7/5 NOAH:後楽園ホール、小橋復帰戦
■団体:NOAH
■日時:2002年7月5日
■会場:後楽園ホール
■書き手:マキ造 (ex:CEMETERY GATE

平日の夜の興行なので普段なら第2試合ぐらいまで
客が席に落ち着かず会場が散漫な雰囲気になりがちなのであるが、
今日はそんなことはなく、若干の空席があるが興行開始前に
殆どの客が席にしっかりついている。
もちろん理由は、「小橋けじめの第一試合での復帰」である。
京セラのサラリーマンだったくせに
ずいぶんとサラリーマンに優しくないけじめである。

第1試合 小橋 ×鈴木 VS 金丸○ 井上

  金丸・マサオ・コタローが入場を終えると自然発生した小橋コールが会場を包む。
柔らかいピアノの旋律がアップテンポに転じ会場の熱が2℃上がる。
(実際、試合前は涼しいぐらいだったのだが・・小橋登場後の熱気が凄かった)
そしてガウンもタオルも何も羽織らず小橋登場。
エプロンに立つとトップロープを掴みジャンピングリングイン!
体は欠場前より細くなって、スッキリした感じだが腕は相変わらず太い。

小橋はゴング前、鼓太郎を制して先発をかってでる。
まずはマサオと確かめるような全日的なグランドの攻防。
そんな静かな立ちあがりを逆水平チョップの凄まじい打撃音が打ち破る。
いつもはシミュレーションでカードを出してやりたいようなマサオの受けの型も
圧倒的なチョップと小橋の存在感に押しつぶされる。だって本当に痛そうなんだもん。

その後は小橋の「僕はここまで出来るようになりました」って感じの試合展開。
キッチンシンクからの河津掛け、いつもより相当長めの滞空ブレンバスター、
青春3倍速、金丸が一回転してしまったハーフネルソン・スープレックス・・・・
こうなったらダイヤモンドヘッドや噂の新技も見たいところだが
(僕は小橋はチョップとコブラツイストとラリアットだけで試合を成立させるべき
と思っているので新技は別にどうでもいいんですが、まあどうせならね)
マサオも意地を見せ、パワーボムの体勢に入られてもこれをこらえて許さない。
私的には金丸の金的を喰らう小橋や、
小橋のラリアットで大の字のマサオが見てみたかったが
試合は金丸がコタロウからブレーンバスターで3カウントを奪って終了。
試合後小橋は四方に礼をし、既にリングを降りてたマサオにリングの上から握手、
金丸はわざわざリングに上がり直して小橋と握手。

自分は怪我しても相手に怪我はさせないマサオとジュニアの金丸が相手の
安心して見れる復帰戦でした。まあ,焦らずじっくりと。
でもマイクでなにか一言ぐらい言って欲しかったけど。
(まあそれは小橋の流儀ではないことは解ってますが・・。)

第3試合 菊地 ○池田VS モーガン× モデスト

興行の一番美味しいところが最初だとここら辺にやっぱりしわ寄せが・・・
実際、菊地と池田はテンポが合わず、モーガン、モデストとも久しぶりだったので
ちょっとちぐはぐな試合だった。
印象に残っているのはモデストの説得力十分のヒップアタック。

第4試合 ○三沢 VS R・スリンガー×

序盤はスリンガーのねちっこいグランドで三沢は受けに回る。
スリンガーは「ミサワ〜」の掛け声と共に2段蹴りを繰り出し、
秘策のタイガースープレックスも披露し、タイガードライバーをも返すが
最後は三沢のエルボーに沈む。三沢の貫禄勝ち。
試合後、三沢はスリンガーの健闘を讃える。
この手のタイプの選手って三沢が好きそうだもんね。

第5試合 ×KENTA 田上 VS スコーピオ○ ベイダー

来日前、飲酒運転で警察官8人と警察犬3頭とのバトルをした挙げ句、
手錠3つかけられて無事(?)逮捕されたベイダー。
僕的にはこういうエピソードは大歓迎。(でも発砲はされるなよ。)
当のベイダーはいつもと変わらず上機嫌で登場。
どうせなら包帯でグルグル巻のドーベルマンの3頭ぐらい連れてきて欲しいもんだ。

試合はKENTAが機敏な動きで健闘するが、スコーピオに雪崩式の技を
かけようとした時に背後からベイダーのスカイハイチョークスラムを喰らい、
そこにスコーピオが降ってきてジ・エンド。

第6試合 ○高山 VS B・スミス×

小橋に次いで声援が大きかった高山、僕は高山はプライドから何か持ってくるよりも
プロレスからプライドに持っていくものが多い選手だと思うので、もうプライドには
出る必要はないと思っているんだけど、(技術的にも疑問だし)
この日の声援の多さは明らかにプライド効果。

後楽園ホールで見ると、この2人のぶつかり合いはとにかくド迫力。
スミスは高山の顔面を執拗に攻めるが最後は高山がニーリフトからの
超!高(急)角度ジャーマン一発で仕留める。
このジャーマンは正に必殺技の凄みを教えてくれる必見の一撃。
銭が取れる技というヤツ。

バイソン・スミスもあと少しで化けそう。必要なのはオーラかな?
取り敢えず1回逮捕されてこい。

第7試合 橋 ○秋山 VS 杉浦 本田×

意外に杉浦への声援が少なくてビックリ。
まあ、そんなこととは関係なく自衛隊コンビは気合いが乗っていた。
杉浦が強烈なスピアーを見せれば、多聞は橋のアゴにえげつなく頭突き。
橋も持ち前の根性を見せるが試合の流れは自衛隊コンビに傾く。
しかし終盤まで抑えめだった秋山が杉浦のスピアーをネックロックで潰し
流れをたぐり寄せる。橋が場外で杉浦ともみ合い秋山と多聞の一騎打ちに、
多聞もスタンディングの肩固め、STFで秋山を追いつめるが、
デッドエンドをこらえられ、膝を攻められると失速。
ドラゴンスクリュー→テキサスクローバー→STF→永田ロック2の流れる様な
連携はなんとかロープに逃れたが、とどめのテキサスクローバーで力尽きタップアウト。
このテキサスクローバーは秋山なりの小橋へのエールか?

試合後、橋と杉浦の乱闘に金丸も加わる。それを満足気に上から眺める秋山。

第8試合 ヨネ 佐野×小川 VS 泉田 森嶋 力皇○

選手会興行での流れを非常に解りやすく繋げた試合。
試合前に泉田を手招きでしきりに挑発するヨネに珍しく泉田がマイク
「ヨネ!来い来い言ってないでお前から来い!」
これを皮切りに3者がそれぞれの相手にかかり大乱戦、しかも場外で。
どこを見て良いやら。その後も試合は荒れ模様。

途中、泉田とヨネは場外乱闘から会場を飛び出してどっかに消えてしまい、
リングには恐らくタイトルをかけて戦うであろう二組が。
小川、佐野組も先輩の貫禄を見せたいところだが、またしても小川が力皇の
パワーの前に撃沈。パワーボムで叩きつけられ3カウントを奪われた小川に
W2は試合終了後も小川にストンピング、ダブルの喉輪落とし等で攻撃を加える。
若手が止めに入るがこのでかい子供達を止めることは出来ない。
そこへ表れたのは・・・マサオ!
マサオコールの中、頼もしさを・・・・見せることなく救出失敗。あららら。
(まあ、受けっぷりは相変わらず良かったぞ。)
もはやこの2人を止めることは出来ないのか?
しかし、そこへ大歓声の中ダッシュで三沢が登場。
あわよくば三沢をも殴り潰そうとする2人を獅子奮迅のエルボーの乱舞でなぎ倒す。
場内大三沢コール。結局美味しいところは社長が持っていってしまった。ずるいぞ。

GHCタッグ戦線に三沢が名乗りを上げるのか、
それとも小川・佐野が意地を見せるのか?つづきを期待させる興行でした。

ただ気になったのは下らないヤジ、ちょっと局地的に受けたからって調子に乗って
何度も繰り返すのはやめて欲しいし興ざめ。スパッと切れ味良くやってほしいものだ。




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