが覆い被さって庇う。アジャがカットされると、なんと敵であるはずの京子が下田を庇う。抱き合うこの2人、現在NEOマットでパートナー同士。などなど、特にベテラン選手が楽しそうに試合していた。
 開始直後に捕まって以降、主に控えで、口だけ参加していた下田、上に書いた終盤の場面で満を持して登場。先のやりとりがあってから、京子のバックにまわりタイガーSPXに挑戦。一度はノッシノッシと引きずられロープに逃げられたものの、引きずり返してなんとか投げきる。
 混戦ののち、パワーボムで敗戦。手を合わせて下田に詫びる京子。
 記念興行で負けからスタートするという、ラスカチョらしい(?)出だし。NEOで現在下田と敵対しており、この日限定でタッグを組んだ元気、試合後の握手を苦笑して断る。しかしアジャに促されると、「あ、すみませんでした」って感じでハーレー、アジャと抱擁、3人で歓声に応える。

2.○グラン浜田(フリー)、浜田文子(新間事務所)(8:57抱え上げてからの浜ちゃんカッター)×折原昌夫(メビウス)、三田英津子
 
 三田と飲み友達であるらしい折原。以前にも一度、メビウスでこのタッグを見た覚えがある。レフェリー、テッドタナベ。
 浜田父と向き合うと三田のほうがでかくてなんかおかしい。
 文子が、三田の雪崩式肩車ドロップから折原のムーンサルト、さらにラリアットとかなり厳しい攻めで追いこまれ、スパイダーを狙われたところ親父が阻止。そこから一応酬あった後フィニッシュ。
 折原からの祝福コメントは無し。マイク楽しみにしてたのに… 試合内容とともに、アッサリしていた。

3.ザ・グレートサスケ、○西田秀樹(12:18ロープ拝み渡り急所自爆)新崎人生、×つぼ原人(みちのく提供)
 
 つぼ原人見るの2年ぶりぐらいかな。久しぶりに見ると新鮮で面白かった。レフェリー、テッドタナベ。
 タッチして自分が出て行くべき場面で、当然のような顔をして控えから動かない、というおなじみのネタから始まり、相手の周りをぐるりと様子をうかがい、何もしないまま再びパートナーにチェンジを要求。それを無言で困ったように拒否する人生との対比が何とも可笑しく。
 試合は最初から最後までつぼが中心。途中、四方の客席に向かって拍手を要求、タモリ風の三本締め、ホーガン風のマッスルポーズを延々と続けるつぼに、他3選手が呆れて試合放棄寸前になったり。
 
4.エキシビジョンマッチ
△下田、豊田真奈美(フリー)(10分時間切れ)△三田、山田敏代(GAEA)

 同期の4人。つまり豊田、山田も15周年。団体所属の山田はいずれあるかもしれないが、豊田にとってはこの機会が唯一の記念試合になるかもしれない。レフェリー、トミー蘭。
 まあ激しいっちゃあ激しい、グダグダっちゃあグダグダなうちに終了。連係がほとんど無かったドリームオルカに比べれば、スイートハーツはまだしも、Wのフライングネックブリーカー、豊田の肩車から下田のネックブリーカーのラスカチョ連係にもトライしていた。
 他3人はともかく、GAEAで敵対している豊田と山田が握手して、少しどよめきが起こる。

※遠藤紗矢引退セレモニー
 1年前、脳の疾患で倒れて闘病中の遠藤の引退セレモニー。ラスカチョに入門志願して以来、実際の活動では離れていた期間が長かったものの、姉妹分の絆は強く、主催興行でセレモニーが行われた。
 この日の出場選手以外で花束贈呈に駆けつけたのは、NEO全選手+石田リングアナ(前身のネオレディーズに遠藤は旗揚げ時所属。湿っぽくならないよう、ミニコント付き。それでも仲村と石田さんは泣いてた)、全女から伊藤(号泣)、前川(ムエタイ修行中のエピソード披露)、ドレイク森松(この日試合があったJd’勢の気持ちも代表して、とのこと)、LLの青野、引退した府川さんら。その他、飛鳥の挨拶が非常にしっかりしていたこと、新人時代のライバルだった輝が泣いていたことが印象的。
 遠藤自身は、涙を見せず、笑顔を絶やさずにきちんと挨拶、礼を行った。
 
5.○NANA、MOMO(全女)(17:35ナナラッカから)×下田、三田

 ここまでは、お祝いの記念試合で笑いも含まれ、こう言ってはアレだが緩い試合が多かったが(そういうのも好きなんですが)、流石にメインは本来のラスカチョがタッグで登場、未来にもつながる、緊迫した試合になった。全女のセコンドに西尾と前川。もう一人、背が高くショートヘアの初めて見る子がいました。小関というデビュー前の新人だと思われる。レフェリー、ボブ矢沢。
 ナナモモを見るのも半年ぶりぐらい、その間、中西の負傷もあったのでやや心配していたが、見た限りでは変わらない動き。中西の速度で試合が進むので、締まってキビキビする。
 終盤の大技の切り返し合いは、言葉で再現するのも難しいが、中西を下田がデスレイク、タイガーSPXで追いこむ。高橋カットに入り、相手2人まとめてボディアタックでなぎ倒す。デスバレー狙う、躱される。ナナラッカ狙う、躱される。ついにカカト落とし+デスバレー、ナナモモダイバーと、両チームの切り札が出るがカットに遭って決まらず。久しぶりの対戦だからか、流れるようなとはいかず形が崩れたりする場面もままあったが、目まぐるしさは当時と変わらない。
 最後とうとう下田が獲られたが、この日トータルでラスカチョが一つも勝ってないというのも、彼女たちらしいというか(再度)。




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