4Wayタッグ、武藤三変化に異議アリ。元子社長にハンセンがぁっ!
■団体:全日本
■日時:2002年7月20日
■会場:日本武道館
■書き手:生首
7/20 全日本 王道30 in 武道館

ちなみにタイトルはただのキャッチです。少しでもビュー上がるかと思って。17日に引き続き本日は20年ぶりの全日生観戦。そんなに武藤さんすき、つー訳ではなく、単にクロニックを見に行っただけであります。従って全日観戦記というには値しないと思うので、「7/20 クロニック in 武道館」観戦記と改題します。

さて梅雨明け猛暑の中、館内はほぼ満席。3時開始の時点ではまだチラホラ空席も見えたが人の入りは凄い。元子社長も一安心。


○渕正信   
×宮本和志 (エビ固め)
さて第一試合の渕登場時はいきなりヒート。やっぱ入場テーマは大切。このことは後に詳述。渕の顔が好きなので、淡々と試合を見られるが、退屈な人はいないのか?第一試合だからこんなもんか。

○黒師無双   
×カズ・ハヤシ (念仏パワーボム → エビ固め )
イキナリ登場の武藤に場内大ヒート。まずは先に入場のカズに個人的には声援を送る。
黒師のかっこは暑そう。字は消えないのかと心配になる。武藤モノマネのカズにあまり乗れず、やはり淡々と終わった。

○ジミー・ヤン、奥村茂雄   
×土方隆司、保坂秀樹 (ヤンタイム)
ヤン、動きが1人飛びぬけて良い。しかしイキオイ余ってトペかプランチャでフェンスを越え、下半身が本部席に叩きつけられ、マジ痛。そばで見てて怖くなる。さすがに試合を続けられず、反撃なしにいきなりタッチ。しばらくエプロンでうずくまっていた。(結局大丈夫だったようだ)
ただどうも他のメンバーとスイングしずらく見える。スピードが速すぎかも。やはりヤングドラゴンズは永遠に不滅。

○本間朋晃  
×相島勇人 (片エビ固め)
申し訳ない。知識なく和製ゴールドバーグ(勝手に命名)活躍も、あまりよくわからなかった。

○ドス・カラス、ミル・マスカラス、武藤敬司
×愚乱・浪花、グラン浜田、アブドーラ・ザ・ブッチャー (体固め)
前回の観戦記でボロクソにけなした三老人だが、正直、ナマではじめて聞いた「スカイハイ」は感動してしまった。プロレス遺伝子のなせる技か、だからこのように同じテーマ30年以上使うことに意義あるんだって。聞いてるか、アンダーテイカー?オレをリスペクトしろ。
子供に戻り、マスカラスのうしろに行き、オーバーマスク拾おうと必死になる中年男がいた、私。一応サービスショット満載。ブッチャーのフォーク攻撃、マスカラスブラザース編隊飛行、しかしどれも私には全く心に響かなかった。 
でも最も問題なのは武藤。何であんたここにいるの?流れに組み込まれるわけでもなく、リードするでもなく、本日三変化、早くも大いに疑問。


○安生洋二、長井満也、ケンドー・カシン
×平井伸和、荒谷信孝、嵐 (片エビ固め)
ひとりヘビーの嵐以外はルチャドール。(ゴメンね安生さん) しかしさすがに1人群抜く垢抜けぶりは早稲田出のインテリ・カシン。確かに絵になる。でも試合自体はスピード出したいのか、お笑いなのか、テーマ不明。試合前の元子社長の素人スピーチに涙した私もどんどん冷静に。

スタン・ハンセン杯争奪4WAYタッグバトル 
○マイク・バートン、 ジム・スティール
×マイク・ロトンド、スティーブ・ウイリアムス
xクロニック
xジョニー・スミス、 ジョージ・ハインズ 
書くのが辛い。17日の大阪戦で世界タッグ王者となった世界最高のタッグチーム。クロニックは一応礼儀として、最後に登場。私としては生まれたはじめて聞く生クロニックのテーマ。さらに特リンの席を脱兎のごとく立ち、花道で1人バンパーボード”It’s Hightime!”を振りまくる中年男の前をのしのしと歩いていくクロニックを泣きながら見守る。(場内で1人、「ブライアーン」「フルネルソンバスター」「ハイターイム!」と叫んでたのは私です)
 
試合とともに全員でアダムスとクラークをフクロにする。長時間攻撃を受けながらも、一人でダブルクローズラインやったり、反撃するクロニック。とりあえず、ジョニー・スミスにハイタイム決め最初の退場に。手持ち無沙汰で帰るハインズ。

その後も全員でクロニックに集中攻撃。だが一生懸命戦うクラークさんに比べ、どうも今3つイキオイないアダムスさん。もしかしてクロニック史上最高の試合の一つ、大阪で全精力使い果たしちったのか?めったにやらないフルネルソンバスターどころかベリー・トゥー・ベリーまで見せたもんなぁ。ハイタイム二度決めるも、結局なんと2組目の退場者となってしまったクロニック。タッグの常道どころかプロレスのお約束すらふみにじるひどいものでした。

この日の試合は基本的にみなそうだが、エンピツひどすぎ。全くストーリーの体をなしておらず、ヤマもタニも、何もなく、クロニックをどうしたいのか、ウィリアムスがどうゆう立場なのか全くわからない、全日ファン的にはバートン/スチールさえ勝てばOKなの?
ただ確かに一番がんばってたのはバートン。アダムスさんに、「クロニック、ダンプ↓」と挑発しきり。応えてやれよ、アダムス。ビッグパパパンプならぜったい4文字ポーズで返したな。
しみじみスチールはチャックに似てると痛感。つば吐きまくりのウィリアムス、やはり永源取締役の方針?


○グレート・ムタ     
×愚零斗孤士  (腕ひしぎ逆十字)
辛いねぇ、コジコジ。一応人生の師の1人アニマル浜口さんの弟子筋なのであまり悪く言いたくないが、レスラーとしての存在感に非常に疑問。武藤と違って一回きりの出場なのにもっと力入れてよと思う。イヤ、力はいりすぎてカラ回りしてんのか?
やはりキャラではムタの方がずっと上。ただ花道の赤ちゃん脅して泣かせてたけど、あのマスクはどうか?ペインティングより楽なのかもしれないが、オリジナルの方が好き。あと登場テーマは鼓と三味線が良いのに(新日時代からテーマ変遷に全くついて行ってませんのでお許しを)
毒霧もいいが、リング下に2人でもぐってモゴモゴする時間が長すぎ。あと途中からペイントはがされどんどん小島にもどり、あげくは「逝っちゃうぞ」うーん。別キャラできないならやらない方がいいと思う。武藤三変化終わり・・・・・うーん。ご苦労さんでしたが、意味あったのか?特に素の「武藤」。個人的には黒師一回でv.s.コジだけで十分じゃないの。


×天龍源一郎  
○太陽ケア  (ハワイアンスマッシャー)
天龍さんはミスター・プロレス。そのことを再認識、再確認。これまた入場に流れるサンダーストームに感涙。イメージ・曲調・リズムそして天龍の歴史がすべてつまった名曲だ。
しかし試合はまぁ、そーゆーことで、って感じか。ケアも悪くないけど、天龍のフトコロで終わった試合、という感じ。

全試合を通じ、場内の全日ファンはパワーボムやウィリアムス・バックドロップ時に「やべー」とか「危なーい」って叫ぶのは、ファンとしてのお約束なんだろうけど、個人的にはノレず。ただ急角度のスープレックス系をよく若手の人たちは受けてて感心。

でも個人的にこの日の全試合を通じ、とにかく不満だったのは台本!(言い切っちゃったよ、コイツ)
4Wayタッグ、の時点で結果グズグズになると予想してたけど、例えば新チャンピオン・クロニックが最後に登場。リングで紹介もされない内に殴りかかるハインズ、バートン、じゃなくって、まずリング状でグダグダ言いつつ、紹介。んで、最後に「世界タッグ選手権者・ブライアン・アダムス-、ブライアン・クラークぅー」って呼ばれてるところに殴りかかりだろ!
最初に王者チーム集団リンチ、これはOK。だけど、それを1人ではね返すクラーク、2対6でクローズラインで全員をリング外に落とすとかじゃないすか。んで、一度リング上を占拠して、クロニックポーズ、しかしウィリアムスらが後ろから襲い掛かって、結局バトルロイヤルのお約束、1人に3人がかりでピンとかが常道じゃないの。
あるいは、最初にハインズ組ハイタイム葬の次は、クローズライン誤爆でロトンドがフォールされ、怒り収まらないウィリアムスが場外からローブロー等ちょっかい出してクラークさんを攻撃、うずくまるクラークさん。ロトンド、スチールが2人がかりでアダムスさんを押さえつけて、ウォーリーの目を盗んでる間に、バートンがクラークさんをピン。 そいで「いいかお前ら!、こんな茶番で勝ったと思うなよ。次の武道館、誰が本当の「男」か決めてやるぞ!」とマイクアピール。そいですかざす8月の武道館のチケット売り歩くフロント、みたいな流れはボトムラインとしてやってほしい。それがプロレスのお約束じゃないの?!試合中やられた方がピン、ピンされる方は大物であれば不条理な乱入とか、イスとかゴングでぶん殴られてのピンって決まってます、昔から。
こんな筋はド素人の誰でも考えられるものにすぎないが、こうゆう素人考えを裏切るすごいストーリーを出してこそプロレスじゃないのか。

武藤の無意味な(あ、言っちゃった)三変化とか、努力と結果が一致しない、すべてはシナリオの不出来と私は思う。 確かに会場、イキオイあったけど、全日ファン以外には正直ついていけないものだっと思う。外人コストを下げるため、一流どころを呼ばないというのは、アリ。でもせっかくいい素質のバートン、スチール、他、生かしきれてないと思う。すべては台本の出来への疑問で、がんばってるレスラーに気の毒と思う。



本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ