4.27 ZERO-ONE大阪大会 観戦記〜汐見橋は熱く燃えているのだ〜
■団体:ZERO-ONE
■日時:2002年4月27日
■会場:大阪中央体育館
■書き手:ほろ酔いまん!@声評
行ってきましたゼロワン。会場の市立中央体育館はとにかく無駄に大きいところで、単純なキャパだけで比較すれば大阪府立以上という恐ろしいアリーナなのです。というか、まさか巡業一発目でここを使うとは思ってませんでした。そりゃ確かに府立のメインを使うよりは、諸々の条件的にまず間違いなく安くおさまるでしょうけど。それほど自信があったのか、見事に勘違いしてるのかどっちなんでしょうか?

17:40に到着。ご祝儀代わりにTシャツを購入。声を荒げすぎて五月蝿い>売り子

入って客席を眺めると、未だガラガラ。イスの配置は余裕ありまくりの上、スタンドは南側しか開けてない。旧全日の末期じゃあるまいし。不安な気分を勝手に抱えつつ着席。

開始予定の18:00になってもはじまらない。リングアナであるオッキー沖田の巨体だけがリング周辺を右往左往している。カメラ屋がなかなか出てこないので、素材収録(笑)のブリーフィングに手間取ってんのかなあと邪推。とはいえ10分過ぎないうちに何とかカード発表までたどり着けたので、まあ許してあげよう。
このサイズの会場で、手作り感を出しちゃあいかんと思うけど(笑)

1、○星川vs×佐々木(義)

タッパは大して変わりませんが、健でも塩でもなく義人の方の佐々木です。IWA大阪大会でのタッグ戦で評判通りの良い動きを見せてくれていたので、ゼロワンでもそのうちageられるだろうと思ってましたが、今回はフツーでした。まあ、団体内デビュー戦で第一試合ですし。と言っても場外鉄柵ラリアットとか、終盤にはアルゼンチン出すとか好きなことやってるんですけど(笑)。あと、それらを微妙に野太い声で受ける星川に萌えでした。というか、ちょっとファット付け過ぎでないかい?
同じくらいのキャリアの中では抜群に巧い佐々木なんですが、しばらくはそういうセンスを抑えてもいいかも。どうせ出させるのなら橋本のパートナーにいきなり抜擢するとか希望。それより金髪にしてもなお目立つ、そのあまりにつぶらすぎる瞳を何とかして欲しい。

2、×黒毛vs○サモア・ジョー

同じような体型(体格ではない)の二人が入場するなりメンチの切り合い、さらにはあちこちで絶叫される「ジョー!」コール。これだけでもう満足(笑)。
内容は、とにかくジョーが上手い、というか二人の相性がいいのか、流れるような展開のいかにもな第二試合に。ジョーは吠えないのがいいです。やられたら黙って倍返し。とにかく殴る蹴る。黒毛の「むおぉー」という悲鳴が、ひたすら会場に響きわたるすてきなプロレスになりました。フィニッシュは、ジャーマン→ドラゴン→カウンターのエンズイ→ハーフネルソン気味(単なるBDのような気もする)のスープレックスでピン。
ジョーいいな。

用意されたアリーナ席は9割がた埋まる。実数で2500に届くかといったとこですかね。見映えはついたかな?

3、藤原&×崔vs○田中vs佐藤

崔の身内が大盛り上がり。実券だったらナイスな客だ(笑)
先発は若手の二人。生で見て思ったんですけど、本当に猫背ですねえ、こーへー君。ガチのクセが抜けきってないのかなあ。いやいや、とにかくスタンドもグラウンドも若さ溢れてます、この二人。上背のある若者がバチバチやりあう姿は、美しい。投げを大切にして欲しいなあと思った途端にホディスラムが出るし。後半両者ともスタミナが切れかけてた以外、特に注文ありません。現状、大して差はないんでしょうけど、どちらかいえば崔の方が感情移入しやすいような印象を受けました。
田中は相変わらず小気味の良いセルで、動かない藤原を引っ張ってあげたり、崔にカウンターのスポットあげたりと、いい仕事してました。まあ、動けない組長も含めて、彼らがいなかったらと思うとゾッとします、特に終盤。

4、×ゴルドーvs○ハワード #反則決着

ハワードも良いですが、それにも増してゴルドーが良すぎ。サミングのアレを絡ませつつ、くんずほぐれず。5分のアナウンスの直後に、そそくさと上着を脱ぐゴルドー(笑)。最後はコーナーに押し込んでのこれまたサミングで、あえなく反則裁定に。
個人的には反則サミング死神キャラより、何するかわからん幽鬼なオッサンキャラの方があっていると思うので、あんまり乱発して欲しくないなあ。ラリアットと一緒でしょ。ハワードも慌て気味で思い切りがなかったし。しかしまあ、こんなもんですか。

5、○大谷vs石川×

あまり期待してなかったので、それよりはマシかなあ程度。
展開はまあボコボコにしたってことで。
大谷はファンに信頼されてますね。これでもう少しルックスがよければなー。場内は××や△△など物騒な単語が飛び交いまくる大阪らしい雰囲気。逆ギレ大ヒール石川に対して客も感情剥き出し。セコンドに付いてるバトの若手が本気で心配してるし。最後はコブラホールドでストップ。この後のことを考えれば、一度は底値まで落としちゃってもいいと思うんですけど、外様の石川は嫌がったのかも。バカだなあ。
決着後にセコンドに渡された火祭り刀で斬りかかろうとする大谷。文字通りの「既知外に刃物」っぷり(笑)。とにかくこんなヤツほっといて、三四郎とやれ>大谷

休憩
興奮して休む気もなく。

6、×高岩vs小笠原○

両者の入場後、スーツ姿のチンピラ坂田が乱入。高岩にマイクでネチネチ絡むも、小笠原先生のハイキックでエプロンから蹴り出され、そのまま退場。ある意味で豪華な寸劇(笑)。それにしてもモッチーかあんたは>坂田
そこから試合開始のゴング。序盤の高岩、外掛けっぽい投げとかで、柔道のテクニックをちょこっと見せる。さらには、イスで殴りつけるも次の一撃でイスごと殴り返されるなど、高岩にしては珍しく気の利いたスポットも。しかし、それにもまして凄いのは小笠原先生。技の鋭さとかインパクトもそうなんですけど、42歳が見せる足捌きにはホンマもんの匂いが漂いまくり。即頭部への蹴りで何度もダウンを奪い、最後も文句なしのレフェリーストップ勝ち。川田の試合よりよっぽど痛みの伝わる、男臭いゴツゴツした好試合でした。デスバレーも出して、不細工にラリアットも決めて、何より打撃受けまくって、いい仕事したなあ、高岩。異種格闘系のプロレスで久々に満足できた内容でした。
次は大谷かな?一気に橋本でもいいけど、やらせる価値はあると思います。

7、NWAインターコンチネンタルタッグ次期挑戦者決定戦
スティーブ・コリノ、×C・W・アンダーソン vs ○EVOLUTION

本日のベストバウト。
とにかく見てて楽しい!試合前の阪神ネタでベビーフェイスとヒールのキャラクター付けを完璧にやってしまうコリノ。というか、NWAだからギャラクシーエクスプレスなのか!試合は意外にもオーソドックスなロックアップから。序盤からエヴォの二人が、軽やかな連携とベビー人気で拍手を誘うものの、さらにどよめきをかっ攫っていったのがNWAチーム。エヴォの片割れの左腕に狙いを絞るや、二度と同じムーブを出さずに肘狙いで試合を進めてしまうNWAチーム、というかコリノ。ホントに凄いですわこの人。コリノを知ってしまうと、気の抜けた西村なんて見てられません。カウント2で止めるフレッドレフェリーの「ツー!」コールもバカ受け。これは楽しいなあ、こういうのを電波に乗せたいなあ。観客までイキイキ(笑)。
コーナーを舞台にした大乱戦から、最後は二人揃ってのダイビングボディプレスで、エヴォのどっちかがCW(「しーだぶりゅー」と読む)からピン勝ち。とにかく4人とも素晴らしい!目の前で見せ付けられた大谷&田中にはそれなりにプレッシャーかかるだろうな。

8、○橋本vs×ザ・プレデター #反則決着

プーちゃん、入場から超獣スタイルで大暴れ。客は大喜び。橋本はまたちょっと太ったかな?この二人のやることですから、序盤から大味な大乱打戦になるのはまあ当然といえば当然なんですけど。相手が相手とはいえ安直なことしてるなあ、橋本。ロープが軋んでドタンバタン、嫌いじゃないけどねえ。そんな中、唯一本気印なのが、またもやのMr.フレッド。橋本がフォールの体勢に入ると、腰が痛いだの足が痛いだのと大立ち回り(笑)。しまいには中村部長までしゃしゃり出てくる始末。永遠に続くかと思われたドタンバタンは、破壊王を鎖で縛ってリング外に投げ捨てるという暴挙(!)に出たプーちゃんの反則負けに終わりました。試合が終わってもプーちゃんが大暴れ、頃合いを見計らって若手たちに抑えられつつ退場。場内はまあこんなもんかというムード。
ところがここから破壊王劇場が。橋本のあいさつ→退場の後、小笠原がリングに上がり猛アピール。先生が帰ろうとすると、にわかに橋本が戻ってきてマイクを挟みつつにらみ合いに。最後は橋本がリング上から威勢良く「逃げんなよ、コラ!」とシャウト、めでたくto be continuedとなりました。

ゼロワンの未来はまあまあ明るいと思いました。若手が面白いのがよいかと。
まず無理でしょうけど、あと3年は同じくらいのテンションで突き進んで欲しいです。こうなると、長州道場(仮)と絡むのも考えモノですねえ。とりあえず、次の7月もお布施することにします‥‥。




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