蹴球vsプロレス 勝ったのはどっち?
■団体:大阪プロレス
■日時:2002年6月1日
■会場:デルフィンアリーナ
■書き手:ノリリン(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

訳あって土曜の午後大阪で暇が出来たので、大阪新名物大阪プロレスを見に行くことにした。近畿日本ツーリスト・『大阪ホテルプラン』のオプションにUFJに並んで、堂々と大阪プロレスがリストアップされている。これじゃ行かざるをえん。

デルフィンアリーナはフェスティバルゲートの2階にある。フェスティバルゲートは大阪天王寺動物園横の総合アミューズメント施設で、ジェットコースターやメリーゴーランドのある遊園地、4本の映画のかかる映画館、ゲームセンター、Tシャツや安物のメシ屋などが入った8階建ての建物で、今は土曜の昼過ぎに行くとゴーストタウンだ。8階の展望レストランは閉鎖し、テナントは半分くらいしかはいってない。客はまばらでとても土曜日の午後とは思えない。フェスティバルゲートは死に掛かっている。
儂は3時から7階の映画館で話題の『少林蹴球』を見た。インディースポットをCGで無理矢理サッカーにしたような映画だった。リアリティーはともかくとして、とても面白かったが、問題はこんなのを見た後でプロレス見て大丈夫かいな?ってことだ。
しかし、ま。大阪プロレスは3年前に岡山に来たときは面白かったし、闘竜でも日本で最高のプロレス団体のように書かれている。大丈夫に違いない。

デルフィンアリーナは小さい。しかも一番高い指定席はスクリーンを見にくい。会場内に段差がある。などなど、訳の分からない構造になっている。大体200人くらい入る会場だ。会場入りすると全員が6/29高砂大会のパンフを持たされている。会場はほぼ満員だが、身内率高し。身内が身内にパンフを配って餓死寸前のタコか?というツッコミはぐっと抑えて闘竜の殿に挨拶。パンフを買うが、さっぱりストーリーがわからん。あるだけ無駄。闘竜を読めと言うことか?>デルフィン

席に座っていると練習生がやってきて、真剣な目でクラッカーを買えと言う。100円で1ヶ、200円で3ヶ。『客が200人、平均3000円として60万円』と計算すると不憫になったので1000円で3ヶ買った。 『何時使うんだ?』と聞くと、『食いしん坊仮面が入場してコールされるときです』という。この子はおかしな子でリングに投げ入れられた紙テープを必死の形相でかき集めるからかえって目立ってしまう。リング外で観客に選手が当たるのを防ぐのも真剣すぎて動きが大袈裟だ。お前主役かい?。誰かなんとかせいよ・・・ともかくな、名前は知らんが儂はお前をゆるさん。

6時頃試合開始。タッグトーナメントで優勝したばかりのデメキンが挨拶。よく聴こえない。
chuchuという女の子6人組が登場。踊りながら歌を歌う。こういうメンバーがいると営業に都合がいいんだろう。ミニスカにルーズソックス。この格好だと、しかしヘルス嬢にしかみえんな。タイガースマスクはリング下で腹筋する振りをしてスカートの中を覗いていた。
ポイントのよく分からないFLUxxxのスクリーンプレイがあって試合開始。臨時ニュースとしてinfinityがFluxxx離脱と流れる。

第1試合:ビリケンキッドvs福田
まだキャラを与えられてない若手の練習試合。どういったらいいか・・・デメキンの挨拶やスクリーンプレイの前にやった方がいいんじゃないの?試合の方はまだどうのこうの言うような段階のものではない。

第2試合:えべっさん・オリエンタルvs村濱・ミラクルマン
中小企業の守り神えべっさんが笹を振りながら賽銭を集めて入場。儂のオヤジも零細企業だから1000円入れておいた。しかし守り神はフェスティバルホールにこそ必要かも。えべっさんの入場はいいね。福々しいマスクとせこいおっさんの声も好対照でいい。村濱は歌麿の模様のトランクスで入場。突っ込まれる。
試合の方は殆ど大阪プロレスを見ることのない儂でも見たことのあるお笑いスポットがはさまれて展開。最後はフィニッシュに入ったえべっさんが『ブレンバスター』とアピール。すると何の前触れもなく村濱がブレンバスターに切り返してフィニッシュ。これは面白かった。試合後オリエンタルが日本語で挨拶すると、えべっさんが『僕、父ちゃん病気、母ちゃん病気。ギャラ500円。パスポート社長に取りあげられてます』と通訳。これも面白かった。

第3試合:タイガースマスクvsスペルデルフィン
どうやらこの前タイガースマスクは初勝利をあげたらしい。『今のワイは目覚めたんじゃい。誰でも来い、殺すぞ、はっきりいうて、殺すぞ』とマイク。するとデルフィンが登場。泣きを入れて謝るがダメで試合開始。タイガースマスクの試合を初めてちゃんと見たが、やられっぷりはいい。将来性があるかどうかはわからんが、やられっぷりがいいというのはいいことだ。試合の方は他に印象なし。しかし、ベタだな。デルフィンじゃなくてカルトが出てきてもベタなことには変わりないが・・・ここは一番、レスラーじゃないただのヤクザとかヤンキーとかが出てきてボコボコにされるという方が面白かったのでは?

第4試合:Gamma vs 橘
フランソワは大阪プロレスのレギュラーを卒業して東京でタレントの仕事を増やすそうだ。試合の前と後に挨拶。橘をノビさせておいて、Gammaとフランソワは腰掛けて記念写真を撮りながらフォール。フィニッシュは面白かった。

休憩
大阪プロレスせんべいを買った。1000円。

セミファイナル:ブラックバッファロー・ツバサ(Infinity)vs シュウ・かわしまケンゴ
まあ、試合はおいておいてと、黒近鉄は少ししゃべりがイタイ。Fluxxからの離脱を表明すると、Gammaが入ってきて、『考え直せ、まだ俺たち話し合ってないじゃないか。今日のところはひとまず保留と言うことにしておいてくれ』というと、『分かった、ひとまず保留ということだな』と握手。明日の興行の都合があるのは分かるけど、ヒールが『話し合』ったり、『ひとまず』したり、『保留』したりしていいのか?まあ、ヒールとしての性格がそうならいいんだが、大阪プロレス初心者の儂としては疑問が残る。ケンゴは太りすぎ。

メインエベント:デメキン・食いしん坊仮面 vs Qualt・Magma
食いしん坊仮面が入場、続いてデメキンが入場するとカルトとマグマが奇襲して試合開始。おい、このクラッカーどうすんねん!?
開始早々、デメキンは足を痛めたようだが、それがひびいたかどうかは不明。
試合はデメキンがいいとろなくFluxxにやられて終了。

セミとメインに関しては2試合のトーンが同じすぎ、動きがどたどたしすぎ、レフェリー指示出し過ぎ、有り体に言って単調だし、目新しいスポットはないし、一瞬次の動きに迷うし、取るべきものがない。これじゃあ最悪の時の新日をサイズダウンしただけのものだ。

儂には思うところがある。WWFはアジアツアーで3試合まるっきり同じ事を繰り返して帰っていった。誰も不満はない。吉本新喜劇では同じ芝居を小屋で2週間から4週間して完成した頃TVにかける。
大阪プロレスは、毎日TV中継がある訳じゃないし、新聞が毎日ストーリーを追ってる訳じゃない。だから土日とストーリーを展開させる必要はないぞ。 木金土日と同じ中味で4連戦くらいして、通は動きの固まってない木金をみて、一見は動きがまとまって間がよくなった土日に見るという振り分けをしたらいい。
そうすれば前後の試合とのバランスを調整できるし、動きもスムーズになるし、レフェリーも指示を減らせるし、単調になった部分を変えられるし、スポットを追加する暇があるし、ダンドリもよくなる。 面白くなるに違いない。




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