4/21修斗下北大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2002年4月21日
■会場:北沢タウンホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)
しとしと雨が降る中、ちょっと偏頭痛がしたけど、行って来ました。下北大会。
なにはともあれ、素晴らしい大会でした。修斗っておもしろいじゃん!って感じで(^-^)。
客入りは良かったですね。試合前からほとんど埋まってました。そして18:05。あっさりと始まりました。

早速観戦記行きますか。

【第1試合】02年度新人王トーナメント フェザー級1回戦 5分2R 
○喜多浩樹(日本/パレストラTOKYO)
×加納 学(日本/相補体術)
判定0-3 (20-19、20:18、20:19)

1R
加納左フック当てる。喜多やや腰が落ちるもダウンには取られず。ちょっとだけ右目じりが切れ、流血。
加納タックルも喜多は切る。加納タックルでテイクダウンするも、喜多すぐ足を跳ね上げスイープ!
インサイドに。定石どおり、片膝入れてクロスを割る。そしてハーフ。足抜いてパス。加納は下からパンチ。
喜多はサイドで抑え込みつつパンチ。喜多はマウント狙い、取りかけるも、そのまま反転され、ガードに。
加納は上からパンチ。喜多蹴って立つ。加納タックル。喜多はがぶる。

2R
喜多左ストレートからタックルでテイクダウン。喜多たまに強いパンチ落とす。ハーフからパス狙い。
そしてパンチ。加納も下から小さなパンチで応戦。喜多のパス際、加納タックル。喜多がぶってパンチ。

喜多選手、2連勝。前回のガチガチ試合よりはよほどアグレッシブ。確実に上を取り、パスして攻める、
積極性があった。今回は文句無しの勝利。次回は、よりアグレッシブなスタンド打撃、ポジション取って
からの猛攻を期待。ちなみに次回新人王トーナメント対戦相手は小松兄。なかなか強敵です。

加納選手、けっして悪い選手じゃなかったが、ちょっと総合的には差があったかな。


【第2試合】バンタム級 5分2R 
×赤崎勝久(日本/SHOOTO GYM K'z FACTORY)
○塙 真一(日本/和術慧舟會千葉支部)
*赤崎選手反則行為で失格

赤崎フック連打当てる。そして後ろ回し蹴りも出す。塙組み付くも、赤崎差し替えし、テイクダウン。
コーナーに詰める。塙はコーナーで立ち上がり差し合いへ。赤崎は相手のアゴを押して、ヒザを狙う。
フックも振るう。赤崎テイクダウンしてパンチ落とす。ヒール狙ってすぐ立つ。赤崎アンクル狙いから
顔面にパンチ落とす。塙はガードから赤崎顔を蹴る。塙が起きあがろうとしたとき!
まだグラウンド状態の塙の首を抱え、赤崎が思いきり顔面にヒザ蹴り!(完全に反則!)
塙選手立てず・・・。話によると鼻骨が折れていたとのこと・・・。

赤崎選手、完全に自分のペースで戦い、ほぼ初勝利間違いなしかと期待して見ていたら、自ら
勝利を手放すような行為を・・・。これでデビュー以来10連敗・・・。
グラウンドでのヒザ蹴り反則はこれで2度目?以前の石井戦も同じ技で反則負けですね。
とにかく戦いに夢中になって、ルールを意識できていない模様。1/25の阿部戦でも下からグラウンド
状態の相手蹴り上げて反則&減点取られてます。ここまで続いているとちょっと問題かもしれません。
ここ最近の負けは実力でないものも多い。とにかく実力はあるのだから冷静に戦って欲しいとしか
言いようがありませんね。スタイルは非常に好きなので応援しているのですが。

塙選手、今回は可哀想としかいいようがない。勝ちとは言え、劣勢の中、鼻を折られての反則勝ちは
最悪の気分だったでしょう。次回に期待。


【第3試合】ライト級 5分2R 
○風田 陣(日本/ピロクテテス新潟)
×菅谷 Gatch 正徳(日本/直心会格闘技道場)
[1R 1:11 KO]

相変わらず、風田選手はモンコン、キックパンツを身につけ入場。さすが元キックのランカー。

風田ハイ。菅谷タックル。風田なんとかロープ際で凌ぐ。離れ際、小さなパンチ(右、左のフック?)で
ヒットし、菅谷ダウン!あまりに一瞬で、ほとんどの観客が把握できないほど。菅谷立ち上がって
組みに行くが、風田は組んですぐ、強烈なヒザを菅谷のレバーに突き刺す!
菅谷がっくりヒザをついて、そのまま10カウントを聞く。

風田選手はヒザ蹴り連打のパフォーマンス。いやーかっこいいー!!あの効かせる連打。
そして強烈なダメージを与える、本物のヒザ。さすが、元MAキック3位。修斗に新しい時代を呼んだか。
これからも長所を生かし、激しい試合を期待したい。

菅谷選手は完敗続きだな・・・。


【第4試合】ウェルター級 5分2R 
○椎木 努(日本/直心会格闘技道場)
×溝口直右(日本/誠流会)
[2R 0:53 KO]

椎木はかなり髪を短く。ほとんど坊主。
溝口は短めのリーゼントって感じ。硬派な社会人って感じの貫禄が。

1R
溝口、かなり上半身堅い。腕を胸の前で固め、ジリジリと間合いを狭めていく。そしてすんごい
右ストレート!!当然椎木は避けたんだけど、溝口の体が1回転するほどの勢い。そして今度はもの凄い
右ハイ!!もうホント氷柱割るような勢いで、右ハイ。1発へ込める、気合い、パワーが凄すぎ。
実際、すげーパワーありそうな、ずんぐりした筋肉質の体なんだな。しかし当然椎木は避けて、タックル。
テイクダウン。溝口はすぐ三角狙うも不発。椎木はじっくり抑えて、インサイドからかなり鋭いパンチを
落としていく。コンパクトで、しかしシャープでかなりいい、グラウンドパンチの打ち方。
溝口は手首を掴んでパンチを封じたり、時には袖車絞めも狙う。椎木はゴングまでパンチ狙い。

2R
溝口、距離を詰めて、ストレート連打!速い、そして強い!椎木は何発か喰らい、グラッときながらも、
反対側コーナーへ下がる。パンチで追う、溝口。椎木はタックルで逃れるも、溝口は小手投げで投げて、
一気にマウントに!そしてパンチ打ち下ろす。椎木タックルで起きるも、溝口がぶって、椎木を場外へ。
すぐ再開も、また猛烈なパンチ打ち合いに。すると椎木のカウンターが見事ヒット!!
溝口はもんどりうって倒れ、意識はあるものの、座ったまま全く立てず。10カウントを聞く。

カウントを聞きながら、今にも溝口選手に殴りかからんと、目の前で身構えていた椎木選手。
勝利が決まると、落ち着いた顔で、ゆっくりと両手を天に掲げた。リング上になだれ込んで、
大逆転勝利を収めた、椎木選手をかつぎあげるセコンド陣。

いやー、最高にかっこよかった、この時の椎木選手。大逆転勝利にも、はしゃがずに、クールな見栄の
張り方。最高に良かった。
カウンターはもともと上手いという話も。しかしまだ2勝2敗1分と正直地味な戦績の椎木選手。
でもなにげに2敗は全て「2:0」の僅差判定負け。やはり地力があることを証明。
新人王トーナメントで次の相手は今回のメインを勝利で飾り、クラスA入り、ランク入りをほぼ決定させた、
あの川尻選手。いやー、おもしろくなってきた!

溝口選手、豪快な負け方だったが、激しすぎる戦い方は最高!誰と戦ってもいい試合になるのでは。
名勝負製造機の予感です。プロモーターの方。どんどん溝口選手の試合を組みましょう。


【第5試合】ライト級 5分2R 
○門脇英基(日本/和術慧舟會)
×宮本直哉(日本/ナックル・ジム)
[1R 2:12 スリーパーホールド]

門脇選手は白いスパッツ。その後ろには「ときめき恋愛ハイスクール」の文字が(笑)。
いやー、慧舟會系の選手は楽しくていいね。なんでこんなのばっかりなんだ。

宮本選手は黒スパッツにナックルジムの文字。よく見ると背は低いが、もの凄い体。顔も坊主に髭で、
プチ武田幸三って感じ。

宮本タックル。テイクダウン。門脇スペース作って立つ。同じ展開がもう一回。宮本はコーナーに詰めて、
門脇の顔面にアッパー、ボディにフックを入れていく。負けじと門脇はヒザを返す。
だんだん門脇が優勢に。そして押し返しつつ出した、ヒザが見事宮本の顔を捕らえ、宮本ダウン!
宮本再開後、タックルにいくが、門脇冷静にがぶる。そして得意の腹固め。そしてそして相手の両腕を
コントロールしたまま、スリーパーに移行する門脇スペシャル炸裂!宮本タップ!

いやーかっこいい!!これまた門脇選手最高の勝ち方。実は得意という打撃で追い込み、最後は自慢の
必殺技で仕留める最高の勝ち方。完全復活か。KIDには病院送りにされたけど、どんどん
上位に上がってきて、混戦のライト級に絡んできて欲しい。

宮本選手、アグレッシブだったが、今回は完敗。相性もあるかも。


【第6試合】フェザー級 5分2R 
○塩沢正人(日本/和術慧舟會)
×木部 亮(日本/ALIVE)
判定0-3 (20-19、20:18、20:18)

塩澤はBADBOYスパッツ。
木部はハンタースパッツ。

1R
塩澤パンチから組む。木部があっさりテイクダウン。塩澤は下から腕拉ぎ肩固め(マッハが得意なやつ)。
完全に腕を伸ばしつつ、塩澤はスイープ狙う。木部は凌ぎつつ、パス狙い。たまにパンチ。
塩澤は木部の上体を固め、足を跳ね上げ完璧なスイープ!そしてパス。V1アームロック狙いから、
腕十字へ!腕が伸びたところで、ゴング!

2R
木部タックルでテイクダウン。木部パス狙いつつパンチ落とす。塩澤またも腕を固めてスイープ!
ハーフからパス。サイドで固めて、鉄槌を落とすエグイ攻撃も。塩澤いったん離れて飛び込むも、
木部はアームロックで対抗。しかし塩澤のクラッチが切れずにゴング。

噂通りの寝業師塩澤選手が完勝。期待のスタンド打撃は見れなかったが、やはり寝技は素晴らしかった。
あれだけ見事なスイープを連発してくれるとは。
それにしても宇野くんといい、トイカツといい、門脇選手といい、この塩澤選手といい、慧舟會は
素晴らしすぎる寝技を持った選手が非常に多い。お見事としかいいようがない。しかもみんな打撃出来るし。
塩澤選手はやはり来るね。どんどん試合をして、いま最も熱いフェザー級をかき回して欲しい。

木部選手は2連敗。しかし試合展開的に実力が出せていないような。
次回新人王ト−ナメントでの横山戦に期待。


【第7試合】ウェルター級 5分2R 
×山崎 剛(日本/TEAM GRABAKA)
○川尻達也(日本/総合格闘技TOPS)
判定0-3 (20-18、20:18、20:18)

1R
山崎胴タックル。川尻受け止め、逆に足かけてテイクダウン。川尻かなり重いパンチを落としていく。
山崎は川尻の片手首取ってコントロールを試みるも、川尻は構わず空いている手で殴る。
山崎は腕十字狙いも、川尻腕抜いて重いパンチ。山崎タックルにいくと、川尻離れる。
山崎得意の片足タックルでコーナーに押し込むも、川尻踏ん張り、パンチを当てる。

2R
山崎片足タックルでテイクダウン。しかしすぐ川尻起きてタックル。山崎はがぶって切るも、川尻は
強引に引きつけ、そのまま抱え上げテイクダウン!まるでマット・ヒューズ!上を取るとパンチ。
ハーフになり、どんどん重いパンチを落とす。山崎はタックルやヒザ十字や、アームロック狙うも、
ことごとく潰され、川尻からパンチをもらった。

意外にも格下の川尻選手が完勝。川尻選手が有利だと思っていたが、まさかここまで完勝するとは。
山崎選手の調子が悪かったのかと思うぐらい。結局そのパワーで、山崎選手のグラウンドテクニックを
完封してしまった。圧勝といってもいいと思う。これで、クラスAそしてランキング入りか。
とにかくその実力のあがりっぷりは素晴らしいの一言。いやー、最近話題が少なくてさみしかった
黄金のウェルター級。ちょっと王者五味と三島さんが抜けてる感があるけれど、その下はもの凄い
大混戦になってきたね。もう誰が強いのかさっぱり分からないぐらい。ホント群雄割拠時代だ。

川尻選手、大一番を制して、念願の中山戦を切望するかと思ったら、
「まあ、やっぱり1番やりたい相手は中山選手なんですけど。
 いきなりじゃなくて中山選手が歩んできたようにいっぱい試合をして経験を積んでから
 今年の秋か年末あたりにできたらなと思ってます」とのこと。
このカードがいつ組まれるか分からないけど、素晴らしいランカー戦になるのは間違いない。

ヒザの怪我の影響か、ずっとペースを握られてしまった山ちゃん。明らかなパワー負けに見えたが、
どうなんだろう。まだ上位に食い込むにはやはり力不足の気がしてならないが、好きな選手なんで、
今後の伸びに期待。


いやー、凄かったね。今回の下北。今回見に来れた人は運がいい。ホントそんぐらい良かった。
これで、メインが凄い試合だったら、ここ数年のベスト興行にもあがったのでは?と思うぐらい。
とにかくそれぞれ選手が持ち味出しまくりで激しい試合が多く、楽しかった。

欠場問題はあったけど、3/15悪夢の後楽園以降、いい試合が増えている。この点はもう心配
ないのかな?5/5も後楽園にしてはカードが弱いけど、選手のみなさんの熱く、激しい試合に期待。




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