2002.7.14 GAEA 後楽園ホール
■団体:GAEAJapan
■日時:2002年7月14日
■会場:後楽園ホール
■書き手:maya(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

開始30分前で、特リン以外は売り切れ。どうしちゃったんだと思ったら、今日は豊田が出るからか。確かにそれらしき全女ファン多い、ラスカチョファン同様見映えが貧相だからすぐ分かる。会場は文句無しの超満員。だけど、GAEAって超満員になると傾いてくるんだよね(主催者発表2150人超満員)。

1.永島千佳世 ×シュガー佐藤 (14分18秒、ドラゴンスープレックスホールド) デビル雅美  ○植松寿絵

チャンピオン永島は、シングルのベルトをたすき掛けにして登場。永島らしくてヨシ!それにしてもデカイベルトだ。永島とのミスマッチがいい感じ。

個人的に上半期のベストバウトは文子vs永島だったが、Oz興行でのデビルvs永島もなかなか捨て難いという気がする。永島がフランケン、ラナ系のラッシュを出しデビルさんを翻弄した時に解説の尾崎が「あれじゃ、何をやられているか分からないだろうね!」という程、デビルさんは永島の技を気持ちいい程良く受ける。重厚な自分の動きと、永島の動きとのコントラストを良く分かっているのだろう。ベルト同様ミスマッチに見えるが、この二人はなにげに相性がいい。

デビルさんは復帰後、もう動けないからかもしれないが、かえって重厚な動きが凄味を増して印象を深くしている。まあ、それ以上にこれでもかという感じで相手の技を良く受ける。

一方のシュガーもパワー殺方でデビルさんにちゃんと受けてもらい、なかなか見応えはあったが、イマイチ捻りが無い所が、マヌケキャラに見えてしまう。最後はチョコまか動いているだけの植松に華を持たせて終わり。

このカードってメインでいいじゃない。何で第一試合なのと思ったが、試合は掛け値無しのメイン級で、やたらに面白かった。永島は防衛戦は大きい相手とやりたいと言っていたが、もしかしたらデビルさんとリベンジマッチかな。そろそろ永島がデビルさんに勝ってもいいかも。

2.○長与千種 (10分28秒、二段蹴りから片エビ固め) 尾崎魔弓×

最近お得意のD-Fixのシングル2連戦。シングルなのに次の選手も入って来てチーム同志の総力戦になるのが妙に可笑しい。この日はというと、KAORUも広田も入場時には出て来たが、いつもと違い1対1のシングルに(笑)。まあ、ポリスはいるので実質1対2なのだが。

第一試合で、デビルさんと永島の相性がいいと書いたが、長与と尾崎は私生活でも本当に嫌いなんじゃないかと思わせるような辛辣なコメントをお互いに出すが、試合の相性は無性にいい。まあ、長年やっているかもしれないが。

尾崎の裏拳、シャイニング・ヤクザキックや長与のスピンキック、二段蹴りといった打撃の攻防も他の人達とは一味違うという味のある感じ。最近お笑いの中にも、けれん味に溢れたファイトを見せている長与だが、この日はお笑い無しにたっぷり見せてくれた。尾崎相手ということもあるが、スピードよりもパワー重視のこのファイトはいいかもしれない。今更文子や永島にはスピードで勝てないもんね。だけど、尾崎相手だとこれでもかよという感じでパワーを捩じ伏せるところは、本当に仲が悪いという気がしてくるが。

最近はシャイング系のキック技がはやっているが、最後に二段蹴りというのいいのでは。だけど、あまりにドンピシャリで入っていたけど、このへんも尾崎の人の良さかな。それにしても早く逆回し蹴りも見たいな。

3.×広田さくら (11分52秒、エクスカリバーから片エビ固め) KAORU○

この試合では尾崎と長与もセコンドに付いて、いつものD-Fix仕様のシングル。広田側には一応永島も加わり3対3の総力戦に。

先程から相性と書いているが、この二人こそ見かけは三頭身くらい違いがあり究極のミスマッチなのだが、ぶりに大根、ハムにメロン、ねぎにカモという感じで異様に噛み合う。まあ、広田が受け身から教わったのはKAORUだから、お互いほくろの位置迄分かっているのだろうが。

試合はというと、序盤はキス攻撃などを出したり、KAORUが広田の急所を噛みつくというお笑い路線で行くのかなと思いきや、だんだんと真面目モードになり、これが広田史上類の無い攻防を見せる。

KAORUに場外戦でいたぶられた後に、場外にセッテイングした机にいつものダイビングセントーンを食らいそうになった時に起き上がり、逆にポスト上段のKAORUを場外の机に叩き落したり、雪崩式のへなーらサンセットを打ち、沖縄固めでカウント2.98を取り、あわよくばと思わせてくれた。受けるKAORUもKAORUだが、この広田はよくぞやったという感じのキレの良さ。

この一連のムーブで場内は大広田コールとなり、会場は爆発。またもやこの日の歓声はこの人が一番持っていってしまった。

力尽きた広田は長与に抱えられて控え室に戻ったが、前回のD-Fix戦でも思ったのだが、永遠のベビーフェイスという意味では、長与の後継者は里村では無くもしかしたら広田では無いかという気を増々強くさせて貰った。特にこの手の試合になると後半に会場のボルテージを上げる技術が半端じゃない。歓声の受け方も含め、この女はいつでも客と戦っていたのがその意識が開花し始めた感じだ。


ここで、休憩。ロビーは大混雑。前売りコーナーもここ最近はあまり列は出来て無かったのだが、この日は10.20の文体もあり、またもや長蛇の列が。休憩時間だけではこなせ切れないので、整理券を配っていた。

4.×里村明衣子 浜田文子(14分48秒、タイガースープレックスホールド) 下田美馬○ 三田英津子

試合はラスカチョペースでラスカチョらしい試合展開。バカ正直なこの二人はそれを素直に受けてしまうので、この日はバラバラ。参戦直後はイマイチだと思えた文子も、最近はGAEAの流れに慣れていい感じになってきたと思っていたのだが、ラスカチョに相手の良さを引き出すなんていう余裕もこういう相手にはないし、今日は何もさせてくれないという所かな。

GAEAでは当たり外れが激しいラスカチョだが、この日は外しの日。なんだかなあ、という試合展開に下田の「お前ら何喜んでるんだよ!勝って当たり前なんだよ!」という試合後のマイクに、そりゃそうだけど・・・という感じ。

5.ダイナマイト・関西 ×山田敏代 (15分20秒、ジャパニーズオーシャンクインビーボムから体固め) アジャ・コング 豊田真奈美○

いきなり女王様から入場。雰囲気プンプンで歓迎ムードにホッとした表情を見せる。ここで、この日全女ファンがかなり来て入るというのが良く分かる。パワーヘッドの方は、いつもの明るい雰囲気はなく、シリアスモードで入場。ただ、コスチュームやメイクはいつも通りなので、なんかいつもとは違う意味で滑稽に見えてまうというか、ここまで行くとこの二人は因業というか、涅槃の奥まで行かされる雰囲気がある。

試合はというと、打撃中心のドロ臭い試合。豊田が押され気味だが反撃をすると歓声が起きるけど、豊田のミサイルキックって足が揃ってないし思った程綺麗じゃないね。まあ、パワーヘッド相手だし、豊田の場合は立体殺法を使うので、違うリングやロープの張りが違うとやりにくいのだろう。ということで今後に期待。だけど、いつまでもこんな試合を続けていたら、そのうち休憩前要因だろうな。

試合後に豊田が「やっぱ全女が一番なんだよ!」と。GAEAファンはどうリアクションしていいのか分からない雰囲気。だって終わったからアンタ今ここにいるんでしょう。ブーイングする訳にもいかない。更にアジャが「面白いな、豊田。全女が潰れて5年。私も全女を否定してアルシオンというのをやったけど大失敗してしまった。何だかんだ言っても全女イズム!」これは自虐的だけど少し面白かった。ラスカチョも呼び「何だかんだ言ってもウチらは元全女、略して元全だ!」と。
ここで山田が「全女イズムなんて忘れた。ここはガイアのリングだ!」と言ったが、イマイチ受けが良くない。

だんだんと凍りつく場内で、見るに見かねて永島の登場。チャンピオンになるといろいろ仕事が増えて大変だ。「全女イズム、何?それ!そんな昔のことなんか知らないよ!」これで場内大拍手。まあ少しは付き合ってあげないと相手の立場が無い。更に「私も全女を受けるために履歴書送ったんだよ。でも、チビで痩せていたから相手にされなかったんだよ!」と大サービス。そこまで付き合わないでもいいのにと思ったが、これには笑った。
アジャが「全女イズムを知らない?これからじっくりと教えてやるよ!これから全女イズムがこのリングを支配していくぞ!」と言い締めたが、相変わらずアジャ劇場は歯切れが・・・付き合わされた永島が少し気の毒だが。

だってこの日でも、GAEAらしい休憩前と全女の雰囲気が強い休憩後の試合内容は歴然としている。豊田と永島、里村との絡みは楽しみだけど、全女イズムアングルはせいぜい持って10.20くらいまでだろう。豊田はもっと違うアピールを考えないとGAEAでは埋没しそうだな。




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