日本が燃えた夜の片隅で--DDEPトーナメント
■団体:DEEP2001
■日時:2002年6月9日
■会場:デイファ有明
■書き手:グリフォン (ex:Gryphon’s MMA HP

戦績フォームは品川さんの記録を借りたことをお断りします。
3時興行とあって、ゆりかもめも結構座れてわるくありませんでした。


○荒牧拓(P's LAB横浜)1R3分36秒 腕十字 宮川博孝 ×(チームアライアンスGスクエア)

途中からみました。前の席に「どっちが高阪の弟子ですか?」と聞いたらおやおや、やられてるほう。
まあ、数年の歴史があるLABとまだ1年にもなっていないGスクエアじゃ弟子の成長具合に差があってもおかしくない。
完勝です。


△築城実(P's LAB東京) ドロー 出見世雅之△(RJW/CENTRAL)

rJwタックルテイクダウン、LAB決まらないフロントチョーク、はずれた後膠着、ブレイク・・・の繰り返し。とくに書くこともなし。



○村浜天晴(ワイルドフェニックス) 2R1分23秒 骨法堀辺締め 星野勇二×(RJW/CENTRAL )

上になって、順当勝ちかと思いきや大逆転でした。しかしこれ、どうやったら決まるのかなあ。
ちなみにこれが正式名称のはずです>ナントカ締め



上山龍紀○(U−FILE CAMP)判定  ×梁 正基(スタンド)

梁は、フットワークも使わず、どかんと一発パンチをぶちこむのを狙うが、細かいカウンターを入れながら自分の有利な位置をキープする上山に順当な判定負け。スタミナもなかったしね。
そもそも彼の所属「スタンド」はジムとか道場じゃないよね?おそらくスパーリングパートナーも、日々の練習で彼を追い込むトレーナーもいないんじゃないかな?
そういう環境に身をおけば大化けすると思うけど、それも当人の選択だからしかたない。



○窪田幸生(パンクラスism) 判定  久松勇二(TIGER PLACE)X

久松の急所攻撃でインターバルをおいての結果。
もともと窪田は、なんでこのトーナメントに入ってるのかと言われるとだれも答えられない。
DEEPではあくびの出るようなだるい試合を上山と2回もやり続け、坂田にも急所のダメージがあったとはいえ救急車送りにされたわけだから、もうだれも期待してないわけで。
でも出る以上はがんばってほしいと思ったら、坂田戦に続いて急所だよ。なんでまた。
これはお気の毒だが、あきらかにダメージは残っているのに棄権せず再度戦うは素直に賞賛。
戦い方も、減点なしでも判定勝ちか、というほどうまくやっていました。



○石川英司(パンクラスGRABAKA) 判定  長南亮×(U−FILE CAMP)

いつもの(最近の)石川です。倒してバックとって、ガードはパスを狙って・・・でも一回、マウントを取る寸前をリバーサルされてたな。
しかし菊田のアドバイスってすごいねえ。あの通りにやれば、力は5倍くらいになるんじゃない?



○伊藤崇文(パンクラスism) 2R1分54秒 チョーク 日高郁人×(フリー)

日高は私見たこと無いが、覆面してるの?そういうのかぶって入場。伊藤はおなじみ野球帽ギミック。
さて、二人の友情物語は重々承知しているが、いざ本気でVTであいまえるなら、伊藤が秒殺しなきゃ話にならんでしょ。
そのジレンマを抱えつつの試合だったが、伊藤は終始圧倒して最後は日高を落としたものの、日高のねばりで2Rにもつれこむ。
これを日高健闘というか、伊藤の極めが弱いというか、友人同士のVTはやっぱり遠慮が入ると解釈するか、それは人それぞれ。
両者の試合後の、涙声でのマイクはやっぱり感動的でしたよ。
スポナビの日高の「負けたことが悔しい」もよかったしね。



上山龍紀○(U−FILE CAMP)   延長1分44秒チョーク ×村浜天晴(ワイルドフェニックス)

この日のベストバウト!!飛びひざで追い込み、なんどもチョークに入る村濱は、1Rは完全に取った。「よーし、2Rは守れ、守れ!!」と声援を送った小生ですが、祈りも通じず2R、せっかくのインサイドガードからアキレスに入る村濱。案の定そこから上になられてスタミナ奪われてやんの。
それでもやるのが「芸人魂」なのか。でも今回ぐらい安全策とってもバチあたらなかったろうに。



ダレン・ウエノヤマ○(ハウフ・G柔術アカデミー) 判定 דランバー”ソムデート吉沢(M16)

細いなダレン、と思ったら体重オーバーでイエローから始まるダレン(笑)。でも、その後は初期UFCのように打撃をくぐっては組んで倒しの展開。その後の極めを防ぐランバーも凄いんだろうけど、「テイクダウンは、タイ式首相撲で簡単に防げる」「タックルを防いだ後に膝が襲う!」だの、ゴン格も格通もさんざんあおったから、等身大の見方ができず失望する。
とはいえランバーもいい選手なので、マッチメークの妙を期待したいところ。ボクサーあがりvsランバーとか。でもランバーの体重にあうやついねえか。




窪田幸生○ 判定 ×石川英司

また窪田に金的だ(笑)。と書くと(笑)は不謹慎だと言われるだろうが、もう笑い話にしなきゃしょうがねーつーか。うめき声がこっちにも聞こえる。

なんで?なんでまた彼だけ?
つーかDEEPにパンクラス横浜勢が出るとこーなるの?
窪田の的がそれとも大きいの?
ところでこの後。はっきり言うとどうあつかうべきかDEEPトーナメントの規定なかったんでしょ。
協議につぐ協議で、けっきょく窪田がやったからよかったものの、格闘競技的にはこれでいいのかな。
その後、石川が圧倒してもレッドカードの減点で窪田。それも不合理と言えば不合理。

窪田の回復を待つため、急遽10分休憩。
ここで関係者入り口近くをうろうろしてたら、主催の佐伯さんが
後ろからぶつかってきて「失礼」と言われると言う栄誉を得た。
思わず笑ったのは、普通手とか頭からぶつかるのを、佐伯さんは
正真正銘ハラからぶつかってきたんよ(笑)。まさにふとっぱら!!!




MAX宮沢○(荒武者 総合格闘術) 1R3分23秒 KO ×和田良覚(リングス・ジャパン)

「奥様が美人」という衝撃の事実が発覚した和田さん。相変わらず声援は多い。残念だったのは、今回はUインタとリングスの選手ぞろぞろと、一部で言われてた「Uのテーマとリングスのテーマの合体曲」がなかったこと。
MAX宮沢、和田さんに一歩も引かず、上になってなぐったり冷静に相手のパンチのカウンターを決めたり。お見逸れしました、いろいろ失礼しました、ついでに久保田も美人だ(?)。
宮沢選手はよかったね。といってもこれで次の試合がみたい、とかじゃないけど。
和田伝説は、2試合あそべたからまあ店じまいのしごろでしょう。次に廣戸さんが出るとかはありえないしさ(笑)。でも、「寝技でもすごいんだよ、和田ガードとか和田式柔術とか」「パワーアキレス、パワーアームロックでみんなタップしてんだよ」というグラウンド伝説は何だったの?

・・・それを確認するため、コンテンダーズがオファーする、これでどうよ???VTは打撃の大ぶり、単発を見る限りきついけど、そっちは見てみたくない?




○上山龍紀 2R48秒 アンクルホールド 石川英司(窪田棄権)×

やっぱり棄権じゃん!!
でもここは窪田の頑張りのおかげで、競技的には筋の通ったトーナメントになった。
石川選手のモチベーションは低下したのは
事実だが、まあそれも本人の責任。
無敵の菊田アドバイスも通じず、上山が最後に一本勝ち。
会場のかなりを閉めるU−File会員や、なぜかいたチャイナドレスやミニスカポリスの女性も大歓声でした。

パンクラスでの戦績は、ジャッジの判断基準なども完全に考慮して考えだされたグラバカ戦法が、どっからでもおかまいなしに関節を狙うU的ムーブに完全に勝つような構造が完成したからだと思っていたけど、石川に上山が一本勝ちしたところで、まだまだ勝ちうるんだと反省した次第。
本来なら、パンクラスismがこうやってグラバカに勝たなきゃいけないとこでしょ?というかグラバカの一本負けは郷野−近藤戦、関節でタップを奪ったのは美濃輪−佐々木戦にまで遡らなけりゃいけないでしょ。なにやってんだって話。
とはいえ、上山は単なる博打的ムーブで足関取れたわけではない。石川のタックル、がぶり、バックを取る動作、やられるとしても、すべてに対し対応が他の選手より早かった。まあ窪田は急所のダメージがあったとはいえ、相手の足掛け、タックルはすべて成功させてしまうのがIsmのイズムか?と小一時間問い詰めたくなる今日この頃だからね。ISm選手は、たまにはグラバカのタックル、外掛けを切り返してほしいよ。


というわけでちょっと判定も多く、参加選手もふくめやや地味な興行でしたが、まあまあ締まりました。次は9月。

最後にこの夜、興行が終わった後PM8;30から日本-ロシアのサッカーW杯が行われ、日本が歴史的な初の一勝を挙げたことを記録しておいたほうがいいでしょう。
東京の町中には、夜中まで騒ぐ応援団の姿がありました。




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