WAR?
■団体:全日本
■日時:2002年8月31日
■会場:日本武道館
■書き手:パリの夜

土曜日と言う事もあり客足も期待できたが、開始10前に入場したにも関わらず空席が目立つ。
結局最後まで二階席なんかは埋まらず、過去の武道館に比べ低調な入り。大丈夫か?。

天龍プロデュースらしい今日の全日武道館。金曜日は武藤が試合前に挨拶に来たらしいが天龍姿を表さず。
確かに天龍らしいとも言えるが、多分名前を貸した程度なんだろう。カードも見れば確かにWARらしさ出て
いるが、結果を照らし合わせれば一つの思考、一つの視点からカードが練られているように見える。誰が考
えているかは言わないが(笑)。

1.○平井伸和 片エビ固め 7分01秒 土方隆司×

これが金曜日ならば何かしら期待が持てたのかもしれないが、天龍興行なら期待が持てず。
やけに多く組まれる機会があるが、果たしてこれが観客に好評を博しているからなのだろうか?理解不能。
PPVの調整の為かあっさりとした印象で終わった。まあここらへんで終わるのが妥当でしょう。

2.渕正信 グラン浜田 ×宮本和志 片エビ固め 16分19秒 マイク・ロトンド ジョニー・スミス○ 愚乱・浪花

今年の初めは初勝利で話題になっていた男とは思えないほどマッチョで強そうに変わっていた宮本。しかし
技術は変わらず、寧ろその逞しい体のせいで余計にその貧相な技術が浮き彫りになる。
手順がおかしい、飛躍し過ぎ。新人から”成長”という特権的アングルを取り上げて一体どうしようという
のだろうか。

試合内容よりも宮本に気がいってしまって、見る余裕が無かった。存在感だけは有り過ぎだぞ(笑)。

3.安生洋二 ×長井満也 体固め 9分32秒 アブドーラ・ザ・ブッチャー ケンドー・カシン○

長井がブッチャーをどう処理出来るか?と言った嫌な期待を持って観戦の臨んだが、特に特筆する事も無か
った。
気がつけば、ブッチャーが流血しなくても試合が成立する事が普通になってきた(武道館では流していたが)たったそれだけでもカ・シンと組んだという事には有用性が有ると言える。

それにしても安生は堕ちたと言った印象。

4.望月成晃 ○ドラゴン・キッド ジミー・ヤン 片エビ固め 13分19秒 マグナムTOKYO 横須賀享× ダークネス・ドラゴン

自身闘龍門は数回しか生で見た事が無く、選手に関する知識は持ち合わせて無いのだが素直に楽しめた。今
までの試合が程度の低い試合ばかりだっただけに余計そう感じる。
全日本はもしかしたらそれを見越して闘龍門の試合をこの順番に据えたのではないだろうか?と勘ぐりたく
なる程役割を確実に演じていたし、効力を発揮させていた。
この日一番の試合は間違い無くこの試合だった。

5.本間朋晃 ×相島勇人 片エビ固め 5分55秒 ブライアン・アダムス○ ブライアン・クラーク
(クロニック)

クロニックに関する評価を少し考え直さないといけないかもしれない。この試合は見れた。
相手によってはまだ見れるプロレスが出来るのではないだろうか?。相島、本間とやられてナンボという選
手と当ったのが良かったのだと思う。
試合は巧くクロニックの強さの部分が出ていた、あと本間と相島はいかに鉄柵と上手く付き合っていけるか?
にかかっているんではないだろうか。

6.奥村茂雄 ×保坂秀樹 片エビ固め 4分10秒 マイク・バートン○ ジム・スティール

武道館に来る前に神保町で買った古本をパラパラ読んでいたので、見てません。
早く終わったんで良かった、良かった。

7.○小島聡 体固め 12分00秒 荒谷信孝×

やはり荒谷は良いレスラーだと確信出来た試合。私は馬場杯の時から良いカードが汲まれれば良い試合
出きるレスラーなんだと思ったいたが、この日も期待通りやってくれた。
荒谷の良い試合の出現は偶発性が少なく、法則性があると思う(良いカードが組まれれば)。出来るのにや
らない荒谷を時々もどかしく思うのだが、違った風に考えれば調節が出来るという風に言い換えられる。
良い試合を偶然性に委ねず、自らの意思によって引き出せるというのはなんとも恐ろしいレスラーだ。

試合内容もあわや荒谷が勝つのではないだろうか?と刹那思わせる個所も出せていたし良かった。

8.×太陽ケア 片エビ固め 3分56秒 ビル・ゴールドバーグ○

前日の小島戦と内容物はほぼ変わらず、ただ逝っちゃうエルボーと三連キックコンボが入れ替わっただけの
内容、捻りが無い。
ただ腿を怪我しているみたいだったが、他の常連外人よりも動きが格段良く見えたのはどういうことだろう
か。私的にビクトル投げの斬れの良さに驚いた、あの大きな体だから余計そう思う、良い意味での裏切り。

ただ今回小島&ケアの人選は失敗と私は思っている。ゴーバーの強さを表現したかったのであれば別に二人
でなくても良かった。
嵐と荒谷で良かっただろう。二人はケア&小島よりも体が全然大きいし、その二人を舜殺した方が余計ゴー
バーの強さを引き立たせられたのではないだろうか?必殺技が出なくても二人の現在の格を考えれば誰もが
納得出来ただろうし(出すまでも無く勝てると言う意味で)。

それにケアは前回武道館で天龍を倒したばかり、ここで相殺された感は否めない。
ゴーバーが今後定着するのならばとっといた方が得策ではなかっただろうか。

9.5vs5イリミネーション・マッチ(時間無制限)
天龍源一郎 スティーブ・ウイリアムス 嵐 北原光騎 折原昌夫 vs 武藤敬司 馳浩 新崎人生 ジョージ
・ハインズ カズ・ハヤシ

普段では見られない一人づつの入場。折原の全日本マット復帰を目の前で見れるとは・・。

試合自体特筆するものも無いのだが・・けども選手間の問題が試合内容食っちゃうのは問題ではないだろう
か。それは不可避な問題であるんだけど、武道館のメインなんだから少しそこの部分押し殺して欲しかった
という感想。
ウィリアムスを差し込まなければ成立しなかったのか?ならば5対5というカード自体止めてもう少しカー
ドを捻るかルールを変えるかして出来なかったものか。

天龍興行(仮にも)なのにラストウィリアムスが決めるというのは頂けない。
あと個人的にはラスト武藤軍は武藤じゃなくてハインズ一人残した方が良かったのでないだろうか。それな
らば天龍がピンで終われるし、劣勢に立たされるのがハインズが一番真価を発揮出来るシチュエーションで
あるし。

兎に角、試合内容の面白さが試合展開推理の楽しみを超えられなかったのは痛い。




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