速報観戦記
■団体:全日本
■日時:2002年6月9日
■会場:ZeppTokyo
■書き手:愚傾(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

6/9 全日本 BAPE STA! PROWRESTLING ZeppTokyo大会速報
かつて修斗が導入し、そして宇野薫商店が受けついだ「Tシャツ興行」という
カルチャーがついにプロレスにも導入された!
というわけで手前もTシャツ目当てで有明まで行ったんですが、
試合前に売り出されていたのは全日本のロゴである日本地図に
APEカモを配色したもの。
なんかイマイチだったので試合後に売り出される別パターンに期待することに。

試合前に全日本としては異例の選手入場式が。
全試合終了後に売り出されることとなるAPEMAN−Tシャツを全選手が着用。
手前もファッションにはそこそこ興味があるほうだと思ってますが、
よもや嵐や荒谷といった人たちがNIGOデザインの洋服を着る姿を
目にする日が来るとは考えてもみませんでした。
これだけでお台場くんだりまで行った甲斐があったというもの。

小島の挨拶
「それではBAPE STA! PROWRESTLING、イッちゃうぞバカヤロー!」
第1試合 トリプルスレット・マッチ
保坂秀樹
vs
土方隆司 
vs
宮本和志×

(7分52秒 逆さ押さえ込み)
トリプルスレットなのに土方と宮本が手を組んで
保坂と1vs2の構図を作ったり、
三人同時にロープエスケープ、これをレフェリーがロープを
蹴ってブレイクさせたりと、なんだか取ってつけたようなお笑いムーブ。
そういうわざとらしい演出じゃなくて、もっと宮本のひたむきさに
焦点を当てるような試合にしたらどうかと思ったが、まぁ結果論か。
そこそこウケてたみたいだし、これはこれで可なのかも。
第2試合
 奥村茂雄
×本間朋晃
vs
荒谷信孝
平井伸和 

(20分07秒 ムーンサルトプレス → 片エビ固め)
前座試合にあるまじき白熱のキックアウト合戦で客席大盛り上がり。
まさかこの試合がこの日のベストバウトとなるとは思ってもみなかった。
これだからプロレスというのは難しい。手前もまだまだ修行不足。

試合とは別に個人的にツボにハマったのが場内で配布された
ラジオで聞けるミニFM放送での実況&解説。
「(この中で贔屓にしてるのは)本間選手ですね。
前の団体にいるときは体を削って頑張ってたし。」
「ボクが言うのもナンですが、本間選手は前の団体に
いたときのほうがイキイキしてた
なぁ、と。」
とはゲスト解説のNIGO氏。
やっぱりプロレスの解説は「慣れてない人」にやらせたほうが
絶対に面白い。NIGOマンセー! 乙葉バンザイ!

しかし、この中で一番、歓声と試合後の拍手を集めたのは
誰あろう本間だったものだから、やっぱりプロレスは難しい。
第3試合
長井満也
vs
×

(3分41秒 ヒザ十字固め)
入場式とは打って変わり、普段通りに「WAR」のTシャツを着て
リングインする嵐。世の中広しといえども、「APEからWAR」という
無茶な衣替えをする人などこの人の他に誰もいないでしょう。
試合は「足からバイ菌が入ってる」という嵐が長井のヒザ十字の前に
あっさりタップ。蹴りと張り手の応酬がそこそこ見ごたえがあっただけに
ミニFMで武藤の解説を聞いてなかった人には
ずいぶん奇妙な試合に見えたんじゃないだろうか。
セミファイナル
 ケンドー・カシン
×宇野薫
vs
カズ・ハヤシ 
ミスター・プロブレム

(9分04秒 腕ひしぎ逆十字固め)
当日発表ということになってたそれぞれのパートナー。
なにより驚愕なのは宇野薫の参戦(カード発表時、場内一斉にどよめいてた)。
NIGO氏は決して宇野を見捨てたわけではありませんでした。

カシンの偽者キャラ「ミスター・プロブレム」もいい味だしてた。
といっても、普段カシンがやってることをそのままやるだけなんですが。
中身は松井大二郎かな?

それよりも、とにかくこの試合は宇野に尽きます。
マイケル・モデストばりの倒立雪崩式フランケンなんてのを見せられたら、
もう「遊び」や「バイト」といった感覚でプロレスやってなろ、とは
とても言えません。

シュートに飽きたらこっちおいで。>宇野
メインイベント タッグマッチ 60分1本勝負
 小島聡
THE APEMAN
vs
安生洋二 
愚乱・浪花×

(15分43秒 雪崩式スイングネックブリーカー → 片エビ固め)
カンクーン・トルネードまでやってみせるAPEMANの正体は
一緒に観戦してたタカハシさん曰く「ジミー・ヤンですね」とのこと。
小島は初めて自分がプロモートする興行ということで若干固くなってたかな。
よくも悪くもフニャフニャな安生と浪花の柔軟さに助けられたんじゃないですかね。

試合後のマイク
「本日はワールドカップ(日本戦)の日に、わざわざお越しいただき、
ありがとうございました。
次回も皆さんの要望があれば……『行っちゃうぞ、バカヤロー!』
ありがとうございました!」
思ったほど「APE率」が高くなかった今大会。
APEファンと全日本ファンの比率は手前の見立てでは7:3くらいか。
予想では9:1くらいでAPEファンだろうと思ってましたが。
ともかく面白かったですよ。
なんといっても興行のテンポがよかった。
Zeppの音響システムがそう感じさせたのかもですが、
前の試合で選手がはけてから、次の選手のテーマ曲が鳴るまでの
つなぎの「間」が抜群に良かったんじゃないかと。
あとはお客さんのノリがとにかく良かったですね。
大穴と思われた第二試合での盛り上がりが最後の最後まで
持続したのが今回の勝因じゃないかと。
ミニFMでの実況解説も手前は「全面的に肯定」です。
でも解説は武藤以外にやらせちゃいけないような気もしますけど。
渕とかじゃぁダメ。川田なんてもっての他。

ともかく、満足させてもらいました。
全試合終了後に販売開始となるAPEMAN−Tシャツを
買うために試合もみずにずっと並んでた転売屋どものおかげで
お目当てのTシャツが買えなかったこと以外は。
今大会の画像及び選手コメントは こちら! 
report by 愚傾



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