速報観戦記
■団体:WEW
■日時:2002年5月5日
■会場:川崎球場
■書き手:愚傾(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

5/5 WEW 「WEW旗揚げ興行」 川崎球場大会速報 17:00 Start
晴天の川崎球場。
団体は潰れても「天気が味方する川崎大会」という
ジンクスは生き残った模様。
開場から客入れの最中にはWEWのマスコットとなる 「板ちょこ」というアイドルグループの曲がノンストップでかかる。
言っちゃ悪いがB級然とした曲調が早くも場末感を漂わせてたというか。
第1試合 オープニングタッグマッチ(20分1本勝負)
 ニセ大仁田
サン・ポール
vs
牧田理 
ハッピー池田×

(6分38秒 北斗原爆固め )
久しぶりに見る森谷さん以外は寡聞にして知らない選手。
一かけ二こすり三ポールといった駄洒落を飛ばす暇もなく
サン・ポールがハッピーをピン。
第2試合 新宿鮫愛と未練の十番勝負第十番(30分1本勝負)
×新宿鮫
vs
二瓶組長

(4分58秒 ラリアット → 片エビ固め)
惚れた女をヤクザから取り戻すために組まれた「愛と未練の十番勝負」、
最後の相手は自らがデビュー戦の相手を務めたという二瓶組長。
個人的にはセコンドについてた鴨居の長さんとの対決のほうが
見たかったのだが「十番勝負の何番目かで既に実現してる」
とのことでした。
途中でグローブをはずして殴りかかったりシャイニングウィザードまで
繰り出したりして一気呵成に攻め込んだ鮫だったが、
「受け」と「顔」と「地元ということで切符の義理売り」という三つの
凄みを見せ付けた組長に一歩及ばず。
しかし、任侠魂あふれる組長は十番勝負を最後まで闘いきった鮫の
男っぷりに心を打たれ、人質を解放&二瓶組に勧誘。
鮫はそんなことは関係なく人質との再会を喜んでました。
第3試合 異次元空間異色タッグマッチ(30分1本勝負)
דバイオモンスター”DNA
 怨霊
vs
ポイズン澤田JULIE
葛西純 

(10分52秒 キャトルミューティレーション)
ある意味、本日No1の好カードでは?と思わせる組み合わせ。
ポイズンのガラガラが浸透していたのには驚いた。
コール&レスポンスの量は葛西よりも大きかったんじゃないだろうか。
通じにくいと思われた呪文攻撃もキッチリきめ、 2度目のキャトルでDNAをタップアウトしたはいいが、
やはりというかなんというか最後は仲間割れ。
第4試合 WEWvsDDT(30分1本勝負)
 チョコボール向井
×NOSAWA
vs
高木三四郎
佐々木貴 

(12分11秒 真空飛びヒザ蹴り → 片エビ固め)
三四郎の入場時「FIREポーズ」を取る観客の多さにポイズンのとき同様
ビックリ。思いのほか浸透してたんですなぁ。>DDT
展開としてはチョコボが昭和子を駅弁固めにきってとったところ以外は
特筆すべきポイント無し。
ただ、久しぶりにみた佐々木が以前のハードヒットを忘れ、中途半端に
テクニックを見せるようになってしまったように思えたのが気がかりではある。
第5試合 全日本女子プロレス提供試合(45分1本勝負)
豊田真奈美
vs
前川久美子×

(8分56秒 クインビーボム → 片エビ固め)
大技で試合を組み立てる豊田と
蹴りで試合を組み立てる前川。
女子プロだけでなくプロレス界全体を見渡しても稀有な存在である
二人のシングルは見る側にも相当な体力を要するということを
今更ながら思い知りました。
第6試合 LLPW提供試合(45分1本勝負)
イーグル沢井
 風間ルミ
vs
立野記代×
ハーレー斎藤 

(10分14秒 片エビ固め)
いまからちょうど8年前、ときは「女子プロ対抗戦時代」真っ只中。
当時、FMWとLLPWは業務提携を結んでおり、場所も同じ川崎休場で
両軍の対抗戦がマッチメイクされました。
そのとき、LLPW代表として出場したのがイーグルと立野でした。
8年の月日を経てもなおトップどころの顔ぶれに変化がないというのは
物凄いことだと思いました。
休憩 〜 板ちょこLIVE 〜 冬木弘道引退セレモニー
去年、さんざん非難された「トイレの少なさ」は解消されず。
来年こそは改善されて欲しい。来年もこの川崎で興行が打てることを
祈りつつ、細かいイチャモン。

大会場のイベントには初登場と思われる「板ちょこ」。
挨拶で二回も噛んじゃイカンよ。
数年後に笑い話にできるほどの活躍を期待する。
バトラーツのマスコットだった「サウスポー」だって
川村ひかるという逸材を生み出してるんだから。
……ってこんな低い期待の仕方をしちゃいかんか。

「NOAHで盛大な引退セレモニーをやってもらったが、
やはり自分の団体でもセレモニーをやりたい」
という意向から組まれたこの式典。
先のNOAH主催引退興行には姿を見せなかった
ZERO-ONE田中が花束を渡してました。

改めて、冬木選手、お疲れさまでした。
第7試合 プロレスリング・ノア提供スペシャルタッグマッチ(30分1本勝負)
小川良成
 三沢光晴
vs
本田多聞 
井上雅央×

(16分50秒 バックドロップホールド)
入場時に大歓声で迎えられた三沢。
NOAHファンの手前でも「それはどうかと思う」といいたくなるくらいに
もっさりとした展開で進みながらも、最後はアンタッチャブル連携から
三沢タイガードライバー → 小川バックドロップホールドという
スペシャルなコンボでピシッとシメるあたりは流石。
第8試合 トリプルスペシャルマッチ・ファースト(60分1本勝負)
×黒田哲広
vs
田上明

(10分33秒 俺が田上 → 片エビ固め)
なんだなんだ! 今日の田上は凄かったぞ。
次期シリーズでのタイトル挑戦に向けて仕上がりは万全ということか。
まさかこの試合で「俺が田上」を見れるとは思わなかった。
かつての先輩である冬木の新たな門出に祝砲一発というところか。
セミファイナル トリプルスペシャルマッチ・セカンド(60分1本勝負)
×金村キンタロー
vs
ベイダー

(6分58秒 ベイダースプラッシュ → 片エビ固め)
ロープから走りこんでの急所打ちでベイダーを悶絶させる金村。
「膝責め」以外でもベイダーを転がすことはできるというお手本を
示したのはお見事!
NOAHの中堅は見習うべし!
メインイベント トリプルスペシャルマッチ・ファイナル(60分1本勝負)
×大仁田厚
 ザ・グレート・サスケ
vs
橋本真也 
大谷晋二郎

(10分41秒 反則負け)
二年連続で川崎球場のメインを張ることになったサスケだが
今日は完全に蚊帳の外。
「金本は嫌いだが、アイツはイイ奴だ!」と認めていたはずの大谷に
「軽い軽い」といって無残にボディスラムで投げられた以外は特に見せ場無し。
アツシは橋本に対して終始怯えモード。
予想できたこととはいえ、正面から組むことを避けたり
蹴りを腕でブロックしたりする姿は弱々しさ全開。
どうやって反撃するかと目を凝らしていたところ、
アツシが取った手段は「毒霧攻撃」。
「うわぁ、だせぇ」と思う間もなくゴングが鳴り、アツシの反則最低。
とりあえず笑うには笑えたが「ここで延長しないとちょっとマズイぞ」と
思っていたら、やっぱり橋本の「冬木さん! これでいいんですか!」
というアピールにより試合再開。
ともすれば寒くなりがちな空気をすくったのは大谷の「意味不明ムーブ」。
この日も絶好調に飛ばしていたが、最後はアツシのファイヤー攻撃を浴び
またしても反則裁定。
リング上は大混乱となり、アツシ系インディーとZERO-ONEの戦争が
本格的に開戦するかのような様相を呈して終了。
手前が見てきたなかでは最低ラインの仕事ぶりのアツシに一度は
落胆しかかったものの、
「俺は国家認定七級の身体障害者じゃ!
障害者相手に翻弄されてどうする橋本!」
「火を浴びせて何が悪い! でも手が熱かった!」
という試合後の駐車場で繰り広げられた大仁田劇場を見るにつけ、
やっぱりこの人の神通力はまだまだ衰えてないな
と唸らされた……というか声に出せない笑いをこみ上げさせられました。

ウダウダ書いたもののメインの展開および結末じたいには満足いっている。
しかし「旗揚げ戦」のメインが、今後の流れにはコミットしないであろう
橋本と大仁田のカラーで塗りつぶされてしまったことは素直に喜べないというか。
そういう意味でも今回はあくまで「冬木弘道メモリアル」として
WEWとは別枠で考えるべきじゃないかと。
本当の意味でのスタートは27日の後楽園大会。
一度は挫折したエンタメレスリングだが、
冬木にWARを離脱した直後あたりのアイデアマンぷりが
戻っていれば、このジャンルで先を行く闘龍門に追いつき追い越すことも
不可能ではないと思う。
まずは27日の興行に着目しよう。
そして改めて、冬木選手にお疲れさまでしたという言葉をささげたい。
今大会の画像及び選手コメントは こちら! 
report by 愚傾



本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ