22002.9.22 GAEA 後楽園ホール
■団体:GAEAJapan
■日時:2002年9月22日
■会場:後楽園ホール
■書き手:maya(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

文体前の最後の後楽園ホール(だけど、その前に10.6アールンホールというのがあるんだね)。こういう時って思い切り外すか無茶苦茶盛り上がるかどっかなんだけど。カード的には完全に文体前仕様になっている。観客はいつもの入り(主催者発表 2000人満員)。試合前に先週の大阪大会のダイジェストを見せてくれてこういう気配りは嬉しい。


1.ダイナマイト関西、○山田敏代、カルロス天野(エルボーカッター→片エビ固め11:06)デビル雅美、×植松寿絵、広田さくら

今日は文体仕様のカードなので、見事にそれにあぶれた6人が集ったようなカード。一応GAEAから来たメールによると「エキセントリック休止で路頭に迷う広田は、デビル&植松と異色トリオを結成」ということらしいが、悪良の時もそうだが、なにか終わると必ず広田は植松の所に戻ってくるところが可笑しい。

ということで、今日のネタは植松。デビルさんの回りに植松二人がちょろちょろしていてなんか可笑しい。デビルさんが、「植松行けぇ〜」というと二人とも出てくるし、最近シビアモードのデビルさんも広田を見て思わず吹き出してしまった。迷惑なのは植松で、いちいち広田が植松の真似をする。敵にやられるということはあるだろうが、味方にこれをやられたらつらいものがあるだろう。

一方の相手も完全なパワーヘッドモード。天野もチンケな紙で作ったしょぼいアメフトコスチュームで入場。試合の方は最近関西、山田は元全と結構殺伐とした試合をしていたので、リラックスムード。コミカルまでとはいかないけど、広田がいるのでそれはそれなりにという感じ。

それでも、この6人のうち、3人は元Jで、元J同志の攻防を楽しんでいるようだが、その中でも天野の動きが際立っている。リラックスムードで伸び伸びとやっているという感じはあるが、天野はそろそろシビアに中心に入るべきだろうな。この日は相手が相手なだけに、曼荼羅のような関節技を出していた。そのためにはタッグパートナーも必要となるが・・・あまり適当なのが見つからないな。本当は植松なんだろうけど。

天野はLLPWのも出ているわけだが、フリーの選手、特に若い選手の場合、団体をかけもちするとブック的に上の方からすると扱うのが難しいのかもしれない。そのため、天野の場合LLでもGAEAでもこういう扱いなのかもしれないが、少しもったいないな。

試合はそれなりに面白かったのだが、最後がヤマさんのエルボーカッターでピンということで、なんかちょん切られて終わってしまったという感じで、ヤマさんは相変わらずだ。まあ、第一試合だからいいけど。

2.○浜田文子(エビ固め14:13)×尾崎魔弓

なにげに今日期待のカード。文子と尾崎のシングルは初めてだろう。尾崎と文子なんて何の接点も無いだろうと思うが、考えてみれば、ジャパン女子の頃のコーチがグラン浜田だったわけだから、なにげにあるみたいだ。ただ、尾崎ははそんなことお首にも出さないけど。

試合は予想されたように、尾崎プラスポリスのあこぎな攻撃に文子が耐える試合。しかし、それがなぜかヒートしない。文子のやられぶりがイマイチなので、尾崎とかが結構エゲツないことをしても、どうも受けが悪い感じだ。

ミスター・ヒトさんが、何でメヒコでマスクマンが多いのかという質問に、メキシコ人は顔に表情を現せないからマスクを被せるんだと。船木や鈴木みのるも新日本にずうっといたらマスクマンにしていたのではないかと言っていたが、文子も表情が見えにくいタイプでこれはプロレスラーとしては致命的な感じ。尾崎は勿論だが、永島なんてブスだけど、顔をくしゃくしゃにして表情を表すところが可愛いのだが。これじゃ、客もヒートしないし、尾崎もヤリ損という感じで、なんとなくズブイ展開が続く。

文子もチェーンに巻かれていたぶられて逆襲するなら、チェーンは巻かれたままなら、それを使う位の機転利かせないと。文子はアルシオンにいて静かな客席相手に試合をしていたからまだ分からないのかも知れないが、何をすれば客に受けるというかというツボを研究した方がいいな。いかに洗練されたムーブを見せるとかより、プロレスなんて客に受けてナンボだからな。

試合は尾崎が投げたチェーンが伊東レフリーに当たり、伊東レフリーが大出血になりトミーさんに変わるのだが、そこから試合が少し締まってくる。これが、少しの救いという感じで、さすがの尾崎もレフリーを出血させる以外、マグロ女にはどうにもならないという感じか。

3.○アジャ・コング、三田英津子(裏拳→片エビ固め10:47)長与千種、×シュガー佐藤

前回の大阪の後に、シュガーは文体でやりたい相手がいると言っていたのだが、メインが永島・豊田のシングルが決まっており、ラスカチョVsクラッシュも決まっている。ラスカチョの片割れと飛鳥が戦い、この試合には三田がいるから、シュガーの相手は当然アジャであろう。元全の豊田と永島のシングルがあり、その相棒同志ということで整合性がつく。

ということで、この試合はアジャとシュガーの絡みを中心に見ていたのだが、シュガーはぬり壁スプラッシュやボム系のパワーは説得力があったのだが、この日初めて出したであろう逆水平と張り手が、ペチョンペチョンという感じで、あまりの威力の無さに興醒めであった。これではどうにもならない。

試合後に、前回長与から初ピンを取り、3年振りに出したという裏拳もいかにも当たりが弱い。打撃技になるといい人まる出しでパワーファイターとしてやるのならなんか致命的かなという感じ。少なくともアジャ相手なら手加減する必要はないと思うのだが。まあ、それ以外は良かったのだが。逆水平は簡単そうで難しい技なんだな。


ここで休憩。なんか今日もマッタリした感じ。一所懸命やっているのは分かるけど、なんかちぐはぐだ。


4.○里村明衣子(クロスフェイス16:56)×KAORU

まずは、KAORUの入場。またもニューコスチュームで今度は、白の下着というか単なるビスチェだな。だんだんエスカレートしてくるKAORUのいかれ振りは少し楽しみだ。そのうちシースルーとかで出てきたりして。里村の今のコスチュームは前々から思っていたが、なんか変。ただ妙に艶かしいのが気になってしまうのだが。

試合はこの二人なら外れはないとおもっていたが、これが意外な展開。ラフ&グランドという感じで、KAORUのラフな攻撃の合間に、里村が執拗に関節を狙って来て、なかなか見応えのある展開。ならばとKAORUも関節を使うのが、これがまたKAORUの関節というのは、しなやかに入り美味しい。飛鳥とのシングルでも、途中綺麗に膝十字や裏アキレスを使い、あの試合のグレードをアップさせたようなものだから。あと個人的には、ヴァルキリー・スプラッシュを見れたのが嬉しい。なんで最近使わなかったのだろうか。最後はクロスフェイスということだが、ナガタロックみたいな技で里村の勝ちだが、KAORUは見せるツボを分かって来たな。いろいろな意味で、人の目を気にしているのだろう。里村もこの日はグッド。無我もこのくらいやってくれば見る気がするのだが。

5.○永島千佳世、ライオネス飛鳥(後方回転エビ固め19:12)×豊田真奈美、下田美馬

対チーム元全だけど、なんか元全ってお局さんの集りのような感じがするな。それが妙にOLとかにフィツトするのかもしれないが。下田の場合は、まだユーモアがあるからいいけど、豊田のお局さんって、そこそこ綺麗だし性格悪そうだしなんかタチが悪いな。まあ、プロレスラーは性格が悪い方がいいのかもしれないけど、頭が良くないとね。

まず元全の入場から、赤コーナーは飛鳥から入場。GAEAのホールでは久し振りだが、相変わらずオーラぷんぷん。通路に出てきただけで会場がどよめく所は大したもので、なんだかんだ言っても飛鳥は飛鳥という感じ。そしてこの面子の中で、最後に入場するのがチャンピオン永島。永島も貫禄十分。飛鳥に負けない位だ、と言いたい所だが、やっぱりオーラは飛鳥には負けているな。まあ、これは仕方ないけど。

試合開始直後、いきなり豊田、下田のコンビネーションプレイがやたら息があっている。さすが、スウィート・ハートというか、アジャによれば、「三つ子の魂百まで」と言うべきか、何年振りに組んだのであろうがこれは見事であった。

試合は下田・飛鳥と豊田・永島のシングルが交互に行われていりという感じなのだが、下田・飛鳥の方はどうでもいいとして、豊田・永島の方はこれがファーストコンタクトである。永島がひたすら豊田の攻撃を受けるのだが、これぞ全女的という感じで当たりが強く、さすがに永島も途中躊躇してしまった。お局さんのいびりに合っているという感じで、なんかいじらしい。

後半は永島と豊田の一騎討ちモードになって、お互い切返し合戦となるのだが、切返しの丸め込みもギッタンバッタンという感じでキレが無く、なんとも締まらない。全女魂の力尽くで抑えてくる豊田の方が有利だと思っていたら、永島が勝っちゃった。なにもここで勝たなくてもというか、なんか文体的にはなんか嫌な予感もするのだが、永島が勝つとそんなの関係無くなんとなくうきうきしてしまう。それにしても、お局さんは、どうなのかね。なんとなくスイングしないというか、根がベビーだから余計ハナにつくんだけど。そういう意味で美馬姐さんはフリーとして、対抗組織として出てくる空気を読んでいるんだけどね。尾崎は別格だけど。

試合後に、お局さんが永島に突っかかるが、正直捻りもないし、何がしたいか良く分からない。勿論ユーモアもなし。「永島がチャンピオンなんだよ」という野次に対して美馬姐が、言った客に向かって大ブーイングをする。美馬姐と目が合ってしまって、なんか嬉しかった。やっぱ下田はサービス精神旺盛だし、なんとなく可愛い。今度はちゃんと応援するからね。

ということで、本川越の時もそうだったのだが、熱戦ではあるが、何となくズブくなってなんか物足りない。今の展開だとどうしても尾崎が中心になれないからもしれないが、正直、アジャと豊田のコンビで回す展開はイマイチだな。とっとと永島にバリーされた方がすっきりするな。


もう正直、今のGAEAで私が望んでいるのは、文体のメインで永島が豊田に勝って欲しいということだけ。そう今の私は永島マークだから仕方ないから客観的には見ることができない。まあ、いつもそうかもしれないけど。だけど、客観的に見ると今日勝っちゃったし、モロモロ考えるとなんかヤバイよね。




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