02/6/22 キングダムエルガイツ Z-ZONE NAGAYAMA
■団体:キングダム・エルガイツ
■日時:2002年6月22日
■会場:Z-ZONE NAGAYAMA
■書き手:Sandman
最初に私は総合の観戦経験及び観戦記経験はそれほどないので、不備な表現があるとは思いますがその辺は流して読んでください。

本日、行われたZ-ZONE NAGAYAMAは「ブックセンターいとう」という古本チェーン店があった場所である。地元民としては「あんなところで格闘技興行なんてやれるのか?」という思いがあった。たしかにイベントスペースとしては良いが、天井が低いのでリングを置くには無理がある場所である。しかし、本日、その格闘技興行は行われた。

この興行の3週間前にこのZ-ZONEへチケットを購入しに行った。友人と話しているうちに盛り上がって、「じゃあ、行ってみようか」というノリであった。会場に行くとまだ雑然としたスペースにポツリとリングらしきものがある。そこに入江一人がリングを設営していた。ロープ一本しかないリングだけしかそこにはなかった。
私「すいません。チケット購入しにきたんですが。」
入江「あ、そうですか。今、これしかないんですが」とバックから徐に沢山チケットを取り出す。とりあえず一番高いチケット(5,000円)を購入する。
入江「これが当日のカードです。」とバウレビをプリントアウトしたものを見せてくれた。
私「あぁ、それ見ましたよ」というと、自慢げに
入江「実は今日もバウレビの人がくるんですよ。」と言っていた。
私「あぁ、そうなんですか。」ととりとめのない会話をした。バウレビはそんなにメジャーなんだろうか。

当日になり、若干早めだったが試合開始の30分前に到着し、会場入りすると、3週間前よりかはキレイになっていた。入り口のすぐ脇にはフライポテトやカレーが売られており、バーベキューに来たかのような感じにさせられた。
ちょうどW杯の韓国VSスペインがテレビで流されており、出場選手、観客関係なく食い入るように観ている。本来、17:30からアマチュアの試合があるはずであったが、ほとんどの人が観ているので結局始まったのは、この試合が終わった後であった。

やっと始まるのかと思いきや中年の男性歌手がなぜかクラプトンの「チェンジ・ザ・ワールド」を熱唱。これで終わりかと思ったが、さらにサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」を熱唱。これが終わると次はオリジナルソングを熱唱し、試合開始まえからウンザリさせられた。延々、待たされてやっと試合が始まった。

キングダム・サテライト×格闘技道場 信 3 vs. 3
先鋒戦 ○大橋秀行(判定)今野健児×

入場曲もなければ、ゴングもない。出だしからあまり緊張感のないまま始まってしまった。事前にルールの予習をしてなかったので、「なんでパンチしないのかなぁ?」と思ってみていた。
大橋のキックは見栄えはいいけども、ほとんどガードされている。今野がテイクダウンするもこれといった展開はなかった。なぜか会場は盛り上がっていたが凡戦。

中堅戦 ○今田 泰 (不戦勝)山本宏和×

山本の負傷により今田の不戦勝。

大将戦 ○菊地健太郎(フロントチョーク)安藤信也×

タックルにきた安藤に対して菊池が冷静にフロントチョーク。そのまま、グランドになりあっさりタップ。ちなみにリングは天井が低い関係上、マットを引いたような感じでテイクダウンや投げではバウンドしないものだったので痛そうに見える。

×鈴村太郎(フリー)(チョーク)細川たかし○(国際・青葉格闘技道場)

へっぴり腰でとても強そうに見えない鈴村。あのパンチじゃ怖くもなんともない。実力差は歴然で予想通りに細川がチョークで極めた。

クルーザー級
安藤雅生(JWA)(引き分け)楯岡 真(国際・青葉格闘技道場)

安藤がなかなか入場してこない。リングアナが「安藤選手、会場にいましたらリングに来てください。」と再三、言っても出てこないので最終的には「安藤選手の失格とします。」となったのだが、楯岡がリングを去るときに入場してくる。「こんなこと、あっていいのかよ」とも思ったが、結局試合は行った。
入場を遅れた安藤にはロストポイント1の状態で試合はスタート。安藤はパスガードしたり、攻勢だった為に結局ドローとなった。しかし、金払ってんだから、段取りはしっかりしてほしいもんだ。

U系柔術オフィシャルダブルバウト
○福田正人・萩原光(韮崎高校OB柔術クラブ)(腕十字)太田正則・松隈純×(東京リオ柔術クラブ)

なぜかタッグマッチ。韮崎のコンビはタッチワークが巧みであったが、東京リオの飛行機投げはお見事。最後は飛びつき腕十字でフィニッシュ。これまでの試合がだるかったので会場はちょっとヒートアップしてた。

ここで5分間の休憩。その後、これ以降の選手全員の紹介。ドライアイスでスモークを炊こうとしてたようだが、発砲スチロールに入ったドライアイスに水を注ぎ込んだだけなのでほとんど効果を得られず。

ライト級 オフィシャルバウト
×館 智仁(フリー)(チョーク)高津十樹○(入江部屋)

入江部屋で最後の生き残りという紹介で登場した高津。私は入江部屋自体よくわからないのですごいことなのかわからない。しかし、今日の試合を観た限りではすごいことなのかと思った?
試合はバックを取った高津が冷静にチョークで極めた。

ミドル級 グラップリングバウト
宮路 功(IMN)(引き分け)小池秀信(フリー)

この日、会場にいて唯一知っている格闘家は入江と小池のセコンドにいたグラバカの三崎だった。この会場で沢山、興行すれば少しは知ってる選手がくるかもしれないので継続して欲しいと切に願う。
打撃なしのルールであったが、なかなか見ごたえはあった。今までと違いレベルも高いものであった。宮路はタックルを切ってからのバックへの回り方が早い。この動きを数回見せ、会場は盛り上がるかと思っていたが全く盛り上がらない。終盤、小池がガードの状態から三角絞めをトライ。一度は返されて、サイドポジションになるが、それを跳ね除けて再度、ガードから三角絞めが今度はちゃんと極まる。いい感じで極まっている状態で終了。今までのなかではなかなか良い試合だった。しかし、ゴングがないので試合が終わったって感じがしないので後味が悪い。

荒井修(時間切れ引き分け)維新力

荒井は「プロレス界の裏ガチンコ王」という紹介。「なんだよ、そのニックネームは」と笑ってしまった。維新力はあんまり元気なさそう。試合はUWFテイストのプロレスだった。5分間なので、時間は短く感じるだろうと思っていたがやたら長く感じる5分間だった。ぬるいローキックとか見せられれば当然だ。途中、維新力のツッパリから串刺しラリアットというスポットに歓声が上がるもお遊戯のようだった。オバちゃんがしきりに荒井を応援してるところにちょうど前にいたラウンドガールが「こんなのヤラセなのに、野次なんか言ったってしょうがないのにね」と喋ってた。それは言っちゃいかんだろ、主催者側なんだから。

ここでアサタクという「キャラドル」が2曲ほど歌を披露。イザムを安っぽくした感じである。ちなみにイザムはこのZ-ZONE近くの高校の出身である。その後にeye'sなる二人女性ボーカルユニットが3曲披露。関係者しか聴いてなかったんじゃないだろうか。

セミファイナル ライト級暫定王者決定戦
町田生五月(烏合会)(引き分け)佐藤 力(エボリューション)

一応、王座決定戦ということで国歌斉唱。試合開始前に歌ったオジサンが熱唱。ちゃんとタイトルマッチ宣言もしていた。試合はグランドでの攻防はほとんどなく、スタンドでパンチの応酬をした後お互いがコーナーに詰め寄って膠着が延々続いて終了。結局、ドローなので、タイトルは保留のまま再戦とのこと。何回やっても同じなんじゃないだろうか。

メインイベント 
○入江秀忠(キングダムエルガイツ)(ポイントアウト)向山嘉紀×(キングダムサテライト)

アップセットマッチということで、確か一回でもロストポイント入江にあると向山の勝利?というルールらしい。マイクの音が小さいのでルール説明が聞き取りにくい。私は最前列なのに聞えないから、相当小さいというのがおわかりになるだろう。入江はタオルで顔全体を覆って入場。メインなのにこんなに盛り上がってないのは初めてだ。試合は実力差がありすぎて、あっという間に終わった。最後は腕ひしぎの状態でロープをつかんだ向山がポイントアウトで負けらしいのだが、レフェリーは気付かず、入江が「ポイントアウトでしょ!」とレフェリーにアピール。中途半端に試合は終わっちゃった。

ここで入江のマイク。「脱退などあって苦しかったが、スタッフや選手にはかならず僕が幸せにします!あと、前から言ってるグレイシーの件ですが、何回か交渉した結果、ホイスとは対戦の承諾を得ました!金額とかいろいろ問題がありますが、必ずやります!あと、ヒクソンとは決まっておりません!マスコミには対戦の確率は1%と言われました。しかし、一つだけ実現する方法があります。アメリカに行きます!キングダムの先輩、安生さんのように直接、道場に行きます!アメリカに行って道場破りをし、UWFの、プロレスの借りを返しに行きます!」

普通ならこのマイクに「おぉ〜!」という、どよめき(笑い)があってもいいはずなんだがまったくと言ってなかった。なんとなくシラ〜ッとしていた。この反応は予想外だったんじゃないだろうか?少なくとも私には予想外だった。

総括
運営からなにから段取りが悪く、出来の悪い文化祭のようだった。選手入場曲が最初で途切れることが数回あったし、ゴングがないので締まりが悪い。試合した選手でもゴングは?という表情が維新力を含め多かった。別にゴングじゃなくてもいから口笛とかべルとか用意してほしかった。

もしかしたら明日観戦予定のPRIDEより面白くなるんじゃないだろうかと大きな期待をしてしまった自分が恥ずかしい。PRIDEと比べるほうがおかしい。まぁ今回はZ-ZONEのこけらおとしなのでしょうがないのかもしれない。次はランバー・ソムデート吉沢が参戦するようなので一応、楽しみである。この地域はなかなか格闘技興行が行われないので定着することを願う。




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