6/23IWA−JAPAN後楽園ホール大会観戦記
■団体:IWAJapan
■日時:2002年6月23日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ダイス
埼玉とかK−DOJOとかに心ひかれつつ、距離と値段のバランスを考えて後楽園へ向かう。ちょっと早く着いてしまったので、金曜日のDDTの下見ってことでジオポリスに行ってみるとコスプレイベントをやっていて、青学ジャージ軍団とかが大量にいて引きまくる。俺も出自はそのあたりだからあまり偉そうなことは言えないが、頼むから女装はやめてくれえ。

精神的ダメージを抱えたままホールへ。当然イスはがら空きだが、ホールなのでバルコで見る。20分押しで場内暗転すると、隣の客達が「早いよ」と言って笑っていた。

第1試合 宇和野孝史&高智正光&猪熊祐介 VS ウルトラセブン&平野勝美&ケン・片谷
宇和野組の入場テーマが「ペガサス幻想」で、さっきのジオポリス前の状況を思い出し、ついでに年齢も感じてちょっと鬱が入る。しかしウルトラセブン組の入場テーマが当然のように「ウルトラセブン」の主題歌で馬鹿負けする。
試合の方はセブンさんの体重差を利用した危険な技などが飛び出し、高智組が押されたものの、最後はIWAの宇和野がきちっとしめる。
○宇和野(16分37秒 逆さ押さえ込み)片谷×

第2試合 米山蛇織 VS 三田英津子
「蛇っはー」てなわけで蛇人間に改造された米山を応援するマラカスの音が響き渡る。コスチュームがピチピチでハムみたい。リングアナのマイクを奪うと、三田に向かって「なぜIWAのベルトを賭けない?強い挑戦者相手に防衛することでベルトは輝くのじゃ、さては私に恐れをなしたな!」と蛇人間口調でまくしたてる。場内に歓呼のマラカスが鳴り響くと「今日はアルシオンにも出たのじゃが、やはりこっちの客は受け入れてくれるのお」と続け、爆笑とマラカスに再度包まれる。
呪文が出たり、名物おばさまにケンカ打ったりしつつ、興奮と弛緩が微妙なバランスを保ちながら試合が進む。米山は最近JWPで男子選手とからんでプチブレイクしていることは聞いていたが、間の使い方がうまくて、派手な技をあまり使わずに試合を組み立て、なおかつ笑いをとれる好きなタイプのレスラーだ。
最後は三田に丸め込まれたものの、存在感で完敗した三田が早々に退場した後、蛇界からのお知らせとして、「ロビーでJWPのチケット売ってるからよろしくね」といきなり香織モードに戻って宣伝。でもJWPのチケット高いっす。
○三田(10分43秒 飛びつき回転エビ固めを切り返して)米山×

第3試合 超人戦士G・ヴァリオン VS 上野幸秀
G・ヴァリオンを一目見るなり「バトレンジャーだよ!」とか言い出す隣の客。確かにバトレンジャーのコスチュームをちょっと安くして青く塗ったようなコスチューム。ジオポリスに行ってもあんまり違和感なさそうだ。女性Voの安いアニソンに乗って、観客とハイタッチしながら入場。北の上の方まで上っていって念入りに交流しつつも、名物おばさまとのタッチをすかしてウケをとる。結局フルコーラス使い切ってリングイン。ぜひ星川にも見習ってもらいたい。
気づかないうちに上野もリングイン。かつての自分の姿を見て何を思うか。
試合の方はヴァリオンの無駄だらけながらもそれなりにスピード感のある動きに最初の3分ぐらいは楽しませてもらいました。それ以降のことは覚えてませんが。
○上野(8分28秒 変形羽根折り固め)ヴァリオン×

第4試合 ザ・グレート・タケル VS ダークサイド・タケル
ダークサイドがダークサイドっぽくレフェリーのカブキさんに手を出して反則負け。厳格すぎるレフェリングに場内騒然。
○タケル(8分28秒 反則)ダーク×

第5試合 茂木正淑 VS 石井智宏
選手の格が前2試合とずいぶんちがうような。先週のターザン後藤一派に続き2週続けて茂木と死神(茂木のセコンド)を見ることになるとはなあ。石井の若さに茂木がついていけないような場面もあったがちゃぶ台スローなどでペースをつかんで茂木の勝利。
○茂木(11分18秒 ちゃぶ台へのフィッシャーマンバスター〜体固め)
試合後ジュニアのトップを争うことになる上野とタケルを呼び出してアピールしてたけど、ライガー相手にかみついてた時代を知ってるだけに、何やってんだよって感じですなあ。

第6試合 タイガー・ジェット・シン&YUJI KITO(with ゴージャス松野) VS 
                ディック東郷&三宅綾(with MAYA)
シンの入場と同時に一気に沸点に達する場内。リングアナのコールもそこそこに三宅を捕まえると東側の客席を蹴散らして大乱闘が始まる。やってることはサーベルの柄で殴ってるだけで、初来日以来何一つ変わらないヒールファイトなのに受ける声援はすっかりベビーフェイスのそれである。東郷もKITOをつかまえて場外戦をやっているのだが、だれも見ちゃいない。プロレスのうまさでは日本でもトップクラスの東郷だが、そのうまさがこの会場では何一つ意味をなさない。恐るべしIWA。
楽しみにしていた東郷とシンの絡みは、試合終了間際の乱闘でほんの少しさわり合った程度で、正式なのはいっさい無し。なんてわかりやすいんだ。
しかしもうひとつのお楽しみの松野さんは、三宅にやられ、東郷にやられ、MAYA姉さんにやられ、おまけに名物おばさまにもやられるという四面楚歌状態。しかし、あの細い体で椅子の上でバンプをしっかりとるとは、練習してるなあ。
結局最後はKITOが三宅につかまってしまったが、納得いかない松野さんはレフェリーのカブキさんに食ってかかる。当然あっさり返り討ちに合い、さらには「お前調子に乗ってるんじゃねえよ、プロレスデビューだと、俺が相手をしてやるよ」カブキのマイクにどよめく場内。
IWAが勝負を賭ける10月の代々木第2体育館大会に注目だ。
○三宅(11分57秒 MR2002〜体固め)KITO×

メインイベント IWA世界タッグ選手権試合
 泉田純&一宮章一 VS 松田慶三&ドラゴ
まずは挑戦者チームの松田から入場東側バルコニーの強烈な声援に応える。続いてパートナーのドラゴ入場。2メートルをはるかに越える長身でしかも美形、動きもよくてなによりまだ若い。いい選手を見つけたな。
そこに王者の偽造軍団・一宮入場。今日は武藤のコスチューム。そして最後に入場するのは、もと相撲学校教官、泉田純。IWAの風景に違和感無くとけ込んでるのはちょっと問題あるような気もするぞ。
試合の方は偽造ネタの大盤振る舞い。武藤、三沢、天龍、冬木、そして泉田との合体で、「俺ごと刈れ」と「刈龍怒」まで披露。正直、技を出しすぎて、偽造というより単なる物真似という感じではあったが、このまったりした空間こみでなかなか楽しめた。
○一宮(8分38秒 垂直落下式ブレンバスター〜片エビ固め)松田×

試合終了後は悪のマネージャー、MAYA姉さんが10月の代々木を最後にIWAマットとお別れということで、ロビーの階段にステージを移して、名物おばさまを交えての偽造軍集会。そこに違和感なくとけこんでる泉田は本当にどうかと思うが、悪役マネージャーのMAYA姉さんの涙にホロリとさせられてしまった。

笑いあり、笑いあり、笑いあり。そしてちょっぴり涙ありのIWA。健康ランドのような、ゆったり、まったり、のんびり感を味わいたい人にお勧めです。




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