5・11NEO
■団体:NEO
■日時:2002年5月11日
■会場:北沢タウンホール
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 この日、アルシが有明、OZが zepp で興行があり、さすがに動員があまりよくない。北沢タウンホール6割程度だろうか(発表150人)。

第1試合 チェーン・デスマッチ
○タニー・マウス、宮崎有妃(10:26チェーン絞首刑)アキュート冴(JWP)、×仲村由佳

 アルシオン山縣優解雇をパクリ、通算3度目のNEO追放となった冴。しかし強行出場をもくろみ、5・5板橋大会でグレース浅野レフェリーを人質に、試合を組むことを強要。積もり重なった遺恨はチェーンデスマッチで晴らされることに。

 『5,6,7,8』に乗って先に入場してきた冴・仲村。プラスティック製のオモチャのチェーンで各々の手首をつないだまま踊る。そう、今回のルールは、パートナー同士がつながれるというもの。
 対するNEOマシンガンズ、Tシャツを着たままチェーンを装着してしまい、脱げずにそのまま試合。

 序盤は、両チームのチェーンがすぐにこんがらがってお互い身動きがとれなくなってしまい、いちいち動きを止めてほどく、というネタを繰り返す。ちょっとダレ気味だったが、ふいに冴が自らのチェーンを外してタニーに付け替えてしまう。これで冴は自由の身。さらにタニーがつけていたチェーンを甲田社長の手首に! 以降、宮崎はミサイルキックやムーンサルトを出すたび、甲田社長を叱咤し引き連れて、ロープをくぐりポストへ上がり、ということになってしまった。これが面白かった! この試合はこのアイディアに尽きていた。
 フィニッシュも、甲田さんが付けたチェーンを冴・仲村の首に巻きつけ、社長を重りにして何度も何度も投げ飛ばすことで首を絞める、というかたち。

 敗れた冴のマイク、またも無し。淋しい…
 マシンガンズの勝利者インタビュー、興行がカチあっていることを踏まえて「きょう来てくれたお客さんは、ほんとのNEOファンだと思います」いや〜僕はほんとのNEOファンかどうか…(照)

第2試合 30分一本勝負
○椎名由香(5:51スリーパー・ホールド)×チャパリータASARI(フリー)

 5・3後楽園で古くからの故障部位である首を再度いためたASARI、短期ではあるが欠場明けの復帰戦。相手は同期椎名。昨年、椎名の2年半の長期休場からの復帰戦の相手もやはりASARI。以来3度目のシングル。
 さらにこの同じ日、政治的にASARIから剥奪されたWWWAスーパーライト級の、新王者決定戦がアルシ有明で行われているという状況(ASARI vs 椎名 の前回の対戦は、そのタイトルマッチでした)。

 試合は、飛び技や頭から落とす系の技がほとんど出ず、関節の取り合い、レスリングの動きが中心の、非常にキビキビしたもの。
 終盤までASARIの負傷箇所・首を攻めなかった椎名だったが、最後はスリーパーで。
 入門直後からずっと、ASARIに置いて行かれていた椎名、くわしくわからないですがひょっとしたら、ASARI戦初勝利だったのでは? セコンドのタニー、宮崎らとともに大喜び。

 仰向けにダウンしたままのASARIを心配そうにのぞきこむ椎名、下から抱きつくように椎名の耳元でなにかを告げるASARI。立ち上がり抱擁したままさらに言葉を交わす。

 NEOでは通常“裏切り者トリオ”としてヒールに勤しんでいるASARIだが、この対戦の前にはそんなこと関係なかった。
 同期っていいなあ。

第3試合 NJCブルーゾーン公式戦 
○井上京子(29:59掌底から)×元気美佐恵

 過去2年半、この対決は元気が4連勝中らしい。それまでのNEOジャパンカップの星取りは、○京子−三田×、○三田−元気×で、元気が勝てば3者同点。

 序盤、じっくりした力の比べ合い。がっぷり四つに組んで相撲を取る。互いの腹の肉をマワシに見立てて上手下手をとり、寄り合い。両差しに巻き替えた元気が寄り勝ち、ロープに押し込む。
 京子、元気の脚をたたんでダブルレッグロック、さらに腰の上に座り込み「動いてみろ!」。しかしまったく同じ技で攻め返され、ついでキャメルクラッチを食って、腰にダメージを負う。このへんから京子、半泣き顔のまま試合を続ける。

 中盤、元気がラリアット、ノド輪落し、さらにエプロンから場外へ奈落ノド輪を成功させる。つづく場外戦、マットを敷いていない場所でブレーンバスターを狙うが、京子が逆に投げ返す。
 場内に戻って、元気ゴアで反撃、京子ラリアットで敵を場外へ落とす。しかしここでまた反対に、元気が先のお返し、直接床へボディスラム、京子の腰をさらに痛めつける。このあたりの攻防、優勢がつぎつぎ入れ替わり、また迫力もあった。

 終盤はどちらも余力を出し尽くしヘトヘトになりながら大技を打ち合う。Gドライバーもナイアガラドライバーも返し合って、京子は「ハッ!ハッ!ハッ!」奇声をあげ地団駄を踏んでから走り込んでラリアットを繰り出す。冬木へのエールか。
 本当に時間切れギリギリに京子の勝利(ラリアットに見えたが公式発表は上記)。この日のベストマッチ。これでNJCブルーゾーンは京子の勝ち抜け。
 
メイン NJCレッドゾーン公式戦
○輝優優(JWP)(16:03垂直落下ブレンバスターから)×田村欣子

 レッドゾーンのそれまでの星取りは、○田村−下田×、○下田−輝×で、田村は勝てば勝ち抜け。この両者、昨年1勝1敗、新人時代から通算しても2勝2敗であるそう。

 自分のホームリングでは日向と抗争中、常に負傷している右肘を狙われ苦しんでいる輝、この日はこころなし伸び伸び・活き活き戦っているように見えた。どちらがまさっているか、予測のつきにくい一進一退の好勝負の結果は輝が制し、こちらのゾーンは全員が同得点で並んだ。

 ここで、翌日(12日)の決勝戦について甲田社長から発表。レッドの3人は全員が決勝進出。京子を加えた4人でトーナメントを行なうと。え??なんだか釈然としなかったが、それを除けば、この日の興行4試合トータルではたいへん満足しました。




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