夢見る頃を過ぎても
■団体:闘龍門
■日時:2002年9月8日
■会場:有明コロシアム
■書き手:リー監督(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 15:15興行開始。客の入りは、およそ7,500人の席の内、9割。前日のDEEPより入っているとの噂あり。一般への招待チケットは皆無の筈なので、恐ろしい動員力。年に一度でいいから、こういう入りが継続できればいい、と思う。課題は多いが。

 リングは四角(ジャパン)と六角(T2P)の二つあり、どちらでやるかは抽選で決める。ということを前振りにして全選手入場。全9試合のうち、個人的な注目カードは2、3、5、8試合。
 
 
1.【土井・岩佐 対 堀口・横須賀】 リング:四角
 
 M2Kの二人の動き良し。これだけ大きい会場だと、元気の飛び技はかなりの武器である。ジャベでは見えない。

 8:36横須賀カッターから体固めで、享の勝ち。 
 
 
2.【三島 対 大柳】 リング:六角

 大柳、ジャベを極めながら本を読む。ぬはははははは。勉強家の鏡。私も見習うことにしたい。この「勉強中ジャベ」は全国の受験生に夢と希望を与えたことだろう。

 シャチホコマシーン1号、2号が乱入。どちらの選手を支持しているのではなく、何がなんだかよくわからない乱入である。さらに3号と4号も乱入。うーむ。この3号と4号はジャパンに縁のある選手だと思うのだが。(という噂)

 どさくさに紛れて、8:17レッグクラッチホールドで大柳の勝ち。途中同士討ちが多かったためか、シャチホコ同士で喧嘩している。最後まで何がなんだか分からないところが面白い。無意味とも言うが。
 
 
3.【市川 対 ウルティモドラゴン・シート】 リング:四角

 今宵の市川はリック・フレアー。ぐははははははは。会場からも「Fuuuuu!!」の声がかかる。シートのマネージャーにはサミー・オノ。なんとまあ贅沢なアメプロのパロディ。この路線、マニア相手にしか受けないような気もするが、これはこれで一つの味。市川は最近の得意技、シャイニングウィザードをからめ、最後は武藤、じゃなかった、フレアーばりの4の字固め。しかし、ひっくり返されて3:33、市川がギブアップ。まさに市川のショータイムだった。
 
 
4.【新井・斉藤・シーサ 対 森・菅原・福政】 リング:六角

 この試合は、ルチャリブレ・クラシカ・ルール。要するにUWFのロストポイントがある。5ロストポイントで負け。正規軍は、森にあっと言う間に4ポイント奪われる。当然、それでは終わらない。正規軍が盛り返し、最後は復帰したアラケンの「阪神タイガースープレックス・ホールド」(5:49)。それにしても、森と斉藤は良い。プロレスの申し子のようだ。バンプの楽しみを客に伝えられるようになれば一人前。闘龍門は層が厚い。
 
 
5.【SUWA 対 大鷲】 リング:四角&六角
 
 暴走するSUWAをしっかりと受け止める重量級の大鷲。ファン注目のカードである。SUWAの暴走は大会場でこそ生きてくる。素晴らしい。会場を広く使っている。2つのリングでメチャクチャに暴れまくる二人。SUWAの暴走スピードに酔いしれる。大鷲もパワーで魅せる。この日一番の客受けだったのではないか。大鷲のノド輪落とし。SUWAのジョン・ウー、そしてトペ。相手が相手だけに迫力。レフェリーが大鷲のノド輪落としの餌食になり、14:33ノーコンテスト。うんうん。これもプロレス。
 
 
6.【望月 対 ウルティモドラゴン】 リング:四角

 十分間のエキシビション・マッチ。レフェリーは山本小鉄。モッチーの重い蹴りに対抗してウルティモの素早いキックの連打。動きはまあまあ。しかし、どうやらモッチーの蹴りがウルティモの肘に当たってしまったらしく、8:50ドクターストップ。

 校長の挨拶。「みなさん、すいませんでした」「デビュー戦なんかより、ずっと追い込まれてました」「もう自分の出番はないのか……」と泣き節。

 それに対してTARU、SUWA、フジイ、CIMA、マグナムという一期生などが、選手として復帰するようコメント。岡村社長のマイクは涙で言葉にならず。
 
 
7.【ボクサー・八木・修司 対 インフェルノ・ラバー・マグナムTOKYO】 リング:四角

 休憩後。外人二人が踊って登場。そして、マグナム、会場が一体となってノリノリ。会場が一気に暖まる。マグが、もうダンスも踊ったことだし、試合なんかしたくない、と言い出す。対して八木、「おい、オレら、入場に見せ場はないんだよ!」。ごもっとも。

 ディスコ・インフェルノの西条秀樹ばりのYMCAエルボーには爆笑。6:42マグのバイアグラドライバーで八木をピン。可哀想に、八木の見せ場は試合をしてもなかった。
 
 
8.【ヤッシーニ・ヨッシーノ・ミラノコレクション 対 CIMA・フジイ・TARU】 リング:六角

 セミ。UWA6人タッグのベルトを賭けた、事実上のメイン。当然といえば当然だが、意外に噛み合っているし、意外にミラコレがしっかりと受けている。しかし、ここでも大活躍したのはセコンドのSUWA。この試合、私の持っている語彙では上手く説明できないが、メチャメチャ面白い。しばらく惚けたように魅入ってしまう。

 気が付くと、15:08ミラコレがCIMAからATロックでタップを奪う。新チャンピオンとしてふさわしい試合だったと思う。いや、明らかに負けた方のCIMAが凄いのだけど。この試合結果に少し会場が冷えた。しかし、プロレスとはそういうものだ。素晴らしい。これでT2Pに行く観客も増えるかな。

 ミラノのマイク。「ブラボー。前から言っているように、これがイタリア人と日本人の差です。皆さんもイタリア人になりましょう」「闘龍門ジャパンを闘龍門イタリーに替えるよう頑張っていきますので応援よろしくお願いします」とのこと。盛岡の人はクールで素敵。いやいや。拍手、拍手。
 
 
9.【ドラゴンKID 対 ダークネスドラゴン】 リング:四角

 マスカラ・コントラ・マスカラ。負けたらマスクを脱ぐらしい。この試合は3本勝負で、レフェリーがそれぞれ違う。その順番を抽選で決める、という設定。デビー・リチャードとかいう外人さん、タマキン、神田の3人が抽選をして、この順番でレフェリーをやるらしい。

 ところが一本目は6:30両リン。これで1−1なので2本目が決着戦となり、M2Kは頭を抱えている。仕方ないのでレフェリーのタマキンを堀口がビーチブレイクで倒し、リチャードもマグにぶっ飛ばされる。いよいよ神田がレフェリーとして登場。

 しかし、神田はなぜか公平なレフェリング。ドラゴンラナを返すクネス。ブルーボックスが出てきたら、それを使って神田がM2Kの面々をぶちのめしてしまう。あららららら。裏切りか。というわけで、12:11ドラゴンラナでKIDの勝ち。なんだかんだで結局素直にマスクを脱ぐクネス。正体は予想通り……。まあいいか。
 
 KIDが何かしら叫んで校長登場。おおっ。今度はウルティモドラゴンの正装で登場。いよいよ、現役復帰宣言。夢は諦めなければ実現されることを、校長は身を持って示したのだ。なるほど。これぞハッピーエンドだ。
 
 
【最後に】
      
 こんなに観客が入るとは思わなかった。だから、次。次が問題。10/27ディファ有明でT2P。10/28後楽園で闘龍門ジャパン。しっかりと繋げて繋げて繋げまくって、次の大箱興行を成功させて行こうではないか、闘龍門ジャンキー諸君。そして、夢を諦めずに生きていこう。夢といっても空を飛んだり、試験の日に寝坊したり、小池栄子に誘惑されたり、ということではないが。ええと。あの。

 夢を諦めず生きていこう。そうすれば、きっと良いことがある。とりあえず、私もそう思うことにした。ありがとう、校長。
 
 
 
▽四角形リング使用
○横須賀、堀口(体固め8:36)×岩佐、土井

▽六角形リング使用
○大柳(エビ固め8:17)×三島

▽暴走十番勝負最終戦四角形リング使用
○ウルティモ・ドラゴン・シート(裏4の字固め3:33)×ストーカー市川

▽六角形リング使用
シーサー、斉藤、○新井(阪神タイガースープレックス5:49)福政、菅原、×森

▽両リング使用特別ルール
SUWA(無効試合14:33)大鷲

▽エキシビジョンマッチ
○望月(ドクターストップ8:50)×ウルティモ・ドラゴン

▽四角形リング使用
○ラバー、インフェルノ、マグナム(片エビ固め6:42)ボクサー、×八木、修司

▽UWA世界6人タッグ選手権・六角形リング使用
YASSINI、YOSSINO、○ミラノコレクション=挑戦者組(A.T.ロック15:08)TARU、フジイ、×CIMA=王者組

▽マスカラ・コントラ・マスカラ四角形リング使用
○ドラゴン・キッド(2−1)×ダークネス・ドラゴン




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