G1準決勝
■団体:新日本
■日時:2002年8月10日
■会場:東京ドーム
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 もちろんJWPを応援するために観戦。なぜか私、今年新日本を3回も見に行っている。

第1試合 ○ブルーウルフ(7:19オリンピックスラムから)×矢野通
 ゆっくりゆっくり間を取って、チョップ合戦で良い音を響かせ合う。緊迫したグラウンド、気迫あふれる攻防、という第1試合ではない。まあこんなもんか。

第2試合 JWP提供 ○日向あずみ、輝優優、コマンドボリショイ(13:30ダルマ式ジャーマン)春山香代子、×倉垣翼、米山香織
 序盤に登場したボリショイが、いきなりロープ拝み渡り、デジャヴからの脇固め、ウラカンラナ、卍固めと、持ちネタをフル回転させて観客を掴む。しかし、ふだん小さな会場で彼女達の試合を見慣れているので、日向のニーやエルボーの当たりの強さ、倉垣の頭突きの迫力、etc. が2階席までは伝わらなかったのが残念。新日に決着時間を13分と短く限られ、普段のメインの6人タッグなら20分ぐらいまで、もっと応酬が続くところをあっさり終わらされてしまった。新日本の中に入った女子プロの出来としては、武道館のアルシオン以上ドームの全女以下ですかね。

第3試合 後藤達俊、○ヒロ斎藤(8:31セントーンから)エルサムライ、×井上亘
 後藤のバックドロップとヒロのセントーンが出れば必ず沸くんだなと再確認。

第4試合 ○獣神サンダーライガー、田中稔、成瀬昌由(14:10垂直落下ブレーンバスターから)金本浩二、邪道、×外道
 第2試合の女子プロと、同じような試合をしていても(むしろ普段は、彼女達のほうが緻密、新日Jrのほうが雑)、彼らは大きな会場で客席の最後方まで届かせる術を知っている。音も良く響くし。悔しい。

第5試合 準決勝進出者決定戦 ○西村修(5:46ジャパニーズレッグロール)×中西学
 西村のジャパニーズレッグロールは横入り式なんだけど、技の起動がモタモタして遅く、これで決まるにはちょっと説得力を欠くような気がするんだよなあ。西村のファイトスタイルで、緩急の“急”が無いのは致命的なのでは。
 この時点で私は、明日の決勝が西村−天山、涙の同期対決になると予想。

 休憩後、ジョアニーローラー登場。新日に“グレートムタ”を連れてくるとか。意地張ってそんなもので商売しなくていいのに…。

第6試合 ○佐々木健介、棚橋弘至、鈴木健想(15:29ラリアットから)永田裕志、吉江豊、×垣原賢人
 健想が意外にカッコ良かった。長身痩躯、ロングタイツ、髪をまとめて、ウルフホークフィールド(現ジムスティール)のよう。バックドロップもちゃんと手を離さずに投げるようになったし。
 健介は棚橋よりもさらに小さく、垣原とちょうど釣り合うくらい。ふたたび良いライバルになれるのではないか。永田と健介が向き合うと、スケールがまた小さくなっちゃって、なんかせせこましい攻防が展開される。
 まあでも、私的には健想が良かった試合でした。

セミ 準決勝 ○蝶野正洋(22:03Wレッグロック式STF)×天山広吉
 天山は戦前の予告通り蝶野の首を狙ってしつこくバッファロースリーパー、さらにダイビングヘッド、天山ツームストンと得意技を出しきるが、熱戦の末、及ばず。
 地方では小島とのタッグで沸かせ、ドームではいつも小川の不透明試合の直後に登場(こないだ遂に直接対決)と、ある部分でここ3〜4年の新日本を支えていた天山。貢献度は高いと思うが、そろそろ陽の目を見させてやりたかったなあ。ちょっと可哀相。

メイン 準決勝 ○高山義廣(22:38ジャーマン)×西村
 試合前、高山、来場していた藤田とガッチリ握手。
 展開は、9割方が西村ワールドで進む。グラウンドでバックを取ってハンマーロック、苦し紛れの高山に首をとられヘッドロックに抱えられると、背中を越えてブリッジで反転、頭を抜き、再度もとの位置に戻ってハンマーロック。わかりにくいですがこの攻防をなんども繰り返す。さらに体を開いて横受身のようにしてハンマーロックを絞り上げる。他にも、高山も応えてブリッジワークの応酬、キーロック、コブラツイスト。
 よく付き合ったとも言えるが、高山の側もこういう試合ができて面白かったのでは。最後の最後にヒザ蹴りら高角度ジャーマンで幕。一発で決まったのもフィニッシュとして良かった。

 後半3試合は面白かったです。特にメイン。
 しかし、決勝が西村−天山になるからこそ、敗退した永田・中西も納得して身を引いたのではないかと思っていたが、逆なのかもしれない。
 蝶野−高山が、生中継上、相対的にいちばんアピールできる組合せなのだろう。TV欄では高山を煽ってますね。どうなるでしょうか。




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