9/25修斗下北大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2002年9月25日
■会場:北沢タウンホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)
行って来ました。開始6割。終了時8割ぐらいの入りでしょうか。
前回とは客入りが随分違いますね。カードかな。
今回も雛壇。そしてクラスBもそれぞれ入場曲つき。早速観戦記へ。


第1試合 ウェルター級 5分2R
×橋本平馬(パレストラ東京)
○中蔵隆志 (STG大阪)
2R 3:17 一本(スリーパーホールド )

1R
平馬ローも、中蔵右ストレート合わせ、平馬下に。ハーフ。平馬下からパンチ連打。中蔵もパンチ落とす。
平馬ガードに戻し、蹴って立つ。平馬ミドル。中蔵もミドル蹴るも、平馬は蹴り足取って上に。
インサイドから平馬パンチ。中蔵立とうとしたところ、平馬バックに回り、腹固め狙い。落ちたところ、
ハーフで中蔵が上に。中蔵パスしマウントへ!そしてパンチ連打。

2R
差し合い。コーナーで足の踏み合い。中蔵テイクダウン。サイドへ。ハーフに。中蔵パンチ。
平馬戻してアリ・猪木状態。中蔵またハーフへ。そしてパス。マウント!パンチ連打。
バックマウント奪い、スリーパーへ!見事一発で極める。

中蔵選手、なかなか寝技が上手かった。パスが上手くてしっかり一発で極めるところはお見事。
上々のデビュー戦でしょう。

平馬は1R積極的で悪くなかったが、1R後半からスタミナ切れに見えた。
そのためか、あまりにもポジションを与えすぎた。うーん。


第2試合 フェザー級 5分2R
×横山宜行(総合格闘技STF)
○三上洋平(東京イエローマンズ)
1R 0:26 KO

横山選手はパレの吉岡選手Tシャツ。つながりあるのか?ただ着ただけなのか。
三上選手、坊主頭に、鮮やかな青いスパッツ。セコンドには期待通り、朝日さんと柔術の桑原さん。

スタンド打撃。お互い細かいワンツー交換するも、見事三上のコンパクトな右がカウンターで
横山のアゴを捕らえる!横山ヒザから崩れてダウン!横山すぐ立ち上がるもふらつき、
セコンドに話しかける。状況を飲み込めていない模様。慌ててレフリーはストップかける。

見事三上選手がデビュー戦をワンパンチで決めた。ほとんど、動きがなかったので分からないが、
三上選手は非常に落ち着いていた。そしてパンチは本当にコンパクトで素晴らしかった。
勝ち名乗りを受けた後、リング上で、ブレイクダンスを披露。グルグル回り出す(笑)。
見方によっては朝日さんと桑原さんに風貌が似ている気も。いいキャラ登場。次も期待。

横山選手はなにもせずに完敗。いつものアグレッシブな戦いが見れなくて残念。やっぱ打撃は恐い。


第3試合 ライト級 5分2R
△小島直人(パレストラ東京)
△WILD宇佐美(無所属)
判定0-1 (20-20,19-19,18-20)

宇佐見は「ワダツミの木」で入場。恐い顔は相変わらず。左ヒザにはがっちりサポーター。

1R
宇佐見片足タックル。テイクダウンし、パンチ。小島立つ。小島はミドル、パンチ連打で追い込む。
打たれ弱い宇佐見は効いたのか、ガードを固めてフラフラと後退したあと、タックルでロープに
押し込んで休む。そしてテイクダウン。バックマウント奪い。パンチ。小島反転して立つも、
宇佐見が片足タックルでテイクダウンしバックへ。そしてパンチ連打連打。30発ぐらい。
だげどパンチ軽い。小島は顔を上げて踏ん張る。

2R
宇佐見片足タックルでテイクダウン。かつぎでパスし、上四方。インサイドに戻るが、パンチ連打。
バックに回り、スリーパー狙い。小島は前に落として上に。宇佐見立つも、小島がスタンド打撃は優勢。
パンチ連打とヒザで追い込む。宇佐見は防戦一方。小島いなして上に。インサイドからパンチ連打。
最後は宇佐見が立って終了。

37歳(小島)と34歳(宇佐見)の戦いはお互いボロボロになるまで攻めまくった激しい戦いに。
そして判定はドローに。個人的には上のポジションから打撃を常に落としていった時間が長かった、
宇佐見選手の勝利を推したいところだが、小島選手はスタンドで押していたし、2人の疲労困憊度を
見ると、まあドローでもいいかなって感じ(^-^;)。

うーんただ、決してレベルの高い戦いではなかった。宇佐見はスタンド打撃に全く対応できていなかったし、
小島もテイクダウンされて、ポジションを奪われて殴られ続けるシーンがあまりに多かった。
決して総合的には2人ともバランスがよくない。一番問題なのは年齢から来るスタミナ切れかもしれないが。


第4試合 ライト級 5分2R
△風田 陣(ピロクテテス新潟)
△溝口なおすけ(誠流会)
判定1-0 (20-19,19-19,19-19)

溝口選手、見事に引き締まった痩せ形の空手家に変身。ライト級の体だ。そして空手衣で入場。

1R
溝口いきなり後ろ回し蹴り!そしてバックハンドブロー!そして右ストレート。風田冷静にガードして
組んでテイクダウン。溝口蹴って立つ。溝口右ストレート。風田は首相撲からのヒザで押し込み
テイクダウン。パンチをどんどん落としていく。溝口は下から三角、ヒール狙いも風田は上キープ。
しかし溝口一瞬のヒップスローでマウント!しかしロープ際のため、完全にキープできず2人立つ。
風田はまたもヒザ。溝口は強引に首投げ狙うも潰され風田がマウント奪取!パンチ連打。風田反転する。

2R
風田すぐ組んでヒザ蹴り。溝口ヒザを嫌がるように引き込んで下に。風田は顔面、ボディをガンガン
パンチで攻める。そしてアリ・猪木状態からローを連打連打。またインサイドに入ると、今度は
溝口が下から一瞬の腕十字!!完全に腕が伸びきり、溝口も力を入れ、いつ腕が折れても、いつ
レフリーがストップしてもおかしくないような状態が続いたが、風田は体を捻り続けとうとう脱出!
またアリ・猪木状態になり、風田がローを蹴って終了。

1Rも2Rもほとんどの場面で攻勢をかけていた風田選手が完全に勝利を収めるかと思ったら、
まさかまさかのドロー。会場からも驚きの声があがる。僕もこのジャッジにかなり不満を感じた。
しかし某サイトでも書かれていたように修斗のプロルールを見直すと・・・。

第54条【採点】
10対 8  明らかな差が認められた場合(ノック・ダウン、またはこれに近い状態、
     或いは限りなく一本に近いキャッチ)

だそうで。そうですか。認識不足でした。確かに横溝選手が極めた腕十字は限りなく一本に近い
キャッチと言っていいでしょう。そうすると2Rはずっと風田選手が押していたとはいえ、10:9
ぐらいで溝口選手のラウンドとなっても問題ない。てなわけで、ドローです。
今回もこのルールを念頭に入れてジャッジしているとしたらさすがですね。印象だけで判断していない。
まあもし、同じことが起こっても観客からはブーイングが出そうだけど。

それにしても風田選手は強い。打ち合いに負けないし、なんと言っても首相撲!
捕まったらそうそう逃げれません。完全に首相撲から崩して上を取ってました。上から殴るのも上手いし。
下からの仕掛けを逃げられれば、かなりの強さかも。ライト級はクラスBもレベル高いな。

溝口選手、相変わらず素晴らしい!打撃のキレ、思い切りの良さ。そして意外にも寝技の巧さ。
下からの仕掛けがあんなに上手いなんて。首相撲対策をした溝口選手がまた早くみたい。
問題はプロモーターにとっての、九州から呼ぶ交通費かも。


第5試合 グラップリングマッチ バンタム級 5分2R
○端 智弘(PUREBRED大宮)
דランバー”ソムデート吉沢(タイ/M16ジム)
ポイント9-0(端:トップ1点×6,ハーフ1点×3)

試合前に簡単にグラップリングマッチのルール説明。
試合中も細かく加算されたポイントを説明してました。

ランバーは「象さん」で入場(笑)。ランバーなのでギャグなのか真面目なのか分かりません。
セコンドには植松、和道、高谷。ランバーは吊りパンのような服。

対する端はセコンドに池田、柔術の山田、阿部弟。端はハーフパンツにKEIKOのラッシュガード。

1R
端タックル。ランバーギロチンで対抗。端、頭抜きつつテイクダウン。ランバーガード。
ランバー立つも同じ展開がもう一度。

2R
端タックルでテイクダウン。ランバー立つもまたギロチン狙う。端はテイクダウンし、ハーフに。
ランバー今度はヒール。端、足抜く。ランバー次はヒザ十字へ。端逃げる。2人立つもまた端テイクダウン。
ランバーはヒザ十字狙い。

まあ戦前の予想通り、端選手がテイクダウンを重ねて完勝。
しかし後半はややスタミナが切れていた。逆に自分からテイクダウンは出来ないが、最後まで
涼しい顔で関節を狙いにいったランバーも凄い。タイ語でアドバイスしていた植松選手も凄いが。

ランバー、プロ修斗出ないのかな。デビュー戦の相手はマモルあたりで。
打撃出来る人が相手じゃないと死んじゃうから。


第6試合 グラップリングマッチ ウェルター級 5分2R
○タクミ(パレストラ東京)
×杉江“アマゾン”大輔(ALIVE)
ポイント1-0(タクミ:トップ1点×1/杉江:トップ1点×1,注意-1点(タクミの目に指が入る反則があったため))

アマゾンはゲームネスの青道衣で入場、脱ぐと青いラッシュガード。
うシュはマシャードの青道衣で入場。脱ぐと黒いハンターのラッシュガード。

1R
タクミ、いなしてからの両足タックルでテイクダウン。アマゾン立つ。アマゾンもタックルするも、
タクミは切ったままロープから出てブレイク。アマゾン今度は片足タックルでテイクダウン。

2R
タクミはこのままじゃいけないと思ったか、ラッシュガードとハーフパンツを脱いで、うしスパッツだけに。
アマゾンの手が目に入り一時中断。再開したものの、またもアマゾンの指が強烈にタクミの右目に
入ったようで、タクミ悶絶、うめき声を上げながらのたうち回る。あまりの苦しみ方に観客青ざめる。
幸いちょっと表面が傷ついただけで大事には至らなかった模様。休んで落ち着くタクミ。
再開の判断に迷うドクターに対し「やります、やります」と訴えるタクミ。
アマゾン片足タックルもタクミ切る。タクミの足払いもアマゾン踏ん張って終了。

まあポイント通り互角でしたね。サミング減点で一応うシュが勝ったけど。
うシュもきっちり勝つつもりでいたし、お互いすっきりしなかったのでは。

とか言ってたら、ルミナvsタクミ決定!!いや、凄いカードです。後楽園ホールが揺れます。
うシュにとってはある意味究極のカードでしょう。僕にとってもある意味究極のカード。
とにかく万全のコンディションで全力をぶつけて、実力を発揮して欲しい。

アマゾンは元気そうで良かった。いろいろな部分を伸ばして修斗に戻ってきてほしい。


第7試合 ウェルター級 5分2R
×藤原正人(パレストラ東京)
○大河内貴之(パレストラ東京)
4R 4'24" TKO(レフェリーストップ)※バックマウントからのパンチ連打

1R
藤原タックルでテイクダウン。大河内、自ら後転して立ち上がる。大河内組んでヒザ。藤原下に。
大河内パンチ落とす。大河内パスし、腕十字狙い。藤原は足入れ戻す。大河内またパンチ落とす。
藤原立ってテイクダウン。大河内下からパンチ。藤原もパンチ返す。大河内立ち上がり、ヒザ。
藤原がタックルに来たところをアームロックで振り回す。藤原なんとか上をキープ。

2R
藤原タックルも大河内はアームロックで対抗。藤原何度もタックル試みるも大河内はことごとく切る。
藤原スタミナ切れか、引き込む。大河パンチ。そしてパス、サイドからマウント、そしてパンチ連打!
バックマウントからもパンチを連打し、亀のまま動けなくなった藤原を見てレフリーがストップ。

あまり差がないと思われていた両者だが大河内さんが完勝。
ポイントになったのは、やはりスタンドでの首相撲からのヒザ。最近の修斗はここに差があると相当の
展開が不利になってくる。そして寝技でも大河内さんの巧さが目立った。

とにかく今日の大河内さんは上手かった。強かった。これをクラスBを抜け出すきっかけに出来るか。

藤原さんはタックルで体力を使いすぎたか。テイクダウンは確実に取って有利に進めたが、
そこからの展開を作れず。大河内さんの細かい技術に対応しきれなかった。


メインイベント 第8試合 フェザー級 5分3R
○松根良太(パレストラ松戸/5位)
×村田一着(NEW GROUND)
判定3-0 (30-26,30-26,30-26)

松根君は頭ギで入場。新スパッツには「修斗ジャンキー」の文字(笑)。

1R
いつもどおり吠えて松根距離を詰める。そして胴タックル。そしていきなり足を抱えつつ、引き込む!
そしてそのままスイープ!マウント奪取!ハーフに戻されるもパス。またマウント。
サンボ式腕十字狙いつつも腕抜けると、パンチ連打。村田は下からヒール狙い。

2R
松根パンチラッシュ。そして両差し。反り投げでテイクダウン!ガードを取る村田を持ち上げバスター。
村田も松根の腕を抑えつつ下からパンチ放つ。松根もパンチ返す。やや膠着しブレイク。
スタンドでは、また松根フック連打。差して足払いでテイクダウン。ハーフからパンチ連打。

3R
また松根フック連打。村田喰らってぐらつく。松根は村田を突き倒してから、倒れている村田に対し、
松根はヒザを割りながら一気に飛び込みマウント奪取!そしてパンチ連打。バックマウントから
パンチ出しつつもずっとスリーパー狙い。しかし村田も粘り、極めさせない。
松根はサイドに回り腕十字狙い、そしてパンチ連打。そしてニー・オン・ザ・ベリーから立ち上がり、
腹を踏みつけようとする。

まあ松根君の圧勝も圧勝。予想通りというか。
リング上で自らマイクを握り、独特の松根節を見せ、会場を笑わせる。
「極めたかった」「フェザー級トーナメントでお金をかける人は僕にかけて下さい」とのこと(笑)。

松根君はいい!相手との相性もあるんだろうけど、スタンドのアグレッシブさはもちろんのこと、
グラウンドでも独特の仕掛け、アグレッシブな打撃、極め。華がある戦いぶりだった。
本当に難を言えば極めれなかっただけ。まあバックマウントから殴り続けていればTKOは出来たかも
しれないぐらいだったが。とにかく11月のホシャ戦はしっかり勝って欲しい。どこまで行けるか楽しみ。

村田選手は今回はホントに完敗。ガードからの打撃は上手いところも見せたが・・・。
厳しいが、2回戦で本領を見せてほしい。

地味なカードな割には、派手な試合が多くておもしろい大会でしたね。
文体と違って修斗独特のほのぼのとして空気が会場に流れているし。心地よかったです。
ブレイクが早まったせいか、KIDの見せたグラウンドパンチに触発されたのか、アグレッシブな
試合が多かったですね。いいことです。最近の修斗は外れがないと言っても過言ではないかも。
出てる選手自体は地味だけどね。

プロモーターも言ってたけどグラップリングルールはやっぱ地味ですね。盛り上がらない。
ほとんどの時間がスタンドレスリングで終わってしまう。打撃がないからタックルも滅多に決まらないし。
うーん、プロ興行の中でやるのは難しいでしょうね。
トーナメントとかやればおもしろいかも知れないけど、無理にやることないか。
コンテンダーズって寝技だけでよくやってるよな。宇野くん凄いや。

10月は名古屋、大阪って感じです。11月はそしてメインもそれ以外も超期待のホール!!楽しみ!!




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