速報観戦記
■団体:全日本キックボクシング連盟
■日時:2002年9月6日
■会場:後楽園ホール
■書き手:負井

9/6 全日本キックボクシング連盟"GOLDEN TRIGGER" 後楽園ホール大会速報
キック観戦は初心者に近く、
予備知識もほとんどないことを
予めお断り(言い訳)させていただきます。

タイオイルや軟膏の匂いが、いつもと違う空気を醸し出すホール
メイン開始時にはほぼ満員の入り。
普段を知らないので、これは多いのかな? 普通なのかな?
客層は、思ったより若い女性が多かったです。

おっ、レフリー陣に、今をときめく野口君がいますね。
第1試合 バンタム級 3R
神後雅文
(月心会)
vs
臼井 雅×
(作真会館)

(3R判定 3−0)

神後選手が抱え込んでの膝で優位に。
2Rにはダウンも奪って。
第2試合 72kg契約 3R
上林 剛
(青春塾)
vs
南本隆之×
(MA日本・ビクトリー)

(3R判定 3−0)

2Rからは完全に上林選手のペース。
右ローをかなり効かせてました。
第3試合 フェザー級 3R
×清水英樹
(月心会)
vs
山本真弘
(藤原)

(3R判定 0−3)

清水選手が、2Rにローブロー、
3Rに倒れた相手への顔面踏みつけで減点を受け、
これが勝負の分かれ目に。
若手(山本・19歳)の勢いに、中堅(清水・31歳)が
ペースを乱された感じの試合かな。
第4試合 ウェルター級 3R
×小松隆也
(建武館)
vs
山内裕太郎
(作真会館)

(3R判定 0−2)

見た目は小松選手の方が迫力あるも、
大声援をバックに山内選手が盛り返して。
山内選手「山ちゃーん」の愛称通り、いい人そうでした(笑)
第5試合 ライト級 3R
×上杉武信
(藤原)
vs
湟川満正
(作真会館)

(3R1分04秒 KO※左ハイキック)

一進一退の攻防も、最終Rにラッシュをかけた
湟川選手の左ハイが顎に突き刺さり、見事なKO。
第6試合 バンタム級 3R
藤原あらし
(S.V.G.)
vs
黒田道鷹×
(J-NETWORK・アクティブJ)

(2R1分49秒 KO※ボディーへの膝連打)

小気味のいい攻撃を見せた藤原選手。
体ごと跳び込む左フック、回転の速い膝をヒットさせ、
最後はボディへの膝連打で、
スタンディングダウンを立て続けに2度奪って。
第7試合 フェザー級 3R
山本元気
(REX JAPAN)
vs
村山良和×
(はまっこムエタイ)

(3R判定 3−0)

ようやく、テックニックが勢いを止める試合を見た、と言う印象。
山本選手も十分若いんですが、上手い試合運びでした。
第8試合 女子バンタム級スペシャルマッチ サドンデスマッチ
ウィンディ智美
(作真会館/WPKL世界女子Sバンタム級7位)
vs
ジェット・イズミ×
(アクティブJ/J-NETWORKレディース1位)

(3R判定 2−0)

女子総合で名を上げた感のある両選手、
本業ではどれ位のものか興味津々だったのですが、
(パン尾崎社長も注目してたような)
テクニックではややウィンディ選手、
パワーではややジェット選手が上かな。と言う印象。

ありきたりですが、気迫の篭った一進一退の好勝負。
自分の判定も、手数で上回ったウィンディが
30−29で、といった所でした。
パンチを効果的にヒットさせてましたね。

それにしても、いやー、二人とも強いですわ。
第9試合 全日本フェザー級王座決定トーナメント準決勝 サドンデスマッチ
前田尚紀
(藤原ジム/2位)
vs
石川直生×
(青春塾/4位)

(3R 2分54秒 KO※左右のフック連打)

個人的に本日のベストバウト
互いに一歩も引かない、凄い打撃戦でした。

正面から強打をぶつけ合い、
カウンターでぐらつき合いながら
最後は左右のフックを連続で叩き込んだ前田選手が、
気迫のKOをもぎ取りました。
第10試合 全日本ライト級ランキング戦 5R
×浜川憲一
(作真会館/1位)
vs
砂田将祈
(はまっこムエタイジム/4位)

(5R判定 0−3)

この辺りになると両選手とも名前は知ってます。
これまた、意地と意地のぶつかり合いのような好勝負。
一発の重みは浜川選手が勝るものの、
ムエタイスタイルの砂田選手がローを確実に効かせて。
微妙な判定かな、と思いました。
セミファイナル ライト級 5R
花戸 忍
(高橋道場/全日本ライト級2位)
vs
蔵満 誠×
(JMTC/J-NETWORKライト級1位)

(5R判定 3−0)

初生観戦の花戸選手。
雑誌記事などで、結構幻想を膨らませていたのですが、
その多彩な蹴り技は、柔らかく軽やかだったものの、
破壊力は伺えず、ちょっと? な印象でした。
まあ、パンチは強かったですね。フォローも上手いですし。
常に前に出続ける姿勢も○。

これからが楽しみなのは間違いないでしょう。
メインイベント 日・タイ国際戦 62.14kg契約 5R
×小林 聡
(藤原/WKA&WPKC世界ムエタイ・ライト級王者)
vs
サムゴー・ギャットモンテープ
(タイ/ルンピニースタジアム・Jライト級王者ライト級王者)

(3R2分10秒 TKO※左ローキックで3ダウン)

サムゴー、圧倒的。
何と言っていいか、言葉が見つかりません。

アーセン君(エンセンのお子さん)の手を引いての入場で、
余裕かと思わせた“無敵のバットマン”サムゴー選手。
リングに上がると、やはり存在感が違います。
顔も体もゴツイごつい。迫力満点です。
対する“野良犬”小林選手も気合の入った表情。
こちらも流石の存在感で、好勝負の予感。

も、ゴングと共に突っかけた小林選手のローに
サムゴー選手が左ミドルを返した瞬間に吹っ飛びました。
蹴りの威力もさることながら、人間相手に、
サンドバッグを蹴るかのような、思いっきりのフォーム。
素人の感想ながら、モノが違うと言いますか。

1Rはミドル、2Rからはロー、とほぼ左足一本で
小林選手を破壊しての、完勝。

最後まで心は折れなかったものの、
完璧にローを効かされて、立てなくなってしまった小林選手
体はもちろん、心のダメージはいかばかりかと・・・
残念ながらハッピーエンドとはいきませんでしたが、
休憩明け(第8試合)からは、ベストの内容とも言える、
素晴らしい興行だったと思います。
スケジュールが合えばキック観戦も良いな、と思いました。

しかし、サムゴー選手の衝撃は・・・
ムエタイの歴史を見せ付けられた、気がします。
report by 負井



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