速報観戦記
■団体:ZERO-ONE
■日時:2002年6月29日
■会場:札幌テイセンホール
■書き手:BSK

6/27 ZERO-ONE 札幌テイセンホール大会速報 18:00 Start
試合開始30分前の時点で、500〜600のキャパに5割ほどの客入り。昔の橋本のタニマチプロモーターも、いまは新日ガッチリ縛られてるため、前売りの売れ行きも苦戦したとのこと。
自分はまだ未確認だが、なぜかナナチャンチンが来場するらしい。高岩に未練があるのか? それともススキノのキャバクラに出稼ぎにきたついでなのか? 試合開始直前に、8〜9割まで埋まる。
第1試合
×富豪2夢路
 黒毛和牛太
vs
ディック東郷
日高郁人 

(分秒 ダイビングセントーン → 体固め)
夢路と日高でスタート。初っぱなから場内は大「フゴフゴ」コール。本道発上陸のゼロワン、その第一試合から一気にヒートアップ。試合も東郷の反則オンパレード、黒毛と夢路のモーモーアタックなど、両者とも技を出し惜しみしない展開に客もお腹いっぱいでした。
第2試合
×スメリー
vs
スパンキー

(分秒 ラリアットをかいくぐる → 片エビ固め)
スパンキー&スメリーというリングネームといい、インチキピエロみたいなコスチュームといい、しょっぱさ感溢れる両者。案の定試合のほうも大味なアメリカンプロレスで、最初こそ暖かかった観客も次第に失笑が多くなり、選手よりも開くのレフェリーMr.フレッドのアクションばかり目がいく試合でした。試合後スメリーは「負けちゃってスメネー」と言ったとか言わないとか(寒)
第3試合
 スティーブ・コリノ
×ラピッド・ファイアー
vs
藤原喜明
「神風」 

(分秒 ラリアットをかわす → ワキ固め)
ご当地を意識して「コンサドーレ札幌」Tシャツで登場の外人コンビ。「コリノがイチバン! サッポロイチバン!」とと叫び観客全てを味方につけるコリノ。しかし、脱いだTシャツを客席に投げ込むふりをして、一転、そのシャツをリングに叩きつけストンピング&エルボーまで食らわす暴挙! これには宗男ちゃんにも寛容な道産子といえども大激怒。この辺りの客の煽り方は、コリノ、見事です。しかし試合のほうは自分が戦っているときはもちろん、コーナーにいるときでも独りよがりな煽りをかまし続けるコリノばかりが目立ち、藤原がフォールすると足がつって倒れ込むMrフレッドはもちろん、神風やラピッドなんぞ何の印象も残らない試合になってしまいました。
第4試合
×佐々木義人
vs
横井宏考

(分秒 フロントチョーク)
今までのお笑い路線とは一変した試合。特に横井なりに加減しているのだろうが、新日出戻り時代の前田師匠を彷彿とさせる「プロレスにしちゃあ、ちょっと痛すぎるんでないの?」と突っ込みたくなるようなパンチ&キックの雨あられが気持ちいいように決まる。佐々木も場外でのイス攻撃などで反撃を試みるが、打撃で3度のダウンを喫しトドメのフロントチョークで力尽きる。今までの3試合とは全く違うテイストに、確かに会場は盛り上がったのだが、う〜〜ん何というか、B&Bの漫才の後に急に林家小さんの落語を聞かされたような、何かちょっと戸惑ってるような空気を感じました。
第5試合
×高岩竜一
 星川尚浩
vs
石川雄規
臼田勝美 

(分秒 三角締め → 腕ひしぎ逆十字)
初っ端からお互いパンチとキックでバチバチのド突き合い。その中でも、特に星川の蹴りはもの凄く良い! 少なくとも、試合前に若手相手にミットを蹴り込んでいた某破壊王よりは数段上を行っているように見えました。
試合の方は序盤こそ互角の打撃戦だったものの、バトコンビあっという間にスタミナが落ち始める。「やはり店の仕込みが忙しいのか」と思っていたまさにそのとき、場内からも「頑張れ焼鳥屋!」の声があがる。10分経過したところで高岩が放ったパワーボムを石川が下から三角で切り返し、そのまま腕ひしぎに移行しタップを奪う。この試合後の休憩中に「やっぱ石川、ダテにPRIDE上がったワケじゃねぇんだよ!」としたり顔でのたまうクソ生意気なガキに、心の中で「君の未来に幸あれ」とつぶやいていました。
第五と第六の間に休憩

当日券の売れ行きが予想以上に延びたのか、客席はほぼ満員。あまりに多いので客席数え直してみたら1000はありました。失礼しました。
全試合を通じて、とにかく紙テープがバンバン飛び交っている。今どきこんなに紙テープが舞う興行は、先週行った札幌道頓堀劇場とZERO-ONEくらいなものだろう。
第6試合
×崔リョウジ
vs
ネイサン・ジョーンズ

(分秒 カナディアンバックブリーカー)
縦も横も体格がひと回り以上違う両者。「崔、大丈夫なんか?」との懸念どおり、開始早々、崔のミドル連打がクリーンヒットしてもネイサンはビクともしない。逆に崔はネイサンのキック一発で場外へ転落。リングに戻り蹴り倒されると、今度は片足一本で吊られた身体をリングに叩き付けられるわ、ハイアングルのチョークスラムは喰らうわ、崔、やられ放題。
その後「もうそろそろ反撃かな」と思った矢先に決まったカナディアンバックブリーカーで、崔、あっけなくギブアップ。全くもって、何のヒネリもとんちも無い、崔が一方的にやられるだけの試合でした。
セミファイナル
 橋本真也
×佐藤耕平
vs
ザ・プレデター
トム・ハワード 

(分秒 フィッシャーマンズスープレックス)
チェーンを振り回しほぼ客席を一周しながらプレデター、リングイン。これにはお客さんもオロオロしながら大喜びしていた模様。そのプレデター、試合内容もジャンピングニーからボディスラム→ギロチンドロップと、そのまんまブロディ。それ以上にこの試合で最も気になったのが生で初めて見た橋本の「ハエがとまる」蹴り(小笠原和彦:名)。体重の掛け方といい、蹴りの角度といい、全身のバランスといい、自分的にも「子供たちはマネしちゃ駄目だよ!」な蹴りだと感じました。この蹴りがずーっと気になっていたら、いつの間にか佐藤がプレデターのフイッシャーマンに沈む。佐藤、背中の入れ墨同様に中途半端な自分のスタイルを、なんとかしないとイカンのでは?
メインイベント NWAインターコンチネンタルタッグ選手権試合60分1本勝負
(王者)
大谷晋二郎
 田中将斗
vs
(挑戦者)
金村キンタロー×
黒田哲広 

(分秒 DDT → 体固め)
流血有り、場外乱闘有り、イス攻撃有り、刈龍怒まで出るタッグのコンビーネーション技etc…文句なしの本日ベストバウトでした。特に金村、場外の机に寝かせた大谷へのトップロープからのボディプレスには、真っ二つにへし折れた机のインパクトと相まって観客全員がド肝を抜かれ ていました。またこの試合の頃になると客席もMrフレッドの「トゥ〜〜」をすっかりマスターし、最後は幾度も「トゥ〜〜」を凌いだ金村が大谷のDDTに屈してジ・エンド。試合直後、大谷が「金村、黒田、オマエら気に入ったぞ! 火祭りに出ていただけませんかぁぁぁ!」とマイクアピールすれば、黒田も「出てやるよオラァ!」と応じる。大谷は試合後にも「誰が何と言おうとあいつらは(火祭りに)出場させる。勝ち逃げなんかするかぁぁ!」と吠えてました。
report by BSK



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