8/27修斗下北大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2002年8月27日
■会場:北沢タウンホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)
また行って来ました。下北。
みなさんもうご存じの通り、今回はかなりいろいろ新たな試みがありました。

まず、雛壇。おおむね好評でしたね。とにかく見やすい。ちょっとぐらい遠くても見やすい。
以前は4列目以降はかなり寝技が見にくかったですからね。そう言うときはよく立ち見で見てました。
今後もこれでやってくんではないでしょうか。K’z興行もそうなるかな。

そうそう今回は客入ってましたね。当日券も売り切れで泣く泣く帰った人も多数とか。
いつもと比べると不思議なほどチケット売れたそうで。平日なのに。
そこそこカードが良かったせいかな。いや試合数が多かったせいかな。
試合数が多くなると必然的に選手の人・知人が見に来てくれますもんね。

またクラスBでも各選手の入場曲を流してましたね。これはいいこと。
各選手のキャラが立ちます。やはりプロはこうでないと。

あと、プロに先立ってアマの試合が2試合ありましたね。
簡単に雑感を。

第1試合 アマチュア公式戦 女子バンタム級 3分2R
×桜井亜矢(米里倶人満)
○岡 裕美(無所属)
39-45(打撃20-18・20-18,組技5-3)

元プロレスラーの桜井選手。でも19歳。若い!長身ですね。セコンドはマァ☆ティンでした。
対するは岡選手。セコンドに大道塾の山崎選手がついてました。
岡選手、打撃がよかったですね。ストレートやミドルで終始押してた。
1Rはうまくテイクダウンした桜井がポイント取ったが、2Rになり案外あっさり倒され、
マウント取られ、腕十字を狙われ、ポイントロス。
打撃も寝技も力強い岡選手が勝ちました。
桜井選手はまだ体が出来ていないような気も。


第2試合 アマチュア公式戦 ライト級 3分2R
×立山智紀(X-ONEジム湘南)
○中杉誠司(パレストラ松戸)
40-47(打撃20-18・20-19,組技0-10)

打撃は立山選手が押してましたね。でも中杉選手がかいくぐってバンバンテイクダウン決めて
ポイントを稼いでましたね。そしてパスして、腕十字なんかを狙ってました。
立山選手は極めが好きなのか、下から腕十字、アームロック、ギロチン。流れから脇固めも出してました。
そう言う点で好感持ちましたけど、極めれないから組み技ポイントは0でした。

アマ修斗は、まあボチボチおもしろかったですね。マニアの僕が。一般の人にはいまいちだったでしょう。
ポイント説明もなかったんで「????」って人も多かったみたいです。今回は特にマニアでない、
一般の人も多く見られたし。

でも、今回の内容はいまいちだったようで。アマでももっといいカードを組めば、
いい試合が見れるでしょう。アマをよく見ている知人からそういう意見を聞きました。
今後も続けるとしたらマッチメイク次第かもしれないですね。

さて、かなり前置き長くなりましたが、プロの選手達の試合観戦記です。


第3試合 ミドル級 5分2R
×伊藤 忍(パレストラ東京)
○岡田廣明(PUREBRED大宮)
判定1-2 (20-19,18-20,18-20)

岡田選手、ずんぐりゴツめの体。

1R
岡田突っ込むも伊藤冷静にいなす。伊藤反り投げ失敗し倒れそうになるも立ち上がる。
岡田テイクダウン。サイド取るが、伊藤がガードに戻す。伊藤は上手く下からパンチ当てる。
岡田もコツコツパンチ返す。アリ・猪木状態から伊藤立ってゴング。

2R
伊藤、反り投げ潰され下に。岡田ハーフ取る。そしてパンチ。伊藤ガードに戻し仕掛けるも
潰される。伊藤立つもまた倒されガードに。

ずっと上キープしてた岡田選手が判定勝ち。まあそんな見栄えのする試合じゃなかったけど、
勝ちは勝ち。さすがゴツイだけある。ベースはがっちりだった。

伊藤選手は最初動きが良く、期待できたが・・・。強引な投げを繰り出し下に。下でも基本的に
コントロールしてたけど、修斗では極めるかスイープしないと評価されないし。
後半はスタミナ切れているようにみえたし。
相変わらず減量がきついみたいだけど、次回はコンディション作りから期待したい。

それにしても同じ試合を見て20:19と18:20と判定が分かれるのはいかがなものか。


第4試合 02年度新人王トーナメント ライト級準決勝戦 5分2R
×田村彰敏(格闘結社田中塾)
○小松寛司(総合格闘技道場コブラ会)
テクニカル判定0-3 (18-19,18-20,17-20)

1R
田村意外にも自分から組む。しかし小松がテイクダウン。田村立ち上がり今度はテイクダウン。サイドに。
小松は片足タックルから立つ。田村はボディストレートやハイキックを出していく。
田村小手投げ見せるも、小松すぐ立つ。小松テイクダウン。アミール狙う。田村は下から袖車狙い。
田村立って打ち合いになるも小松へのローブローで中断。再開後打ち合いに。
なんと小松のパンチで田村がダウン!しかも少し効いてる。田村踏ん張りゴング。

2R
また打撃打ち合い。田村はハイやパンチで攻める。小松もパンチ返す。田村目から流血。
そしていつのまにか小松もまぶたから流血。ドクターストップとなる。

偶然のバッティングってことで、テクニカル判定で小松選手勝利。
2人とも激しい試合をしてたので、もっと見たかった。残念。

小松選手、打撃が得意な田村選手から見事ダウンを奪って勝利。ちょっと勢いに押される
ところもあるけど、総合力を見せてくれた。次はトーナメント決勝!しかも相手はあの門脇!
怪物相手だけど、好試合を期待。

田村選手ダウン以外は決して負けていなかった。どちらかといえば押していただけ残念。
しかし、風田戦で見せた打撃の勢い、特に得意のフックがあまり見られなかったのはなぜ?
戦う相手によって戦い方を変えているのかな。まあ、誰とやってもいい試合になるいい選手です。


第5試合 02年度新人王トーナメント ミドル級準決勝戦 5分2R
×楠 勇次(K&D)
○弘中邦佳(SSSアカデミー)
2R 3'47" TKO (ドクターストップ)

1R
右ストレート打ち合い。組んでヒザ打ち合い。弘中低い姿勢からクラッチして持ち上げ豪快にテイクダウン!
ハーフに。立ってパンチ落としていく。パンチ強い。楠が逃げたところをバックマウント奪い、
スリーパー狙い。たまにパンチ。楠も後ろに向かってパンチ。

2R
楠右ハイ。弘中組んでテイクダウン狙いも楠凌ぐ。コーナーで弘中はパンチとタックルを何度も仕掛ける。
楠のヒザがもろ弘中の顔面に当たる場面も。弘中足かけテイクダウン。また中腰から思い切りパンチ落とす。
楠の左眼の下が腫れ上がったためドクターストップに。

弘中選手、やや苦しむも今回はきっちり得意の組み技で戦い、完勝。さほど見せ場はなかったが、
テイクダウンの力強さとインサイドパンチの強烈さは印象的だった。
今回は相手の得意な打撃を避けたり、テイクダウン狙うもなかなか成功しなかったりで
いい意味で苦労したのでは。
次はトーナメント決勝戦。徳岡選手か。いい試合になるの間違いないね。

楠選手、鋭い打撃を見せ、試合に緊張感を持たせてくれたが、あれだけ強いパンチをグラウンドでもらうと
ちょっと厳しい。また近いうち試合が見たい。


第6試合 89.0kg契約 5分2R
△桜井隆多(総合格闘技TOPS)
△ザ・グレート・浪花(総合格闘技夢想戦術)
判定0-1 (19-20,19-19,20-20)

隆多は相変わらずのマッチョボディに短めの黒スパッツ。やらしー!
浪花は間近で初めて見た。顔がゴツイ!凄いアゴしてる。打たれ強そう。

1R
浪花タックルでテイクダウン。隆多は下から腕拉ぎ腕固め、そして腕十字の連携。
浪花は腕抜いてバックマウントとる。パンチ打ちながらスリーパー狙い。
隆多は前に落とそうとするも落とせず。しかしなんとか反転してインサイドに。
いつもどおり重いパンチ落としながらパス。袈裟に固めて、パンチ。浪花が立ってゴング。

2R
浪花タックル。隆多切る。隆多はバックを狙い、浪花はガードに。隆多はパンチ連打。
浪花も下から蹴る。隆多コンパクトなフック打つの上手い。しかしハーフ気味から浪花がバック取りかけ、
いやがった隆多を倒し、浪花が上に。アリ・猪木状態の後、浪花がインサイドからパンチ落とす。
隆多が立ったところでゴング。

うーん結果的に互角でしたね。意外でびっくりでした。確か1Pだけ浪花についたのかな。

隆多は強いんだけど。もうちょっと何かが足りない。レスリングか。

浪花は強くてびっくり。決して器用なタイプに見えないけど、タックルも早いし、
寝技も良かった。打撃練習すれば、強いよ。次回こそ夢想戦術勢の初勝利を期待。


第7試合 02年度新人王トーナメント バンタム級準決勝戦 5分2R
○漆谷康宏(RJWセントラル)
×端 智弘(PUREBRED大宮)
判定2-0 (19-18,19-18,19-19)

1R
2人とも飛びヒザで攻撃。スタンドの見合いとなる。お互いロー。漆谷の左ストレートかする。
漆谷パンチラッシュ。端はタックル。思わず漆谷ロープ掴み減点1。そのままタックル潰す感じで、
漆谷ハーフからパンチ落とす。端はデラヒーバ気味に足絡める。漆谷はパス狙い。

2R
漆谷パンチで押す。端押されて倒れる。漆谷パス狙い。端ガードで凌ぐ。漆谷パンチ落とす。
アリ・猪木状態になり、漆谷ロー、パンチ。漆谷回り込んでパスしかける。端タックルで凌ぐ。

漆谷選手減点があったものの、後半盛り返して勝利。
最初は互角だったけど、パンチの勢い、巧さはやはり漆谷選手。そして組み技もやや漆谷選手優勢だった。

やっぱり漆谷選手バランス良くていい選手だね。
トーナメント決勝戦は阿部弟と対戦。WKつながりだけどあんまり縁ないのかな。
かなりいい試合になりそう。楽しみです。

端選手、ローは上手かった。けどパンチは完全に嫌がってた。寝技も上取れないと厳しい。


第8試合 ウェルター級 5分2R
△藤原正人(パレストラ東京)
△松下直揮(ALIVE)
判定1-0 (20-19,19-19,19-19)

1R
松下タックルでコーナーに詰める。離れてまた松下タックル。藤原切る。差し合いからヒザ。
大内で藤原テイクダウン。松下、下から跳ね上げて立つ。打ち合いで藤原が右ストレート当てる。

2R
松下タックルも藤原切る。松下右ストレートで藤原腰落としダウン。ダメージはなさそう。
藤原組んでテイクダウン。ハーフそしてマウントそしてバックマウント取る。パンチ連打しつつ、
スリーパー狙うも極めきれず。

松下選手がダウンを奪い、勝利を確実にしたかと思ったが、藤原選手は寝技の猛攻でドローに
持ち込んだって感じの試合。

藤原選手久々にダウン。やはり打撃は怖い。終盤寝技で攻めまくったのはさすが。

松下選手、ダウン取ったのは、お見事。しかし激戦のウェルター級を勝ち抜くためにもうひと化けを期待。


メインイベント ウェルター級 5分3R
○タクミ(パレストラ東京/10位)※中山 巧から改名
×山崎 剛(TEAM GRABAKA)
判定3-0 (29-28,30-29,29-28)

山ちゃん、白地に黒ライン。そしてクールな「GB」のロゴが入ったスパッツ。かなりGOODでした。

うしシューターは今回からリングネームを「タクミ」に変更。心機一転だそうで。
9ヶ月ぶりの巧Tシャツを着て、タオルを被って入場、リングへ上がりタオルと取ると
髪の色がグレーアッシュに!!分かりやすくいうと格闘技ライターの高島氏とだいたい同じ髪型、髪色。
マジびっくりしたね。まあどんな髪型でも似合うというか。リングネームもそうだけど賛否両論かな。

この試合、展開がめまぐるしかったのと、ずっと応援してたのでメモほとんど取れませんでした。
多少思い違いもあるかもしれません。

1R
山崎ストレート。そしてタックル。タクミ切る。タクミギロチン狙い。山崎立ってコーナーに詰める。
そして両差しに。タクミ差しかえられず。そして山崎いつもどおり足かけ浴びせ倒しテイクダウン!
タクミ、試合前から警戒していた技であっさりテイクダウンされる。この後は山崎怒濤のパス狙い。
ガンガン足を潰したり、かついだりでパスを狙ってくる。タクミはパスされかけるが、見事な足の利かせ方と
エビでパスさせない。正直あれだけパスされかける体勢までいって、ことごとく戻していったことに
びっくり。そして少しでも山崎の動きが止まると的確にシャープなフックを顔面に叩き込んでいく。
山崎はやや顔を腫らし、インサイドで顔を上げられない。山崎もたまに軽くパンチは入れた。

2R
山崎タックル。タクミ切る。バック狙いも、下に。山崎またも執拗なパス狙い。タクミはなんとか凌ぐ。
そしてタックルで立ち上がる。山崎はギロチンで対抗。クロマド戦がよぎるも、首抜き上に。
タクミは強いパンチを落としていく。山崎は片足タックル。いったんはタクミ完全に潰すも、
粘りに粘って山崎テイクダウン。またもパス狙い。タクミは凌ぎつつパンチを強く叩き込む。

3R
タクミ、右ストレート当てる。後退した山崎をコーナーに詰めてテイクダウンそしてパンチ。
山崎は右腕掴んで横浜ガード気味にするも空いている左手でかなり強いパンチをタクミは叩き込んでいく。
山崎立つもタクミ足払いでまたテイクダウン。立ち上がる山崎を押し込んでヒザ蹴り。
テイクダウンして鉄槌。山崎がタックル来たところバックに回り、スリーパー狙い。
しかし上手く体勢崩し山崎が落とす。山崎アキレス狙い。タクミ凌いでパンチ。
なし崩しにパスしてニー・オン・ザ・ベリーからパンチ。うしシューターの意地でマウント取りかけるも、
完全には取れず。最後はまた山崎が上になっていたような。

山ちゃんも上をとっていた時間は長かったが、ダメージを与えたのは間違いなくタクミ。判定はタクミに。
タクミは観客への感謝を述べた後、
「お互いデビュー戦で緊張していた。運良く自分が勝てた。しかし連勝でいまはランキングが自分より
 上の川尻選手に青コーナーから挑戦したい!関係者の方お願いします!」
とコメント。会場を大いに盛り上げた。


とにかくもうお互い攻めっぱなし、体勢入れ替わりまくりで素晴らしい試合!
うしシューターも山ちゃんも素晴らしい!この2人だからここまでの試合が見れた。
最後まで攻め続けた両者あっぱれです。身内贔屓なしにマジで興奮しました。

山ちゃん、敗れたとはいえ良かった。相変わらずテイクダウン凄く上手いし、
怒濤のパスも素晴らしかった。しかし打撃はやっぱりいまいち。グラウンドでも殴られるのを
相当嫌っていた。あとやはり攻めがやや軽いそうで。パワーに欠けるのか。
もし可能ならライト級での戦いを見たいけど長身だしな。

今回は文句なしにうしシューターベストバウト。観客も関係者も大満足の試合だったでしょう。
とにかく9ヶ月ぶりの試合を素晴らしい結果で見せてくれてうれしかったです。
川尻選手とはやるんでしょうか。僕としても見たいようなみたくないような。
川尻選手が上位ランカーとどこまでやれるかっていうのもかなり見たいし。
とにかくまたじっくりレベルアップして上位ランカーとからんでいってほしいですね。

セミまではまあまあの大会だったけど、メインのおかげで大満足の大会でした。
気持ちよく文体を待てます。




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