速報観戦記
■団体:全日本
■日時:2002年8月30日
■会場:日本武道館
■書き手:愚傾(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

8/30 全日本プロレス創立30周年記念 武藤敬司プロデュース大会
王道30 GIANT BATTLE in 武道館 2nd BATTLE 楽(たのしく)の闘い
日本武道館大会速報 18:30Start

上のほうにかなりの空席が目立つ。
開始前の時点で七割くらいの入りかな?
心なしかアメリカのレスラーのTシャツを着てた人が
多かったような。やっぱりゴーバー効果?

いま使ってる曲(名前失念)にHoldOutをかけあわせたテーマ曲で武藤入場。
「本日は多数のご来場ありがとうございます。
プロレスはゴールの無いマラソン。
我々はまっすぐ進むだけです。
今日は武藤敬司プロデュース、
骨の髄までしゃぶっていってください!以上!!」

第1試合 シングルマッチ
×本間朋晃
vs
宮本和志

(2分26秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)
ムキムキマン宮本が初の先輩越え。
なんかふてぶてしくなっちゃいましたねぇ。
そういうキャラじゃないと思っていたのに。
可愛げが全然無いYO>宮本

第2試合 トリプル・スレットマッチ
保坂秀樹
vs
平井伸和×
vs
土方隆司 

(4分16秒 エビ固め)
保坂と土方が一人で平井を狙い討ち。
反撃の機会が殆ど無いままエビ固めで終了。
ほんとにそれだけ。

第3試合 6人タッグマッチ
 安生洋二
長井満也
 奥村茂雄
vs
 
荒谷信孝 
相島勇人×

(10分36秒 ハイキック → 片エビ固め)
序盤から長井が追い込まれるが、最後に目の覚めるような
ビンタとハイキックを相島に浴びせてフォール勝ち。
愚傾は長井を見ると何故か心が和みます。

第4試合 6人タッグマッチ
 スティーブ・ウイリアムス
 マイク・ロトンド
×愚乱・浪花
vs
ジョニー・スミス 
ジョージ・ハインズ
グラン浜田 

(12分46秒 ハインズドライバー → 片エビ固め)
なんだかキマラのメイクみたいなマスクをかぶって入場してきた殺人医師。
どういうつもりなんでしょうか? この人の行動についてマトモに
思案することほど非生産的な行為も無いので考えないようにしますが。

それにしてもカニと殺人医師が同じコーナーに並ぶというのも
物凄い絵ですよね。カシンとブッチャーよりも異色に思えました。

第5試合 タッグマッチ
×渕正信
 ミスター・プロブレム
vs
アブドーラ・ザ・ブッチャー
ケンドー・カシン 

(8分12秒 毒針エルボー → 片エビ固め)
小島APE主催興行以来の登場となったプロブレム。
てっきり「柔道出身としてキックボクサーを寝技で仕留められなかった」ことに
責任を感じ切腹でもしてるかと思いましたが、それは杞憂だった模様。

動けないブッチャーの代わりに試合の大半を任されてしまうのが
カシンの宿命だが、本人はこのタッグを楽しんで、そして大事に
している模様。こうして見ると、新日本を辞めた三人というのは
心の底からプロレスが好き…というか猪木が嫌いだったんだろうな。

第6試合 世界ジュニアヘビー級王座次期挑戦者決定戦
カズ・ハヤシ
vs
ジミー・ヤン×

(13分58秒 → 片エビ固め)
ジュニアヘビー級のシングルマッチとしては今年みてきたなかでは
かなり出来の良い試合。ヤンのバネの素晴らしさたるやJr好きなら必見。
いずれは丸藤の対戦を見てみたいもんだが、それは無理な願いかも。

第7試合 シングルマッチ
天龍源一郎
vs
馳浩×

(14分32秒 雪崩式垂直ブレーンバスター → 片エビ固め)
新日−WAR対抗戦時代以来の対決?
馳はなにを思ったか赤地に白のBATTロゴが入ったタイツを着用。
この人のタイツの色はいつまで迷走しつづけるんでしょうか。
迫力のあるチョップの打ち合いから、馳がヘッドロックに移行する。
ロープに振られようがバックドロップで投げられようが
それでも腕を離さずに絞りつづける馳。
同じようなことを以前、ルッテンが中西にやってたが、
あのときの観客の反応は失笑以外のナニモノでもなかったことを
考えると、こういう地味なムーブで客を沸かせた馳はお見事。流石。

最初から最後まで、まさしく馳の試合。
天龍相手に「馳スタイル」を貫いた馳が凄いのか、
「馳スタイル」にも合わせられた天龍が凄いのか。
評論の難しい試合でした。個人的には今日のベストバウト。

第8試合 シングルマッチ
×小島聡
vs
ビル・ゴールドバーグ

(4分02秒 片エビ固め)
馬場御大の顔が描かれていない特設ゲートから入場してきたゴーバー。
スモークもバンバン。花火もガンガン。客席大フィーバー。
軽いフットワークだけで観客の視線を集中させちゃうのだから凄い。
WCWもバカにできたもんじゃありません。
ていうかWCWだからって見くびってましたよ手前は(阿呆)。

組み付いてはブン投げられ、パンチ一発でダウンさせられ、
「イッちゃうぞバカヤロー!」と叫んでもイカせてもらず。

かわいそうっちゃぁかわいそうな役目だけど、
プロレスラーであるからにはしょうがない。

ちなみにフィニッシュはジャック・ハマーをこらえた小島を
その体勢のままネックブリーカードロップしてピン。
ジャック・ハマーは明日までのお預けっすね。ズルイなぁ。

セミファイナル 世界タッグ選手権試合
(王者組)
 ブライアン・アダムス
 ブライアン・クラーク
vs
(挑戦者組)
マイク・バートン 
ジム・スティール×

(17分25秒 片エビ固め)
この四人なら期待を裏切るまいと思ってましたが、
やはり手前の読みは的中。見事に期待に応えてくれました。
休憩時間が無かったのでずっとガマンしてたトイレに
行かせてくれてありがとう!>四人

メインイベント シングルマッチ
武藤敬司
vs
太陽ケア×

(19分47秒 シャイニングウィザード → 片エビ固め)
ケアは初めて武藤とくっついたとき同様、頭をツルッと丸めて登場。
対する武藤は新しいテーマ曲で入場。なんかノリないなぁ、この曲。

序盤はグラウンドでじっくりと、中盤は相手に好きなようにさせて
最後に畳み掛けてフィニッシュするという典型的な武藤の試合。

特筆すべきは、終盤に出たシャイニングウィザードの全てが
「中腰の相手」に対して放たれていたこと。
これはつまり、シャイニングウィザードを撃てるタイミングが増えたというか、
ようは「片膝をついてない相手」にも放てるようになったというわけで、
これってかなり画期的な進化と言えるんじゃないかと思う。
試合の組み立てが楽になるんじゃないかという気がするんですよね。
四十路を前にしてまだまだ進化する武藤敬司に脱帽。
離脱して他団体に流れたOBや、かつての外人選手を招待して
盛大なセレモニーを開いた新日本の30周年記念大会(東京ドーム)
と比べると、「これのどこが記念大会なの?」と聞きたくなるほど
普段通りの武道館大会。
いろんな事情はあるんだろうが、やっぱりかつて貢献した
外人選手くらいは無理してでも呼ぶべきだったんじゃないの?
プロレス興行としては(ゴーバーを見れたぶん)そこそこ満足できるモノだったが
元子社長の「卒業式」としては不満が残る。
明日の興行か、それ以降、武藤が社長に就任するまでの間に期待。

今大会の画像及び選手のコメントはこちら!
report by 愚傾



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