7/27修斗下北大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2002年7月27日
■会場:北沢タウンホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)
この日も暑かったです。だからですかね。客入り悪かったです。6割ぐらい。
とっとと開始されました。


【第1試合】ライト級 5分2R
○村山英慈(日本/シューティングジム八景)versus ×小林正俊(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY)
判定 3-0(20-18,20-18,20-18)

村山選手は相変わらずキックパンツ姿。一部熱狂的な応援団あり。友人か。
小林選手は黒スパッツ。ガッチリとした上半身で体格いい。

1R
村山パンチ出す。小林両差しになるも、村山は倒されず。村山パンチやハイで攻め込む。
小林タックルも村山切る。村山はコーナーに詰めて、上手く、顔やボディにヒザを当てる。
小林かなり嫌そう。村山テイクダウン狙うも小林凌ぐ。またも村山がヒザを連打。

2R
小林パンチからタックルも村山切る。村山ボディにヒザ入れる。小林、パンチ、ハイから
果敢にタックルもまた切られる。逆に村山タックルでテイクダウン。ハーフに。
腕狙いつつパンチ。小林、起きてバックスピンキックやパンチで攻め込むも村山冷静にかわす。

全てにおいて上回った村山が判定勝利。今日は得意の下からの戦いは見られなかった。
ちゃんと修斗で勝つための練習をしているんだろう。今日は差し合いからのヒザが抜群に上手かった。

頑張ったものの完敗の小林選手。「あークソッ!」と叫んで退場。
向かっていく気持ちは良かったが、まだ力不足な感じ。


【第2試合】バンタム級 5分2R
○石井俊光(日本/タイガープレイス)versus ×豊島孝尚(日本/総合格闘技STF)
判定 3-0(20-19,20-19,20-20)

1R
豊島片足タックル。石井、がぶってバックに回りつつ腕狙い。豊島は前に落としてパンチ連打。
石井はコーナーに押し込まれるも冷静に立つ。差し合いに。石井いなしてパンチ連打。
また組んで、最後はパンチ打ち合い。

2R
豊島タックルでコーナーに押し込む。豊島両差しから反り投げ放つも石井は踏ん張って立つ。
石井の蹴り取って、豊島がテイクダウン。石井は下からパンチ。豊島はパス狙い。
石井は下から跳ね上げ狙うも、浮かすのが精一杯。豊島も特に動けず。最後少しパンチ落とす。

うーん・・・。僕的にはドローかなー。うーん、どっちにもつける気がしないんだよなー。
見た人の意見を聞きたいです。
ジャッジは石井選手の1Rのパンチの攻勢(少しだけ)を取ったのかな。うーん。

石井選手はまあ悪くなかったです。自分から攻めて自滅してなかったし。
でも特に良くなったわけでは・・・。

豊島選手、果敢に攻めるシーンが多くて良かったが、決め手にはならなかった。特にテイクダウンしてから
ほとんど攻められなかったのはもったいない。


【第3試合】ウェルター級 5分2R
○大河内貴之(日本/パレストラ東京)versus ×小谷ヒロキ(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY)
KO(ヒザ蹴り)

小谷パンチで押し込んでから両差しに。コーナーで膠着。離れてから大河内のストレートが
小谷のアゴに軽く当たり、小谷後方によろける。大河内、飛びヒザで追撃。ロープに詰まった小谷を
ガッチリ首相撲で捕まえ、顔面にヒザ2発!2発目が完璧に当たり、小谷ダウン!
10カウントで立てず。大河内激勝!コーナーに上がって見得を切る。

大河内選手、いままでもスタンド打撃は悪くなかったが、今回見事素晴らしいKO勝利。
やはりこの選手に必要なのは思い切りの良さか。

小谷選手、幸いに何も深いダメージはなさそう。今日は何も出来ず敗北。
やっぱり弟の方が強いのかな・・・。


【第4試合】02年度新人王トーナメント フェザー級準決勝 5分2R
×喜多浩樹(日本/パレストラ東京)versus ○小松 晃(日本/総合格闘技道場コブラ会)
判定 3-0(19-18,19-18,19-18)

喜多さん、肩と腰にテーピングがガッチリ。うーん痛々しい。

1R
喜多は相変わらず片手のガードを下げた独特の構え。喜多タックルも小松は切ってパンチ、ヒザ入れる。
喜多組んで、差して足すくってテイクダウン。小松は下からパンチ。そして立つ。喜多タックルも
切られる。スタンドの打ち合いで小松が攻勢に出て、1発が喜多のアゴに当たり、喜多は尻餅ついてダウン!
ダメージはない模様ですぐ立つ。喜多も果敢にパンチを出して行くが、今度は小松が投げてテイクダウン。

2R
パンチ打ち合い。1Rダウンを取られて喜多も、打ち負けずに押していく。喜多組んでテイクダウン。
小松は下からパンチ放ち、スイープ狙い。終盤小松は下から小さいパンチ連打。
セコンドのアドバイスも空しく、喜多は頭をつけて抑え込んだまま、有効な攻めが見せられずに終了。

1Rダウンを取った、小松選手が当然判定勝利。しかし2Rは全員喜多選手につけている。
うーん、喜多選手は抑え込んでいただけで有効な攻めは無かったんだけど・・・。
1Rもしダウンがなかったら・・・。やはりこの判定はちょっと。

小松選手力強さはないが、スタンドもグラウンドもやはりバランスがいい。
これで新人王トーナメント決勝へ。相手はアライブの木部選手だ。うーん互角かな。

喜多さん、相変わらず動きが堅かった。そして全体的にスピードについて行けていなかったように見えた。
そしてやはり一番問題なのは2R。1Rでダウンを取られている展開なのに、リスクを負って
攻めていけないのは問題有り。テイクダウンは取れるのに、その後、全く攻めれないスタイルが
染みついてしまっている。
本人も相当落胆し、「また、振り出しに戻りました・・・」とコメント。
しかし追い打ちをかけるように、関係者は「振り出しに戻ったのか、上がりなのかどっちかだな(笑)」と
超辛辣な一言。キビシイー。


【第5試合】02年度新人王トーナメント ライト級準決勝 5分2R
○門脇英基(日本/和術慧舟會)versus ×亀田雅史(日本/総合格闘技道場コブラ会)
一本(スリーパー)

門脇スタンドでプレッシャーをかける。門脇のパンチに合わせて見事亀田がタックルを決め、テイクダウン!
門脇はすぐ腕拉ぎ腕固めへ。そして上体を固めたまま跳ね上げスイープ!そこからニー・オン・ザ・ベリー
気味に攻める。亀田選手が起きようとしたところを、いつもどおりにサイドから潰し、腹固めに行くかと
思ったら、そのまま、相手の腕をコントロールしたまま、一気にバックマウントを奪い、同時に
スリーパー!一気にガッチリ極まってました。凄すぎ!

門脇選手、最近キレキレ。次はクラスBトップクラスとやってくれるでしょう。で、勝ったらクラスAだな。
とにかく素晴らしい選手。どんどん試合を見せてほしい。
そして自身のライバル・トイカツの地位まで早く上がって欲しい。
できれば、KIDとのリベンジ戦まで辿り着いて欲しいけど。どうなんだろう。

亀田選手、コブラ会の中では随一の寝業師だそうなんだけど・・・。門脇選手が凄すぎるのか。


【第6試合】ウェルター級 5分2R
○鈴木洋平(日本/パレストラ東京)versus ×尾松 賢(日本/総合格闘技道場コブラ会)
判定 3-0(20-18,20-18,20-18)

1R
鈴木ハイ、パンチで攻め込む。そしてコーナーに押し込む。オマケンは首相撲に捕まえ、ヒザ連打。
鈴木は首投げでテイクダウン。袈裟に抑えた後、サイドで抑える。オマケン起きあがったところを、
鈴木はバック狙いからインサイドで抑え込む。オマケンは三角、腕十字狙い。鈴木はパンチ落とす。
オマケンは何回目かの仕掛けで見事三角固める。鈴木はかろうじで腕をこじ入れつつ、
強引に持ち上げ、バスター!でゴング。しかしバスターの時、鈴木の頭が、オマケンの鼻に当たったようで、
オマケン相当苦しむ。2Rが始まろうとしてもドクターチェックが終わらないほど。

2R
猛烈なパンチ打ち合い。お互い引かずにガンガンフックを打ち合う。鈴木は組んでヒザ。オマケンは
スタンド状態でギロチンに固める。鈴木はそのまま足かけてテイクダウン。
インサイドで固まる。終盤やっと頭抜いて、ボディにパンチ入れる。

鈴木選手がスタンドでも打ち負けず、テイクダウンして上から攻め、勝利。
やはりバランスがいい選手。クラスBトップクラスであるのは間違いない。日本人で負けたのは
川尻選手と村濱選手ぐらいだし。

オマケン、スタンドの首相撲や下からの三角などで見せ場は作ったが、決定機は作れず。
2Rは動きが落ちたように見えた。やはりあの頭突きが効いてしまったか。
さあ、次はあの怪物川尻選手との新人王トーナメント決勝戦。どこまでコンディションを上げられるか。


【第7試合】ミドル級 5分2R
×岩瀬茂俊(日本/総合格闘技TOPS)versus ○菊地 昭(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY)
判定 3-0(20-18,20-18,20-18)

1R
パンチ打ち合い。菊地タックルも切られて、自ら引き込む。岩瀬はパンチ落とす。菊地は腕拉ぎ腕固めの
体勢に。そしてそのままスイープ!パスして、一気に腕十字狙い。岩瀬は上から潰して極めさせない。
腕十字をあきらめた菊地はタックル。岩瀬がぶるも、菊地が上に。菊地パス狙いからバックマウントへ。
後ろから強いパンチを顔面側部へ連打する。岩瀬は反転してインサイドへ。そして軽くパンチ。

2R
菊地すぐタックル。そしてパス。上四方で固める。そして徹底して腕十字狙い。岩瀬また上から潰すも、
菊地またそのまま上になり、腕十字狙い。岩瀬、意地で腕のクラッチを切られず、またも上から潰す。
そして上からハーフに。しかし、またも菊地は跳ね上げ、スイープ!そしてマウント。
1発強いパンチ入れたあと、パスを狙って終了。

かなり興味深い対決だったが、やはり見所いっぱいだった。

菊地選手、極められなかったが、見せ場は十分。下になったのは久々に見たが、見事なスイープの数々。
そして圧倒的なパスの能力。うーん、寝技怪人のあだ名に偽り無し。今回は腕十字にこだわりすぎて
しまったが、もっと多彩な攻めが出来ればなお良し。そういえば、あまり上からパンチ落とさないんだよな。
極めに相当こだわりがあるのかな。いずれにせよ、あの柔道殺法はクラスAでも通用するでしょう。
まあ、今回は寝技の展開が多かったので、スタンドの攻防がもっとあったらどうなるか分からないけど。

岩瀬選手、絶対に極められず意地は見せたが、あまりにも寝技に付き合いすぎてしまった気が。
決して不得手でないスタンド打撃の展開がもう少しあれば違ったかも。


【第8試合】フェザー級 5分3R
○吉岡広明(日本/パレストラ東京)versus ×村田一着(日本ーアメリカ/無所属)
判定 3-0(30-27,30-27,30-27)

1R
村田ロー。吉岡パンチ。吉岡コーナーに詰めて、ヒザを顔面、ボディへ打ち分ける。村田嫌がる。
吉岡足かけテイクダウン。インサイドへ。吉岡パンチ連打。ガツガツ村田の顔面殴る。
村田下から仕掛けるも全て凌がれる。

2R
スタンドはお互いにパンチ、キックを出す。村田は飛びついてギロチン。かなりいい感じで入ったように
見えたが、吉岡はテイクダウンしてから冷静に頭抜く。そしてインサイドでパンチ。アリ・猪木状態で
キック連発。終盤ヒザで割って、ハーフ。そしてパンチ連打。パスする場面も。

3R
足かけ吉岡がテイクダウン。ボディへパンチ連打。村田下から仕掛けなんとか最後にキーロックの体勢に
持ち込む。吉岡はアキレス狙いの状態でゴング。

まあ、戦前の予想通り、圧倒的に吉岡選手が全ての局面で勝り勝利でした。

吉岡選手、相変わらず上手いです。いつもは見られない上から殴りまくる吉岡選手が見れてちょっと新鮮。
噂されるフェザー級トーナメントには出場するでしょうから、また強豪相手に持ち味を存分に見せて
欲しい。そしてタイトル挑戦を。

村田選手はちょっと武器が無さすぎる・・・。強引なスタンド打撃。下からの強引な仕掛け。
レスリングが弱すぎるかも。だれかが言っていたけど、持ち味を発揮するためにも、
正直クラスBとの試合が見たい。


そんな感じの興行です。やはり光ったのは門脇、菊地両選手ってとこですね。




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