速報観戦記
■団体:新日本
■日時:2002年6月7日
■会場:日本武道館
■書き手:愚傾(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

6/7 新日本 BATTLE ZONE 6.7 日本武道館大会速報 18:00 Start
第1試合
ブルー・ウルフ
 エル・サムライ
vs
井上亘×
柴田勝頼 

(7分24秒 片エビ固め)
金曜八時の「あのテーマ曲」で入場してきた柴田・井上。
後輩モンゴリアンにどんなシゴキを見せるかと思ったら
アルゼンチンの体勢から後ろに落とすヤツであっさり
フォールを奪われちゃいました。
第2試合 DDT提供試合
 佐々木貴
MIKAMI
vs
蛇影×
ポイズン澤田JULIE 

(14分39秒 スワントーンボム → 片エビ固め)
入場直後に「憎みきれないろくでなし」で蛇界ダンスを披露した蛇界転生。
野毛道場を夜逃げしたあの日、十余年後によもやセルリアンブルーのマット上で
ダンスを踊れる日が来るとは思ってもみなかったことでしょう。>ポイズン

個人的注目は先月のWEW川崎大会を欠場したMIKAMI。
初(だよな?)の一万人OVER興行でも普段と変わらぬ(いや最近は
見てなかったっすけど)ムーブを見せ、モノの違いを感じさせてくれました。
ライガーの「欲しい欲しい病」がまた発症したんじゃないかな?
第3試合 アルシオン提供試合
 baby・A
藤田愛
 玉田凛映
 吉田万里子
 大向美智子
vs
バイオニックJ 
ファビーアパッチェ×
noki−A 
GAMI 
ライオネス飛鳥 

(19分02秒 ファイヤーバードスプラッシュ)
藤田の「着地音の聞こえないトンボ返り」やbaby・Aの四回転ロザリオで
「アルシオンってこんな凄い試合やってるの?」と思ったのも束の間、
やはり「10人タッグ」という無茶な方法論が破綻をきたしたのか
中盤からはダルい展開に。早よ終わって欲しいとつくづく思いました。
noki−AとかGAMIの出番がもっと多かったらまた違った
感想を持ったと思うんですけどね。
第4試合
西村修
 安田忠夫
vs
後藤達俊×
ヒロ斉藤 

(2分21秒 グラウンドコブラツイスト)
安田にはこのまま「遅刻王」路線をひたすら突っ走ってもらって、
そして「遅刻」という行為に市民権を与えて欲しいです。
そうすれば遅刻魔として名高い愚傾みたいな人間も肩身の狭い思いを
しなくて済むようになるはず。
第5試合
×カレーマン
 タイガー・マスク
 田中稔
 獣神サンダー・ライガー
vs
外道 
ブラック・タイガー 
AKIRA
金本浩二 

(12分36秒 STF)
T2K(というか金本)は試合を終えたばかりの大向と藤田愛を従えて入場。
パンクラスの若手に飽きたら今度は新日ジュニアか!>アルシオン
正規軍はフジTVでPRIDEが放送されるときのテーマ曲(rage against the machine)で入場。
カレーマンのカレーダンスで場内ノリノリ。
獣神とミノルもノリノリ(勿論ノリノリ姿が似合ってないのは言うまでもない)。
カレーと四虎の動きが目を見張った以外は特に語るべきこと無し。
第6試合
吉江豊
vs
藤田ミノル×

(6分16秒 バックハンドブロー → エビ固め)
海外でたった一人でやってきただけあって「体で喋る」ことを覚えた藤田と
「体で喋る」という能力が致命的に欠落してる吉江。
藤田が攻められるだけ攻められたあと、一瞬のスキをついて丸め込んでピンという
展開だと思いきや、そういう気配すらせずに最初から最後まで藤田が
圧倒されつづけたまま、あっけなく終了。
どうやって次につなげるの?
第7試合
×成瀬昌由
vs
バス・ルッテン

(6分37秒 ハイキック → TKO)
リングスファンが座り小便しそうなほど感動的なムーブが見られた試合。
いきなりフロントチョークで成瀬を絞め落とさんばかりのスポットを
見せたルッテン。それをすかさずパスしてマウントを奪う成瀬。
そこから潜り込んで下からの三角絞めを狙うなど、リンオタとパンオタが
会場にいないからって好き勝手に暴れる両者。
本当に凄かったのはここから。
ルッテンの蹴り足を掴んで「前田直伝」のキャプチュードが炸裂!
そして「ハン直伝」のクロスヒールホールドも炸裂!!
そうしてルッテンからロープエスケープを奪うサマはまさしく前田への恩返し!!!
そして極めつけは、あの有明コロシアムでの伝説の技、
「ハイキックを掴んで裏アキレス腱固め」で
前田vsゴルドーを彷彿とさせる!
この親孝行者!!>成瀬
最後はバックスピンキックからの右ハイでルッテンにきっちり負けるあたり
「外敵に優しい」新日イズムをサラリと見せた成瀬に乾杯。
第8試合
×棚橋弘至
 鈴木健想
vs
スコット・ノートン
蝶野正洋 

(11分55秒 ジャックハンマー → 片エビ固め)
紫ベースの気色悪いロングタイツに長髪の健想。
外見のインパクトは増したが動きのインパクトはショボくなる一方。
老獪な蝶野、タナケンの良さをまったく引き出さず。
戦塵の谷へ落としたのか。それとも健想のことが大っキライなのかは謎。
セミファイナル
×中西学
vs
高山善廣

(17分50秒 左ヒザ蹴り → 片エビ固め)
試合前はどうなることかと思われたが、終わってみれば今日のベストバウト。
試合前から「ジャーマンスープレックス」に焦点をあわせ、
「どっちがジャーマンを打つか」で試合を盛り上げてみせたのは
アングルから展開まで含めてお見事。
中西の目指す方向性は「ストロングスタイル」というよりは、古きよき時代の
外人選手に近いか。アイアンクローとか出してたし。
故ジョージ・ゴーディエンコに近いスタイルなのでは?
いや見たことないですけど。
メインイベント IWGPヘビー級選手権試合
(王者)
永田裕志
vs
(挑戦者)
佐々木健介×

(22分44秒 バックドロップホールド)
セミもそうだけど、特筆すべきは殆どロープワークが無かったこと。
ラリアットとかを打つときに反動を利用することはあっても
相手をロープに振るというのはまったく無かったと記憶してます。
永田の場合、安田との二連戦ではそれが上手くハマったものの、
今日の相手・健介ではさすがに荷が重かったか。
最後のバックドロップホールドが見事な曲線を描いてた以外は
ちょっと語るべき点が少ないかな。
ちなみに健介、試合後にバックステージでタナケンコンビに小声で
「(ベルト獲れなくて)スマンかった」
とポツリと一言漏らしたそうな。
永田にも謝ってやれ。>健介

客入りは上座を入場ゲートで隠した上で八割くらいか?
平日、しかもメインが健介というマイナスすぎる要素を考えれば
健闘と言えるかな。
G1へ向けての「繋ぎ」として、点ではなく線となる興行では
あったと思います。
そしてもう一つ重要なポイントがDDTとアルシオンに「約20分」も
試合をさせたこと。
このあたりの気配りが蝶野外交術のポイントであり、今後の新日本の
動向を占う手がかりとなることでしょう。
今大会の画像及び選手のコメントはこちら!
report by 愚傾



本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ