プロレスの記憶
■団体:新日本
■日時:2002年8月29日
■会場:日本武道館
■書き手:メモ8(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 愚傾の速報のレスのカタチで、ミニ観戦記(つまり、以下の引用符部分は愚傾の速報)。週プロ・週ゴンを読まなくなって、もう3年くらいか。最近はワープロもまったく見てないし、この日のカードも、藤田vs高山以外は、知らないまま、チェックする気もなく、会場に向いました。

第1試合
○タイガーマスク・エル・サムライvsPABLO・Hi69×

> 試合前、入場ゲートにAKIRAが登場。
> 「今日の第一試合と第二試合はオレがプロデュースするぜ!」

 第1試合は最後の方しか間に合わなかったんだが、第2試合の野上、よかったねー。リングコールして、最後のコールと同時にカレーマンに襲いかかり、さっと退場。で、その退場が、滅茶苦茶カッコよくて、見事に役者なんだ。リングを見やりながら、10メートルくらい後ずさりして、そこで一旦止まって、スカーフをさっと取る。んで、くるっと踵を返して、そこからは、もうリングは見ずに、スタスタと退場。多分、これ見てたの100人くらいしかいないのに、役がキッチリ出来ている。素晴らしい。


第2試合
○邪道・外道vs日高郁人・カレーマン×

> 終始、邪外のペースのままサクサク進んで
> スーパーパワーボムでアッサリ終了。

 邪道、ハゲたなあ。が、この2人、ファイトの質が昔とまるで変ってないんだね。最後もスーパーパワーボムだし。いいんだか悪いんだかよくわかりません。日高、飛びつき膝(!)十字みたいなことをやってたけど、これって得意技なの? この技だけ面白かった。


第3試合
○井上亘vsKENTA×

> 両者の意地がぶつかりあった好勝負。若手同士の対抗戦とはかくあるべし。

 これはよかった。この日、野上の次に面白かった。が、隣のノアオタ(おれより太っていて、おれより汗をかいている)が、うるさくて、気持ち悪い。


第4試合
○金本浩二vs橋誠×

> プロレス界で一番性格の悪い金本が相手では自慢の耐久力も発揮できず。

 金本、そんなにエゲツないかな? 前の試合の井上とケンタの方が、よっぽど、キツく入れてたような気がするけどな。この試合も、隣のノアオタうるさい。んで、今日は、ノアとの対抗戦がいっぱいあるんだと初めて気がついた。


第5試合
△成瀬昌由vs村浜武洋△

> リングスでの復帰戦において露払いを務めてくれた村濱に対して
> 出来の悪いU系バウトを仕掛けた成瀬。

 この試合までの4試合、グラウンドの展開一切なし。で、初めてグラウンドが見れたと思ったらこれだ。びっくり。ちなみに、これはU系バウトではないぞ。どう見ても、なんちゃってVTだ。ポジショニングの概念があるファイトはU系ではない。まあ、何にせよ、拷問のようにつまらなかった。


第6試合
×ジャイアント・シンvsジャイアント・シルバ○

> しかし、会場そのものは思ったよりは沸いてなかったように思う。
> 新日本のファンはまだこういうプロレスの楽しみ方を
> 頭ではわかっていても体がついていってないような気がする。

 これを、どうやって楽しめというんだ。確かに、ファイト自体は大爆笑だった。ドッグレッグスって見たことないけど、こういうのやってるのかな? と一瞬思った。右隣の新日常連らしいファンも大爆笑していたぞ。左隣のノアファンはムッツリしてたが。

 耐えられなかったのが、試合後の不自然なヒートの乱入に続く、不毛な間と、まるで意味のないストレッチャージョブ。で、何がどうなったの? 何も説明できてないし、先も予見させてくれないし、オチもない。出来が悪すぎて、楽しめないよこんなの。


第7試合
×中邑真輔vs安田忠夫○

> 中邑は素早いタックルでテイクダウンを奪うなど、潜在能力の高さを
> 伺わせたが、打撃やチョークといった総合格闘技寄りの攻撃で
> 安田がスーパールーキーを一蹴。

 この説明じゃ、よくわからんな。が、おれなら、もっとわかり易く説明できる。これにそっくりな試合を見たことがあるからだ。最後のL−1の神取vs堀田だ。マウント取る時に、わざわざ足をあげて、よいしょっとマウントを取る。会場がそれで沸く。そのまま、上になったり下になったり。最後の安田のフロントチョーク以外は、あれにそっくりだ。


第8試合
○佐々木健介vs藤田ミノル×

> 「5分間逃げまわれたらK-DOJOに出てやる」という条件を提示された
> 藤田ミノルだったが、1分あまりであっさりとKO負け。

藤田ミノルって誰?


第9試合
×ライガー・田中稔vs金丸義信・菊池毅○

> それでもNOAHファンとして、IWGPJrタッグ王座戴冠という
> 「結果」じたいは素直に喜べるものではあった。

 この試合も見たことある。ありし日の全日、ブーブーサムソンとか、シャーの掛け声がかかる直前の、フットルースvsカンナムのアジアタッグだ。って、どんなファイトだったか覚えてないけど。隣のノアオタ熱狂。うるさ過ぎる。ホントに「ノアだけはガチ」なのを目前にして、ああ、鶴龍砲の頃と何も変ってないんだと、ちょっと感傷的になった。


第10試合
×藤田和之vs高山善廣○

> 結論から言うと、高山のプロレスがこれ以上ないほど上り調子で
> あるということが確認できただけの試合。

 猪木の挨拶はこんな感じ。「猪木の挨拶、非常識、猪木のやり方、非常識。空から降ってこようと思ったが、天井があった。猪木が笑えば(以下定番なので省略)」。んで、締めは「おれは立会い人なので、あとは勝手にやってくれ」。

 TKと安田も入場。TKのテーマ、ローゼズじゃなく、がっかり。なんかラストオブモヒカン系の重々しい曲だった。

 んで、肝心のファイト、どういうファイトになるのかと思ったら、バックの取り合いから始まる、この日初めてのストロングスタイル(!)。ところが突然、場外乱闘が始まり、高山、TV解説席の永田と蝶野を挑発。あれれと思っていたら、突然、藤田が4点膝(例のマットを蹴る奴)をやり始めて、なんちゃってVTに変化。で、そこから、フライvs高山の出来そこないみたいな、グーでの顔面殴り合い。高山、大流血しながら、膝連打して、あっさりピン。

 不思議なファイトだったとしか、言いようがない。面白かったけど。TK、呆然としてました(と思うけど、遠かったので、表情はっきり見えず)。

 帰りに、偶然ほいほいさんに会ったので、軽く会話。「最近の新日ってこんなことやってるのー?」「そうなんですよ」「ノアと分裂した後の全日ってこんな感じだったのかな?」「いやあれより酷いです」「……そう」。

 客の年齢、異常に高いし(特に女性)、ノアファンが圧倒的に多数であるように感じるほど、声が出てないし、これって、普通に考えると、超末期的な症状に見えるんだが、ホントにドームとか出来る団体なんでしょうか? せっかくTKを見る為に買ったチケットが無駄になるんじゃないかと、心配で心配で、今から夜も眠れません。




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