総合アマチュア大会へのお誘い。という訳でもないんですが。
■団体:Project-A
■日時:2002年9月23日
■会場:夢の島総合体育館・柔道場
■書き手:負井

世間的には3連休の最終日の振替休日。夢の島から六本木へと、アマチュアの大会を女子メインでハシゴしたりしてみました。
最近はすっかりプロの興行に入り浸っていましたが、思えばこちら(アマ)が自分のメインフィールド。AVも素人モノが・・・。いやいや、久々のアマ大会の雰囲気を半日ばかり堪能してきました。


まずは、アマチュアAXことProject-A@夢の島総合体育館・柔道場。10:30開始。

・・・朝早い。そして夢の島は遠い。駅も、駅からも。とは言え、朝早いのも会場が遠いのも(台東の川辺とか、虎の場所とか、焼き鳥屋の1階とか)アマ大会なら当たり前の事で。ここ夢の島も、試合に出た時は、休日の朝の人気の無い中を駅からトボトボ歩いたなあ、などと少し感傷的になってみたり。

会場の夢の島総合体育館は、アマ大会用としては中くらいのキャパ。ここを使う時は、大抵、選手・ギャラリー含めて一杯一杯になるのですが、今回はかなり余裕のある人口密度。観るだけの身としては、ゆったりできて快適です。
若林氏(今回はレフリーをご担当)曰く「トーナメントをやるつもりだったんですが」との事も、各部門・階級、参加人数がそこまでは伸びず、総合は2人のみ、他は3人での総当りで優勝を争うという形で。
でもまあ、参加者のレベルもルールも良く判らない中、女子だけの大会で11人も集まれば、1回目としては上々でしょう。
参加者の中には、スマックやAXでのプロ経験者や、ビッグネーム(女子的に)もちらほらと。個人的には茂木康子選手(女子柔術の第一人者)の胴着無しの試合が見れて、ちょっと得した気分。

ルールは、総合・打撃・組技の3種類。総合・組技に関してはアマ修と同じポイント制を採用(基本的に上を取った方が評価される) 時間は3分2R、まあ妥当な所ですね。
レフリーは前述の通りパレ・若林氏、チェアマンに奇人・朝日選手、ジャッジを鶴屋選手・ABKZ選手のプロシューターが固め、本部席には湯沢先生・鈴木レフリーの姿も(もちろん星野選手も) 進行もアマ修・柔術などで手馴れた物で、この辺りはヌカリなく。パンフも綺麗な物が。流石です。
セコンド陣にも、女子でもお馴染み植松選手・早川選手・石川選手・山本美憂選手らの姿が。好きな方にはちょっとお得な空間かもしれませんね。

選手へのルール説明を一通りして、試合へ。打撃・総合はアマなので、ヘッドギアはじめ防具着用でした。サクサクと進行して、1時間ほどで終了(全12試合)
各部門・階級の結果は、

MMA 60kg以下
1位 葛西むつ美(パレストラ八王子 166/60/23)
2位 伊勢谷佳那恵(A3 163/56.5/24)
2人のみの参加なので、1試合だけ。葛西選手、首投げで投げられるも下からうまく切り返して、腕十字で一本。

ストライキング 50kg以下
1位 高橋麻衣子(パレストラ松戸 162/52/30)2勝
2位 石井幸恵(クロスポイント吉祥寺 161/51/23)1勝1敗
3位 小田上優子(REXJAPAN龍生塾 160/52/25)2敗
優勝した高橋選手、パンチで前に出つづける勢いが凄かったです。パレストラと言えば柔術・寝技のイメージが、と思ってパンフを観ると、ボクシング歴1年との事。なるほどなるほど。
AXではグラップリングに出場(勝利)の石井選手(柔道10年!) おそらく短いであろう打撃のキャリアの割には、なかなか様になってました。流石は多国籍軍・クロスポイント。

グラップリング 50kg以下
1位 茂木康子(ストライプル 166/52/33)2勝
2位 松島帆の帆(和術慧舟會 159/49/25)1勝1敗
3位 浅山尚子(パレストラ松戸 152/48/25)2敗
茂木選手、貫禄の優勝。胴着を脱いでもその技術は間違いなし。ラッシュガード姿がカッコよかったです。大人の女性の雰囲気にメロメロです(死語)
スマックへの出場が対戦相手の負傷で流れてしまった松島選手も、かなりの実力者で、茂木選手との一戦は、緊張感溢れる接戦の末、ポイント差なしジャッジ判定での決着でした。

グラップリング 60Kg以下
1位 眞武和恵(和術慧舟會 158/58/21)2勝
2位 諸星和奈(無所属 165/59/24)1勝1敗
3位 辻山正美(PUREBRED大宮 162/58/27)2敗
これまたプロ経験者(スマック1勝)の眞武選手、強かったです。その極めの強さ・多彩さは、流石でした。2試合とも一本勝ちでMVPも受賞。よく練習している選手の強さですね。
一本取られたとは言え、2位の諸星選手も中々のものでした。両選手の一戦が、個人的には今回のベストバウト。今後に期待です。

選手の詳細・全試合結果などは、AX公式サイトにでもそのうち載るでしょうから、そちらを。
この他に、星野選手と岡選手による組技・打撃ルールのエキシが1試合づづ。マァティンはスパーでも狂気が滲み出てくるんだなぁ、と実感。もちろん楽しそうなんですけどね。組技ルールでは圧倒、打撃でも小気味良い動きでした。しばらくお休みらしいですが、やっぱり試合が観たいですね。
(当初、組技は星野選手と桜井選手で行う予定が、桜井選手欠場の為、急遽、岡選手になった模様。エキシとは言え、星野選手相手に組技ルールでは、きつかったとかきつくなかったとか・・・)

1回目とは言え、ほぼ完成された運営で、参加選手のレベルも平均して高く(AX・スマックの前座と遜色なかったです。って、そりゃそうか)、非常に楽しめる大会でした。
女子という事もあるかもしれませんが、競技としての緊迫感が丁度良い位で、非常に心地良かったです。逆に、この大会しかない事を考えると、もっとレベルが低い子が多くても良いのかな、とも思いました。
終了後、1時からはマァティン練習会だったようですが、参加者はどの位だったのかな?
次回は来年2月位を予定との事。ちなみにAX本隊の事は触れられませんでした。多分。

終了後、練習会の見学はパスして六本木に移動。
お次は、アマスパ大会@六本木・ボディプラント。13:30位開始。

こちらは今回が5回目の、初心者向けという位置付けのアマ大会。誰でも気軽に出れると言うのがキャッチフレーズです(一応、格闘技歴1年未満が対象。明らかに出てくるのは反則、っぽいのもいましたが)
今回が初観戦、と言うか初めてボディプラントに足を運びました。六本木駅から徒歩すぐ、という驚異的な立地。決して広くは無いものの、練習するには充分な広さのスペースが2フロア。これは、一般人が通うには良いかもしれません。でも、クラスに荒武者とか掣圏道が並んでるのはどうなんでしょう(笑)

こちらはスペースの狭さと、参加選手の多さ(20名位)もあって、会場は一杯一杯。場所が場所だけに、応援にも来易いですしね。
この大会も、組技・打撃・総合の3ルールで。初心者向けだけあって、ルールには禁止事項も多く、勝負が着き易いよう、どんどんポイントを取ってポイント差での途中決着もあり、といった工夫がされていました。が、反則の取り方や、ストップのタイミング等がもう一息、といった感じでした。レフリー陣には、パレの喜多選手の姿も。
運営は非常にアバウト、と言うかのんびりしたもので(装具が1組しかない為、試合が終わってから、次の選手が準備する等) 先の夢の島とは対照的で(笑) まあ、この大会はコレでも良いか、とも思いましたが、試合数も多くかなり時間がかかったので、正直疲れました。出場選手も待ちくたびれたのではないかと。

30試合もありましたので、細かい結果は割愛しますが、なんとこちらでも、レイホー選手(本名で呼ばれたので一瞬判らなかった(笑))照井選手と言った女子プロ組の試合が。ちょっとビックリ。
ちなみにレイホー選手は打撃ルールで勝ち(右ストレートが素晴らしい)、総合ルールでパレの選手(おや?)にテイクダウンを取られてポイント負け。照井選手は総合ルールでP'sLABの選手に腕十字で一本負け。でした。
夢の島でもやっているにもかかわらず、女子の試合が思ったより多くて、これまたビックリ。アマ女子の競技層も結構な物だな、と。そうそう、某紙プロささきぃさんのご友人のとわきちさんが、寝技ルールで見事な一本勝ちを(スリーパー) おめでとうございます。
ちょっと危なっかしい部分もありましたが、初心者の入り口としてはちょうど良い感じの大会かな、と思いました。自分もここでやろうかな、競技歴偽って(笑)


まあ、1日40試合弱も見ると疲れます。余りお勧めしません。身内ノリが肌に合わない方も多いかと思います。
が、格闘技の魅力の一つである、選手のひたむきな・必死な姿、勝負にかける気持ちを、より純な形で観る事も出来るかと思います。今回、女子の試合でそれを強く感じました。
AX・スマック・女子修斗・・・、選手の技術レベルが上がるに従って、薄れつつあるモノ。女子の試合ならではの魅力の一つであった、彼女達の嘘偽り無い感情が見え隠れする瞬間。それを思い出した一日でした。

この秋も、10/14に駒沢にてフジメグ主催のアマ女子グラップリング大会が。その他、柔術(カンペ)・アマパンクラス・コンバットなど、アマチュア大会は目白押しです。お時間があれば、お一ついかがですか?




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